*30日の金は続落。前週末27日のNY金がドル高・ユーロ安を背景に下落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=29.7%。白金は続落。NY安を受けて売りが優勢となった。先限は一時3262円と2009年7月以来の安値に沈んだ。RSI(14日)=25.2%。今週はECB理事会のほか、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言
や、同議長らFRB関係者の講演、11月の米雇用統計発表など重要イベントが相次ぐ。12月15、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定見通しを強める内容になると予想され、金や白金には売り圧力が継続しそうだ。
*30日の中東産原油は続落。27日の欧米原油相場が、供給過剰懸念から下落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=39.6%。石油製品も中東産原油の下げに追随して続落。ガソリンのRSI(14日)=40.1%。灯油のRSI(14日)=36.5%。石油輸出国機構(OPEC)定例総会が12月4日、ウィーンで開催される。原油価格の低迷が長引いているものの、サウジアラビアが市場シェアを優先させる方針を維持しているとみられ、今回も減産は見送られる公算が大きい。ただ、原油安によりサウジの財政余力が先細りになっている。国際通貨基金(IMF)は、サウジに対して油価低迷下で財政再建策が不十分ならば、5年以内に金融資産が枯渇する恐れがあると警告した。他のOPEC諸国も原油安で歳入が落ち込んでおり、とりわけ国家収入に占める原油比率が極めて高いベネズエラは、デフォルト(債務不履行)の可能性が取り沙汰されている。
*30日のゴムは小幅続落。明日12月1日には、国家統計局と財新の11月の中国製造業PMI発表が予定されているため、利益確定売りが先行した。RSI(14日)=51.8%。
*30日のトウモロコシは大幅続落。シカゴ相場が小麦安に追随して下落したため、売りが優勢となった。RSI(14日)=38.3%。一般大豆は反発。RSI(14日)=55.1%。
*週明け30日の東京市場のドル円相場は、今週開催される重要イベントを前に様子見から、122円台後半で膠着している。今週は、欧州中央銀行(ECB)理事会やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言、11月の米雇用統計の発表などがあり、積極的には動きにくくなっている。
*週明け30日の日経平均株価は続落。上海株の下げ幅が拡大し、東京市場でも売りが優勢となった。
*第42回 『おしえて陳さん』
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