テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2016年04月

【4月28日(木) 国内市況と終値】
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*28日の金は急落。日銀が金融政策の現状維持を発表すると、急速に円高・ドル安が進み、金も売りが優勢となった。白金も円高を受けて下落。

*28日の中東産原油は急激な円高を受けて反落。原油相場の下落を受け、石油製品も反落。

*28日のゴムは上海ゴム相場安や円高を受けて急落。

*28日のトウモロコシは円高を受けて3日ぶりに反落。一般大豆も円高を受けて下落。

*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀が金融政策の現状維持を決めたことで売りが強まり急落した。午前中は日経平均株価が堅調に推移する中で国内輸入企業の実需買いが入り、一時111円90銭近くに上伸した。しかし正午すぎ、日銀決定会合で金融政策が現状維持となったと伝わると一気にドル売り・円買いが強まり、108円台に下落した。事前に追加緩和期待が高まっていたことで、金融政策の現状維持決定で為替・株式市場に失望感が広がった。

*28日の日経平均株価は大幅続落。日銀の金融政策決定会合で現状政策が維持されたことを受けて、追加金融緩和期待が萎み、失望売りが膨らんだ。

第64回 『おしえて陳さん』 
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【米日の重要イベント終わり、株安・円高となった】

*米連邦準備制度理事会(FRB)は26、27日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送った。

FF金利を0.5%で据え置く。これで、3会合連続で追加利上げを見送った。

FRBはFOMC後の声明で「経済活動は減速したようだ」と言及し、景気判断を下方修正した。一方、雇用環境の改善や家計の実質所得の上昇は続いていると指摘したうえで、インフレ率が中期的に2.0%に向かっていくとの見通しも維持した。

また、「世界経済や金融市場の動向を慎重に見守っていく」と強調し、米国経済に悪影響が及ぶ事態に警戒感を示した。

今回の利上げ見送りは想定内だったため、株式、為替、金相場には大きな影響は出なかった。

FRBは3月のFOMCで、年内2回程度の利上げ見通しを示しているが、今回の声明からは、次回6月の会合での追加利上げを示唆している内容でもなく、FRBは追加利上げを急いではいないようだ。

CMEのFED WATCHを見ても、6月の会合でFF金利が0.75%に引き上げられる確率は25.0%に過ぎない。

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*日銀は、27、28日に開催された金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。
物価目標2%に達する時期を、2017年度中に後ずれさせた。

株式市場では、一部報道から追加の金融緩和を期待していた向きの失望売りが膨らんだ。

日経平均株価は、本日の高値(1万7572円27銭)から900円以上も下落し、前日比では600円以上の急落となった。

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株価の下落を受けて為替市場ではリスクオフの円買いとなり、急速に円高が進んだ。

ドル円相場は日銀金融政策決定会合の前の111円78銭から、会合後には一時108円76銭まで下落し、3円もの円高となった。


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4月28日(木)
【4月27日の海外相場および市況】
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*27日のNY金は3日続伸。為替市場でのドル安・ユーロ高を受けて買いが優勢となった。引け後に終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り利上げが見送られた。しかし、FOMC後にドルが反発したため、NY金時間外は反落し1246ドル前後で推移している。NY白金も金に連れて3日続伸。

*27日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計を受けて一時下落したが、為替市場でドルが対ユーロで下落すると反発に転じ続伸となった。この日終了した米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られたものの、その後、ドルが反発したためNY原油時間外は反落し、45.20ドルレベルで推移している。

*27日のシカゴトウモロコシはブラジルの天候改善を受けて反落。シカゴ大豆は輸出需要増が好感されて小幅続伸。

*27日のNY外国為替市場のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表後一時上下に大きく変動したものの、その後は落ち着き、111円台半ばとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMC声明で、追加利上げの見送り決定を発表した。声明では、経済活動に関して、減速したようだと景気認識を下方修正する一方、世界経済や国際金融情勢のリスクに関する文言は削除した。内容は中立的だったが、本日の日銀金融政策決定会合を控えて若干ドル買いが優勢となった。

*27日のNYダウは続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り利上げが見送られ、声明では、米国景気に関して、減速したようだと下方修正した。「タカ派的」声明を警戒していた市場に安心感が広がり、株価を押し上げた。


【本日の主な経済指標およびイベント】
未定 (日) 日銀金融政策決定会合
08:30 (日) 3月全国消費者物価指数 (前年比) +0.3% 0.0% -0.1%
   (日) 3月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) 0.0% -0.2% -0.3%
08:30 (日) 3月失業率 3.3% 3.3% 3.2%
08:30 (日) 3月有効求人倍率 1.28 1.28 1.30
08:30 (日) 4月東京都区部消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) -0.3% -0.3% -0.3%
08:50 (日) 3月鉱工業生産・速報 (前月比) -5.2% +2.8% +3.6%
10:30 (豪) 1-3月期輸入物価指数 (前期比) -0.3% -0.9%
16:55 (独) 4月失業者数 0.0万人 0.0万人
16:55 (独) 4月失業率 6.2% 6.2%
18:00 (EU) 4月経済信頼感 103.0 103.4
18:00 (EU) 4月消費者信頼感・確報 -9.3 -9.3
18:30 (南ア) 3月生産者物価指数 (前年比) +8.1% +7.4% 
21:00 (独) 4月消費者物価指数・速報 (前年比) +0.3% +0.1%
21:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.7万件 25.9万件
21:30 (米) 1-3月期GDP・速報 (前期比年率) +1.4% +0.6%
21:30 (米) 1-3月期個人消費・速報 (前期比年率) +2.4% +1.7%
21:30 (米) 1-3月期GDPデフレーター・速報 (前期比年率) +0.9% +0.6%
21:30 (米) 1-3月期コアPCEデフレーター・速報 (前期比年率) +1.3% +1.9% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

第63回 『おしえて陳さん』 
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【4月27日(水) 国内終値】
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【白金は底入れの可能性へ】

南アフリカは最大の白金生産国であり、同国の通貨ランドの動向は白金相場に大きく影響する。

2015年から2016年1月にかけては、米国の利上げとその後の利上げ見通しの高まりから南アランドは対ドルで下落し続け、2016年1月11日には1ドル=17.1南アランドと、大きく南アランド安が進行した。このため、南アフリカの輸出が促進され、同国生産の白金にも輸出圧力がかかることになった。

これは、日本で例えて言えば、円安になったので、日本国内で生産された自動車が大量に米国に輸出されるというイメージ。

そのため、NY白金相場は下落基調を強め、南アランドの下落に歩調を合わせるかのように1月には811ドル台と、2009年2月以来の安値を付けた。

白金の生産コスト(およそ1200ドル)からすれば、ありえない安値に沈んだが、通貨安はそれ以上の影響を及ぼしたということだろう。

しかし、2016年に入り、米国の利上げ見通しが後退すると、ドルは対ユーロ、対円で下落し、対資源国通貨に対しても下落した。

ドル円相場に関しては、年初は120円だったが、4月には107円台半ば付近まで円高が進んだ。

ドルは対南アランドに対しても下落し、4月下旬には1ドル=14.38南アランドと、ピークから2割近くも下落している。つまり、南アランドは2割近く、対ドルで上昇し、白金の輸出にもブレーキがかかってきた。

需給状況が大きく改善する見込みがない以上、白金相場は通貨南アランドの動向に、今後も左右されるだろう。

さて、米国であるが、4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高い。

CMEのFEDWATCHを見ると、25日時点で、本日27日のFOMCでFF金利が0.75%に引き上げられる確率は0.0%。また、6月のFOMCでは22.5%に過ぎない。

もっとも、FOMC終了後の声明やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言がタカ派的となればこの確率見通しも大きく変化しよう。しかし、世界経済の減速懸念が依然として強く、原油相場の動向も不透明でインフレ率に大きな変化がない以上、利上げ見通しが強まる可能性は弱いと予想する。

NY白金はようやく1000ドルの大台を回復し、ここで値固めされるかどうかのポイントに来ているといえよう。

東京白金を見ると、2015年高値の4933円(1月21日)を起点とする下落トレンドラインをブレイクしており、チャート的には底入れの可能性が高まっている。

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白金と金の価格差も今年の3月以降、縮小傾向にある。

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【注目通貨:ポンド円】
*今週のポンド円は、ドル円の上昇基調を受けて堅調に推移しそうだ。

今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合と大きなイベントが2つ続けて開催されるため、ポンドもそれに左右される展開になるだろう。

FOMCでは利上げの先送りが予想されているが、日銀は追加緩和に踏み切る可能性がある。ただ、原油の上昇を受けた世界的な株高傾向は今週も引き続くと見られ、ポンドも堅調に推移しそうだ。

27日は、今年1-3月期の英国内総生産(GDP)の発表が予定されている。予想は前期比で+0.4%(前回は+0.6%)、前年比で+2.0%(前回は+2.1%)。予想通りであれば、やや減速となるがポンドが売り込まれるほどの弱材料にはならないだろう。

世界的に景気減速懸念が強まっているなか、英国の景気も伸び悩んでいるが、先進国の中では米国に次いで順調。2016年のGDP成長率は内需が好調で、2.0%を超える成長が見込まれる。GDPの6割を占める個人消費は低インフレの影響で、昨年に続き拡大するだろう。政府が昨年打ち出した法人税率の引き下げ効果で、民間投資も拡大しそうだ。

一方、6月の欧州連合(EU)に残留か離脱かという“BREXIT”に関する国民投票は、大きな不安要因。しかし、先週、オバマ米大統領が、英国はEUに留まる方が望ましいとの発言もあり、世論調査も残留に傾く可能性がある。

なお、イングランド銀行(BOE、英中銀)のカーニー総裁は、英財務相が報告書で示したEU離脱が英国経済に恒久的な打撃を与えるとの見解に同調した。同総裁は、EU離脱により英国の経常赤字、不動産市場、金融市場の流動性に対する圧力が高まり、EU全体にもマイナスの影響が及ぶ可能性があるとし、成長見通しの悪化とインフレ加速を同時に配慮せざるを得ない可能性があると述べた。経済界からはEU残留を望む声が強く、投票日が近づくにつれて積極的な残留キャンペーンが行われるだろう。

*テクニカル:50日移動平均線を上抜いた。10日移動平均線も50日移動平均線に接近しており、この強地合いを維持できれば、10日移動平均線と50日移動平均線がゴールデンクロスする可能性が高い。上値抵抗線の165円をブレイクすれば底入れとなる可能性が高いだろう。

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*予想レンジ:158.00円~163.00円


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4月27日(水)
【4月26日の海外相場および市況】
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*26日のNY金は続伸。3月の米耐久財受注額は前月比0.8%増と市場予想の1.8%増を大きく下回った。また、米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が公表した2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(全米主要20都市)は前月比0.7%上昇したものの、市場予想の0.8%上昇を下回った。経済指標がさえない内容だったため、対ユーロでドル安が進行し、金は買われた。ただその後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まったこともあり、様子見気分が強まった。今回のFOMCでは利上げが見送られる可能性が高いが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言や声明から、6月の会合で利上げを示唆する内容があるかどうかが注目されている。NY白金はドル安を受けて続伸。

*26日のNY原油は上昇。耐久財受注などの米経済指標が低調で、為替市場でドルが対ユー
ロで下落したため、ドル建て原油に割安感が生じて買われた。ガソリン価格が大幅上昇したことも強材料視された。

*26日のシカゴトウモロコシは、米中西部の降雨予想を受けて続伸。シカゴ大豆も、作付け遅延懸念から続伸。

*26日のNY外国為替市場では、日銀による追加金融緩和への思惑から円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円相場は111円台前半に反発した。3月の米耐久財受注や民間調査会社コンファレンス・ボード消費者信頼感指数はいずれも市場予想を下回ったが、大きな影響はなかった。26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高く、27、28日の日銀金融政策決定会合では追加緩和が決定されると見られている。

*26日のNYダウは小反発。26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高く、この日は原油相場が上昇したこともあって、買いが優勢となった。ただ、2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(全米主要20都市)、3月の米耐久財受注、4月のコンファレンス・ボード消費者頼感指数はいずれも市場予想を下回ったため、株価の上値を抑えた。

【本日の主な経済指標およびイベント】
*ヨハネスブルグ休場(フリーダムデー)
07:45 (NZ) 3月貿易収支 +3.39億NZD(+3.67億NZD) +4.01億NZD +1.17億NZD
10:30 (豪) 1-3月期消費者物価指数 (前期比) +0.4% +0.2%
   (豪) 1-3月期消費者物価指数 (前年比) +1.7% +1.7%
17:30 (英) 1-3月期GDP・速報 (前期比) +0.6% +0.4%
   (英) 1-3月期GDP・速報 (前年比) +2.1% +2.0% 
23:00 (米) 3月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +3.5% +0.5%
27:00 (米) FOMC政策金利発表 0.25-0.50% -- --
30:00 (NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレート 2.25% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

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【4月26日(火) 国内市況と終値】
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*26日の金は3日続落。NY金時間外が反落し、為替も円高基調で推移したため、売りが優勢となった。白金も小幅まちまち。26、27日には米連邦準備制度理事会(FOMC)が、27、28日には日銀の金融政策決定会合が、それぞれ開催されるため、利益確定売りが出やすくなっている。

*26日の中東産原油は反落。石油製品も原油安を受けて安い。

*26日のゴムは小幅続伸。

*26日のトウモロコシは3日ぶりに反発。一般大豆は続伸。

*26日の東京外国為替市場のドル円相場は、軟調な日経平均株価をにらんで、110円台後半でもみ合った。今夜から米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり、明日からは日銀金融政策決定会合が始まるため、動きにくいようだ。

*26日の日経平均株価は続落。原油安や欧米株安に加え、為替がやや円高方向に振れたため、売りが優勢となった。3月期決算発表の本格化や日米の金融政策決定会合など重要イベントを前に、手じまい売りが活発化したようだ。


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4月26日(火)
【4月25日の海外相場および市況】
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*週明け25日のNY金は、3日ぶりに反発した。為替市場では、ドル安・ユーロ高が進行し、原油相場の下落を受けてNYダウも下げ幅を拡大したため、リスク回避姿勢が強まり、金が買われた。26、27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げが見送られる公算が高いが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言や声明で、6月の会合に向けて利上げが示唆されるかどうか注目される。NY白金もドル安を受けて反発。

*週明け25日のNY原油は反落。エネルギー情報会社ジェンスケープが発表した報告で、NY原油の受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの22日までの1週間の在庫が前週から約154万バレル増加したことが明らかになると、売りが再び優勢となった。

*週明け25日のシカゴトウモロコシは、米中西部での降雨が懸念されて反発。米中西部の降雨により、トウモロコシの播種が遅れる可能性が指摘された。シカゴ大豆は、トウモロコシ高に連れて反発。

*週明け25日のNY外国為替市場では、先週末に急速に進んだ円安の反動から利益確定売りが優勢となった。この日は原油相場の下落を背景に欧米株価が全面安となり、投資家のリスク回避姿勢も強まったため、安全通貨の円が買われた面もあった。ただ、26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)や27、28日に日銀金融政策決定会合がそれぞれ開催されるため、値動きは限定的だった。

*週明け25日のNYダウは原油相場の下落を受けて反落。26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるため、様子見姿勢も強かった。今会合では追加利上げは見送られる公算だが、次回6月会合での利上げに向けて、示唆があるかどうかに注目が集まっている。


【本日の主な経済指標およびイベント】
21:30 (米) 3月耐久財受注 (前月比) -3.0% +1.9%
      (米) 3月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器) -1.3% +0.5%
22:00 (米) 2月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比) +5.75% +5.50%
23:00 (米) 4月リッチモンド連銀製造業指数 22 12
23:00 (米) 4月消費者信頼感指数 96.2 95.8 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。

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【4月25日(月) 国内市況と終値】
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*25日の金は下落。NY金時間外は反発したものの、円安が弱まったことで売りが優勢となった。今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合があり、結果次第では為替が大きく動くことが予想されるため、金はポジションを取りにくいようだ。白金も金に連れて下落。

*25日の中東産原油は下落。NY原油時間外が下落したため、売りが優勢となった。石油製品はゴールデンウィークの需要を見越してガソリンが上昇し、灯油も連れ高となった。ただ、熊本地震の影響で九州
では観光目的の自動車利用が手控えられ、ガソリン需要が盛り上がらない可能性も指摘されている。

*25日のゴムは新甫発会を受けて小幅しっかり。ただ、上海ゴムは軟調。中国の規制当局が、取引手数料の引き上げなど商品取引の抑制に動いたことが、過熱気味の商品相場に水を差す内容として受け止められ
ている。

*25日のトウモロコシはシカゴ安を受けて下落。一般大豆は軟調。22日のシカゴ穀物が急落した。トウモロコシが4ドル、大豆が10ドル割れとなり、いじれも節目を下回ったことで、売りが誘発されたようだ。南米アルゼンチンの降雨による大豆収穫の遅れや、ブラジルのトウモロコシ産地の乾燥が強材料視され、穀物全般に上昇したが、南米の天候が改善しつつあるとの観測から売りが優勢となった。

*25日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落を受けて111円台前半で推移している。早朝、前週末の上昇基調が続き、112円に接近する場面もあったが、日経平均株価が軟調に推移する中、ドル円は再び上値が重くなった。

*25日の日経平均株価は5日ぶりに反落。今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合があるため、動きにくいようだ。


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