*31日の金は3日続伸。30日のNY金が、米国の早期利上げ観測やドル高を背景に2カ月ぶりの安値に下落したのを受けて朝方は売りが優勢となった。しかし、その後は円安が進行したため、プラス圏に切り返して引けた。白金は反落したが、円安を受けて下げ幅を縮小した。昨日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長が、インタビューで追加利上げに前向きな姿勢を示したほか、8月の米消費者信頼感指数が良好だったことで、早期利上げに対する見方が強まったため、ドルが上昇しNY金は売りが優勢となった。
*31日の中東産原油は続落。30日のNY原油がドル高や供給過剰懸念を受けて下落したため、売りが優勢となった。石油製品も、原油安に連れて下落。ただ、市場は9月下旬に開かれる石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合を見極めたいことから、現水準から大きく売り込む向きはほとんどないようだ。
*31日のゴムはまちまち。円安というサポート要因があるが、需給の緩みを受けて地合いは弱いようだ。
*31日のトウモロコシは円安を受けて上伸。一般大豆はまちまち。米農業専門誌ファーム・フューチャーズは30日、2017年の米国産大豆の作付面積は前年度比0.9%増の8440万エーカーと、過去最高を更新するとの予測を発表した。市場価格が低迷するトウモロコシや小麦を減らし、大豆へのシフトが進むと見込んだ。米トウモロコシの作付けは1.1%減の9310万エーカー、小麦は3.4%減の4910万エーカーと予測した。
*31日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の堅調な展開を受けて103円台で推移した。
*31日の日経平均株価は反発。為替の円安が好感されて輸出企業中心に買われた。
第80回 『おしえて陳さん』
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