テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2016年12月

12月30日(金)
【12月29日の海外相場および市況】
ny1229

*29日のNY金は4日営業日続伸した。米長期金利の低下に加え、為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行したため、買いが優勢となった。NY白金はほぼ横ばい。

*29日のNY原油は、在庫の増加を嫌気して4営業日ぶりに反落した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、原油在庫が210万バレル減少すると予想されていたが、61万4000バレルの増加となった。原油受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も17万2000バレル増だった。

*29日のシカゴトウモロコシはドル安を受けて反発。シカゴ大豆は続落。南米産地での乾燥懸念が和らいだことが弱材料。

*29日のNY外国為替市場では、米金利低下を受けてドル売りが先行し、ドル円は116円台半ばに下落した。米新規失業保険申請件数は前週比1万件減の26万5000件と、市場予想の26万4000件とほぼ並んだことから、相場の反応は限定的だった。

*29日のNYダウは、利益確定売りに小幅続落。


【本日の主な経済指標およびイベント】
23:45 (米) 12月シカゴ購買部協会景気指数 57.6 56.8 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


【12月29日(木)国内市況と終値】
tk1229

*29日の金は3営業日ぶりに反落。白金も金に連れて反落。NY金は、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に、心理的節目である1150ドルを割り込んでからは、材料難から1120~1140ドル台で保ち合いが続いている。

*29日の中東産原油は円高を受けて反落。石油製品も原油安を映して反落した。引け後に発表された米石油協会(API)の週間在庫統計では、原油在庫が前週比420万バレル増と、市場予想(210万バレル減)に反して大幅な積み増しとなった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は52万8000バレル増。これを受けて、時間外相場は0.40ドル程度下落した。

*29日のゴムは上伸。上海ゴムの反発を受けて値を戻した。

*29日のトウモロコシと一般大豆は円高を受けて反落。

*29日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落を受けて116円台半ば付近に下押した。

*29日の日経平均株価は大幅続落し、11月10日以降のトランプ相場で最大の値下がりとなった。前日のNYダウの下落を受けて、利益確定売りが膨らんだ。


第97回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


12月29日(木)
【12月28日の海外相場および市況】
ny1228

*28日のNY金は3営業日続伸。年末の現物需要も相場を押し上げたようだ。NY白金は反落。

*28日のNY原油は4営業日続伸。主要産油国が合意した協調減産履行への期待から買われた。来年1月1日から実施される予定の石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による協調減産の行方が注視されている。前日、OPEC非加盟国のベネズエラが年明けから日量9万5000万バレルの減産実施の意向を表明し、この日もOPEC加盟国のイラクとイランが各国の合意履行に楽観的な見方を示したことなどが買い材料視された。ただ、米国産シェールオイルの生産拡大の動きなどに対する警戒感も強く、54ドル台前半の水準で上値が重くなった。

*28日のシカゴトウモロコシとシカゴ大豆は反落。南米産地の天候改善が嫌気された。

*28日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下を受けてドルが売られ、ドル円は117円台前半に下落した。米国債入札の堅調な結果を受けて米長期金利が低下したため、ドル売りが活発化した。ただ、トランプ次期米大統領が大型の景気刺激策を掲げており、米経済の先行きに対しては楽観的な見方も根強く、ドルの下値は堅かった。

*28日のNYダウは反落。ただ、年末の休暇シーズンで市場参加者は少なく、売りが優勢となった。年内の2万ドルの大台突破は難しいとの見方が強まった。11月の米中古住宅販売仮契約指数が今年1月以来の低水準となり、住宅関連株が売られたことも下押し要因。


【本日の主な経済指標およびイベント】
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 27.5万件 26.5万件 --
22:30 (米) 11月卸売在庫 (前月比) -0.4% +0.2% 
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。


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【12月28日(水)国内市況と終値】
tk1228

*28日の金は続伸。NY金が反発し、為替の円安基調も崩れなかったことで、買いが優勢となった。NY金の地合いは弱いものの、1100ドルのサポートラインを維持していることで、底値圏に入ったとの見方も出ている。白金は4営業日ぶりに反発。

*28日の中東産原油は反発。先限は一時4万0630円と2015年10月13日以来、約1年2カ月ぶりの高値を付けた。1月から実施される主要産油国の協調減産への期待に支えられ、クリスマス休暇明けの27日の欧米原油は上昇した。石油製品も、原油になびいて高い。

*28日のゴムはまちまち。上海ゴムの上昇が一服し、反落に転じた。

*28日のトウモロコシは続伸。一般大豆は上伸。連休明け27日のシカゴ穀物相場は、大豆、トウモロコシ、小麦の主要3品がそろって反発した。南米の天候要因に加え、NY原油が1年半ぶりの高値を付けたことが強材料となった。

*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、年末を迎えて市場参加者も少なく117円台半ばで保ち合いとなった。

*28日の日経平均株価は小反落。前日終値を挟んで上下100円以内の小動きとなった。


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【12月27日(火)国内市況と終値】
tk1227

*27日の金は4営業日ぶりに反発。白金は続落。ドル高が進み、ドル建て白金は15日に888.7ドルと2月4日以来約10カ月ぶりの安値を付けたが、翌日以降は突っ込み警戒感から買い戻しが入り900ドル台を回復している。しかし、クリスマス休暇前には、手仕舞い売りに再び900ドルを割り込んだ。年末の宝飾需要の低迷を反映した展開となったようだ。

*27日の中東産原油は反落。石油製品も軟調。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国の協調減産実施への期待が下支え材料になっているものの、新規の手掛かり材料に乏しいため、ポジション調整で売りが優勢となったようだ。

*27日のゴムは3営業日ぶりに反発。

*27日のトウモロコシは反発。一般大豆はまちまち。韓国や日本で鳥インフルエンザが猛威を振るっているが、飼料である、トウモロコシの売り材料になる可能性がある。

*27日の東京外国為替市場のドル円相場は、材料難から117円台前半で保ち合いが続いた。

*27日の日経平均株価は、4日ぶりに小反発。海外市場がクリスマス休暇だったため、上値が重かった。


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【12月26日(月)国内市況と終値】
tk1226

*26日の金は3営業日続落。白金は続落。NY金は1100ドルを維持しているものの、先安感は強く、反発しても買い戻しの域を出ない状況。

*26日の中東産原油は反発。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協調減産を控えた思惑的な買いが相場を押し上げている石油製品も堅調。

*26日のゴムは続落。上海ゴム安に連れて売りが優勢となった。

*26日のトウモロコシは安い。一般大豆も軟調。

*26日の東京外国為替市場のドル円相場は市場参加者が少なく、117円台前半で小動きとなっている

*26日の日経平均株価は、利益確定売りが出て小幅に3日続落。

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【ドル円、今週の見通し】
*今週のドル円相場は、保ち合いが続くだろう。今週26日はロンドン市場とNY市場が休場。27日はロンドン市場が休場。今週末は年末休暇に入るため、市場参加者も少なく、重要な経済指標の発表もないため、大きな展開は起こらないだろう。唯一気になるのは、世界の主要都市(主に米国や欧州)でテロ事件が起きた場合だろう。リスク回避の観点から、突発的にドル売り・円買いに振れる可能性がある。それがなければ平穏な市場となりそうだ。

さて、先週行われた日銀金融政策決定会合後に行われた黒田日銀総裁の会見では、現在の為替水準は2月と同じで驚くようなものではないとし、早期利上げには否定的な見解を示した。円安の容認姿勢が確認されて、市場はドル買い・円売りで反応した。

トランプ次期政権では、大規模なインフラ投資による財政拡大への期待感が高まっている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は追加利上げをした12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2017年の利上げペースを従来想定の年2回から年3回へと見方を変えたため、米国の金利先高観は強く、米10年債利回りは2.5~2.6%台に上昇している。この影響から本邦長期金利も上昇し、マイナス金利から脱出したものの、0.05%程度で、日米の金利差の拡大は続きそうだ。

次期米国財務長官のムニューチン氏は11月末に出演した経済専門テレビ番組で、通貨政策について「アメリカに投資資金が流入しているからドル高が起きている。アメリカの経済成長と雇用の拡大が、トッププライオリティー(最優先事項)だ」と述べた。米国の景気が好調であればドル高は許容できることを示唆した。

トランプ氏は、大統領選挙中に中国やメキシコを対象に通貨安を批判したため、市場はトランプ氏はドル安政策を行うとの見方を強めた。しかし、次期財務長官の発言からは、財政政策が景気を支え、FRBが段階的に利上げを実施していくが、結果としてドル高が進むのであれば、問題はないということになりそうだ。ポジション調整で、下押す場面はあっても、大幅なドル安円高となる可能性は低いだろう。

2017年に入れば、ドル円の120円台回復は時間の問題だろう。

今週注目される経済指標は、26日の日銀金融政策決定会合議事要旨、27日の11月失業率・有効求人倍率、11月家計調査、11月消費者物価、10月S&Pケースシラー住宅価格指数、米12月消費者信頼感指数、12月リッチモンド連銀製造業指数、28日の11月鉱工業生産、29日の日銀金融政策決定会合「主な意見」、30日の12月シカゴ購買部協会景気指数など。


*CFTC建玉12月20日時点におけるファンドの円売りは7万5449枚(前週比+1万2020枚)。総取組高は22万0435枚(前週比‐6万4839枚)。ファンドはドル買い・円売りポジションをさらに拡大させた。昨年のパターンで見ると、トレンドを見極めると、ファンドは10万枚を越す円売りポジションを構築していく可能性がある。ファンドのドル買い・円売りはまだまだ継続しそうだ。

cftcyen

*テクニカル:ドル円は長期的にも上昇基調に転換している。50日移動平均線(赤)は100日移動平均線(青)、200日移動平均線(緑)とそれぞれゴールデンクロスしており、長期上昇トレンドは磐石だろう。ただ、相対力指数(RSI)が2度ほど80%台に達し、現在は下落している。買われ過ぎ感の修正が起きており、週末の出来高が薄いときに急落する可能性もありそうだ。調整場面を挟みながら、上値を目指す展開になろう。今後の円安の目安であるが、ドル円はおよそ5円幅で動くことが多く、115円に達したことから、次の上値目標値は120円になるだろう。

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予想レンジ:116.50円~118.50円


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12月26日(月)
【12月23日の海外相場および市況】

*22日相場表
ny1222

*23日相場表
ny1223

*週末23日のNY金は、4営業日ぶりに反発した。クリスマス休暇で3連休を迎える中、特に材料もなく値頃感から買い戻しが入った。CFTC建玉12月20日時点でのファンドの金買い越しは、11万4834枚(前週比-1万4477枚)と買い越し幅は減少。総取組高は39万8661枚と前週比1627枚の増加。

*週末23日のNY白金は、3営業日続落。終値は6営業日ぶりに900ドルを割り込んだ。CFTC建玉12月20日時点でのファンドの白金買い越しは、2万6268枚(前週比+652枚)と買い越し幅は増加。総取組高は6万4352枚と前週比2462枚の減少。

*週末23日のNY原油は小幅続伸。3連休を前にして値頃感から買い戻しが入った。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが23日公表した国内の石油掘削リグ稼働数は、同日までの1週間で前週比13基増の計523基となり、2015年12月以来の高水準となった。リグ稼動数は8週連続の増加。ただ、前年同期実績の538基を下回っている。OPECと非OPECの産油国は、1月1日から日量約180万バレルの協調減産を実施することで合意しており、原油相場の支援要因となっている。CFTC建玉12月20日時点でのファンドの原油買い越しは、43万6661枚(前週比+1万3894枚)と買い越し幅は増加。総取組高は202万9807枚と前週比7万4896枚の減少。

*週末23日のシカゴトウモロコシは下落し、3週間ぶりの安値を付けた。CFTC建玉12月20日時点でのファンドのトウモロコシ買い越しは、4万6021枚(前週比-2万5278枚)と買い越し幅は大幅減少。総取組高は122万7436枚と前週比7505枚の増加。

*週末23日のシカゴ大豆は続落。1000セントの大台を割り込み、1カ月ぶりの安値で引けた。アルゼンチンの天候改善で、作付けへの懸念が後退した。CFTC建玉12月20日時点でのファンドの大豆買い越しは、13万6574枚(前週比-1万5420枚)と買い越し幅は減少。総取組高は71万6574枚と前週比2万6072枚の減少。

*週末23日のNY外国為替市場では、クリスマスの連休を前に手仕舞い売りが優勢となり、ドル円は反落した。11月の新築住宅販売件数が市場予想を上回ったほか、12月のミシガン大学消費者景況感指数(確報値)も上方修正されたが、相場は逆に円高・ドル安方向にやや振れた。クリスマス休暇を前にこのところ米長期金利の上昇が一服し、NYダウも2万ドルの大台を前にして伸び悩んでいることから、ドルの買いポジションを手じまう動きが強まった。

*週末23日のNYダウは小反発。トランプ次期米大統領が掲げる大型インフラ投資、大規模な減税、大胆な規制緩和が米景気を加速させるとの期待感から、NYダウは大統領選後に急ピッチで上昇し、2万ドルの大台に接近しているものの、連休を前にして手仕舞い売りが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
*NZ、オーストラリア、ロンドン、NY休場(クリスマス振替休日)
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨(10月31-11月1日開催分)

第97回 『おしえて陳さん』 
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