*28日の金は6日ぶりに反落。白金も続落。フランス大統領選や北朝鮮情勢をめぐる地政学リスクが後退する中、今夜発表の1~3月期の米GDP速報値が材料視されそうだ。市場予想は、前年比年率1.0%増前後と弱い数字で、5月2、3日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明内容は、6月以降緩やかな利上げペースを示唆すると見られている。利上げペースが緩やかになれば、金利の付かない金にとっては買い材料となろう。
*28日の中東産原油は堅調。石油製品もしっかり。石油輸出国機構(OPEC)をはじめとする産油国が協調減産に取り組む一方で、米国
では原油掘削リグ稼働数の増加が続き、米国内のガソリン在庫が大幅に増加している。
*28日のゴムは反発。上海相場の上昇を受けて買われた。日本ゴム輸入協会が集計した4月20日現在の全国営業倉庫生ゴム在庫は3923トンとなり、10日時点に比べ321トン減少した。この間の入庫は620トン、出庫は941トンだった。
*28日のトウモロコシは小幅まちまち。一般大豆は反落。現在、米国ではトウモロコシの作付けが進められており、市場ではその進捗がやや遅れ気味である点が注目されている。ただ、土壌水分は十分で、晴れの日が続けば作付けは一気に進む可能性が高い。
*28日の東京外国為替市場のドル円相場は、材料難から111円台前半で膠着状態。トランプ大統領が北朝鮮情勢について「大規模な衝突が起きる可能性もある」と発言したことや株価の軟調が重石となって、上値の重い展開となった。
*28日の日経平均株価は小幅続落。米国株や為替に大きな動きがなく、保ち合いとなった。国内企業の決算発表本格化に伴い、個別銘柄への売り買いが目立った。
第114回 『おしえて陳さん』
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