*31日の金は続落。連休明けのNY金が3日ぶりに反落したため、売りが優勢となった。白金は続落。連休明け30日のNY金は3日ぶりに反落。29日のメモリアル・デーの時間外取引では、米国政治の先行き不安などを背景にリスク回避姿勢が高まり、約1カ月ぶりに1270ドルの節目を回復、一時は5月の高値を更新した。ただ、NY時間帯に入ってからは、買われ過ぎ感が高まり、売りが優勢となった。、個人消費支出(PCE)が前月比0.4%増と4カ月ぶりの高い伸びとなり、懸念事項だった個人消費の減速が持ち直し、米連邦準備制度理事会(FRB)の6月利上げを後押しするとの見方が強まった。
*31日の中東産原油は下落。石油製品も原油安になびいて下落。25日に石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC産油国は協調減産の9カ月延長を決めたが、強材料出尽くしからNY原油は反落に転じている。米国のシェールオイルの増産もあって、原油相場は上値の重い展開が続きそうだ。
*31日のゴムは6日続落。日本ゴム輸入協会がまとめた5月20日時点の全国営業倉庫生ゴム在庫は、3985トンと低水準。同日時点の東京商品取引所の指定倉庫在庫も1290トンで、前年同期の8792トンを大きく下回っている。
*31日のトウモロコシはまちまち。一般大豆は期先が大幅安。米農務省が30日発表したクロップ・プログレス(28日現在)で、トウモロコシの作柄状況が今年初めて公表され、「優」「良」の占める割合は65%だった。市場予想平均(68%)、前年同期(72%)をいずれも下回り、特にコーンベルト東部の作柄があまり良くなかったという。一方、トウモロコシの作付け進捗率は前週比7ポイント上昇の91%だった。
*31日の東京外国為替市場のドル円相場は、月末の実需の買いが一巡し、110円台後半で引けた。午前は、国内輸入企業の買いや日経平均株価の下げ渋りを受けて、111円20銭台へ浮上したが、午後は実需買いが一巡したほか、前日の米市場の高値を意識した利益確定や戻り待ちの売りに押され、110円90銭前後に軟化した。
*31日の日経平均株価は4日続落。手掛かり材料に乏しく、月末要因もあって売りが優勢となった。
第117回 『おしえて陳さん』
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