テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2018年01月

1月29日(月)
【1月26日の海外相場および市況】
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*週末26日のNY外国為替市場は、108円台半ばで終えた。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でのトランプ大統領による演説に注目が集まる中、NY市場は109円20銭台で推移していた。ただ、この日の演説内容は、特にインパクトはなかった。しかし、ムニューシン氏がこの日放映されたテレビのインタビューで、長期的に強いドルは堅調な米成長を反映しているとの見解を示したものの、短期的なドルの動向に言及しなかったことでかえって『ドル安容認』への警戒が再燃し、ドル売りが再び強まった。昨年10〜12月期の米実質GDP速報値は季節調整済み年率換算で前期比2.6%増とやや弱めだった一方、昨年12月の米耐久財受注は前月比2.9%増と強めとなり、強弱まちまちとなった結果、影響は限定的だった。黒田日銀総裁がダボス会議のパネルディスカッションで、日銀が掲げる2%の物価目標について「達成に近づいていると思う」と発言したため、円買い・ドル売りに拍車が掛かり、一時108円28銭まで急落した。ただその後、黒田総裁のインフレ見通しに変更はないとする日銀のコメントが伝わったことから、ドルは買い戻された。本日は東京時間に日銀金融政策決定会合議事要旨、欧米時間は12月の米個人消費支出(PCE)物価が発表される。CFTC建玉1月23日時点:ファンドのドル買い・円売りは12万2870枚(前週比+3520枚)と増加。総取組高は24万1136枚と前週比4831枚の増加。

*週末26日のNY金は4日ぶりに反落。前日のトランプ大統領による「強いドル」発言が影響し、売りが優勢となった。ただ、この日もドルが下落したため、金は安値から引き戻し1350ドル台で引けた。2017年10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値が季節調整済み年率換算で前期比2.6%増と前期の3.2%増から減速し、市場予想の3.0%増も下回ったことも金を押し上げたようだ。CFTC建玉1月23日時点:ファンドの金買い越しは21万4684枚(前週比+8647枚)と増加。総取組高は58万2421枚と前週比88枚の増加。

*週末26日のNY白金は、金の下落を受けて4日ぶりに反落。CFTC建玉1月23日時点:ファンドの白金買い越しは4万2916枚(前週比+8218枚)と増加。総取組高は9万0494枚と前週比5315枚の増加。

*週末26日のNY原油は反発し、66ドル台で引けた。ドル安にサポートされていることに加え、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産などを背景に需給均衡化への期待が高まっている。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した国内石油掘削リグ稼働数は前週比12基増と、増加幅が昨年3月以来の大きさに拡大した。CFTC建玉1月23日時点:ファンドの原油買い越しは71万6695枚(前週比+8908枚)と増加。総取組高259万3128枚と前週比1万8453枚の減少。

*週末26日のシカゴトウモロコシは反発。トウモロコシ輸出国であるアルゼンチン産地の天候が悪化していることが意識されたようだ。CFTC建玉1月23日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは7万7025枚(前週比-1万5222枚)と減少。総取組高は166万8554枚と前週比3万1390枚の増加。

*週末26日のシカゴ大豆は下落。前日までは、ドル安や、有力大豆輸出国アルゼンチンで作物に不都合な乾燥した天候が作柄に悪影響を与えるとの懸念から、大豆を押し上げていたが、この日は利益確定売りが優勢となった。CFTC建玉1月23日時点:ファンドの大豆売り越しは6万7090枚(前週比-1万1558枚)と減少。総取組高は78万3339枚と前週比1万6653枚の増加。

*週末26日のNYダウは、3日連続で最高値を更新した。構成銘柄のインテルは、前日発表した2017年10~12月期決算が市場予想を大きく上回ったことから急伸。同日朝に好決算を発表したスリーエムにも引き続き買いが集まり、2銘柄が上昇を牽引した。昨年10~12月期の実質GDP(国内総生産)は、前期比2.6%増と市場予想の3.0%増を下回ったが、住宅投資が11.6%の大幅増となったほか、個人消費なども好調で、弱材料視されなかった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
22:30 (米) 12月個人所得 (前月比) +0.3% +0.3% --
22:30 (米) 12月個人消費支出 (前月比) +0.6% +0.5% --
22:30 (米) 12月コアPCEデフレーター (前月比) +0.1% +0.2% --
   (米) 12月コアPCEデフレーター (前年比) +1.5% +1.6% --
30:45 (NZ) 12月貿易収支 -11.93億NZD -1.00億NZD 

第150回 『おしえて陳さん』 
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1月26日(金)
【1月25日の海外相場および市況】
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*25日のNY外国為替市場では、トランプ大統領の「強いドルを望む」との発言を受けてドルが買い戻され、ドル円は109円台前半に反発した。前日のムニューシン米財務長官のドル安容認発言を受けて、円高・ドル安の流れが続いた。前日の欧州中央銀行(ECB)理事会は、政策金利は据え置き。ドラギECB総裁が、「物価目標達成により強い自信」などと発言すると、ユーロ買い・ドル売りが波及し、ドル円も押し下げられ、一時108円50銭を付けた。しかし、ドラギ総裁は年内の利上げについては可能性は低いとし、トランプ大統領が米CNBCテレビとのインタビューで「ドルはより強くなる」「最終的には強いドルを望む」などと発言したことが伝わると、一転して円売り・ドル買いとなり、ドル円は一時109円70銭まで反発した。トランプ大統領の発言により、いったん持ち直したが、市場では保護主義に傾斜する米政権への警戒感は強く、ドルの上昇に懐疑的のようだ。ダボス会議でのトランプ大統領の演説を見極めたいとして、様子見となりそうだ、本日は、欧米時間にトランプ大統領演説、10〜12月期英GDP、10〜12月期米GDPなどが予定されている。

*25日のNY金は3日続伸。ドル安・ユーロ高の流れが続く中で買われた。為替市場で、ムニューシン米財務長官のドル安容認とも受け取れる前日の発言を受けて、ドル売りが継続し、ドル建て金は割安感から買われた。ただ、スイスのダボスを訪問中のトランプ大統領が、米CNBCテレビのインタビューで、ドルについて「より強く、さらに強くなる。最終的に強いドルを望んでいる」と言及すると、ドルが急反発した。これを受けて、引け後の電子取引の金相場は16ドル程度急落し、1347ドル前後で推移している。
NY白金はドル安を受けて3日続伸。ただし、引け後の時間外取引は1ドル程度下落し、1017ドル前後で推移している。

*25日のNY原油は4日ぶりに反落。米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週報で、原油在庫は10週連続の取り崩しを記録し、石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産の相乗効果により、需給が均衡化するのではないかとの期待や、ドル安進行に伴う割安感から一時66.66ドルまで上昇していたが、為替市場では、ドルが反発に転じると、ドル建て原油は割高感から売りが優勢となった。

*25日のシカゴトウモロコシは、アルゼンチン産地の乾燥天候を受けて一時7週ぶりの高値をつけたが、ドルが上昇すると、一転して売りが優勢となった。シカゴ大豆は、アルゼンチンの乾燥を受けて一時1000セントを突破したが反落に転じ、往って来いとなった。

*25日のNYダウは、企業の好決算を受けて最高値更新。2017年10〜12月期決算の発表が佳境に入る中、好業績企業が株高を主導し、一時200ドル超も上昇した。調査会社トムソン・ロイターによると、米主要企業の10〜12月期の純利益は前年同期比12.7%増と好調な業績が見込まれている。さらに法人税減税を柱とする税制改革の成立で、2018年も業績拡大が期待され、投資家心理は強気に傾いている。


【本日の主な経済指標およびイベント】
*オーストラリア休場(オーストラリアデー)
08:30 (日) 12月全国消費者物価指数 (前年比) +0.6% +1.1% --
   (日) 12月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.9% +0.9% --
08:30 (日) 1月東京都区部消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.8% +0.8% --
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨(12月20-21日開催分)
18:30 (英) 10-12月期GDP・速報 (前期比) +0.4% +0.4% --
    (英) 10-12月期GDP・速報 (前年比) +1.7% +1.4% --
22:30 (加) 12月消費者物価指数 (前月比) +0.3% -0.3% --
    (加) 12月消費者物価指数 (前年比) +2.1% +1.9% --
22:30 (米) 12月耐久財受注 (前月比) +1.3% +0.9% --
    (米) 12月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器) -0.1% +0.6% --
22:30 (米) 10-12月期GDP・速報 (前期比年率) +3.2% +3.0% --
22:30 (米) 10-12月期個人消費・速報 (前期比年率) +2.2% +3.6% --
22:30 (米) 10-12月期GDPデフレーター・速報 (前期比年率) +2.1% +2.3% --
22:30 (米) 10-12月期コアPCEデフレーター・速報 (前期比年率) +1.3% +1.9% --
22:30 (米) 12月卸売在庫 (前月比) +0.8% +0.4%
*数字は前から順に、前回・予想・結果

第149回 『おしえて陳さん』 
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1月25日(木)
【1月24日の海外相場および市況】
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*24日のNY外国為替市場では、ドル安容認と受け取れるムニューシン米財務長官の発言などを受けて、ドル売りが加速し、一時は昨年9月上旬以来約4カ月半ぶりに108円台に急落した。世界経済フォーラム年次総会に参加するためスイス東部ダボスを訪問中のムニューシン米財務長官が、貿易拡大を目指す上で「弱いドルは良いこと」と発言したと伝わった。これを受けて、対主要通貨でドル売りが活発化し、円も一段高となった。昨年12月の米中古住宅販売件数が市場予想以上に減少したこともドル売りに拍車を掛け、一時108円97銭の安値を付けた。トランプ大統領は前日、家庭用洗濯機と太陽光発電パネルの輸入が急増した結果、米企業が損害を被っているとして、緊急輸入制限(セーフガード)の発動を命じる文書に署名。米国が保護貿易主義に傾き、ドル安を容認する姿勢に転換したのではないかとの思惑もあって、ドル買い・えん売りが継続した。本日は、欧米時間はECB理事会とドラギ総裁の会見のほか、1月独IFO景況感指数、米週間新規失業保険申請件数、12月米景気先行指数、12月米新築住宅販売件数が発表される。

*24日のNY金は続伸し、1年5カ月ぶりの高値をつけた。ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感から買われた。この日、ムニューシン米財務長官が「弱いドルはわれわれにとって良いこと」と発言したことを受け、ドル売りが加速した。また、昨年12月の中古住宅販売件数が季節調整済み年換算で前月比3.6%減と、市場予想の2.2%減を下回るさえない内容だったことも、安全資産とされる金には支援材料となった。トランプ米大統領は26日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で講演を行う予定だが、市場関係者は大統領が講演で、一段と保護主義的な姿勢を示すか警戒している。NY白金はドル安を受けて続伸。

*24日のNY原油は3日続伸し、3年1カ月ぶりに65ドル台を回復。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した19日までの1週間の米原油在庫は前週比110万バレル減と10週連続で取り崩しとなった。在庫は4億1160万バレルと、2015年2月以来の低水準にとどまった。減少幅は市場予想の160万バレル減をやや下回ったものの、ほぼ市場予想通りとの見方から、米国内の供給過剰懸念が後退して買いが入った。一方、石油製品在庫はガソリンが310万バレル増(予想は250万バレル増)、ディスティレート(留出油)が60万バレル増(同150万バレル減)と積み増したものの、売りは限定的だった。さらに、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加するためスイスを訪問中のムニューシン米財務長官が「弱いドルはわれわれにとって良いこと」と発言したことを受け、ドルがユーロなど主要通貨に対して下落が加速し、ドル建て原油に割安感が強まったことも買い要因となった。

*24日のシカゴトウモロコシはドル安を受けて反発。シカゴ大豆は、ドル安とアルゼンチン産地の乾燥を背景に8日続伸。

*24日のNYダウは小反発。米長期金利の上昇を受けて利ざや拡大期待から金融株に買いが集まった。ムニューシン財務長官はこの日、訪問先のスイス東部ダボスで開いた会見で、貿易の拡大のために「弱いドルは良いこと」と発言。同席したロス商務長官も貿易不均衡の是正に積極的な姿勢を示した。米国が保護主義的な傾向を強めるとの警戒感が広がった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
18:00 (独) 1月Ifo景況感指数 117.2 117.0 --
18:00 (ノルウェー) 中銀政策金利発表 0.50% -- --
18:30 (南ア) 12月生産者物価指数 (前年比) +5.1% +5.2% --
21:45 (EU) 欧州中銀金融政策発表 0.00% -- --
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 22.0万件 23.5万件 --
22:30 (加) 11月小売売上高 (前月比) +1.5% +0.8% --
   (加) 11月小売売上高 (前月比:除自動車) +0.8% +0.9% --
22:30 (米) 12月卸売在庫 (前月比) +0.8% +0.4% --
24:00 (米) 12月新築住宅販売件数 73.3万件 67.5万件 --
   (米) 12月新築住宅販売件数 (前月比) +17.5% -7.9% 
*数字は前から順に、前回・予想・結果

第149回 『おしえて陳さん』 
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【 白金は調整安場面だが、押し目買い基調続きそう】
*白金最大の生産国である南アフリカの政権交代への期待を背景に、同国の通貨ランドが上昇し、白金相場も上昇基調を強めた。原油高を受けて商品市況が総じて水準を切り上げる中、同じ貴金属である金やパラジウムに対する割安感が強いことから、ファンドの買いが増加した。

また、南アフリカでは、全国炭鉱労働組合(NUM)のロンミン社支部長が銃撃死亡事件が起き、NUMと鉱山労働者組合(AMCU)の争いが激化し、白金生産への障害が懸念され、白金相場の上昇が加速した。NY白金は22日に1023.9ドルと4カ月ぶりの高値をつけ、東京白金は3618円まで上昇し、節目の3600円を突破した。

しかし、22日に白金鉱山大手ロンミン社の決算が発表されると、パラジウムの急落もあって、急落に転じた。短期的には調整安場面となる可能性はあるが、年初からの上昇率が著しいことで、ファンドが白金市場に参入している。

欧州ではディーゼル車の購入が落ち込んでいるが、中国が排ガス規制を強化していることから、触媒としての白金需要が高まってきているようだ。需給に関しても、今年は昨年よりタイトになるとの見通しもあり、ファンドは買い姿勢を継続すると思われる。東京白金のサポートラインは10日移動平均線、これを割り込んだ場合、3500円になろう。

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*東京白金予想レンジ:3500~3600円。

*CFTC建玉1月16日時点:ファンドの白金買い越しは3万4698枚(前週比+6044枚)と増加。総取組高は8万5179枚と前週比4610枚の増加。

*白金と金の逆ザヤ幅は、12月15日に-1336円まで拡大し過去最大となったが、そこから逆ザヤは縮小し、直近では1200円台まで縮小した。

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情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【 東京金は保ち合いの値固め、放れを待つ】
*先週のNY金は保ち合いとなった。最近のドル安・ユーロ高を受けて、欧州中央銀行(ECB)当局者からユーロ高牽制発言が出たため、ユーロが下落しドルが反発したため、ドル建て金は割高感が強まって上値が重くなった。このところ大幅下落していたビットコインが節目の1万ドルを割り込んでいたが、大台の1万ドルを回復したことも金には売り要因となった。米国の経済指標も良好。12月米鉱工業生産指数や12月米設備稼働率は市場予想を上回り、ベージュブックでは、米景気先行きに対する楽観的な見方が広がっていることが明らかとなり、利上げペースが加速するとの観測が浮上した。しかし、米議会が政府機関の閉鎖を回避するためのつなぎ予算法案を期限の19日までに成立させられなければ、政府機関が閉鎖されるとの懸念から、安全資産として金が買われ、下値はサポートされた。

NY金は保ち合いで推移したものの、先週の米長期金利は昨年の高値を超えて2.7%に接近した。通常、金利上昇は金には弱材料となるが、現況ではあまり大きな影響はないようだ。週明け22日は、米議会上院で政府機関の一部閉鎖を解消するため、2月8日までのつなぎ予算案の可決が採択され、政府閉鎖問題が解消される見通しとなった。しかし、NY金電子取引は反発し、1335ドル近辺で推移している。金の地合いは強く、値固めの後に1350ドルを目指す展開となろう。

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*NY金予想レンジ=1310~1340ドル

*CFTC建玉1月16日時点:ファンドの金買い越しは21万1711枚(前週比+8423枚)と増加。総取組高は58万2333枚と前週比2万6878枚の増加。

*米長期金利が昨年の高値を超え、上昇基調を強めているものの、為替市場では円高が進行している。ドル指数は昨年の安値を下回り、節目の90ポイントに接近する下落となっている。ドル下落はドル建て金を割安にするため、下値はサポートされる。NYダウが連日に渡って史上最高値を更新していることや良好な米経済指標、一部政府機関閉鎖の解除、ビットコインの反発といった材料にもかかわらず、NY金が底堅く推移しているのも、ドル安が大きな要因だろう。

今週は25日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会が開催される。金融政策は現状維持が予想され、フォワードガイダンスの変更は3月にずれ込む見込み。また、昨今のユーロ高に対する牽制が声明やドラギ総裁の発言から出る可能性がある。その場合、“ユーロ売り・ドル買い”となり、NY金は反落が予想される。しかし、ユーロに対するドルの反発から、“ドル買い・円売り”となって円安が東京金をサポートしそうだ。日足チャートでは昨年末からの連騰の後の調整安場面は、10日移動平均線にサポートされている。終値が4774円(16日終値)を超えれば押し目完了になり、4800円にトライする展開になろう。逆に、終値が10日移動平均線を下回った場合、4700円レベルまで調整安が続くと予想する。

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*東京金予想レンジ:4720~4800円。

*2017年の金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、最大量867.00トン、最小量786.87トンだった。NYダウが史上最高値を更新し、米長期金利が上昇する中、昨年末から減少傾向が続き、2018年早々には830トンを下回った。しかし、先週後半から急増し、22日には746.76トンに増加した。

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1月24日(水)
【1月23日の海外相場および市況】
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*23日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下などを背景に円買い・ドル売りが先行し、ドル円は110円台前半に下落した。米長期金利の低下や1月のユーロ圏の消費者信頼感指数が市場予想を大幅に上回ったことを受けて対ユーロでのドル売りが先行し、対円にも波及した。ドル円は前日に米つなぎ予算が成立し、日銀金融政策会合後の黒田総裁が会見で緩和継続を強調したものの買い戻しが進まなかった。むしろ、英国のソフトブレグジット観測による対ポンドでのドル売りや、良好な欧州経済指標を受けたユーロ買い・ドル売りに圧迫された。また、トランプ政権による家庭用洗濯機などの緊急輸入制限発動で保護主義への警戒が強まったことや、米特別検察官がロシア疑惑で司法長官を聴取したとの報道も、ドル売り要因となった。本日は、東京時間に、12月と2017年の貿易統計が発表される。欧米時間は1月のユーロ圏PMI、9〜11月の英失業率、12月の米中古住宅販売件数が公表される。

*23日のNY金は反発。ドル安・ユーロ高を背景とした割安感にサポートされた。むしろ、英国のソフトブレグジット観測による対ポンドでのドル売りや、良好な欧州経済指標を受けたユーロ買い・ドル売りに圧迫された。また、トランプ政権による家庭用洗濯機などの緊急輸入制限発動で保護主義への警戒が強まったことや、米特別検察官がロシア疑惑で司法長官を聴取したとの報道からドル売りが進み、ドル建て金は割安感から押し上げられた。NY白金はドル安と金高を受けて反発。

*23日のNY原油は、国際通貨基金(IMF)による世界成長見通しの上方修正や対ユーロでのドル安を受けた割安感から続伸した。IMFは22日に発表した最新の世界経済見通しで、2018年の世界全体の成長率を3.9%と昨年10月時点の予想水準から0.2ポイント上方修正した。2019年も0.2ポイント引き上げ、3.9%に設定。世界経済の成長加速に伴い、原油需要も拡大するとの観測が台頭した。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産が期限を迎える2018年末以降も継続されるとの期待などが広がったことも支援材料。このほか、為替市場では対ユーロでドル安が継続し、ドル建て原油に割安感が生じたことも好感された。

*23日のシカゴトウモロコシは続落。世界的に豊富な穀物供給量が重石となった。ただ、アルゼンチンでは、乾燥によりトウモロコシと大豆の収穫量が減少するとの懸念が浮上しており、下げ幅を抑えた。シカゴ大豆は、アルゼンチンの乾燥天候を受けて7日続伸。

*23日のNYダウは小反落。複数の米医薬品大手株の決算が悪化していたこと嫌気されて売りが優勢となった。


【本日の主な経済指標およびイベント】
08:50 (日) 12月貿易収支 +1134億円(+1122億円) +5250億円 --
17:00 (南ア) 12月消費者物価指数 (前年比) +4.6% +4.8% --
17:30 (独) 1月製造業PMI・速報 63.3 63.0 --
17:30 (独) 1月サービス業PMI・速報 55.8 55.5 --
18:00 (EU) 1月製造業PMI・速報 60.6 60.3 --
18:00 (EU) 1月サービス業PMI・速報 56.6 56.4 --
18:30 (英) 12月失業者数 +0.59万人 -- --
18:30 (英) 12月失業率 2.3% -- --
18:30 (英) 11月ILO失業率(3カ月) 4.3% 4.3% --
23:00 (米) 11月住宅価格指数 (前月比) +0.5% +0.5% --
24:00 (米) 12月中古住宅販売件数 581万件 570万件 --
   (米) 12月中古住宅販売件数 (前月比) +5.6% -1.9% 
*数字は前から順に、前回・予想・結果

第149回 『おしえて陳さん』 
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