テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2018年07月

7月20日(金)
【7月19日の海外相場および市況】
ny0719

*19日のNY外国為替市場のドル円は、トランプ大統領が足元のドル高基調や連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針に不満を示したことを受け、112円台半ばに反落した。パウエルFRB議長は、前日まで2日間にわたる議会証言で緩やかな利上げを進める方針を改めて表明。日米金利差の拡大観測が広がり、ドル円は再び113円台前半に上昇した。しかし、トランプ大統領がCNBCテレビのインタビューで足元のドル高基調に不満を示すとともに、FRBの利上げ方針に「必ずしも同意しない」などと発言すると、ドルは112円05銭まで急落。その後ドルは112円40銭台まで戻した。

*19日のNY金は、ドル高・ユーロ安の先行に伴う割高感に圧迫され、反落した。ドル高・ユーロ安が先行し、ドル建て金は割高感から売られた。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が過去2日間の上下両院での議会証言で、米景気に対する楽観的な見通しを示し、緩やかな利上げを進めていく方針を明らかにしたことも、金利を生まない金には重石となった。さらに、この日発表された住宅関連指標が堅調だったことも安全資産である金には圧迫材料だった。ただ、トランプ米大統領がCNBCテレビのインタビューで、FRBが進める利上げ方針に「必ずしも同意しない」と発言。追加利上げを牽制したことから、ドルが対ユーロで反落したため、金は下げ幅を圧縮した。NY白金は5日続落。

*19日のNY原油は、サウジアラビアの原油輸出減少見通しを受けて3日続伸した。サウジのアルアマ石油輸出国機構(OPEC)理事が同国の原油輸出量について、7月は6月並みになるとした上で、8月は日量10万バレル程度減少する見込みとの声明を発表した。また、WTIの受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫減少が示された。トランプ大統領がCNBCテレビのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)が進める利上げ方針に不満を表明すると、ドルがユーロや円等の主要通貨に対して一時急落し、ドル建て原油には割安感が強まった。一方この日、ノルウェーの掘削リグ作業員のストライキが終結し、上値を抑えた。

*19日のシカゴトウモロコシは続伸。米農務省が発表したトウモロコシの週間輸出成約高は、計141万6000トンと、市場予想の50万〜110万トンを上回った。シカゴ大豆は4日続伸。米農務省によると、最新週の米国産大豆の輸出成約高は86万5700トンと、事前予想(30万〜100万トン)の範囲内だった。

*19日のNYダウは、6営業日ぶりに反落。ダウ構成銘柄であるクレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)と保険大手トラベラーズの業績に対する失望売りが膨らみ、相場を下押した。 この日はさえない一部決算をきかっけに利益確定売りが出た。また、同日にはトランプ政権が検討する自動車・同部品輸入制限をめぐり、商務省が公聴会を開催するなど、貿易摩擦激化への懸念も相場の重石となった。


【20日の経済指標】
08:30   (日) 6月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.7%   
08:30   (日) 6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.7%   
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)  
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
13:30   (日) 5月 全産業活動指数 [前月比]  1.0%   
15:00   (独) 6月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  0.5%   
17:00   (欧) 5月 経常収支  284億ユーロ  

第174回 『おしえて陳さん』 
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7月19日(木)
【7月18日の海外相場および市況】
NY0718

*18日のNY外国為替市場のドル円相場は、112円台後半で小動きとなった。アジア市場では113円台に上昇していたが、NY市場に入ってからはドル売りが優勢となった。6月米住宅着工件数と先行指標である着工許可件数がともに市場予想を下回ったことも調整売り要因となった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による2日目の議会証言では、「長期にわたりインフレ率は目標を下回り、押し上げに努めてきたとし、当局の2%という対称的な目標に到達しそうで、極めて近い状況にある。ここから先は、リスクはおおよそ均衡していると考えられる」とした。その上で、当局はなお「インフレ率低下を若干ながらより懸念している」と加えた。12地区の連銀景況報告(ベージュブック)では、米中間などの貿易摩擦の影響が一部で顕在化していることが明らかになったものの、米景気は大半の地区で「控えめから緩やか」に拡大しているとの見解などが示された。中国商務省は18日、米政府による鉄やアルミへの関税に対抗する報復措置として、米商品に一段の措置を講じる必要があると報じたため、貿易摩擦への警戒感が再燃したこともドル売りを誘った。

*18日のNY金は、ほぼ横ばい。ドル高、原油相場の下落でインフレ懸念が和らぎ、金利を生まない資産である金は売りが先行していたが、その後は、ドルが対ユーロで弱含みに転じ、原油相場も反転上昇したことから、買い戻しが入った。また、このところ約1年ぶりの安値圏で推移していることから、下値では安値拾いの買いも入りやすかった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は18日、下院金融サービス委員会で証言し、物価をめぐるリスクについて「インフレが減速することを幾分懸念している」との認識を示す一方、米経済の動向に関しては前日の上院での証言と同じく改めて楽観的な見通しを明らかにした。ロシアが米国による最近の制裁を受けて、金購入を増やしている可能性があるという。NY白金は4日続落

*18日のNY原油は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感に加え、サウジアラビアの製油所が襲撃されたとの一部報道などを背景に買われ、続伸した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫週報によると、最新週の原油在庫は前週比580万バレル増と、市場予想の360万バレル減に反して大幅な積み増しとなった。また、米国内の産油量は日量1100万バレルと、記録的な水準を更新。これを受けて、相場は一時67.04ドルまで下落した。ただ、ガソリン在庫が320万バレル減と横ばい予想に対して取り崩しとなったほか、ディスティレート(留出油)在庫も90万バレル増の予想に反して40万バレル減だったことから、安値からは引き戻した。ドルが対ユーロで下落に転じ、サウジアラビアの首都リヤドの一部製油所が武装勢力によって攻撃されたとの一部報道も相場を押し上げた。また、米国と中国などの間の貿易摩擦により原油需要の重石になるとの見方が出ている。

*18日のシカゴトウモロコシは続伸。高温で乾燥した天候により米国の収量が予想する水準に届かないとの懸念が強まっている。シカゴ大豆は続伸。米輸出需要増や米産地での収穫懸念が強材料。

*18日のNYダウは、堅調な米企業決算を好感した買いが入り、5営業日続伸した。金融大手モルガン・スタンレーの2018年4〜6月期決算は、純利益が前年同期比37.7%増の24億6700万ドル(約2800億円)となった。好決算を受けて金融株全般に買いが膨らみ、相場の上昇を牽引した。前日に発表された4〜6月期決算を好感して資本財株も買われた。


【19日の経済指標】
未定   (南ア) 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利  6.50%  
08:50   (日) 6月 貿易統計(通関ベース)  -5783億円 (-5805億円)  
10:30   (豪) 6月 新規雇用者数  1.20万人   
10:30   (豪) 6月 失業率  5.4%   
17:30   (英) 6月 小売売上高指数 [前月比]  1.3%   
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
21:30   (米) 7月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  19.9  20.5 
23:00   (米) 6月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.2%  0.5% 

第173回 『おしえて陳さん』 
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【 白金は安値低迷続く可能性大】
*先週の東京白金はショートカバーが継続し、3000円の大台を回復して週を終えた。しかし、週明けは急落し、再び3000円を下回った。もともと今年は需給要因が緩和する見込みが高い上に、生産国である南アフリカやロシアの通貨がドル高の反動で下落しているため、潜在的な売り圧力を受けている。さらにドル高やNY原油相場の急落を受けて、代表的な国際商品指数であるCRB指数が急落しているため、戻り売りが強まっている。

こうした背景からファンドは6月19日に売り越しに転じており、4週連続で売り越しが続いている。東京市場は3000円割れという割安感から買いが入り、円安というサポート要因もあって下げ渋っている。そのため3日につけた2844円が当分の安値と予想はしているが、上値も重く、結果として安値圏での保ち合いが続くだろう。

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この低迷状況から脱するにはドル高基調の反転(生産国通貨の上昇)、需給要因の変化が必要だが、いずれも難しく、しばらくはこの状態が続きそうだ。

*CFTC建玉7月10日時点:ファンドの白金売り越しは6867枚(前週比+35枚)と増加。総取組高は8万1535枚と前週比2026枚の減少。

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*白金と金の逆ザヤは、7月3日に1526円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎから急速に縮小したが、再び拡大している。今後、1526円を超える場面もありそうだ。


情報提供:(株)みんかぶ
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【東京金はレンジ相場が続く、円安がサポート要因】    

*先週のNY金は下落した。トランプ大統領は10日、中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを開始すると発表。米中両国は既に、340億ドル規模の輸入品に追加関税を課す措置を相互に発動しており、両国間の「貿易戦争」が本格化するのではないかとの懸念が強まった。当初、リスクオフモードが警戒されドル売りが進んだが、米国の景気が好調で今後も利上げが行われること、それを反映して米長期金利が高止まりしていることから、ドルに逃避買いが入った。

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このため、ドル建て金に割高感が生じ、金が売られた。リスク回避を目的とした「質への逃避先」としては、最近は金よりも債券やドルに資金が流入している。それを裏付けるように金の現物需要は、安値でも盛り上がっていない。金ETFは減少傾向が続き、800トンの大台を割り込んだ。こうした背景から17日のNY金は1225.90ドルまで下落し、年初来安値を更新した。次の安値の目安は心理的にも節目となる1200ドルになろう。オーバーシュートが起きれば1200ドル割れの可能性もあるだろう。

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*NY金予想レンジ=1180~1240ドル

*CFTC建玉7月10日時点:ファンドの金買い越しは8万1434枚(前週比+3107枚)と増加。総取組高は50万3593枚と前週比9429枚の増加。

*東京金は13日に4500円を一時回復したものの、戻り売りに遭い、再び下落に転じて4500円を下回っている。NY金が下げ基調を強め年初来安値を更新しているものの、東京金は安値更新には至っていない。ドル円は半年ぶりに113円台に上昇し、円安が金相場をサポートしている。米長期金利は2.8%台で落ち着いており、恐怖指数(VIX)は低下している。

米中関税報復合戦にもかかわらずドル高が進み、NYダウは2万5000ドル台を回復しているため、金は安全資産として認識されていない。米中貿易摩擦問題が解決しない以上、ドル高基調は継続しそうで、金には売り圧力が継続しそうだ。

さらにパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)は17日の議会証言で、米経済は力強いペースで成長しており「穏やかな利上げ継続が最善」と強調した。市場は年内あと2回の利上げへの期待を高め、米長期金利が上昇し、ドル高(円安)が進み、ドル建て金相場には逆風となっている。東京金は円安という支援要因はあるものの、NY金の下落を受けて上値の重い展開が続くだろう。

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*東京金予想レンジ:4400~4500円。


情報提供:(株)みんかぶ
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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は上昇した。新興左派政党のロペスオブラドール氏の大統領選当選により政権交代が起きることから、市場は当初警戒していたものの、同氏や側近らが財政規律を守る姿勢を示したことが好感された。

10日に発表されたメキシコ6月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.65%と前回の+4.51%を上回った。前回よりインフレが進んだため、メキシコペソは売られた。原油高による燃料輸送費の増加が原因のようだ。メキシコ中銀総裁は6月消費者物価指数が上昇するようなら、「さらに利上げを行う必要がある」と述べた。

*今週のメキシコペソ円は上昇基調が維持され、押し目買いが優勢となろう。格付け会社S&Pグローバルは、北米自由貿易協定(NAFTA)が「後退」すれば、メキシコの信用格付け引き下げにつながる可能性があると警告した。 メキシコの現在の格付けは「BBB+」。 「後退」とは必ずしもNAFTAの完全な撤廃だけではなく、メキシコが享受している恩恵が縮小するケースも含むと指摘された。

その理由として、NAFTA後退によって長期間にわたり国内総生産(GDP)伸び率が低下すれば、歳入は減少し、財政赤字や政府債務拡大を招く恐れがあるとし、その結果としてメキシコの格付けを引き下げる可能性があると警告された。同時に、米国、カナダ、メキシコの3国がNAFTA再交渉で見解の相違を解消すると予想しており、後退は想定していないとした。

6月消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことで、8月2日のメキシコ中銀金融会合では、追加利上げが決定されるとの見方が強まっている。また、ロペスオブラドール氏は、任期中に大規模な石油精製所1カ所、もしくは中規模の石油精製所2カ所を建設することが目標だと言明した。メキシコは国内の精製所における生産が徐々に減少しており、今年に入ってから平均で日量約59万バレルのガソリンと、同23万バレルのディーゼルを輸入している。

ロペスオブラドール氏がメキシコ大統領に就任するのは12月1日だが、就任式にはトランプ大統領やカナダのトルドー首相などを招待する考えを示した。同氏は「我々は隣国同士で、経済および貿易面で関係を築いているほか、友情の絆で結ばれている」と語り、選挙期間中の強硬姿勢を和らげ、対米関係の改善に取り組んでいる姿勢が好感されている。


【メキシコ経済指標】
特になし


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*予想レンジ:5.8円~6.1円


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【トルコリラ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のトルコリラ円は下落した。9日22時(日本時間)に、エルドアン大統領の就任式が行われた。財務相に娘婿のアルバイラク前エネルギー天然資源相を起用。トルコ政府はまた、中央銀行総裁の任期を5年間とした規定を撤廃した。元中銀当局者は、5年の総裁任期は政治家からの独立性を保つ一種の「盾」だったと述べ、規定改正に危機感を示した。

市場寄りとみられていたシムシェキ前副首相が閣僚から外れたことも失望を強めた。市場は金融政策に対するエルドアン大統領の影響力拡大を懸念した。エルドアン大統領は選挙期間中に、投資促進のために利下げを行うと明言していた。これを受けてトルコリラは下落に転じた。

S&Pグローバル・レーティングは10日、トルコのエルドアン大統領が財務相に娘婿を指名したことを受け、情勢を注視していると明らかにした。S&Pによるトルコの信用格付けは「BB-」(5月に引き下げ)で、これはムーディーズ・インベスターズ・サービスやフィッチ・レーティングスより低い水準。

*今週のトルコリラ円は上値の重い展開が続きそうだ。エルドアン大統領は2期目の就任を宣誓し、経済政策を仕切る財務相にエネルギー天然資源相だった娘婿のアルバイラク氏を起用した。市場は同氏の手腕や中央銀行の独立性低下を懸念し、トルコリラは急落に転じた。11日には金融引き締めを嫌うエルドア大統領による「金利低下を信じている」との発言が報じられた。同日発表された経常収支の悪化とともに材料視され最安値更新につながった。

来週24日にはトルコ中銀金融政策決定会合が開催される。直近のインフレ率は15%を超えており、市場は一段の金利引き上げが不可欠と見ているが、市場はエルドアン大統領がトルコ中銀の行動を阻止するのではないかと懸念している。アルバイラク新財務相は、中央銀行は独立していると述べるとともに、経済的現実や市場状況に応じて必要な措置を講じるとの見解を示した。

*格付け会社フィッチは13日、既に投資不適格(ジャンク)等級にあるトルコのソブリン格付けをさらに引き下げた。経常赤字の拡大、インフレの高進、通貨リラ急落の影響を理由に挙げた。フィッチはトルコの発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「BB」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とした。フィッチは「ここ数カ月で経済政策の信頼性が低下し、6月の選挙後の政策措置で不透明感が強まった」と指摘。「こうした環境は経済のソフトランディングを困難にする」との見方を示した。

なお、2016年7月15日のクーデター未遂後に発令された非常事態宣言が、7月18日夜をもって解除されることが決定された。


【トルコ経済指標】
16日月曜日
16:00 4月失業率 前回10.1%  予想9.2%

17日火曜日
16:00 5月鉱工業生産前年比 前回+6.2% 予想+2.5%

20:30 5月住宅価格指数前年比 前回+10.06%

19日木曜日
16:00 6月住宅販売前年比 前回+2.7%


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*予想レンジ:22.50円~24.00円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は大幅上昇となった。米長期金利の高留まりを受けて新興国市場から資金が流出しているが、世界的に株価が回復したことで、割安感の強い南アランドが買われたようだ。5月の南ア製造業生産が前月比+1.5%と前回値のマイナスからプラスに転じたことも好感された。

*今週の南アランド円は、堅調に推移しよう。今週は6月消費者物価指数や5月小売売上高が発表される。いずれも前回を上回るとの予想で、この通りであれば南アランドは上昇しよう。また19日には南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が政策金利を発表する。こちらは政策金利の据え置きが予想されているが、インフレ率の上昇が明らかであれば、将来の利上げ期待から、やはり買いが優勢となろう。

ただ、米中の貿易戦争の激化懸念から中国経済の減速が予想され、同国の貴金属需要が減退するとの見方が出ているため、南アランドの上値を抑えそうだ。なお、本邦個人投資家の間では、トルコリラ円を売り手仕舞い、南アフリカランド円を買う向きが増えているようだ。これはスワップポイントの面から南アランドがトルコリラよりも魅力的であること、8円台前半の南アランドは割安感が強いとの見方が強まったことが背景にあるようだ。


【南アフリカ経済指標】
17日火曜日
17:00 第2四半期消費者信頼感 前回+26

18日水曜日
17:00 6月消費者物価指数前年比前回+4.4% 予想+4.8% 
20:00 5月実質小売売上高前年比 前回+0.5% 予想+0.8%

19日木曜日
時間未定、南ア中銀政策金利 前回6.50%  予想6.50%


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*予想レンジ:8.30円~8.70円


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7月18日(水)
【7月17日の海外相場および市況】
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*17日のNY外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げ継続を示唆したことを受けて円売り・ドル買いが進み、112円台後半に上昇した。パウエルFRB議長はこの日、議会上院銀行委員会で証言し、貿易摩擦激化の影響について「長期の高関税は経済には悪影響」と明言したものの、米経済は力強いペースで成長しており「穏やかな利上げ継続が最善だ」と強調した。これを受けて、ドル円は一時112円93銭まで上昇した。また、6月米鉱工業生産指数が季節調整後で前月比0.6%上昇と、2カ月ぶりにプラスに転じたこともドル買い要因となった。本日のシドニー市場では、半年ぶりに113円台に上昇した。

*17日のNY金は3日続落。1227.30ドル(-12.40)。6月米鉱工業生産指数は前月の0.5%低下(改定後)から0.6%上昇に大きく改善。また、早朝からドルがユーロに対して上昇していたため、ドル建て金は売られ、1232ドル近辺に下落した。この日行われたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言では、貿易摩擦の懸念はあるものの、米国経済の先行きに自信を示した上で、緩やかなペースでの利上げ継続が最善との見解を表明した。景気拡大が続く中、FRBの年内あと2回の利上げが予想され、金は金利上昇見通しに押されて一段と下げ幅を拡大した。NY白金はドル高を受けて3日続落。819.90ドル(-6.50)。

*17日のNY原油は、ほぼ横ばい。68.08ドル(+0.02)。リビア国営石油(NOC)は先週、不可抗力条項などを理由に閉鎖していた4つの石油輸出港と2つの油田での操業を再開。また、ロシアのノバク・エネルギー相が13日、原油供給不足の影響が世界市場に波及した場合は他の主要産油国とともに増産に動く可能性に言及したほか、トランプ米政権が価格抑制策として戦略石油備蓄(SPR)の放出を検討しているとの一部報道も流れたことから、世界的な供給逼迫懸念が後退。ドル高・ユーロ安の進行でドル建て原油に割高感が生じたことも圧迫要因となった。しかし、官民の在庫週報で、原油在庫の大幅な取り崩しが予想されていることから、安値から引き戻されほぼ変わらずとなった。米石油協会(API)が発表した在庫統計が、市場予想(前週比360万バレル減)に反し、62万9000バレル増加したことが嫌気され、時間外取引は下落。66.91ドル(-0.23)レベルで推移している。

米エネルギー情報局(EIA)は16日、8月の国内シェールオイル主要産地7カ所の産油量が14万3000バレル増の日量747万バレルと、過去最高に達するとの予想を示した。

*17日のシカゴトウモロコシは続伸。346.25セント(+4.50)。想定を下回る米農務省の作柄予想を受け、収穫減少の懸念が強まった。

シカゴ大豆は続伸。839.50セント(10.00)。米国産大豆の作柄見通し悪化に加え、中国の需要拡大への期待感が広がった。中国は最近、対米「貿易戦争」の影響でブラジル産大豆の調達を一段と増やしているが、米国産はこのところ値下がりしているため、ブラジル産に対する価格競争力が高まっているという。

*17日のNYダウは4日続伸。2万5119.89ドル(+55.53)。この日行われたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言では、貿易摩擦の影響を警戒しつつも、米経済の先行きと緩やかな利上げの継続に強い自信を示した。楽観的な見通しが好感された。


【18日の経済指標】
17:00   (南ア) 6月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.2%   
17:00   (南ア) 6月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.4%   
17:30   (英) 6月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.4%   
17:30   (英) 6月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.4%   
17:30   (英) 6月 小売物価指数(RPI) [前月比]  0.4%   
17:30   (英) 6月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  3.3%   
17:30   (英) 6月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]  2.1%   
18:00   (欧) 5月 建設支出 [前月比]  1.8%   
18:00   (欧) 5月 建設支出 [前年同月比]  1.8%   
18:00   (欧) 6月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  2.0%   
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  2.5%   
20:00   (南ア) 5月 小売売上高 [前年同月比]  0.5%   
21:30   (米) 6月 住宅着工件数 [年率換算件数]  135万件  132.5万件 
21:30   (米) 6月 住宅着工件数 [前月比]  5.0%  -1.7% 
21:30   (米) 6月 建設許可件数 [年率換算件数]  130.1万件  132.3万件 
21:30   (米) 6月 建設許可件数 [前月比]  -4.6%  1.7% 
23:00   (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 
27:00   (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

第173回 『おしえて陳さん』 
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