テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2018年07月

【東京金は下げ止まりを探る展開に】 
*先週のNY金は下落した。26日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、少なくとも来年夏まで政策金利を据え置く見通しが示された。ECBの予想外のハト派的な姿勢を受けて、ドル買い・ユーロ売りが進み、ドル建て金は割高感から売られた。

また、トランプ大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、工業製品の関税撤廃に向けて新たな貿易対話を始めることで合意したため、安全資産である金には売りが強まった。さらに、4-6月期米GDPは前期比年率+4.1%と堅調だった。米景気の好調さを背景にドルの先高感が強まった。ただ、米国と中国の貿易戦争の激化懸念が心理的な支援要因となり、1200ドル台は維持された。


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1200ドル台前半まで下落したことで現物需要も復活してきた可能性がある。金ETFも下落傾向に歯止めがかかり、800トンの大台を回復した。1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策の現状維持が予想されているが、9月会合での利上げはほぼ確実視されている。米長期金利が反発しているものの、金の下落幅は限定的で、金相場にもかなり織り込まれてきているようだ。NY金の一段安は避けられるだろう。

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*NY金予想レンジ=1180~1240ドル

*CFTC建玉7月24日時点:ファンドの金買い越しは4万8597枚(前週比-9244枚)と減少。総取組高は49万6620枚と前週比3万1658枚の減少。
   
*東京金は、31日に4343円まで売られ、年初来安値を更新し、2017年1月末以来、約1年半ぶりの水準に下落した。しかし、日銀の金融政策会合終了後に、為替が円安に振れると急反発し、下げ止まりを見せた。日銀は金融政策決定会合で、0.0%程度に誘導している長期金利を柔軟に調節することを決めた。これまで0.0~0.1%程度に抑えてきたが、変動幅を広げ、事実上金利の上昇を容認する。短期金利をー0.1%、長期金利を0.0%程度とする現行の政策金利は据え置いた。1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現状維持が見込まれているが、9月FOMCでの利上げはほぼ確実視されている。

トランプ大統領が利上げを牽制する発言や利上げペースへの不満を表明していることから、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定や政策運営方針が注目される。足元は金相場の弱材料が目立ち、安値圏での低迷が続いているが、米長期金利の反発にもかかわらずドルインデックスの上値が重くなり、恐怖指数(VIX)がやや上向きになってきた点に注意したい。NY金が1200ドルを維持しているのもマーケットの微妙な変化を察知しているかもしれない。東京金も現状の4300円台で下げ止まりの可能性が出て来そうだ。

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*東京金予想レンジ:4400~4500円。


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※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【 白金は値固め局面】
*先週の東京白金は上昇した。同じ貴金属である金が下落したのに対照的な展開となった。これは7月3日に2844円まで急落した際に、通常の5倍以上の出来高となったことで、買い因果玉が相当整理されたことが要因だろう。NY市場では、白金は金よりも400ドル強も安く、パラジウムとの比較でも90ドル余り安い常態にあり、相当割安感が強まっている。

内部要因では、CFTC建玉を見るとファンドは6週連続で売り越しており、依然として8000枚以上のショートが溜まっている。こうした状況の中で最大の生産国南アフリカの通貨が堅調に推移したため、ショートカバーが誘発され、白金相場を押し上げたのだろう。

24日、南アフリカを訪問していた中国の習近平国家主席が、南アに対して147億ドルの投資を約束したことが好感されて南アランドが上昇した。もっとも白金の需給を左右する材料ではないため、買戻し一巡後は再び上値が重くなることが予想されるが、ファンドのショートポジションが減少するまでは底堅く推移しそうだ。

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*CFTC建玉7月24日時点:ファンドの白金売り越しは8116枚(前週比-1528枚)と減少。総取組高は8万0021枚と前週比764枚の減少。

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*白金と金の逆ザヤは、7月3日に1526円と過去最大幅を記録した。その後は売られ過ぎから急速に縮小した。当面は、「白金買い・金売り」が優勢となりそうだ。


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は大幅上昇。トランプ大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)に関し「非常に劇的で非常にポジティブなことをやる」と発言し、メキシコの次期大統領を賞賛したことが支援材料となった。メキシコのグアハルド経済相がNAFTA再交渉について前向きな見解を示したことも材料視された。

米国のパーデュー農務長官は、NAFTA再交渉協議について、9月までに合意にこぎつけるため、米国はカナダとメキシコと個別に交渉を行う可能性があることを表明した。メキシコのグアハルト経済相は26日、NAFTA改定を目指して再開したライトハイザー米通商代表部(USTR)代表との協議に関して、8月末までに大筋合意するために作業を進める必要性で一致したと語った。7月隔週消費者物価指数は前年比4.76%と前回4.54%、予想4.5%を上回った。一方、5月小売売上高は売前年比 2.5%と前回3.3%を下回った。

*メキシコペソ円は上昇基調が継続しそうだ。今週2日はメキシコ中銀理事会が開催される。当初はインフレ率の上昇から利上げ見通しが強かったが、6月に利上げしたばかりのため、今回は効果を見極めるため政策変更はしないと見られている。先週発表された5月小売売上高の悪化も影響したようだ。利上げ見送りの結果を受けて一時的に反落する場面があっても、北米自由貿易協定(NAFTA)交渉への期待が高まっていることから、押し目は買われる可能性が高いだろう。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、NAFTA再交渉が最終段階にあるとの認識を示しており、メキシコとの通商合意は、8月中に結論を得ることが目標と説明した。

また、今後の設備投資や工場増設への期待も好感されよう。ロペスオブラドール次期大統領は、政権発足後は同国の産油量を日量250万バレルに引き上げることを検討すると述べた。国内6製油所を改修し2年以内に最大処理能力で稼働させる方針を掲げている。また南部タバスコ州に製油所を新設する計画。


【メキシコ経済指標】
31日火曜日
22:00メキシコGDP成長率第二四半期前年比 前回1.3%、予想1.4%

8月1日水曜日
22:00メキシコ6月景況感指数 前回48.7、予想48.4
23:30メキシコ6月製造業PMI 前回52.1、予想49.7

2日木曜日
27:00メキシコ中銀政策金利 前回7.75% 、予想7.75%

3日金曜日
22:00メキシコ6月消費者信頼感


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*予想レンジ:5.8円~6.2円


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【トルコリラ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のトルコリラ円は下落した。24日、トルコ中央銀行は政策金利である1週間物レポレートを17.75%に据え置いた。直近6月の消費者物価指数(CPI)が15%を越えていることもあり、市場では利上げが予想されていたが、中銀の決定を受け、失望感が強まり売りが膨らんだ。中銀は声明で「国内需要の減速が鮮明になっている」と指摘し、インフレ対策よりも景気に配慮した。今回の会合は、憲法改正で議院内閣制から大統領に権力を集中させた大統領制に移行して初の会合だった。

高インフレにもかかわらずトルコ中銀が政策金利の据え置きを決めたが、利上げを嫌うエルドアン大統領の意向を反映した結果となり、市場では中銀の独立性低下も懸念された。米国籍のブランソン牧師が、刑務所から出て自宅拘留となったことは一時的に好感されたが、トランプ大統領は即時釈放を要求し、トルコ側がこれに反対するなど両国の緊張が高まったこともリラ売りにつながった。

*今週のトルコリラ円は上値の重い展開が続くだろう。高インフレにもかかわらずトルコ中銀が金利を据え置いたことで、利下げが望ましいとのエルドアン大統領の意向を反映した結果となり、市場には失望感が高まっている。経常赤字の拡大、リラ安に伴う民間部門の対外債務負担の増大などマクロ経済への懸念は強まっている。トルコ株の下落が進み、米国の利上げを背景に新興国からの資金流出圧力がくすぶるなか、更なるリラ安・債券安・株安のトリプル安が懸念される。一方、こうした状況下でトルコリラ円は、22円台後半で下げ渋っている。過去最安値圏まで下落したことで、本邦個人投資家の逆張り買いが断続的に入っているようだ。

米国籍牧師ブランソン師を巡ってトルコと米国の関係悪化が懸念されている。トルコの裁判所は、テロリズムやスパイの罪に問われ係争中の米国人ブランソン牧師について、健康上の理由から収監継続決定を撤回し、自宅謹慎措置に変更した。同牧師は、トルコに20年以上住んでおり、2016年のクーデター未遂事件を起こしたグループや反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)を支援した罪で起訴された。2016年10月に拘束され、21カ月間収監されていた。同牧師は無罪を主張しており、トランプ大統領は即時釈放を要求した。

【トルコ経済指標】
30日月曜日
16:00トルコ7月経済信頼感 前回90.4
17:00トルコ6月観光客数前年比 前回27.29%

31日火曜日
16:00トルコ6月貿易収支 前回-77.6億USD、予想-55.0億USD
16:00トルコ観光収入第二四半期 前回$4.43B、予想$5.94B

8月1日水曜日
16:00トルコ7月製造業PMI 前回46.8

8月03日金曜日
16:00トルコ7月消費者物価指数前年比 前回+15.39%、予想+16.32%
16:00トルコ7月生産者物価指数前年比 予想+23.71%

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*予想レンジ:22.50円~23.50円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。23日は国営電力会社エスコムの赤字決算を受け、売りが優勢となった。資金調達費や減価償却が響き、 エスコムの2017-18年決算は23億ランド(1億7037万ドル)の赤字に落ち込んだ。しかし、24日に南アランド円は1週間ぶりの高値に上昇した。同国を訪問していた中国の習近平国家主席が、南アに対して147億ドルの投資を約束したことが好感された。米国と欧州連合(EU)は貿易障壁削減に向け交渉を開始することで合意した。貿易問題の解決は資源国通貨である南アランドには支援要因となった。

*今週の南アランド円は、堅調に推移しそうだ。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は19日、政策金利を予想通り6.5%に据え置いた。決定は全会一致。SARBはインフレリスクが現実味を帯びてきたと指摘した。ガニャゴSARB総裁は「物価の総合指数は十分目標範囲内に収まっているが、最低水準の時期は過ぎただろう」と述べた。米中間の報復関税の応酬や、世界的に原油が値上がりしていることが物価の主要なリスクだとした。6月消費者物価指数(CPI)は前年比4.6%上昇し、5月から伸びが加速したが、中銀の目標レンジである3.0─6.0%内に収まっている。

2018年の成長率見通しは、前回予測の1.7%増から1.2%増へ下方改定した。最近発効した付加価値税(VAT)の引き上げや、失業率が過去最高水準に迫っているため、短期的には成長が抑制されるだろうとした。 南アの第1四半期国内総生産(GDP)は9年ぶりの大幅なマイナスとなった。しかし、中国が南アフリカに対して147億米ドルの投資を約束したことは、同国経済を押し上げる効果をもたらすだろう。

【南アフリカ経済指標】
30日月曜日
15:00南アフリカ6月マネーサプライM3前年比
15:00南アフリカ6月民間部門信用前年比
21:00南アフリカ6月財政収支 前回-177億ZAR

31日火曜日
18:30南アフリカ第2四半期失業率 前回26.7%
21:00南アフリカ6月貿易収支 前回+35億ZAR 予想+50億ZAR

8月01日水曜日
18:00南アフリカ7月製造業PMI 前回47.9 予想48.5
21:00南アフリカ7月自動車販売前年比 前回+3.0%

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*予想レンジ:8.20円~8.50円


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【ドル円相場、今週の展望】
*今週のドル円は堅調に推移しそうだ。今週は重要イベントが複数ある。30、31日は日銀金融政策会合、31、1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)がそれぞれ開催され、3日には7月米雇用統計が発表される。週明け30日の東京市場におけるドル円は、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードから111円を挟んだレンジで保ち合いとなっている。

先週は、日銀が長期金利の誘導目標の柔軟化を検討していると報じられるなど大規模な金融緩和政策の副作用に関するニュースが出て、国内長期金利が上昇し、日米金利差縮小観測からドル安・円高が進んだ。31日の日銀決定会合では金融緩和の柔軟化が予想されているが、今後の連続的な利上げの端緒となる可能性は低く、日米金利差の持続的縮小につながるような展開にはならないと予想される。

ただ、物価上昇率の見通しを修正する可能性があり、金融緩和策は維持されよう。110円台では実需の買いもあってドル円は底堅く推移しよう。会合後に黒田日銀総裁が会見で、長期化する金融緩和政策の副作用について、どのような発言をするかが注目される。1日のFOMCでは、政策金利の据え置きが見込まれている。9月の会合で利上げが行われると予想されているが、トランプ大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げに不満を示したため、パウエルFRB議長がどのような見解を示すのか注目される。

27日に発表された第2四半期国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比4.1%増と、約4年ぶりの高い伸びを記録したことを踏まえて、ムニューシン財務長官は、米経済は今後4-5年に渡り、3.0%以上の成長率を維持するとの見通しを示した。3日に発表される7月米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比19万3000人増え、失業率は3.9%に低下する見込み。平均時給は年率2.7%増が見込まれており、今後の利上げを後押しする内容になりそうだ。総じてドル買い要因が多く、ドル円は反発する可能性が高いだろう。

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*CFTC建玉7月17日時点:ファンドのドル買い・円売りは3万9832枚(前週比+1102枚)と増加した。総取組高は18万2066枚と前週比1万3706枚の減少。

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*予想レンジ:110.00円~112.50円

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7月31日(火)
【7月30日の海外相場および市況】
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*週明け30日のNY外国為替市場のドル円相場は、日米英の金融政策会合を控えて様子見ムードが広がり、111円前後の水準で小動きとなった。今週は31日に日銀が金融政策決定を発表するほか、31日、8月1日の両日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、2日には英イングランド銀行(BOE)の金融政策委員会が予定されている。日銀は、長期金利の誘導目標水準を維持した上で、一定程度の変動幅拡大を容認する「柔軟化」を検討する見通しであるとの一部報道が流れている。また、米国ではトランプ大統領が利上げをけん制するような発言を行っており、日銀や米連邦準備制度理事会(FRB)などの金融政策決定や政策運営方針を見極めたいとの思惑が強まった。

*週明け30日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控えて様子見から小動きとなった。31日から2日間の日程で開催されるFOMCの結果や今週末に発表される米雇用統計の内容などを見極めたいとの思惑が広がった。米国と中国による「貿易戦争」回避に向けた協議の行方が不透明である上、トランプ大統領が利上げなどをけん制する発言を行う中、FRBがどのような政策運営方針を示すかに注目が集まっている。NY白金は3日続落。

*週明け30日のNY原油は反発し、約1週間ぶりに70ドルの節目を回復した。米国による対イラン経済制裁の再開が強材料視された。サウジアラビアが26日、親イランのイスラム教シーア派系武装組織フーシ派が自国原油タンカーを攻撃したとして、バブ・エル・マンデブ海峡を通る原油輸出の一時停止を発表。続いて、クウェートも同ルートでの原油輸出停止を検討していることを明らかにするなど、中東産原油の供給停滞懸念がくすぶっている。ただ、WTIの受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの在庫が増加したとの報が伝えられたため、上値はやや重かった。

*週明け30日のシカゴトウモロコシは続伸。米中西部産地の乾燥で生産減少懸念が強まった。
シカゴ大豆も天候懸念を受けて続伸。

*週明け30日のNYダウは続落。先週の4〜6月期決算の発表を受けて将来の成長性に懐疑的な見方が広がったフェイスブックやツイッターなどがこの日も売られた。決算が好調だったグーグルの持ち株会社アルファベットやアマゾン・ドット・コムにも売りが波及し、ハイテク株が相場全体を押し下げた。一方、NY原油が70ドル台を回復したことを好感し、エネルギー株が上昇。通信株にも買いが膨らんだ。ただ、翌日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)など主要中央銀行の政策決定を控えて様子見ムードも強く、買いは限定的だった。


【31日の経済指標】
未定   (日) 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表  -0.10%   
未定   (日) 日銀展望レポート 
07:45   (NZ) 6月 住宅建設許可件数 [前月比]  7.1% 
08:01   (英) 7月 GFK消費者信頼感調査  -9 
08:30   (日) 6月 失業率  2.2%
08:30   (日) 6月 有効求人倍率  1.60 
08:50   (日) 6月 鉱工業生産・速報値 [前月比]  -0.2% 
10:00   (中) 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)  51.5  
10:00   (NZ) 7月 NBNZ企業信頼感  -39.0 
10:30   (豪) 6月 住宅建設許可件数 [前月比]  -3.2%  
14:00   (日) 6月 新設住宅着工戸数 [前年同月比]  1.3% 
14:00   (日) 7月 消費者態度指数・一般世帯  43.7 
15:30   (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 
16:00   (トルコ) 6月 貿易収支  -77.6億ドル 
16:55   (独) 7月 失業者数 [前月比]  -1.5万人 
16:55   (独) 7月 失業率  5.2% 
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]  2.0%   
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前期比]  0.4%   
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  2.5%   
18:00   (欧) 6月 失業率  8.4%   
19:00   (日) 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) 
21:00   (南ア) 6月 貿易収支  35億ランド   
21:30   (米) 4-6月期 四半期雇用コスト指数 [前期比]  0.8%   
21:30   (米) 6月 個人消費支出(PCE) [前月比]  0.2%   
21:30   (米) 6月 個人所得 [前月比]  0.4%   
21:30   (米) 6月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.2%   
22:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]  1.1%   
22:00   (墨) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  1.3%  
22:00   (米) 5月 ケース・シラー米住宅価格指数  210.17   
22:00   (米) 5月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比]  6.6%   
22:45   (米) 7月 シカゴ購買部協会景気指数  64.1   
23:00   (米) 7月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)  126.4

第175回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


7月30日(月)
【7月27日の海外相場および市況】
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*週末27日のNY外国為替市場のドル円相場は、111円近辺でドルの上値重く推移した。4~6月期米実質GDP(国内総生産)速報値は季節調整済み年率換算で前期比4.1%増と、前期の2.2%増から急加速したが、伸び率は市場予想と一致。また、個人消費支出(PCE)物価指数が1.8%上昇、エネルギーと食料品を除いたコア指数が2.0%上昇となり、ともに市場予想を下回った。一部ではGDP伸び率が4%台後半を予想する声があったほか、インフレ関連指標で引き続き物価の上昇が抑えられていることが明らかになったことから、円買い・ドル売りが優勢となった。また、原油安に加え、NYダウが軟調に転じたこともドル売り要因。ただ、来週30、31日に日銀金融政策決定会合、31日、8月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、この日は日米の金融政策決定や政策運営方針を見極めたいとの思惑から様子見も広がった。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドのドル買い・円売りは7万3769枚(前週比+1万5119枚)と増加した。総取組高は20万0427枚と前週比1万4986枚の減少。ファンドはドル買いを拡大させた。


*週末27日のNY金は続落。4-6月期の米国内総生産(GDP)は市場予想にやや届かなかったものの、前期比年率+4.1%と堅調だった。ドルの先高感は強く、金は売りが優勢となった。米国と中国の貿易戦争の激化懸念は支援要因だが、先に欧州連合(EU)と米国が貿易障壁の撤廃に向けて歩み寄っており、米国と欧州の貿易戦争突入は回避されていることは金の上値を抑えた。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドの金買い越しは4万8597枚(前週比-9244枚)と減少。総取組高は49万6620枚と前週比3万1658枚の減少。

*週末27日のNY白金は続落。ドルの先高感を背景に引き続き上値が重かった。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドの白金売り越しは8116枚(前週比-1528枚)と減少。総取組高は8万0021枚と前週比764枚の減少。

*週末27日のNY原油は反落。来月の米国による対イラン制裁の開始を控えて、イランと米国の舌戦が緊迫化していることを背景に前日まで上げてきたものの、週末要因から利益確定売りが優勢となった。来月からイラン政府によるドルの購入が制限されるほか、イランとの貴金属の取引が制裁対象となる。石油関連の制裁は11月から始まる。
 
ロシアのノバク・エネルギー相が増産を示唆したと伝えたことも圧迫要因。同エネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国は日量100万バレルを超える増産協議の可能性を排除しないと述べたという。供給不足を解消するため、サウジアラビアやロシア、アラブ首長国連邦(UAE)などは6月から増産に動いている。   
                                                      
4-6月期の米国内総生産(GDP)は前期比年率で+4.1%となり、ほぼ市場予想並だったことからあまり材料視されなかった。

直近1週間の米国内石油掘削リグ稼働数は、前週比3基増だった。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドの原油買い越しは61万0471枚(前週比-2万0823枚)と減少。総取組高236万1062枚と前週比7万9424枚の減少。

*週末27日のシカゴトウモロコシは堅調。国内向けと輸出向けの力強い需要が支援要因。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは7万1375枚(前週比-1万9430枚)と減少。総取組高は190万6291枚と前週比6万0526枚の増加。

*週末27日のシカゴ大豆は続伸。中国との貿易戦争は続いているが、輸出需要の力強い拡大が期待された。

CFTC建玉7月24日時点:ファンドの大豆売り越しは1万0814枚(前週比+1万1964枚)と売り越しに転じた。総取組高は86万0280枚と前週比2339枚の増加。

*週末27日のNYダウは反落。米国内総生産(GDP)統計が想定の範囲内だったことで、利益確定売りが優勢となった。4~6月期米実質GDP速報値は、季節調整済み年率換算で前期比4.1%増。減税を見込んだおう盛な個人消費が寄与し、景気が拡大基調をたどっていることが示された。ただ、伸び率はほぼ市場予想と一致。事前には4%台後半を予想する声も上がっていたことから、株価を大幅に押し上げる材料とはならなかった。


【30日の経済指標】
未定   (日) 日銀・金融政策決定会合(1日目) 
08:50   (日) 6月 小売業販売額 [前年同月比]  0.6%
08:50   (日) 6月 百貨店・スーパー販売額(既存店) [前年同月比]  -2.0% 
15:00   (南ア) 6月 マネーサプライM3 [前年同月比]  5.73%
17:30   (英) 6月 消費者信用残高  14億ポンド 
17:30   (英) 6月 マネーサプライM4 [前月比]  0.4% 
17:30   (英) 6月 マネーサプライM4 [前年同月比]  1.8%  
18:00   (欧) 7月 経済信頼感  112.3 
18:00   (欧) 7月 消費者信頼感(確定値) 
21:00   (独) 7月 消費者物価指数(CPI、速報値) [前月比]  0.1% 
23:00   (米) 6月 住宅販売保留指数 [前月比]  -0.5% 

第175回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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