テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

2018年12月

12月21日(金)
【12月20日の海外相場および市況】
ny1220

*20日のNY外国為替市場では、世界的な景気減速懸念を背景とした株安が続く中、安全通貨の円買いが進行し、一時110円82銭まで下落、約3カ月半ぶりに110円台を付けた。終値は111円24〜34銭。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り今年4回目の利上げを決定。一方、来年以降の想定利上げ回数を従来の3回から2回に下方修正した。しかし、景気の先行きに懸念が広がる中、市場ではハト派ではなかったと悲観的に受け止められた。世界的な株安も重なりリスクオフから円買いが加速した。また、トランプ大統領はこの日、暫定予算が21日に失効することに伴う新たなつなぎ予算案の署名を拒否する意向を表明。予算切れで一部政府機関が閉鎖に追い込まれることへの警戒感もドル売り要因となった。

*20日のNY金は、対ユーロでのドル安先行に伴う割安感などから買いが優勢となり、4日続伸した。1267.90ドル(+11.50)と、6月25日以来約6カ月ぶりの高値を付けた。終値は200日移動平均線を上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の予想通り追加利上げを決定。来年の利上げ想定回数に関しては3回から2回に下方修正したが、市場が想定していたほど利上げに消極的な姿勢を示さず、景気減速懸念が再燃したことから、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建て金に割安感が生じたことから、金が買われた。また、欧米の主要株価が全面安となり、リスク回避姿勢が強まったため、安全資産としての金買いも強まった。米政府機関の閉鎖をめぐる懸念も市場の不安要因とな利、金を押し上げた。米議会はつなぎ予算により閉鎖を回避しようとする一方で、トランプ大統領はつなぎ予算案に署名するかどうか「選択肢を引き続き検討する」と見解を示した。

NY白金は小反落。795.80ドル(-0.20)。


*20日のNY原油は、世界的な景気先行き懸念が広がる中で再び売り込まれ、大幅反落した。45.88ドル(-2.29)。終値は2017年7月21日以来1年5カ月ぶりの安値を付けた。世界的な景気先行き懸念が強まる中、エネルギー需要見通しに不透明感が広がり、再び原油に売り圧力が強まった。また、トランプ大統領は20日、暫定予算が21日に失効することに伴う新たなつなぎ予算案の署名を拒否する意向を示した。予算切れで一部政府機関が閉鎖に追い込まれる恐れが出てきたため、NYダウが一段と下落し、株式と並んでリスク資産とされる原油も売りが強まった。また、米国やサウジアラビア、ロシアの産油量が記録的な水準に達する中、2019年1月から実施される石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産効果に懐疑的な見方も広がっている。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国は今月、在庫削減と価格支援を図り日量120万バレルの協調減産で合意したが、減産が始まるのは来月で、米国とロシア、サウジアラビアの産油量は過去最大規模に膨らんでいる。この日国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、地政学的問題がない限り原油相場は短期的に高騰しないと予想した。

*20日のシカゴトウモロコシは続落。375.25セント(-6.50)。エタノール生産会社の需要減退懸念や、降雨により南米で生産拡大が見込まれることを受け、3週間ぶりの安値を付けた。

シカゴ大豆は続落し3週間ぶりの安値をつけた。893.50セント(-6.50)。ブラジルやアルゼンチンの乾燥した地域で降雨があり、豊作予想が一段と押し上げられた。ブラジルで収穫が始まる中、大量の米国産大豆が輸出される可能性は低下している。

*20日のNYダウは、米連邦準備制度理事会(FRB)が前日の金融政策決定会合で追加利上げに消極的な姿勢を示さなかったことを嫌気した売りが続き、大幅続落した。2万2859.60ドル(-464.06)。一時680ドル近く下げる場面もあった。FRBは前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、2019年の想定利上げ回数を従来の3回から2回に下方修正。しかし、パウエル議長が記者会見で「来年も米国経済は好調さを持続する」として、従来の利上げ路線を継続する姿勢を強調したことから、前日に続いて失望売りが続いた。来年の利上げ回数が減ることは事前に織り込み済みだが、利上げ停止に向けたハト派的なメッセージを期待していたため、失望感が強まったようだ。また、連邦政府予算の一部が21日に期限が切れ、政府機関の閉鎖の可能性が高まっていることも市場心理を悪化させた。上院は来年2月8日までのつなぎ予算を可決したが、トランプ大統領は20日、メキシコ国境の壁建設費用が含まれていないとして署名を拒否する姿勢を示した。


【21日の経済指標】
08:30   (日) 11月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.4%   
08:30   (日) 11月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  1.0%   
08:30   (日) 11月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.4%   
16:00   (独) 1月 GFK消費者信頼感調査  10.4
18:30   (英) 7-9月期 四半期経常収支  -203億ポンド   
18:30   (英) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前期比]  0.6%   
18:30   (英) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  1.5% 
22:30   (米) 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率]  3.5%  3.5% 
22:30   (米) 11月 耐久財受注 [前月比]  -4.4%  2.0% 
22:30   (米) 11月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]  0.1%  0.3% 
22:30   (米) 7-9月期 四半期GDP個人消費・確定値 [前期比]  3.6%   
22:30   (米) 7-9月期 四半期コアPCE・確定値 [前期比]  1.5% 
24:00   (米) 11月 個人消費支出(PCE) [前月比]  0.6%  0.3% 
24:00   (米) 11月 個人所得 [前月比]  0.5%  0.3% 
24:00   (米) 11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.1%  0.2% 
24:00   (欧) 12月 消費者信頼感(速報値)  -3.9   
24:00   (米) 12月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値  97.5  97.5 
24:00   (米) 11月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]  2.0%   
24:00   (米) 11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  1.8%  


第194回 『おしえて陳さん』 
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12月20日(木)
【12月19日の海外相場および市況】
ny1219

*19日のNY外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年以降の追加利上げに関して、予想よりハト派的ではなかったことから、いったんドルが買われたが、その後はNYダウの大幅反落を背景に売られた。112円44〜54銭。FRBが米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を発表すると、値動きが荒い展開になった。FRBは市場の予想通り、今年4回目の追加利上げ決定。一方、来年の利上げ想定回数に関しては従来の3回から2回に下方修正した。市場が想定していたほどハト派的な内容でなかったことから、ドル円は112円台後半に上昇。その後はダウがFRBのハト派的でない姿勢を嫌気して急落に転じると、米債券買いが進行した。米長期金利が低下したことから、ドルが売られ、ドル円は112円台半ばに押し上げられた。本日は、日銀の金融政策決定会合が開催され、午後3時半から黒田東彦総裁が会見を行う予定。

*米連邦準備制度理事会(FRB)は19日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き上げ、年2.25~2.50%とすることを全会一致で決めた。今年4回目の利上げとなる。一方で、今後の景気減速を見込み、来年想定する金利引き上げ回数を従来の3回から2回に減らした。

*19日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定を控えて様子見から3日続伸した。1256.40ドル(+2.80)。欧州委員が、イタリアの2019年の修正予算案を承認したことから、ユーロが対ドルで上昇した。ドル安の進行を受け、金は10ドル近く上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、世界的な景気減速の兆候などを背景にハト派的な姿勢を示すのではないかとの見方も金利を生まない金には追い風になり、一時1262.20ドルの高値を付けた。

引け後に公表されたFOMC声明では、市場の予想通り今年4回目の利上げが決定された。2.25%⇒2.50%。また、FRBは来年の利上げ想定回数を3回から2回に下方修正したが、2020年は1回とし金融引き締め路線を堅持した。このため、ハト派的な内容になると見込んでいた向きには失望感が高まり、電子取引では急落し、1250ドルを下回った。東京時間は9.35ドル安の1247.15ドルで推移している。

NY白金は小反発。796.00ドル(+1.20)。

*19日のNY原油は、米石油製品の在庫減少などを好感した買いや値頃感による買い戻しなどが入り、4営業日ぶりに反発した。47.20ドル(+0.96)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した14日までの1週間の原油在庫は前週比49万7000バレル減。減少は3週連続となったものの、市場予想(240万バレル減)を下回る取り崩しだった。一方、軽油やヒーティングオイルを含むディスティレート(留出油)在庫は420万バレル減と、市場予想(57万3000バレル増)に反して取り崩された。ディスティレートの需要は2003年1月以来の高水準に増加し、ヒーティングオイル中心に買いが膨らんだ。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国は今月初めに日量120万バレルの産油量削減で合意したものの、実際に減産に踏み切るのは来年1月からで、米国、サウジアラビア、ロシアの主要産油国で引き続き増産傾向が見られることから、上値は抑えられた。米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが決定されたが、これを受けてリスク資産であるダウが大幅安となったことから、同じリスク資産である原油相場にも嫌気された。

*19日のシカゴトウモロコシは反落。381.75セント(-3.75)。エタノールメーカーのトウモロコシ需要低迷をめぐる懸念が広がったほか、大豆相場安が圧迫要因となった。

シカゴ大豆は反落し、2週間ぶりの安値をつけた。900.00セント(-7.75)。中国による買い付けが始まったものの、予想を下回るペースであるため需給要因を好転させる可能性は小さいと見られた。


*19日のNYダウは、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年以降の利上げについて、市場が期待したほどハト派的な姿勢でなかったことに失望し、大幅反落した。2万3323.66ドル(-351.98)。下げ幅は一時500ドルを超えた。FRBが金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)で、2019年の利上げの想定回数を引き下げるとの期待から、買いが先行して始まり、上げ幅は一時380ドルを超えた。FRBが発表した声明では、政策金利を引き上げ(2.25%⇒2.50%)、19年の利上げ想定回数を3回から2回に引き下げるとした。景気先行き懸念が強まる中、市場が期待していたほどFRBが来年以降の利上げに消極的ではないことが明らかになり、株価は急落に転じた。


【20日の経済指標】
未定   (日) 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表  -0.10%   
06:45   (NZ) 11月 貿易収支  -12.95億NZドル   
06:45   (NZ) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]  1.0%   
06:45   (NZ) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  2.8%   
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)     
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 
09:30   (豪) 11月 新規雇用者数  3.28万人   
09:30   (豪) 11月 失業率  5.0%   
13:30   (日) 10月 全産業活動指数 [前月比]  -0.9%   
15:30   (日) 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 
18:00   (欧) 10月 経常収支(季調済)  169億ユーロ  
18:00   (欧) 10月 経常収支(季調前)  241億ユーロ   
18:30   (英) 11月 小売売上高 [前月比]  -0.5%   
18:30   (英) 11月 小売売上高(除自動車) [前月比]  -0.4%   
18:30   (英) 11月 小売売上高 [前年同月比]  2.2%   
18:30   (英) 11月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]  2.7% 
21:00   (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表  0.75%   
21:00   (英) 英中銀資産買取プログラム規模  4350億ポンド   
21:00   (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 
22:30   (加) 10月 卸売売上高 [前月比]  -0.5%   
22:30   (米) 12月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  12.9  15.0 
22:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数   
22:30   (米) 前週分 失業保険継続受給者数 
24:00   (米) 11月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.1%  0.0% 
28:00   (墨) メキシコ中銀、政策金利  8.00%   

第193回 『おしえて陳さん』 
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12月19日(水)
【12月18日の海外相場および市況】
ny1218

*18日のNY外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を翌日に控えて次第に様子見姿勢が強まり、112円台半ばで小動きとなった。112円47〜57銭。アジアや欧州の主要株価がほぼ全面安となる中、リスク回避姿勢が強まり、円買い・ドル売りが先行した。18、19両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、今後の利上げペースの減速を示唆する声明文や金利見通しがハト派的にはなるとの思惑から、一時112円25銭付近まで下落した。ただ、NY市場に入ってからは、下げ過ぎ感を反映してドルの買い戻しが入った。

*18日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を翌日に控えて小幅続伸した。1253.60ドル(+1.80)。この日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の日程で始まった。翌19日に公表される声明文と経済・金利見通しなどから来年以降の政策運営に関する手掛かりを得たいとの思惑が強く、積極的な商いは手控えられた。11月米住宅着工件数は3カ月ぶりにプラスに転じ、先行指標である着工許可件数も市場予想を上回った。NYダウがこの日は反発したことも、金の上値を抑えた。

NY白金は小反落。794.80ドル(-1.10)。

*18日のNY原油は、世界的な景気減速懸念が強まる中、需給緩和に対する警戒感も広がり、大幅続落した。46.24ドル(-3.64)と、2017年8月30日以来約1年4カ月ぶりの安値で引けた。世界景気に対する先行き不安でエネルギー需要の見通しも警戒されも売りが活発化した。一方、ロシアの12月の産油量が日量ベースで過去最高水準に達していることが判明。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国は今月に入り日量120万バレルの協調減産で合意しているが、実際に減産に踏み切るのは来年1月からで、米国やサウジアラビアでも増産傾向が続く中、協調減産効果に懐疑的な見方が強く、原油売りに拍車が掛かった。さらに、米エネルギー情報局(EIA)は17日に公表した月報で、米国の主要シェール層7カ所の石油生産が2018年末までに日量800万バレルを超えると予想。米国内の在庫水準も記録的な水準になるとの懸念が広がった。

*18日のシカゴトウモロコシは反発。385.50セント(+1.50)。 中国が先週、米国産大豆150万トン超を購入したため、トウモロコシの購入についても期待が高まっている。


シカゴ大豆は続伸。907.75セント(+3.00)。中国が先週、米国産大豆150万トン超を購入して以来、中国からの新たな買い付けが明らかになったことを好感した。南米の悪天候により、大豆の収穫高が減るとの懸念が大豆相場の支援材料。アルゼンチンの一部とブラジル南部では非常に雨が多く、ブラジル中部では乾燥した天候が続いている。

*18日のNYダウは、過去2営業日の大幅下落を受けた値頃感から買い戻しが入り、反発した。2万3675.64ドル(+82.65)。過去2営業日の下げ幅が1000ドルを超えたため、この日は値頃感の出たハイテク株などに買い戻しが入り、一時334ドル高まで上昇した。ただ、原油相場が需給緩和への警戒感を背景に約1年4カ月ぶりの安値を付けたことを嫌気し、エネルギー株が急落。民主党が共和党の歳出案を却下したとの報を受け、
政府機関の一部閉鎖懸念が強まったことも嫌気され、上げ幅を縮小した。


【19日の経済指標】
未定   (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)1日目 
未定   (日) 日銀・金融政策決定会合(1日目) 
06:45   (NZ) 7-9月期 四半期経常収支  -16.19億NZドル   
08:50   (日) 11月 貿易統計(通関ベース、季調前)  -4501億円 
08:50   (日) 11月 貿易統計(通関ベース、季調済)  -3027億円   
16:00   (独) 11月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  0.3%   
18:30   (英) 11月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.1%   
18:30   (英) 11月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.4%   
18:30   (英) 11月 小売物価指数(RPI) [前月比]  0.1%   
18:30   (英) 11月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  3.3%  
18:30   (英) 11月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]  2.4%   
18:30   (英) 11月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.9%   
19:00   (欧) 10月 建設支出 [前月比]  2.0% 
19:00   (欧) 10月 建設支出 [前年同月比]  4.6%   
21:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  1.6%   
22:30   (米) 7-9月期 四半期経常収支  -1015億ドル 
22:30   (加) 11月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.3%   
22:30   (加) 11月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.4%   
24:00   (米) 11月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]  522万件  520万件 
24:00   (米) 11月 中古住宅販売件数 [前月比]  1.4%  -0.4% 
28:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表  2.00-2.25%  2.25-2.50% 
28:30   (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 

第193回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


【東京白金は割安感強く、いずれ買いが入るだろう】
*NY白金が800ドルを下回り、東京白金も戻り売りが優勢となっているようだ。

先月下旬に公表されたThe World Platinum Investment Council(WPIC、ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル)の「Platinum Quarterly」最新版によると、世界のプラチナ需要は、2019年に2%超の増加が予測され、1. 2019年の需要は、産業の継続的成長と投資回復により上昇、2. 2019年の自動車分野予測には、プラチナによるパラジウムの大幅な代替は考慮せず、3. 2019年のプラチナ余剰は、2018年の余剰から10%低下すると予測されている。主に化学、石油産業や地金、コイン等が需要を牽引する一方で、欧州の自動車分野では需要減退が予想されている。これはディーゼル車に対する制限が厳しくなることが背景にある。

ただ、自動車分野における需要は減少を続けることは確実であるものの、減少率は小さなものに留まるとしている。総じて今年の需給状況よりは改善する見込みだが、産業用貴金属であるため、原油安や株価の下落を反映して、不安定な地合いを強いられているようだ。しかし、NY白金の800ドル以下、東京白金の2800円台は割安感が強い。同じ貴金属である金やパラジウムとの比較にしても下げ過ぎ感は強く、いずれ買いが優勢になると予想する。

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*東京白金予想レンジ:2750~2950円

*CFTC建玉12月11日時点:ファンドの白金買い越しは1万0991枚(前週比-3635枚)と減少。総取組高は8万2550枚と前週比+5722枚の増加。

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*白金と金の逆ザヤは、7月3日につけた1526円をさらに上回って、12月11日には1687円と過去最大幅を記録した。「白金売り・金買い」が有利の状況が続きそうだ。


情報提供:(株)みんかぶ
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【東京金は押し目買い優勢が続きそう】    
*先週のNY金は下落した。一時1256ドルまで上昇する場面もあったが、高値圏では利益確定売りが出て上値を抑えたようだ。市場は18、19日に階差入れる米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目しており、様子見が強まっている状況でもある。市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)は今年4回目の利上げを決定すると予想しているが、声明では、今後の金融政策運営についてハト派的な姿勢が示されるとの見方が台頭している。そのため、米長期金利は低下し、ドル指数は上値が重くなり、利子を産まない金をサポートしている。

また、来年の米国景気の成長鈍化が懸念され、NYダウが下落基調を強め、恐怖指数(VIX)は、12月4日以降20ポイント台で推移しており、市場のリスク回避姿勢が強まっていることを示唆している。当初2019年は年3回の利上げが想定されていたが、現時点では2回もしくいは1回に減少するとの見方が優勢になっている。予想通りの展開となれば、金はFOMC後にジリ高となろう。ファンドは買い玉を拡大しており、早くもハト派的声明に備えているようだ。

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*NY金予想レンジ=1230~1270ドル

*CFTC建玉12月11日時点:ファンドの金買い越しは6万0499枚(前週比+1万1498枚)と増加した。総取組高は40万2250枚と前週比2331枚の増加。

*先週の東京金は上昇し、終値は4500円台を維持した。市場は18、19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。今回の利上げは想定内であり、声明の内容がハト派的になるのではないかとの見方が強まっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「中立金利」に言及し、現状は中立金利から遠くないとした。複数のFRB高官も同調する見解を示したこことから、来年の利上げペースは当初想定の年3回から年2回もしくは年1回に減速するとの見方が強まっている。

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また、米中貿易戦争の長期化懸念や今後の景気減速が懸念されて世界的に株価が下落していることから、安全資産である金が見直される可能性は高いと予想されるが、現状の金投資はまだ限定的だ。金ETFは760トン台で伸び悩んでいる。市場はFOMCで今後の政策が明瞭になるかどうかを待っている状況。東京金は、NY金が反落する状況で、為替が円安に進行したため、買いが優勢となった。年初高値を起点とする上値抵抗線をブレイクし、年初高値4793円と年初安値4412円の半値である4453円を上回ったことで全値戻しが視野に入る可能性が高まった。金は100円単位で動くことが多く、現状の上昇基調が継続すれば、短期的には次の上値の目安は4600円になろう。

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*東京金予想レンジ:4470~4570円。


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12月18日(火)
【12月17日の海外相場および市況】
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*週明け17日のNY外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合を18、19両日に控え、トランプ米大統領による追加利上げをけん制する発言などを受けて円買い・ドル売りが進み、ドル円は112円台後半に下落した。112円79〜89。トランプ大統領は、FRBは「いまだに追加利上げを考えている」とツイッターに投稿し、改めて利上げげを牽制した。ナバロ米大統領補佐官も「FRBが19日に利上げを決めるべきでない理由は景気が減速しているからではなく、景気がインフレのない状態で拡大しているからだ」と利上げに反対した。また、12月NY州製造業景況指数が10.9となり、市場予想(20.6)を大幅に下回り、景気先行き不透明感からドル売りとなった。この日はさらに、世界的な景気減速懸念を背景にNYダウが大幅続落し、債券が買われて米長期金利が低下したこともドルを圧迫し、一時112円69銭まで下落し、1週間ぶりの安値を付けた。

*週明け17日のNY金は、ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感から買われ、3営業日ぶりに反発した。1251.80ドル(+10.40)。外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金は割安感から買われた。また、欧米の主要株価が全面安となり、リスク回避姿勢が強まり、安全資産として金が買われた。市場の注目は18、19両日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。今会合での追加利上げ決定はほぼ確実視されているが、世界的な景気減速懸念が浮上する中、来年以降の利上げ想定回数が下方修正されるかどうかが焦点。

*NY白金はドル安を受けて3日ぶりに反発。795.90ドル(+10.60)。

*週明け17日のNY原油は、世界的な景気先行き不安が広がる中、大幅続落した。49.88ドル(-1.32)。2017年10月9日以来約1年2カ月ぶりに50ドルを割り込んだ。前週末に発表された中国や欧州の経済指標が低調だったのに続き、この日は12月NY製造業景況指数も市場予想を大きく下回ったため、世界的な景気減速懸念が強まった。このため、エネルギー需要の先行きにも警戒感が広がり、売りが強まった。また、NYダウが下げ幅を拡大するにつれ、株式と並んでリスク資産である原油にも一段と売り圧力がかかった。調査会社ジェンスケープの統計で貯蔵拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は11〜14日に100万バレル超増加したという。

*週明け17日のシカゴトウモロコシは反落。384.00セント。(-0.75)。CFTC明細で商品ファンドが予想を上回る規模の買い持ちポジションを積み上げていることが明らかになったことが背景。一方、米中貿易戦争の「一時休戦」を受けて、中国が米国産トウモロコシを購入するとの期待感により下げ幅は限られた。

シカゴ大豆は反発。904.75セント(+4.25)。中国が先週、米国産大豆150万トン超を購入したことを受けて、新たな中国需要が見込まれている。


*週明け17日のNYダウは、世界的な景気減速懸念を背景に大幅続落した。下げ幅は一時600ドルを超えた。2万3592.98ドル(-507.53)。中国や欧州をはじめとする世界的な景気減速懸念を背景に売りが続いた。12月NY州製造業景況指数や全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した住宅関連指標が弱い内容だったことも嫌気された。米著名投資家ガンドラック氏がCNBCのインタビューで「米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げすべきでない」と発言し、景気減速懸念が強まったことが強く意識された。


【18日の経済指標】
未定   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目 
09:00   (NZ) 12月 NBNZ企業信頼感  -37.1   
09:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 
18:00   (独) 12月 IFO企業景況感指数  102.0   
22:30   (加) 10月 製造業出荷 [前月比]  0.2%   
22:30   (米) 11月 住宅着工件数 [年率換算件数]  122.8万件  123.0万件 
22:30   (米) 11月 住宅着工件数 [前月比]  1.5%  0.2% 
22:30   (米) 11月 建設許可件数 [年率換算件数]  126.5万件  126.3万件 
22:30   (米) 11月 建設許可件数 [前月比]  -0.4%  -0.2%


第193回 『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


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