1月31日(金)
【1月30日の海外相場および市況】

*30日のNY外国為替市場では、新型肺炎の感染拡大への警戒感が続く中、安全資産としての円を買う動きが強まり、ドル円は108円台後半に下落した。108円89〜99銭。米国の昨年10〜12月期の国内総生産(GDP)が市場の予想通りだったことなどからドルは109円台を回復。しかし、中国本土で新型コロナウイルスによる肺炎感染者が8000人を突破したことが明らかになり、米国でも人から人への感染が初めて確認された。速いペースで感染者が増えているため、安全資産である円やスイスフランが買われ、ドル円は一時108円58銭まで下落した。ただ、米疾病対策センター(CDC)が「米国人一般への差し迫ったリスクは依然低い」との見解を表明。世界保健機関(WHO)も国際的な緊急事態を宣言する一方、感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと説明したことから、市場では経済への影響への懸念が和らぎ、円はを売り戻されて終えた。
【1月30日の海外相場および市況】

*30日のNY外国為替市場では、新型肺炎の感染拡大への警戒感が続く中、安全資産としての円を買う動きが強まり、ドル円は108円台後半に下落した。108円89〜99銭。米国の昨年10〜12月期の国内総生産(GDP)が市場の予想通りだったことなどからドルは109円台を回復。しかし、中国本土で新型コロナウイルスによる肺炎感染者が8000人を突破したことが明らかになり、米国でも人から人への感染が初めて確認された。速いペースで感染者が増えているため、安全資産である円やスイスフランが買われ、ドル円は一時108円58銭まで下落した。ただ、米疾病対策センター(CDC)が「米国人一般への差し迫ったリスクは依然低い」との見解を表明。世界保健機関(WHO)も国際的な緊急事態を宣言する一方、感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと説明したことから、市場では経済への影響への懸念が和らぎ、円はを売り戻されて終えた。
*30日のNY金は、新型肺炎の感染拡大懸念を背景に安全資産への資金流入が続く中、堅調に推移した。1589.20ドル(+13.20)。2013年4月1日以来約7年ぶりの高値を付けた。新型コロナウイルスによる肺炎の感染者は中国本土で8000人を超え、少なくとも170人が死亡。本土以外の19カ国・地域でも感染者が確認され、世界保健機関(WHO)は30日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかを判断する緊急委員会を再招集した。感染拡大のピークが見通せない状況が続く中、企業活動の停止や移動制限などの措置が相次いでおり、市場は中国や世界経済への悪影響を懸念。前日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が新型肺炎に対する警戒感を示し、安全資産とされる金には「質への逃避」目的の買いが集まった。
NY白金は反発。980.50ドル(+5.20)。
パラジウムは3日続伸。2215.70ドル(+13.50)。20日に史上最高値の2582.19ドルを付けるなど高値水準で推移する中、ロシア非鉄金属生産大手ノリリスク・ニッケルは29日、自社で運営するグローバル・パラジウム・ファンドが現在の在庫から3トンのパラジウムを市場へ供給し、供給不足を一時的に緩和する方針を発表した。
*30日のNY原油は、世界的な新型肺炎拡大に対する懸念が台頭し続落した。52.14ドル(-1.19)。2019年8月上旬以来約半年ぶりの安値となった。中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は中国内で170人となった。患者は8000人超。感染は中国全土に拡大した。米疾病対策センター(CDC)は30日、新型肺炎について、米国で初めて人から人への感染を確認したと発表。世界的な感染拡大がエネルギー需要を減退させるとの懸念が広がり、一時51.66ドルまで下落した。一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成するOPECプラスの会合を当初予定の3月から2月に前倒しする可能性が浮上していることは下支え要因となったようだ。引け後に世界保健機関(WHO)は、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言したものの、感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと説明したことから、て電子取引では買い戻されて反発。北海ブレント原油は、58.29ドル(-1.52)。一時57.71ドルと、昨年10月8日以来の安値に下落した。
*30日のシカゴトウモロコシは続落。379.50セント(-4.75)。新型コロナウイルスによる肺炎をめぐる懸念が圧迫要因。
シカゴ大豆は8日続落。876.25セント(-16.75)。新型コロナウイルスによる肺炎拡大をめぐる懸念が強まり、8カ月ぶり安値を付けた。中国の大豆需要減につながるかもしれないとの不安感も広がっているという。
*30日のNYダウは、新型肺炎をめぐる警戒感が和らいで買い戻しが入り、3日続伸した。2万8859.44ドル(+124.99)。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大懸念から、売りは優勢だった。中国では30日夜、感染者が8000人を突破したことが明らかになり、米国でもこの日に人から人への感染が初めて確認された。ただ、米疾病対策センター(CDC)は「米国人一般への差し迫ったリスクは依然低い」との見方を表明。世界保健機関(WHO)が国際的な緊急事態を宣言したものの、テドロス事務局長は感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと説明。経済への影響をめぐる警戒感がやや和らいだことから買い戻しが入り、プラス圏で引けた。
【31日の経済指標】
08:30 (日) 12月 失業率 2.2% 2.3%
08:30 (日) 12月 有効求人倍率 1.57 1.57
08:30 (日) 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 0.8% 0.8%
08:50 (日) 12月 小売業販売額 [前年同月比] -2.1% -1.6%
08:50 (日) 12月 鉱工業生産・速報値 [前月比] -1.0% 0.7%
08:50 (日) 12月 鉱工業生産・速報値 [前年同月比] -8.2% -3.3%
09:30 (豪) 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比] 0.4%
09:30 (豪) 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前年同期比] 1.6%
10:00 (中) 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 50.2 50.1
14:00 (日) 12月 新設住宅着工戸数 [前年同月比] -12.7% -12.2%
16:00 (トルコ) 12月 貿易収支 -22.3億ドル
18:30 (英) 12月 消費者信用残高 6億ポンド 9億ポンド
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前期比] 0.2% 0.2%
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) [前年同期比] 1.2% 1.1%
19:00 (欧) 1月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] 1.3% 1.4%
19:00 (欧) 1月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比] 1.3% 1.2%
21:00 (南ア) 12月 貿易収支 61億ランド 110億ランド
22:30 (米) 12月 個人所得 [前月比] 0.5% 0.3%
22:30 (米) 12月 個人消費支出(PCE) [前月比] 0.4% 0.3%
22:30 (米) 12月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比] 1.5% 1.6%
22:30 (米) 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター) [前月比] 0.1% 0.1%
22:30 (米) 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター) [前年同月比] 1.6% 1.6%
23:45 (米) 1月 シカゴ購買部協会景気指数 48.2 48.9
24:00 (米) 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値 99.1 99.0
第237回
『おしえて陳さん』
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
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*マーケットスクランブル出演
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