【NYプラチナ、1000ドル割れは底値の可能性】
NY白金はドル高を反映して上値の重い展開が続いている。
週末2日に発表される6月米雇用統計が良好であれば、ドル高が進み、ドル建てプラチナには下押し圧力がかかるだろう。
雇用統計は、非農業部門就業者数が69.5万人増(前回55.9万人増)、失業率5.7%(前回5.8%)、平均時給は前年同月比+3.6%(予想+2.0%)が、それぞれ予想されている。
だが、雇用状況の改善は、経済の回復が順調ということでもあり、産業用貴金属であるプラチナの下げは長続きしないのではないか。
1000ドルを割り込む展開では、採算コストが意識され、実需筋の買いが期待されよう。
CFTC建玉を見ると、ファンドの買い越しは急減しており、買い玉の整理はかなり進んでいる。
プラチナ相場は、短期的には1000~1100ドルのレンジが想定されるが、将来に向けての値固め局面となろう。
情報提供:株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
※上記ロゴのチャートの著作権は、ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。 提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。