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商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 南アランド

【南アランド円、今週の予想(7月7日)】
*堅調に推移しそう。予想レンジ:6.10円~6.60円
*南アフリカの経済状態は良くない。格付け会社ムーディーズは3月、南アの外貨建て長期債を投資不適格級に格下げした。2020年1~3月期の南アフリカ国内総生産(GDP)実質成長率は前期比年率でマイナス2%だった。マイナス成長は3四半期連続。4月以降も経済環境はさらに悪化する見通しで、財政赤字の拡大が続くと見込まれている。南アは19年末から景気後退入りしており、鉱業(マイナス21%)、製造業(同9%)の落ち込みが目立った。財務省は6月に20年通期の成長率が過去約90年で最悪のマイナス7.2%になるとの予測を公表した。20年度の政府債務の見通しも対GDPで64%から84%に引き上げられた。南アの政府債務はコロナ感染前から市場の懸念材料。ムボウェニ財務相は6月24日、歳出削減の必要性を訴えた。国際通貨基金(IMF)などから70億ドル(約7500億円)の支援を受けるべく交渉中だとも明らかにした。1~3月の失業率は1過去最悪の30%に達した。若年層は59%に上り、4月以降も悪化していることから、4~6月は50%に達する可能性もある。南アの新型コロナウイルスの感染者数は累計で14万人超で、冬を迎えて急増し収束の兆しが見えない。南ア政府は20年度(20年4月~21年3月)の財政赤字をGDP比で16%と想定しているが、新型コロナの感染拡大前の想定は7%だった。税収の落ち込みに加え、4月に発表した総額5000億ランド(約3兆円)の経済対策を打ち出したことが主な要因。ただ、先週発表された経済指標が予想以上に良好だったことが好感されて南アランドは上昇した。南ア第1四半期経常収支結果+700億ZAR(前回-680億ZAR)、南ア第1四半期経常収支[対GDP比] 結果+1.3%(前回-1.3%)。今週発表される6月SACCI企業景況感指数、5月製造業生産などが好調であれば堅調に推移しそうだ。

<強材料>
1.経済指標が良好だった。南ア第1四半期経常収支結果+700億ZAR(前回-680億ZAR)、南ア第1四半期経常収支[対GDP比] 結果+1.3%(前回-1.3%)。
2.貴金属価格が好調。

<弱材料>
1.南アでは、1日辺りの感染者数が6000を超えており、病床が不足するオーバーシュート状況に陥る恐れがあるという。ロックダン解除したことが、感染拡大の引き金になったようだ。このような状況下、フィッチとムーディーズは南アフリカに対し更なる格下げを警告した。
2.2020年1~3月期の南ア実質GDP(国内総生産)は、新型コロナウイルスの感染拡大が経済活動に悪影響を及ぼした結果、季節調整済みの年率換算で前期比2.0%減となった。19年7~9月期の0.8%減、同年10~12月期の1.4%減に続く3四半期連続のマイナス成長。特に鉱業が21.5%と大幅な落ち込みを記録した。南ア中銀は今年通年で7%のマイナス成長を予想。
3.新型コロナウィルス感染者数が1日当たり1万人に接近する。

【南アフリカ経済指標】
7日火曜日
15:00南ア6月外貨準備高[Net]前回455.3億USD、予想458.5億USD
17:00南ア第2四半期BER消費者信頼感前回-9、予想-21

9日木曜日
20:00南ア5月製造業生産前年比前回-5.4%、予想-46.6%

zar0707


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*チャートの著作権は、㈱ミンカブジインフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、㈱ミンカブジインフォノイドは一切の責任を負いません。

【南アランド円、今週の予想(6月29日)】
*上値の重い展開になりそう。
*予想レンジ:6.00円~6.50円
4月消費者物価指数は前年比+3.0%、予想+3.0%、前回+4.1%だった。コロナの影響で需要が減っているようで、前回より大きく下げた。原油安の影響でガソリン価格が下げたことも大きな要因。インフレ率の低下を受けて、次の南ア中銀会合(7月23日)で政策金利は引き下げられる可能性がある。現在の政策金利3.75%とインフレ率3.00%をかんげると、利下げ幅は3.75%-3.0%=0.75%のゆとりがある。今年の南アフリカGDPは大きくマイナスとなる見込みなので利下げの可能性は高いだろう。1-3月期失業率は30.1%まで上昇し、2002年の7-9月期に記録した30.4%以来の結果となっている。4-6月期の失業率は50%に達するとの見方も出ている。国民の半数が失業という悲惨な現実になりそうで、南アランド円の上値は重いだろう。今週は1-3月期国内総生産(GDP)、5月貿易収支などが発表される。5月はロックダウンの最中だったこともあり、ロックダウンの影響がどれほど出ているか注目される。

<強材料>
1.4月、新型コロナ流行が引き起こした経済の落ち込みに対応するため、同国GDPの10%に相当する5000億ランド(288億6000万ドル)規模の景気対策を発表。
2.ラマポーザ大統領は国内総生産(GDP)の10%に相当する経済対策を発表した。その一環として、国際通貨基金(IMF)に初めて融資を要請する。
3.南アの白金大手インパラ・プラチナム(インプラッツ)は、3月に顧客への白金供給契約に発動した不可抗力条項を撤回した。6月中旬には生産能力が85%まで回復したため、2020年度の白金生産量見通しを4月時点の260万~290万オンスから277万~279.5万オンスに上方修正した。

<弱材料>
1.4月消費者物価指数は前年比+3.0%、前回+4.1%。インフレ率の低下で利下げ予想。
2.1-3月期失業率は30.1%まで上昇し、4-6月期の失業率は50%に達するとの見方。
3.南アの総負債が2020年末に会計年度末までにGDPの81.8%になる見込み。海外から70億ドルの融資を確保し、そのうち10億ドルは新開発銀行から調達する計画。
4.南ア財務省は、2020~21年度の財政赤字が新型コロナウイルス感染拡大を受けた景気対策で、国内総生産(GDP)比14.6%に拡大する見通し。アパルトヘイト(人種隔離)政策終結以降では最高水準となる。

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【南アフリカ経済指標】
30日火曜日
15:00南ア5月マネーサプライ
15:00南ア5月民間部門信用
18:30南ア第1四半期GDP前期比年率前回-1.4%、予想-4.0%  
18:30南ア第1四半期GDP前年比前回-0.5%、予想-0.8%
21:00南ア5月貿易収支前回-350億ZAR、予想-60億ZAR  
21:00南アフリカ5月財政収支前回-512億ZAR、予想-364億ZAR
1日水曜日
18:00南ア6月製造業PMI前回50.2、予想49.8
2日木曜日
18:00南ア第1四半期経常収支前回-680億ZAR、予想-120億ZAR  
18:00南ア第1四半期経常収支[対GDP比] 前回-1.3%、予想-0.2%

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【南アランド円、今週の予想(6月23日)】
*もち合い継続か。
*予想レンジ:6.00円~6.50円
南アフリカは新型コロナウィルスの感染拡大を懸念していち早くロックダウン(都市封鎖)を行った。しかし、ラマポーザ大統領は経済活動を停滞させるリスクを考えてロックダウンを解除し、17日に映画館、美容院、カジノ、レストラン、一部のスポーツの再開を決定した。これにより約50万人の職場復帰ができるという。21日時点の南アフリカのコロナ感染者数は9万7302人と10万人に接近し、1日あたりの感染者数が5000人に近いことから、新たなロックダウンを考えている可能性がある。感染第二波が警戒される中、南ア経済が更に厳しくなる可能性があり、失望感から南アランドは売られている。ムボウェニ財務大臣によると2025年に南アフリカの債務がGDPの100%に拡大する見込み。24日には南アフリカ補正予算が発表されるため市場の注目が集まっている。今週は発表が延期されていた経済指標が発表される。1-3月期失業率、4月消費者物価指数、4月生産者物価指数、3月小売売上高など。

<強材料>
1.主要な輸出品である貴金属価格が堅調。
2.24日に発表の補正予算案に期待。

<弱材料>
1..格付け会社フィッチ・レーティングスは4月、南アの信用格付けを投機的水準(ジャンク級)に引き下げた。政府債務残高の安定化に向けた明確な道筋の欠如や、新型コロナ感染拡大で見込まれる財政や成長への打撃を反映した。
2.フィッチは、今年の南アフリカの国内総生産(GDP)が前年比5.5%減のマイナス成長に陥ると予測した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた封鎖措置により既に景気後退に陥っている経済に壊滅的な打撃を与えると見込んだ。
3.南アフリカへの直接投資は2020年に2019年の1.54兆ドルから最大40%減少する見込み。

【南アフリカ経済指標】
23日火曜日
16:00南ア4月景気先行指数前回104.0
18:30南ア第1四半期失業率前回29.1%、予想29.7%

24日水曜日
時間未定:南アフリカ補正予算
17:00南ア4月消費者物価指数前年比前回+4.1%、予想+3.0%
20:00南ア4月小売売上高前年比前回+2.0%、予想+1.9%

25日木曜日
18:30南ア5月生産者物価指数前年比前回+3.3%、予想+1.9%

zar0623

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【南アランド円、今週の予想(6月16日)】
*上値の重い展開。戻り売り優勢か。
予想レンジ:6.00円~6.50円
南アフリカの景況感が悪化している。10日に発表された4-6月期南ア(BER)企業信頼感指数は5ポイントと前回の18ポイントから72%も悪化した。これは5月13日から6月1日の間に1800人のビジネスエグゼクティブを対象に調査を行ったもの。ロックダウン(都市封鎖)の影響がストレートに表れたようだ。南アフリカ経済を巡る先行き不透明感や国営電力会社エスコムを巡る負債問題、米中対立激化の懸念、新型コロナの感染拡大等不安材料が目に付く。格付け会社フィッチ・レーティングスは12日、今年の南アフリカの国内総生産(GDP)が前年比-5.5%のマイナス成長に陥ると予測した。フィッチは4月、南アの信用格付けを投機的水準(ジャンク級)に引き下げている。南アランドは上値の重い展開となりそうだ。17日に4月小売売上高が発表される予定。

<強材料>
1.中国が経済活動再開へ。
2.ドル安を反映して貴金属価格が堅調。
3.南ア国営の石油・ガス3社を1社に統合することを承認した。数を減らすことで債務を圧縮し、国有企業の競争力を高める狙い。
4.南アフリカの産金大手ハーモニー・ゴールドは、同社の金生産が7月半ばごろまでに全面回復するとの見通しを示した。

<弱材料>
1.格付け会社フィッチ・レーティングスは12日、今年の南ア国内総生産(GDP)が前年比-5.5%のマイナス成長に陥ると予測した。
2.経済指標の悪化。
南ア4月金生産前年比-59.6%、前回9.5%
南ア鉱業生産前年比-47.3% 前回-18%
南ア4月製造業生産前年比-5.4%、前回-2.1%
3.南ア中央銀行は今年の成長率見通しを従来予想の-6.1%から-7.0%に下方修正。
4.南ア国内における新型コロナ第2波リスク。13日時点で、感染者数6万5736人、死亡者数1423人。1日で3000件以上の感染が確認されている。

【南アフリカ経済指標】
17日水曜日
20:00南ア3月小売売上高前年比前回2.0%、予想1.2%

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◆南アランド円◆
【今週の予想】
*上値重くなる可能性。予想レンジ:6.20円~6.70円
米国の経済指標が改善し株式市場が上昇基調を鮮明にする中、リスクオンモードを反映して新興国通貨である南アランドも買われている。石油輸出国機構(OPEC)やロシア等のOPECプラスが減産を延期したことで原油価格が上昇していることも資源国通貨である南アランドには追い風になっているようだ。しかしながら、南アの経済指標にはほとんど改善傾向がないことから、調整安場面を迎える可能性が高い。何よりも南アフリカは、3月末に格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによって財政の悪化継続と構造的な経済成長の弱さを理由に、南ア国債を投資適格の「Baa3(トリプルBマイナスに相当)」から、投機的等級とされる「Ba1(ダブルBプラスに相当)」へと1段階引き下げられている。経済回復への道は他国よりも厳しいだろう。今週は9日発表の1-3月失業率が注目される。最悪の事態として南ア中銀は失業率50%を予想しており、悪い結果であれば南アランドは調整安を迎える可能性がある。

<強材料>
①.6月1日からロックダウンの水準がレベル3まで引き下げられ、800万人もの人々が仕事に復帰。

②.貴金属(金、白金、パラジウム)価格が堅調。

③.南ア政府は6月1日からの鉱山再開を許可。鉱山や工場のフル操業が可能になり、封鎖緩和で失速した経済の立て直しを目指す。

<弱材料>
①.5月21日、南アフリカ準備銀行(中央銀行)は、政策金利を4.25%から3.75%に引き下げた。4カ月で4度目の利下げ。景気減速対策を打ち出したが、一段の財政悪化を招き、国営企業への支援が難しくなることへの懸念が強い。

②.南ア中銀は今年の南ア経済が―7.0%に陥ると予想。ハニャホ総裁は「ロックダウンの延長で短期的な経済成長が阻害される」とし、「雇用喪失も悪化し、総需要が一段の影響を受ける」と述べた。

③.格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは3月末、財政の悪化継続と構造的な経済成長の弱さを理由に、南ア国債を投資適格の「Baa3(トリプルBマイナスに相当)」から、投機的等級とされる「Ba1(ダブルBプラスに相当)」へと1段階引き下げた。

④.新型コロナウィルス感染者が4万人を突破。首都ヨハネスブルグに次ぐ都市のケープタウンで感染が拡大している。

⑤.6月1日から鉱山再開が許可されたがフル生産に戻るには1カ月以上かかるとの見通し。

【南アフリカ経済指標】
9日火曜日
18:30南ア第1四半期失業率前回29.1%、予想35%
19:00南ア第2四半期BER企業信頼感前回+18
11日木曜日
18:30南ア鉱業生産前年比前回-7.4%
20:00南ア4月製造業生産前年比前回-2.1%、予想-76.4%

zar0609

◆南アランド円◆
【今週の予想】予想レンジ:5.90円~6.30円
<強材料>
①.6月1日からロックダウンの水準がレベル3まで引き下げられ、800万人もの人々が仕事に復帰する。
②.貴金属(金、白金、パラジウム)価格が堅調。

<弱材料>
①.5月21日、南アフリカ準備銀行(中央銀行)は、政策金利を4.25%から3.75%に引き下げた。4カ月で4度目の利下げ。景気減速対策を打ち出したが、一段の財政悪化を招き、国営企業への支援が難しくなることへの懸念が強い。
②.南ア中銀は今年の南ア経済が―6.1%に陥ると予想。ハニャホ総裁は「ロックダウンの延長で短期的な経済成長が阻害される」とし、「雇用喪失も悪化し、総需要が一段の影響を受ける」と述べた。
③.格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは3月末、財政の悪化継続と構造的な経済成長の弱さを理由に、南ア国債を投資適格の「Baa3(トリプルBマイナスに相当)」から、投機的等級とされる「Ba1(ダブルBプラスに相当)」へと1段階引き下げた。
④.南ア政府は6月1日からの鉱山再開を許可するが、フル生産に戻るには1カ月かかるとの見通し。

【南アフリカ経済指標】
6月1日月曜日
18:00南アフリカ5月製造業PMI前回46.1 予想46.5
6月4日木曜日
18:00南アフリカ第1四半期経常収支前回ZAR-68.1B 予想ZAR -240B
6月5日金曜日
15:00南アフリカ5月外貨準備高[Gross]前回530.0億USD  予想534.9億USD

zar0602

【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は堅調だった。週前半は上昇した。新型コロナウイルスを巡る懸念緩和が世界的なリスク回帰の動きにつながった。国内経済指標はさえない内容だったが、影響は限られた。リスクオフが後退し、高利回り通貨への買いが強まった。南アの第4四半期の失業率は29.1%と11年ぶりの高水準を維持。12月製造業生産は前年同月比5.9%減だった。失業率は予想通りだったが、GDPに大きな影響を及ぼす製造業が、前回、予想よりも悪化する内容だった。

しかし後半は上昇を打ち消す展開になった。中国で新型コロナウイルスの感染者や死者が急増したことを受け、感染拡大が鈍化しつつあるとの期待が薄れてリスク選好が後退し、世界経済への影響を巡る懸念が再燃した。ラマポーザ大統領は13日に議会で行った今年の施政方針演説で、苦境が続く財政の再建と、電力危機に対処するためにより多くの再生可能エネルギーを早期に確保することを重要課題に挙げた。 一方、投資家を安心させるような構造改革の詳しい方針や日程は明らかにしなかった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開になりそうだ。ラマポーザ大統領は13日に議会で行った今年の施政方針演説で、苦境が続く財政の再建と、電力危機に対処するためにより多くの再生可能エネルギーを早期に確保することを重要課題に挙げた。一方、投資家を安心させるような構造改革の詳しい方針や日程は明らかにしなかった。ラマポーザ大統領は、経済成長が停滞し、失業者が増加して多くの国民の暮らし向きが悪化している現状を認めるとともに、と財政再建の重要性を訴えた。しかし、格付け会社の主な懸念要素である公務員給与の抑制に向け、労組と協議したと述べたが、具体的な内容は示さなかった。26日にはムボウェニ財務相による予算発表が注目される。債務増加、低経済成長、高失業と経済的な問題が多い中、予算発表後は様々な憶測で上下する可能性がある。経済指標では19日の1月消費者物価指数(CPI)が注目される。

アフリカで武力紛争の拡大が深刻になっている。2018年時点で21件と05年の7件から3倍に増えた。9~10日に開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議では不安定な治安情勢が経済成長を阻害しているとして、紛争抑制に向けAUが積極的に役割を果たすことを協議した。9日、エチオピアの首都アディスアベバで開かれたAU首脳会議で20年の議長に就任した南アフリカのラマポーザ大統領は「アフリカ大陸中の紛争解決に注力していく」と表明した。優先順位の高い問題として内戦が続く北アフリカのリビア、南スーダンを挙げた。また、アフリカでも新型肺炎コロナウィルス感染者が出たようだ。まだ、南アフリカには感染者はいないようだが、医療体制が不十分なことから、アフリカでも感染拡大が危惧されている。

【南アフリカ経済指標】
19日水曜日
17:00 1月消費者物価指数前年比前回+4.0%、予想+4.5%

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予想レンジ:7.20円~7.50円
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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は、もち合いで推移した。週初めは新型肺炎の感染拡大と中国経済の停滞が懸念されを嫌気し7.2円まで下落した。しかし、中国の景気対策で中国の株式市場が反発したことや、ウイルスのワクチン開発に進展があったとの報道で買い戻された。

ただし、南アフリカ商工会議所(SACCI)の企業景況感指数が、1月の数値としては1993年以来となる92.2まで落ち込んだことで上値も重かった。国営電力会社エスコムが先月31日に全国規模の計画停電を再開。石炭火力発電所のメンテナンスのため、計画停電が続くとの見通しを示したことも重石となった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。国営電力会社エスコムは先月31日に全国規模の計画停電を再開。石炭火力発電所のメンテナンスのため、計画停電が続くとの見通しを示した。市場では、既に低迷している個人消費や企業活動がさらに圧迫されるとの懸念が浮上している。中国が新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な影響を食い止めるための措置を打ち出したものの、依然として国営電力会社エスコムの債務問題が南ア経済の重石になっている。南アフリカ商工会議所(SACCI)の統計によると、1月の企業景況感指数は92.2と、前月の93.1から低下した。南アフリカの国営企業である南アフリカ航空SAAの経営が瀬戸際のようで、航空便を大幅に減らさざるを得ない状況になっていることもランドの重石になっている。

市場はラマポーザ大統領が26日に行う施政方針演説に注目してい。26日は予算演説のほか、格付け会社ムーディーズが実施する格付け見直しも注目されている。3月に予定されているムーディーズによる格付けで、ジャンク懸念が高まるようであればランドの一段安が懸念されよう。11日発表の10-12月期の失業率が注目される。7-9月期は29.1%まで失業率が上昇したが、もしこれ以上、失業率が上がった場合には、南アの治安がより一層悪化し、ラマポーザ政権も危機を迎えそうだ。

【南アフリカ経済指標】
11日火曜日
18:30 第4四半期失業率前回29.1%、予想29.1%
20:00 12月製造業生産前年比前回-3.6%、予想-3.9%

12日水曜日
20:00 12月小売売上高前年比前回+2.6%、予想+2.0%

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予想レンジ:7.10円~7.50円

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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は下落した。27、南アランドが下落し1週間ぶりの安値。中国の新型肺炎拡大を受け、世界的にリスク資産への買いが後退していることから、新興国通貨である南アランド円には売りが強まった。南アフリカはBRICSの一員として中国との交易関係が深い。中国の湖北省・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は日に日に拡大し300人を超えた。観光業のほか、経済活動全体への悪影響が懸念されリスク回避姿勢が強まる中、南アフリカの債務見通しを巡る懸念も押し下げ要因になった。

格付け会社ムーディーズによる格下げリスクが高まっていることも嫌気された。南アフリカ経済の見通しが低迷していることも圧迫要因。国際通貨基金(IMF)と南ア中銀は今月、南アの経済予測を下方修正した。格付け大手3社の中で唯一、南アを依然として投資適格級に格付けしているムーディーズは3月に格付けを見直す予定で、格下げ懸念が強まっている。

*今週の南アランド円は、戻り売りが継続しよう。南アランドの下落に歯止めがかからず、対ドルで約3カ月ぶり安値を更新。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大のほか、停電の再開やさえない景気見通しが圧迫要因。*週初からの下落率は約4%に達し、新興国通貨としては最も大きくなった。世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言した。さえない国内経済の見通しも懸念材料。

国営電力会社エスコムは、電力供給が需要に追いつかず30日夜に計画停電を再開した。国際通貨基金(IMF)は30日、南アフリカ経済について、国営企業の経営悪化に加え、これまでの政府支援ですでに高水準にある財政赤字が増大していると指摘し、2020年の経済成長率は0.8%にとどまるとの見通しを示した。国営企業の脆弱性により十分なサービスができなくなっている。政府支援、もしくは政府介入が財政の重しになっていると指摘。「経済成長率は19年の推計0.4%から、20年は0.8%、その後は1.5%と、回復の足取りは緩慢になると予想しているとした。過去1年半におよぶ計画停電で昨年の南ア経済は2四半期でマイナス成長に陥ったほか、水道やヘルスケアなどの公共サービスが滞った地域では抗議活動や暴動も発生している。

政府委員会は先週、国営電力会社エスコムの計画停電による昨年の経済損失について、最大1200億ランド(83億ドル)に上ったとの推計を発表した。格付け会社ムーディーズは南アのマンガウン市を格下げした。すでに昨年8月に格下げし、ジャンク債扱いにしていたが、同市が昨年12月に5190万ランドの債務返済を怠ったことで、さらなる格下げとなった。南アは国だけではなく地方自治体も多額の負債に苦しんでいることから、3月の格下げで南ア国債ジャンク債入りする可能性が高くなった。

【南アフリカ経済指標】
3日月曜日
18:00南アフリカ1月製造業PMI前回47.1 予想47.2

6日木曜日
18:30南アフリカ1月SACCI景況感指数前回93.1 予想93.0

7日金曜日
15:00南アフリカ1月外貨準備高[Net]前回449.0億USD、予想451.0億USD

zar0203

予想レンジ:7.10円~7.40円

情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
*チャートの著作権は、㈱ミンカブジインフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、㈱ミンカブジインフォノイドは一切の責任を負いません。

【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は軟調だった。中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大懸念で一時7.53円まで下落した。国際通貨基金(IMF)は20日に発表した世界経済見通し(WEO)で、南ア経済の2020年と21年の成長率を下方修正。今年は従来の1.1%から0.8%に、来年は1.4%から1.0%にそれぞれ引き下げた。

21日から始まったダボス会議で、ムボウェニ大臣が参加し、各国に南アフリカへの投資を呼びかけた。特に、南アフリカ航空SAAは破産の瀬戸際にあるが、回避するため、国からの20億ランドの支援を待っている状況が続いている。SAAは破産を回避するため昨日は国内便、国際便あわせて30便のフライトを停止したという。昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.0%上昇。前月の3.6%から加速するとの見通しが示された。前月は約9年ぶりの低水準だった。

*今週の南アランド円は、もち合いになりそうだ。中国の新型肺炎拡大を受け、世界的にリスク資産への買いが後退している。中国の湖北省・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は81人に拡大。観光業のほか、経済活動全体への悪影響が懸念されている。リスク回避姿勢が強まる中、南アの債務見通しを巡る懸念がムーディーズによる格下げリスクの高まりにつながっているため、ランドはかなりネガティブな影響を受けている。

また、南アフリカ経済の見通しが低迷していることも圧迫要因。国際通貨基金(IMF)と南ア中銀は今月、南アの経済予測を下方修正したが、格付け会社ムーディーズは3月に格付けを見直す予定で、格下げ懸念が強まりそうだ。ムーディーズは国営のランドバンク(ランドのスペルはRではなくLで始まる。「土地銀行」の意)を政府からの財政支援が少ないことを理由にして、投資不適格(ジャンク債)まで引き下げた。また、停電への懸念も依然として残っている。
【南アフリカ経済指標】
30日木曜日
15:00南ア12月マネーサプライM3前年比前回+7.35% 予想+7.50%
15:00南ア12月民間部門信用前年比前回+6.60% 予想+6.35%
18:30南ア12月生産者物価指数前年比前回+2.3%
21:00南ア12月財政収支前回-151億ZAR  予想+87億ZAR

31日金曜日
21:00南ア12月貿易収支前回+61億ZAR、予想+120億ZAR


ZAR0128


予想レンジ:7.30円~7.70円

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