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カテゴリ: 南アランド

【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は大幅下落となった。米中貿易戦争の激化懸念が上値を抑える中、10日の南アフリカの通貨ランドは対ドルで約3.0%急落した。トルコリラが米国の関税引き上げ決定を受けて大幅下落となる中、新興国通貨全般に売りが強まった。南アランド円は、8カ月超ぶりの安値を付けた。

*今週の南アランド円は、下落基調が継続しよう。週明け13日、トルコリラが過去最安値を更新するのに連れて、南アフリカランドも対ドルで7%超下落し、2年ぶりの安値を付けた。南アランド円は6.96円と7円割れとなったが、その後は急速に引き戻し、7.58円に戻した。経済状況や対外債務、対米関係はトルコほど悪くないため、安値からは引き戻している。

市場では、トルコリラの急落が、「危機の伝染(コンテージョン)」を呼び起こし、新興国資産全体が売られる展開を復活させてしまったと見ている。コンテージョンの規模は、1997─2000年や世界金融機の2008─09年ほど大きくないが、今回は南アフリカからロシア、メキシコまで無差別的に資産売りが出たようだ。現状下落地合いは原因となったトルコの下落が収まらない限り、落ち着きそうもない。今週の南アランドは上値の重い展開が続くだろう。

【南アフリカ経済指標】
15日水曜日
20:00 6月小売売上高前年比 前回+1.9%

zar0813

*予想レンジ:6.80円~8.00円


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。第2四半期失業率が27.2%と前回の26.7%より悪化したことが嫌気された。また、ラマポーザ大統領が、土地補償無し収用を進めるための憲法改正案が進展したことを発表した。

南アフリカでは、白人が土地を所有しているケースが多く、アパルトヘイト(人種隔離政策)終了後25年経過しても社会の不平等が続く象徴となっている。隣国ジンバブエが同じように白人から土地を回収したものの、白人が撤退したことから同国の経済が崩壊したため、南アフリカも似たようなことが起きるのではないかと危惧されたようだ。

世界2位の白金生産会社である南アフリカのインパラ・プラチナム(インプラッツ)は、赤字の鉱山部門の立て直しにむけた再編計画の一環で、人員削減と一部の国内鉱山のシャフト(坑道)を閉鎖する方針を示した。最大1500人の人員削減が行われる可能性があり、同国の鉱山業に混乱をきたすとの懸念が強まった。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。中国が同国に147億ドルの投資を約束したことは好感されており、南アランドのサポート要因になろう。ただ、南アフリカ政府が目指す経済成長見通しは年率5%だが、経済成長が鈍化している現況では、その達成にはまだまだ時間がかかりそうだ。米金利の上昇も南アランドの上値を抑える一因となっている。

一方、南アフリカ電力会社ESKOMが、懸念された賃金問題で解決の方向に進んでいることは好感されよう。


【南アフリカ経済指標】
7日火曜日
15:00 7月外貨準備高[Gross] 前回505.8億USD
20:00 6月製造業生産前年比前回+2.3% 予想+2.2%
 
19:30 7月SACCI景況感指数 前回93.7


zar0806

*予想レンジ:8.20円~8.50円


情報提供:(株)みんかぶ
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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。23日は国営電力会社エスコムの赤字決算を受け、売りが優勢となった。資金調達費や減価償却が響き、 エスコムの2017-18年決算は23億ランド(1億7037万ドル)の赤字に落ち込んだ。しかし、24日に南アランド円は1週間ぶりの高値に上昇した。同国を訪問していた中国の習近平国家主席が、南アに対して147億ドルの投資を約束したことが好感された。米国と欧州連合(EU)は貿易障壁削減に向け交渉を開始することで合意した。貿易問題の解決は資源国通貨である南アランドには支援要因となった。

*今週の南アランド円は、堅調に推移しそうだ。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は19日、政策金利を予想通り6.5%に据え置いた。決定は全会一致。SARBはインフレリスクが現実味を帯びてきたと指摘した。ガニャゴSARB総裁は「物価の総合指数は十分目標範囲内に収まっているが、最低水準の時期は過ぎただろう」と述べた。米中間の報復関税の応酬や、世界的に原油が値上がりしていることが物価の主要なリスクだとした。6月消費者物価指数(CPI)は前年比4.6%上昇し、5月から伸びが加速したが、中銀の目標レンジである3.0─6.0%内に収まっている。

2018年の成長率見通しは、前回予測の1.7%増から1.2%増へ下方改定した。最近発効した付加価値税(VAT)の引き上げや、失業率が過去最高水準に迫っているため、短期的には成長が抑制されるだろうとした。 南アの第1四半期国内総生産(GDP)は9年ぶりの大幅なマイナスとなった。しかし、中国が南アフリカに対して147億米ドルの投資を約束したことは、同国経済を押し上げる効果をもたらすだろう。

【南アフリカ経済指標】
30日月曜日
15:00南アフリカ6月マネーサプライM3前年比
15:00南アフリカ6月民間部門信用前年比
21:00南アフリカ6月財政収支 前回-177億ZAR

31日火曜日
18:30南アフリカ第2四半期失業率 前回26.7%
21:00南アフリカ6月貿易収支 前回+35億ZAR 予想+50億ZAR

8月01日水曜日
18:00南アフリカ7月製造業PMI 前回47.9 予想48.5
21:00南アフリカ7月自動車販売前年比 前回+3.0%

zar0730


*予想レンジ:8.20円~8.50円


情報提供:(株)みんかぶ
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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。6月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%、前年同月比+4.6%となり、いずれも市場予想を下回った。6月小売売上高は+1.9%となり、市場予想を上回った。

19日の南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)金融政策会合では、予想通りに政策金利を6.50%に据え置いた。クガニャゴSARB総裁は声明で、経済成長見通しとインフレ予想をいずれも下方修正した。経済成長は、2018年1.7%→1.2%、2019年1.9%→1.7%、インフレ見通しは、2018年4.9%→4.8%、2019年5.2%→5.6%。また、世界的な貿易戦争の影響で、南アフリカは苦しむことになると述べた。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続くだろう。先週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で、米国の利上げが継続されることが確認され、ドル高基調が続くと思われた。しかし、先週末にトランプ大統領がツイッターでドル高を牽制し、テレビで利上げへの懸念を表明したことから、急速にドル安が進んだ。円高もあってクロス円は全般に上値が重くなっている。

ただ、先週発表された6月CPIが落ち着いた内容で、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)のインフレ目標の3.0-6.0%におさまっていたことはサポート要因になるだろう。また、8円割れの水準ではスワップ狙いに本邦個人投資家の買いが入ることが予想される。

今週は6月生産者物価指数(PPI)が注目される。CPI同様に低下していれば好感されるだろう。


【南アフリカ経済指標】
7月24日火曜日
16:00 5月景気先行指数前回105.9

7月26日木曜日
時間未定、BRICS首脳会議(~27日)
(南アフリカ・ヨハネスブルク開催)

18:30 6月生産者物価指数前年比 前回+4.6% 結果+5.2%

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*予想レンジ:8.10円~8.30円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は大幅上昇となった。米長期金利の高留まりを受けて新興国市場から資金が流出しているが、世界的に株価が回復したことで、割安感の強い南アランドが買われたようだ。5月の南ア製造業生産が前月比+1.5%と前回値のマイナスからプラスに転じたことも好感された。

*今週の南アランド円は、堅調に推移しよう。今週は6月消費者物価指数や5月小売売上高が発表される。いずれも前回を上回るとの予想で、この通りであれば南アランドは上昇しよう。また19日には南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が政策金利を発表する。こちらは政策金利の据え置きが予想されているが、インフレ率の上昇が明らかであれば、将来の利上げ期待から、やはり買いが優勢となろう。

ただ、米中の貿易戦争の激化懸念から中国経済の減速が予想され、同国の貴金属需要が減退するとの見方が出ているため、南アランドの上値を抑えそうだ。なお、本邦個人投資家の間では、トルコリラ円を売り手仕舞い、南アフリカランド円を買う向きが増えているようだ。これはスワップポイントの面から南アランドがトルコリラよりも魅力的であること、8円台前半の南アランドは割安感が強いとの見方が強まったことが背景にあるようだ。


【南アフリカ経済指標】
17日火曜日
17:00 第2四半期消費者信頼感 前回+26

18日水曜日
17:00 6月消費者物価指数前年比前回+4.4% 予想+4.8% 
20:00 5月実質小売売上高前年比 前回+0.5% 予想+0.8%

19日木曜日
時間未定、南ア中銀政策金利 前回6.50%  予想6.50%


zar0717

*予想レンジ:8.30円~8.70円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は上昇した。2日、南アランドは下落し、下げ幅が拡大した。世界貿易摩擦の激化と国内経済への懸念が背景。国営電力会社エスコムと労働組合との賃金交渉の行き詰まりが嫌気された。8円の大台を割り込むと本邦個人投資家の買いが入り反発に転じた。その後は、ユーロが約3週間ぶりの高値に上昇すると、南アランドも連れ高となった。ドイツの経済指標のほか、欧州連合(EU)の自動車市場を巡る米国の姿勢が軟化したことによる期待から、ユーロは押し上げられた。欧州は南ア最大の貿易相手。

*今週の南アランド円は、上値の重い動きになりそうだ。今週は6月景況感指数、消費者信頼感第2四半期、5月鉱業生産、5月製造業生産が発表される。しかし南アの経済指標よりも、米中貿易戦争の行方やドルの動向に影響を受けそうだ。ラマポーザ大統領は、燃料高騰によるインフレが加速するとの懸念を受けて、ネネ経済大臣に、2週間以内に燃料高騰及びVAT(付加価値税)の上昇の影響を緩和するための経済政策を計画するように指示した。

ロイター為替予測調査によると、南アランドは向こう1年、ドルに対して小幅な値動きにとどまる見通し。ただ、米中間の貿易戦争の結果によっては、予想レンジを外れて大きく変動する可能性もあるという。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続ける限り、ドルは堅調を維持しそうだ。

FRBは先月、今年2回目の利上げに踏み切り、政策金利を1.75─2.00%に引き上げた。また年内に政策金利をさらに2回引き上げる見通しを示した。一方、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は政策金利を2020年まで据え置く見通し。今年3月には政策金利を0.25%ポイント引き下げて6.50%とした。

【南アフリカ経済指標】
7月10日火曜日
18:30南アフリカ6月景況感指数 前回94.0

7月12日木曜日
16:00南アフリカ消費者信頼感第2四半期前回26
18:30南アフリカ5月鉱業生産前年比前回-4.3%
20:00南アフリカ5月製造業生産前年比 前回+1.1%

zar0709

*予想レンジ:7.80円~8.10円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。週明け25日、南アランドは対ドルで1.0%超下落し、南アフリカの株価も大きく下げた。世界各地の貿易摩擦をめぐる不安が再燃したことで、リスクの高い新興国市場への投資需要が圧迫された。この日はトランプ米政権が、中国資本が25%以上入っている企業に米企業の買収を禁じる規制強化案を検討していることが明らかになり、米中貿易摩擦は激しさを増した。

南アフリカでは2月にラマポーザ大統領の選出が好感されたものの、現在は経済の現状が注視され、売りが継続し、8.0円の大台を割り込んだ。その後、5月生産者物価指数が前年比+4.6%と前回+4.4% 予想+4.4%を上回ったことを受けて反発に転じた。生産者物価指数の結果は、おおよそ3か月後に消費者物価指数に反映されるとされているため、今後のインフレ率上昇、将来の利上げ予想につながったようだ。

*今週の南アランド円は、安値圏で保ち合いとなりそうだ。海外投資家は、南アフリカ債券を今年上半期に347億ランド(25億ドル)売り越していた。 売り越し規模は過去最高で、2008年の世界金融危機時や2000─01年のハイテクバブル崩壊時よりも大きいという。昨年上半期は457億ランドの買い越しだった。南アフリカでは2月に市場寄りの政策を打ち出すと約束したラマポーザ大統領が就任して以来、経済成長見通しは改善している。ただ海外の経済情勢により南アフリカへの投資が妨げられたようだ。

国際金融協会(IIF)によると、米連邦準備理事会(FRB)が先週利上げして以来、新興国全体からは約55億ドルが流出している。これを反映して、南アランドは対ドルで年初来9.0%近く下落し、7カ月ぶりの安値を付けた。南アランド円も6ヶ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースの加速に伴う新興国市場からの投資資金流出に加え、米中貿易戦争の激化懸念、南アフリカの国営電力会社エスコムのスライキ問題がある。南アランドが浮上する材料に乏しく、安値圏での低迷が続きそうだ。

【南アフリカ経済指標】
2日月曜日
18:00 6月製造業PMI 前回49.8

6日金曜日
15:00 6月外貨準備高前回511.5億USD

zar0702

*予想レンジ:7.80円~8.10円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は下落した。米中貿易戦争への懸念から、新興国通貨全般に売り圧力がかかった。南アランド円は昨年11月13日以来の安値となる7.84円まで大幅下落した。経済指標では5月消費者物価指数(CPI)が前年比+4.4%と前回+4.5%、予想+4.6%を下回った。

最近のランド安、原油上昇、付加価値税(VAT)引き上げ等で、市場はインフレ率上昇を予想していたが、サプライズとなった。インフレ低下を受けて、利上げ観測が後退した。

フィッチ社は南アフリカの格付けを「BB+」に据え置き、見通しを「安定的」とした。同社は声明で、過去10年で南アフリカ経済はほとんど成長しておらず、国内総生産(GDP)は大きく悪化し、過去9年で最悪の結果となっている。今後、経済の大幅に改善する可能性は低いとした。

*今週の南アランド円は、上値の重い状況が続くだろう。米中貿易戦争の激化が懸念され、依然として売り圧力が続くだろう。

28日に5月生産者物価指数(PPI)、29日に5月貿易収支と財政収支が発表される。先週発表された消費者物価指数(CPI)は予想外に低下していたが、1-3月期国内総生産(GDP)がマイナス成長(前期比年率-2.2%)に陥り、4月小売売上高も弱かったため、今週の経済指標が悪化していれば、地合いが悪いだけに一段安の可能性もあるだろ。

先週末、南アフリカ国会議員国家委員会が、白人の所有する土地の収用を補償金なしで収用できるようにキャンペーン行い憲法改正を試みると会議を行ったそうだ。こうした動きが広がれば、投資家はラマポーザ政権に対して失望感を強めるだろう。

【南アフリカ経済指標】
28日木曜日
18:30 5月生産者物価指数前年比 前回+4.4% 予想+4.4%

29日金曜日
15:00 5月マネーサプライM3前年比 前回+6.39% 予想+6.31%
15:00 5月民間部門信用前年比 前回+5.07% 予想+5.28%
21:00 5月貿易収支 前回+11億ZAR 予想+60億ZAR

zar0625

*予想レンジ:7.80円~8.20円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
*先週の南アランド円は大幅下落となった。13日に米連邦準備制度理事会(FRB)が市場の予想通りに利上げ(1.75%⇒2.00%)を決定した。今年の利上げペースに関しては、年3回から年4回に加速することが示唆された。これを受けて、ドル買いが強まり、新興国通貨には売り圧力が強まった。このような状況で、4月の南ア小売売上高は前年比+0.5%となり、前回の+4.1%より大幅に減少した。また、南アフリカ国営電力会社エスコムがストライキにより電力供給を停止した。南アランドは売りが強まり、年初来安値を更新した。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続くだろう。15日、フィッチ社は南アフリカの格付けを「BB+」に据え置き、見通しを「安定的」とした。フィッチ社は声明で、過去10年で南アフリカ経済はほとんど成長しておらず、国内総生産(GDP)は大きく悪化し、過去9年で最悪の結果となっている。今後、経済の大幅に改善する可能性は低いとした。国営電力会社のESKOMが、ストライキで停電を引き起こしたように、国営企業の財政は大きな問題としている。経済状況は低迷している。1-3月期GDPはー2.2%とマイナス成長を記録した。4月小売売上高は前年比+0.5%と前回の+4.6%から大幅に落ち込んだ。

政治的にはラマポーザ政権への期待感があるものの、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ方針を受けて新興国通貨には売り圧力が継続しそうだ。今週は20日に5月消費者物価指数(CPI)、21日に1-3月期経常収支が発表される。4月CPIは前年比+4.5%と3月の+3.8%を上回ったが、市場予想の+4.7%を下回った。南アにとってはインフレ抑制のためにCPIの鈍化は好材料視される。

【南アフリカ経済指標】
20日水曜日
17:005月消費者物価指数前年比 前回+4.5% 予想+4.6%

21日木曜日
17:00第1四半期経常収支 前回-1370億ZAR 予想-2000億ZAR

zar0618

*予想レンジ:8.00円~8.40円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の展望】
先週の南アランド円は大幅下落し、昨年12月以来の水準まで下落した。南アフリカ共和国の1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)は、前期比年率で-2.2%、前年比では+0.8%となり、それぞれ市場予想の-0.5%と+1.9%から下振れた。9年ぶりの大幅減少となり、前期比ベースでマイナスを記録したのは2009年1-3月期以来のこととなった。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は今年と来年の経済成長率を1.7%、2020年の成長率を2.0%と予測した。

*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続くだろう。米国の長期金利上昇や欧州中央銀行(ECB)による出口戦略の兆しを受けて南アフリカのみならずトルコやアルゼンチンなどの新興国から資本流出懸念が強まっている。今週は13日の4月小売売上高が注目される。

第1四半期国内総生産(GDP)は、大きく落ち込んだ。南アフリカの主要な輸出産業である鉱業は1割近く減少し、第2四半期連続でマイナス成長となった。主力商品の金やプラチナはいずれも生産量が伸びなかった。金の国際価格は持ち直しているが、鉱山の老朽化やストライキ懸念により生産へ悪影響が出ている。自動車の排出ガスの触媒に使われるプラチナは需要減が見込まれ、価格が伸び悩んでいる。欧州の自動車大手の一部がディーゼル車生産から撤退を表明したことが響いた。深刻な水不足により農業が落ち込んだ。

2月に汚職疑惑で辞任したズマ氏に代わり、ラマポーザ新大統領が誕生した。元実業家のラマポーザ大統領は汚職対策を進め、海外投資を呼び込み、南ア経済を成長軌道に戻すことができるかが注目されている。第1四半期GDP成長率はマイナスに陥ったが、ラマポーザ政権が従来よりも企業寄りの政策を採用すると期待されているため、長期的観点から下値では買いが入るだろう。


【南アフリカ経済指標】
13日水曜日
20:00 月実質小売売上高前年比 前回+4.8% 予想+4.2%

zar0611

*予想レンジ:8.20円~8.50円


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