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カテゴリ: 南アランド

【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は買い戻しに反発した。米国によるメキシコに対する関税が回避されたことが好感され、週初から底堅く推移した。また米中貿易戦争は懸念されているものの、新たな悪材料も出現しなかったことで、買戻しが優勢となった。4月南ア製造業生産と4月小売売上高がともに市場予想を上回ったことも好感された。格付け会社ムーディーズは、南アフリカ国内総生産(GDP)の見通しを、1.0%に下方修正した。

4月南ア製造業生産は、前年比4.6%増で予想を上回った。しかし、週後半は上げ幅を削った。ラマポーザ大統領の汚職事件を巡る捜査に関し、監視当局が同大統領の回答を求めたことが嫌気された。大統領府は声明を発表し、引き続き捜査に協力していくとした。ラマポーザの息子がボササ(Bosasa)という企業から50万ランド受け取った件との憶測が流れていた。また、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)のクガニャゴ総裁がハト派発言をしたことも上値も抑えた。


*今週の南アランド円は、上値の重い展開が続きそうだ。先週は、ラマポーザ大統領に賄賂関与疑惑浮上したとの報道を受けて南アランドが下落。この疑惑が本当なら清廉潔白イメージのラマポーザの信頼が墜落しそうで、市場は先行きを見守っている状況。今週21日までにラマポーザ大統領は回答することになっている。今週19日には、南アフリカ消費者物価指数(CPI)が発表される。インフレが低下しているようであれば、利下げ懸念が高まりそうで、南アランドを押し下げる可能性がありそうだ。

20日には、ラマポーザ大統領が一般教書演説を行う。国営電力企業エスコムに政府が50億ランド支援するかどうか注目が集まっている。ここ最近、与党アフリカ民族会議(ANC)が南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)に対して、利下げ圧力をかけている。しかしSARBにとってはインフレ率がSARBの目標の3-6%におさまっていることで、利下げを早急に行う必要性がない。ただ、4月CPIは前年比4.4%増、コアも4.1%だったが、CPIが低下すれば、SARBも利下げを考える可能性がある。金利引き下げはランド売り要因であるが、その反面、南ア国内の雇用対策にはプラス面もあるため、長期的にはプラスに作用しそうだ。


【南アフリカ経済指標】
19日水曜日
17:00 5月消費者物価指数前年比前回+4.4%、予想+4.4%

21日金曜日
時間未定:ラマポーザ大統領賄賂疑惑報告期限


zar0615

*予想レンジ:7.15円~7.45円


情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
*チャートの著作権は、㈱ミンカブジインフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、㈱ミンカブジインフォノイドは一切の責任を負いません。


【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は下落した。4日に発表された南アフリカ国内総生産(GDP)は前期比年率3.2%減と、市場予想の1.7%減を大幅に下回った。GDPP低下を防ぐため、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が利下げを行う可能性が浮上したため、南アランドは売りが優勢となった。その後も南アランドは続落し、1週間ぶりの安値を更新した。

与党・アフリカ民族会議(ANC)のマガシュル事務総長が、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)に対し、目標を物価安定だけでなく、失業率を改善することなども目標にいれさせたいと述べたことが嫌気された。ムボウェニ財務相は、中銀の責務を変える予定はないと説明。南アフリカ中銀クガニャゴ総裁は、中銀の使命は物価安定であると反論した。ANCは、雇用拡大を責務に盛り込む要求撤回を拒んだ。6日に発表された第1四半期の同国経常赤字の対国内総生産(GDP)比は2.9%となり、昨年第4四半期の2.2%から上昇した。

*今週の南アランド円は、下げ過ぎ感から買戻しが優勢となりそうだ。ただ、戻り幅は限定的だろう。南アフリカの通貨ランドが対ドルで安値圏で推移している。5月29日には一時、1ドル=14.89ランドとなり、ドル高・ランド安が進んだ。南アフリカの主要産品である金の価格下落や国営電力会社の財務懸念から、ランドに売り圧力がかかっていた。5月下旬からランド安が進んだが、これは政治と経済両面の要因があった。5月25日に2期目を開始したラマポーザ大統領の組閣が遅れたことが、まずは嫌気された。市場では省庁再編や電力事業の立て直しに指導力を発揮できるか疑問視された。

次に、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は5月23日に開いた会合で政策金利を据え置くことを決めた。足元の景気が弱含みとの判断から利下げに賛成する票もあった。中銀が景気に対して慎重な見方を示したことが重石になった。そして、6月4日に発表された1~3月期実質国内総生産(GDP)は前期比年率で-3.2%だった。国営電力会社エスコムによる計画停電が、製造業の生産に打撃をもたらした。市場予想の-1.6%を大幅に下回り、過去10年の四半期ベースで最大の落ち込みとなった。成長率がマイナスに転じるのは2018年4~6月期以来で3四半期ぶり。GDP全体のおよそ14%を占める製造業が8.8%のマイナスとなったほか、ダイヤモンドや鉄鋼、石炭などの鉱業も-10.8%と大幅に落ち込んだ。GDPは前年同期比では横ばいだった。

かつてアフリカを代表する優良企業とされたエスコムはズマ前政権時代に縁故主義が広がり、有能な社員や幹部が次々と退社した。ずさんな発電計画から十分な供給能力を確保できず、家庭だけでなく産業向けでも計画停電に追い込まれた。エスコムは借り入れや債券の発行で負債が膨らみ、政府による再建計画の策定や実行が難しくなっている。経済への打撃が予想以上に広がり、改革が急務であるものの困難との認識が広がっている。さらに、与党のアフリカ民族会議(ANC)が南アフリカ準備銀行(中央銀行)の責務に物価のほか、雇用と成長も含めることで合意したと伝わったことも市場に嫌気されている。市場ではこうした責務の拡大で中銀の独立性が損なわれる恐れがあるとの見方が広まった。国際通貨基金(IMF)は、経営危機の国営電力会社エスコムがラマポーザ大統領が約束した改革にとって主たる脅威として、成長へのリスクを警告した。


【南アフリカ経済指標】
11日火曜日
20:00 4月製造業生産前年比前回+1.2% 予想+1.2%

12日水曜日
20:00 4月小売売上高前年比前回+0.2% 予想+1.2%

13日木曜日
19:00 第2四半期BER企業信頼感前回+28 予想+27


zar0610

*予想レンジ:7.15円~7.35円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は下落した。米中貿易戦争の激化懸念で世界的に株価が下落し、リスクオフモードが強まり新興国通貨には売りが強まった。南アランド円は1月3日のフラッシュ・クラッシュ以来となる水準まで下落し、対ドルでは年初来安値を更新した。30日に第2次ラマポーザ政権の閣僚が発表された。内閣メンバー数は36から28人に削減された。南アフリカ4月生産者物価指数は前年比+6.5%、前回+6.2%、予想+5.9% 。南アフリカ4月財政収支は-635億ZARと前回-203億ZARより低下した。生産者物価指数はインフレ上昇を示唆した。


*今週の南アランド円は、安値圏で保ち合いとなりそうだ。先週、新閣僚が発表されたが、市場は期待と不安が入り混じっているようだ。閣僚数は削減され、市場から期待されていたゴーダン氏が公共企業大臣に、ムボウェニ氏が財務大臣に起用された。しかし、排除されることが期待されていたズマ派のマブザ氏が副大統領に起用されたことが嫌気された。

ラマポーザ大統領は、汚職賄賂の批判が絶えないズマ派を一掃することができなかったことで、政権運営にひずみが出る可能性がある。米中貿易摩擦が激化し長期化が懸念されていることもあり、南アランド円が上昇していくことも考えにくい。今週の経済指標では4日に1-3月期国内総生産(GDP)、6日に1-3月期経常収支が発表される。GDPが市場予想を下回ると、次回の南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)理事会で利下げ圧力が高まりそうだ。


【南アフリカ経済指標】
3日月曜日
18:00 5月製造業PMI前回47.2 予想48.0

4日火曜日
18:30 第1四半期GDP前年比前回+1.1% 予想+0.7%
18:30 第1四半期GDP前期比前回+1.4% 予想-1.6%

5日水曜日
18:30 5月SACCI景況感指数前回93.7 予想94.0

6日木曜日
18:00 第1四半期経常収支前回-1100億ZAR  予想-1570億ZAR

7日金曜日
15:00 5月外貨準備高[Net]前回432.5億USD  予想431.8億USD


zar0603

*予想レンジ:7.30円~7.60円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は下落した。米中通商協議が難航し、さらなる激化も懸念されたため株式市場が下がり、原油価格も大幅に下落したことから代表的なコモディティ指数であるCRB指数が節目の180ポイントを下回った。そのため、資源国通貨である南アランドも下落となった。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は23日、主要政策金利であるレポレートを6.75%に据え置くことを決定した。

中期的なインフレ見通しは緩和したものの、経済成長は第1四半期に縮小し、その後も弱含むとの見方を示した。また、5人の金融政策委員のうち、2人が25ベーシスポイント(bp)の利下げを提案した。声明は3月会合時に比べハト派的だったようだ。ランドが過度に下落しない限り、中銀が7月の会合で25bp利下げする公算が大きいとの見方が強まった。なお、4月消費者物価指数は前年比+4.5%、前回+4.5%、予想+4.5%結果のほうは予想通りだった。

*今週の南アランド円は上値の重い展開となりそうだ。南アフリカの下院本会議で再選出されたラマポーザ大統領は25日、首都プレトリアで就任宣誓した。「新たな時代の幕開けだ。課題は山積するが、克服できないことはない」と演説し、汚職対策や経済再建に引き続き取り組むと訴えた。ラマポーザ大統領は昨年2月、汚職疑惑や景気低迷で失脚したズマ前大統領の後を継いだ。ラマポーザ大統領は演説で「効率的で倫理にのっとった、汚職のない国をつくる」と述べ、前ズマ大統領との違いを強調した。

ただ、与党アフリカ民族会議(ANC)にズマ氏の勢力が残り、ラマポーザ氏と対立しており、ズマ氏は就任式を欠席した。27日に閣僚が指名されるが、この閣僚が誰になるかが最大の注目材料となろう。改革派のメンバーが任命されなかった場合、南アランドには売り圧力が強まるだろう。南アフリカにとって今後の最大の焦点は、放漫経営で深刻な電力不足を招いた国営電力会社エスコムの改革だろう。

優良経営の代表だった国営電力エスコムは縁故主義でガバナンスが崩壊し、ずさんな事業計画のツケが深刻な電力不足として国民にまわった。大規模な計画停電は市民生活を直撃し、工場の生産ラインが停止するなど経済活動に大きな影響を及ぼした。発送電を分離し経営に競争原理を持ち込む案が浮上している。先週金曜に格付け会社S&Pによる南アフリカの格付けが発表された。格付けは据え置きで、見通しも変更されなかった。格付けは「BB」、見通しは「安定的」。S&Pは声明でラマポーザ政権の改革に注目していくことを述べた。


【南アフリカ経済指標】
30日木曜日
15:00 4月マネーサプライM3
18:30 4月生産者物価指数前年比前回+6.2%、予想+5.9%
21:00 4月財政収支前回-203億ZAR

31日金曜日
21:00 4月貿易収支前回+50億ZAR 予想+13億ZAR

zar0527

*予想レンジ:7.50円~7.70円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は軟調だった。米中通商協議の不透明感から新興国通貨が総じて売られた。米国のイランに対する制裁の強化などを背景に、地政学的リスクが高まったことも嫌気された。ただ、米金利の低下により、南アとの金利差が拡大したことで、下値も限られた。南アの第1四半期失業率は27.6%に上昇し、ラマポーザ大統領が直面する経済問題の深刻さが改めて認識された。

*今週の南アランド円は、保ち合いが続きそうだ。米中の貿易戦争を巡る緊張の高まりで新興国通貨に対する需要が減退していることを背景に、南アランドは対ドルで約1週間ぶりの安値に下落した。市場は、ラマポーザ大統領が指名する閣僚の顔ぶれを確認したいようだ。ラマポーザ大統領は、改革を進めるに、まずは多すぎる閣僚を減らそうとしており、市場もこれを期待している。新閣僚人事などの政治状況が極めて重要で、今後5年間で成長促進策や構造改革が実現できるかが決まるとの指摘もある。

与党アフリカ民族会議(ANC)内に亀裂が生じており、改革に向けた取り組みが阻害される恐れがあるという。ラマポーザ大統領は27日に閣僚人事を発表する見通し。格付け会社ムーディーズは、ラマポーザ大統領の改革が上手く進まないようであれば、格下げの方向になると警告している。
今週は、22日に4月消費者物価指数(CPI)が発表され、23日には南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が政策金利を公表する。政策金利は据え置き(6.75%)の見込み。


【南アフリカ経済指標】
22日水曜日
17:00 4月消費者物価指数前年比前回+4.5% 予想+4.5%

23日木曜日
時間未定:南ア中銀政策金利前回6.75%  予想6.75%


zar0520


*予想レンジ:7.50円~7.80円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上昇した。米中通商協議の進展に期待が集まる中、南アランド円は8日の南アフリカ総選挙を待つ状況となった。アパルトヘイト(人種隔離政策)を知る高齢者は与党・. アフリカ民族会議(ANC)を支持しているようだが、若者世代は悪すぎる失業率や政権の腐敗に対しANCへの不満を高めている。投票前の世論調査によると野党第1党・民主同盟(DA)が、首都ヨハネスブルグがあるハウテン州でANCを打ち破るため、他の野党と連立する可能性を示唆した。

もしハウテン州で、ANCが破れると、ラマポーザ大統領にとって大きな痛手になるとの見方が強まった。今回の選挙でラマポーザが勝利し、エスコムの危機が回避され、ムーディーズから格下げされなければ、ランドは上昇に転じると予想された。南アフリカ4月景況感指数は93.7、前回91.8、予想91.7と、今年1月以来の最高の数字となった。

*今週の南アランド円は堅調に推移しそうだ。8日投票の南アフリカ総選挙(下院400議席)は10日夕(日本時間11日未明)、95%の開票が終わり、与党アフリカ民族会議(ANC)の得票率は57.73%となった。計算上はANCが半数を割り込む可能性はなくなり、与党の勝利となった。南アの大統領は議会で選出されるため、ラマポーザ大統領(66)の続投が確実になった。議会での再任を受け、ラマポーザ大統領は25日、就任宣誓を行う。開票率95%の段階で、2位は野党・民主同盟(DA)の20.65%。過激な言動で知られるマレマ党首率いる経済的解放の闘士(EFF)が10.51%で3位となっている。

与党アフリカ民族会議(ANC)が第1党を維持することが確実な情勢となり、政策の継続性に期待が高まっている。南アフリカは中国、インド、ロシア、ブラジルとともに有望な成長市場として新興5カ国「BRICS」を結成した。しかし、ズマ前大統領が2018年にスキャンダルで辞任するまで政権を率いた9年間の間に汚職や縁故主義が横行。経済は競争力を大きく失った。ランドの対ドル相場はこの9年間で半分近くまで下がった。成長率は低迷が続き、投資家や企業は南ア離れを加速した。非効率な経済の象徴ともいわれる電力会社エスコムは、ずさんな発電計画から、家庭や工場に十分な電力をとどけられない。

ラマポーザ氏はズマ時代の放漫財政を引き締め、ふたたび経済に活力を取り戻そうとしている。発送電分離など電力改革を通じて、エネルギーの安定供給を実現する改革も視野に入れている。しかし、足元の景気状況はきびしい。南アはアフリカ随一の経済大国だが、近年は景気低迷が続き、昨年の成長率は1%を下回り、失業率はおよそ27%で高止まりしている。汚職疑惑で昨年辞任したズマ前大統領の後を継いだラマポーザ氏は、腐敗一掃と改革推進に取り組むが、生活改善を実感できない低所得者層の不満は根強く、経済改革が行き詰った場合、南ア経済は混迷を深める可能性もある。


【南アフリカ経済指標】
14日火曜日
18:30南アフリカ第1四半期失業率


zar0513

*予想レンジ:7.50円~7.80円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は反落し、8円を下回って週を終えた。週初めには2月後半以来となる8.06円まで上昇したが、格付け会社ムーディーズが、「国営電力会社エスコムの救済のために南ア債の発行が増加した場合は、南アの投資格付けを変更する可能性がある」と再警告したことが嫌気された。南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)が「エスコムの停電が続けば、国内総生産(GDP)成長率が少なくとも1.1%押し下げられる」との見解を表明したことも上値を抑えた。停電により12万人程度の失業者数が増加するとも発表した。南アの経済指標では、消費者物価指数(CPI)が前年比で若干予想を下回り、2月小売売上高は前年比で予想を上回った。

*今週の南アランド円は保ち合いとなりそうだ。格付け会社ムーディーズは今月2日、格付け判断を構成しないクレジット・オピニオン・リポートを公表し、南アの格付けについて引き続き投資適格級との見方を表明。外貨・自国通貨建て債務の格付けは引き続き、投資適格級で最低水準となる「Baa3」、見通しを「安定的」とした。ムーディーズは先週、リサーチノートで、南アの格付け「Baa3」に対する見通しは「安定的」であるとしながらも、技能労働者不足や電力供給を巡る問題などが足かせとなり、経済成長が大きく上向く公算は小さいとの見方を示した。

ムーディーズが南アの格付けを投資不適格級に引き下げれば南ア国債は大幅に売り込まれると予想されるため、市場はムーディーズが示す見解に警戒していた。ムーディーズは「国営電力会社エスコムの救済のために南ア債の発行が増加した場合は、南アの投資格付けを変更する可能性がある」と再警告したものの、内容的には前回の繰り返しだったこともあり、相場の反応は限定的だった。

南アフリカは5月8日に総選挙を実施する。企業寄りとされるラマポーザ大統領が率いる与党・アフリカ民族会議(ANC)が過半数を獲得すると予想されているが、焦点はどの程度の議席を取るかだろう。現在400議席中、ANCは249議席を占めている。仮にANCの議席が過半数を割るようであれば、市場はこれを嫌気してランド急落につながる可能性がある。今週は生産者物価指数(PPI)が注目されよう。先週の消費者物価指数(CPI)ではインフレ上昇が確認され、利下げ見通しが後退した。

【南アフリカ経済指標】
22日月曜日
南アフリカ休日

23日火曜日
16:00 2月景気先行指数前回102.8

24日水曜日
15:00 第1四半期BER消費者信頼感前回+7 予想+6

25日木曜日
18:30 3月生産者物価指数前年比前回+4.7%、予想+5.5%


zar0422

*予想レンジ:7.80円~8.10円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上昇し、8円を維持して引けた。格付け会社ムーディーズが格付けを発表を見送ったことが好感されて南アランドは買戻しが継続した。2月鉱業生産は前年比7.5%減少し、製造業生産の伸びは0.6%にとどまった。

*今週の南アランド円は底堅く推移しそうだ。格付け会社S&Pは南アフリカに対して、今の経済状況では、ジャンク級の格付けからの脱出は厳しいとの見解を示した。ただ、総選挙で与党・アフリカ民族会議(ANC)が勝利し、このまま改革が進めば、南アフリカへの投資増加が見込まれるとしている。5月8日の総選挙でラマポーザ現政権が勝利となれば、格上げへの見込みが強まりそうだ。

国営電力会社エスコムの債務問題は依然として、与党の信任を低下させ、南アフリカ経済の重石となっている。国際通貨基金(IMF)は2019年の世界成長見通しを10月予想の1.4%から1.2%に引き下げたことも、南アランドの上値を圧迫しそうだ。今週は17日に消費者物価指数(CPI)と小売売上高が発表される。同日には、中国の1-3月期国内総生産(GDP)や3月鉱工業生産、3月固定資産投資等の経済指標が発表されるため、注意が必要だろう。。


【南アフリカ経済指標】
17日水曜日
17:00 3月消費者物価指数前年比前回+4.1%、予想+4.5%
20:00 2月小売売上高前年比前回+1.2%、予想+0.7%


ZAR0415

*予想レンジ:7.90円~8.10円



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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は大幅上昇した。3月末は格付け会社ムーディーズの南アフリカ国債の格付けが予定されていたが、ムーディーズは発表を見送った。見送った理由などは公表されていないが、格下げにならなかったことで、ポジティブサプライズとなって南アランドは買い戻しが優勢となった。また米中通商協議の解決期待や、ブレグジットで合意無き離脱が避けられるのではという期待が高まったことも好感され、南アランド円はは上昇した。ただ、国営電力会社エスコムによる停電が続いており、8円の大台には届かなかった。

*今週の南アランド円は、保ち合いとなりそうだ。格付け会社ムーディーズによる格付けが発表されなかったことが好感され、南アランドは反発したが、これは格下げという最悪の事態は避けられたということだろう。これからも買い材料として長続きするかどうかは疑わしい。ムーディーズは、南アの外貨・自国通貨建て債務の格付けを投資適格級で最低水準となる「Baa3」、見通しを「安定的」としている。格付けに関しては、一部で、電力危機によって同国が投資適格級の格付けを失い、資本の逃避につながると懸念されていた。国営電力会社エスコムの停電が3週間も続いており、現在、国民はズマ大統領時代より停電が酷くなっていることに不満を示しているという。

与党・アフリカ民族会議(ANC)じゃエスコムでの雇削減を望まないとコメントし、ゴーダン公共企業相は、政府の最高レベルでエスコムへの追加支援策を協議していると述べた。経営危機の国営会社への追加支援を政府が検討しているとの閣僚発言は、市場の警戒を強めたようだ。エスコムのマブザ会長は、債務が2500億ランド少なければ対応しやすくなるとの認識を示した。停電によって鉱工業の操業にも影響が出てきている。現ラマポーザ政権に対する不満が日に日に高まってくる可能性があり、5月8日の選挙が意識されてこよう。今週は11日に鉱工業指標が発表されるが、この指標が低下しているようであれば、南アランド売りのきっかけになるかもしれない。

【南アフリカ経済指標】
11日木曜日
18:30 鉱業生産前年比前回-3.3%、予想-1.7%
20:00 2月製造業生産前年比前回+0.3%、予想+0.5%

zar0408

*予想レンジ:7.80円~8.10円


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【南アランド円相場、先週の動き・今週の予想】
*先週の南アランド円は上昇した。28日、南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は、市場の予想通りに政策金利を6.75%に据え置いた。クガニャゴ中銀総裁は、国営電力会社エスコムの問題が経済に良くないとし、燃料、食料費の上昇で、インフレ率が上がる懸念を示した。世界銀行の南アインフレ予想は、2019年が4.8%、2020年が5.3%。

また、格付け会社ムーディーズによる南アフリカの格付けが発表されるが、予想では格付け、見通しはいずれも据え置きになる見込みとの見方が強まった。一部では、見通しが引き下げられる予想だが、ジャンクにはならないだろうと予想されたことが好感された。

*今週の南アランド円は、下値を切り上げそうだ。注目されていた格付け会社ムーディーズの格付けは、延期となった。南ア・ランド(ZAR)にとっては、今週末に発表がある格付け会社ムーディーズの格付けおよび見通し動向で、相場が大きく変わることになるだろう。現時点では格付けも見通しも据え置かれるという予想が高く、こうなった場合、買い戻しが優勢となって反発しよう。仮に、見通しのみが引き下げられた場合、下落する可能性が高いが、下落は限定的になろう。格付け、見通しがいずれも引き下げられた場合、大幅下落を余儀なくされよう。


【南アフリカ経済指標】
1日月曜日
18:00 3月製造業PMI前回46.2

5日金曜日
15:00 外貨準備高[Gross]前回508.4億USD

zar0401

*予想レンジ:7.50円~7.80円


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