テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: メキシコペソ

【メキシコペソ円今週の予想(7月7日)】
*堅調に推移か。予想レンジ:4.60円~5.20円。
*低調な経済指標が相次いでいる。メキシコ経済活動指数は-19.7%となり、過去最低の結果となった。5月失業率は4.2%。前年同月の失業率(季節調整値)は3.5%だった。新型コロナウイルスの流行で多くの企業が事業所閉鎖などに追い込まれたことが要因。4月鉱業・金属鉱業生産指標値(2013年=100)は前年同月比25.2%下落。前月比では24.4%下がった。ロペスオブラドール大統領は、新型コロナウイルス流行の影響で6月に8万2000人の正規雇用が失われたと述べた。同大統領は12~13万人を予想していた。4月には55万5000人、5月には34万人が職を失ったが、既に底は打っているという。6月のメキシコ国内新車販売台数は前年同月比41%減の6万2837台だった。6月としては2010年(5万9910台)以来の低い水準に落ち込んだものの、今年5月の実績は50%上回った。7月1日、米国・カナダ・メキシコで構成する北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定(USMCA)が発効した。トランプ大統領のNAFTA脱退示唆から始まった再交渉は決着し、環境の安定でメキシコでは投資拡大への期待が膨らむものの左派のロペスオブラドール政権が外資参加の投資案件に不利な決定を繰り返すなど不安材料もある。ロペスオブラドール大統領は、新協定が「生産性を引き上げ、外国投資を引き寄せ、輸出を促進する」と述べ期待を示した。メキシコの輸出の約8割は米国向けが占める。NAFTAにかわる新協定で経済を底上げしたい考え。メキシコ中銀副総裁が、金利を引き下げの余地があることを発表した。現在メキシコの金利は5.0%、インフレ率3.17%なので、実質金利=5.0-3.17=1.83%となり、利下げ余地として約1.8%ある。ドル円の上昇を受けてペソ円も堅調に推移しそうだ。

<強材料>
1.新NAFTA協定への期待。
2.原油価格が底堅く推移。

<弱材料>
1.メキシコへの外国からの直接投資は19年は18年を3%下回り、20年1~3月期は前年同期比26%減となった。米コンサルティング会社ATカーニーが発表する投資先として魅力のある世界25カ国のランキングで、メキシコは今年、25カ国以内に入れなかった。
2.国際通貨基金(IMF)はメキシコの実質経済成長率が20年にマイナス10.5%落ち込む可能性があると見込んでいる。
3.メキシコ中銀が再びGDP予測を引き下げた。5月のマイナス7.99%予測から、マイナス8.80%に下方修正した。これを背景に年末の金利は4.5%になると予想している。現状の政策金利は5.0%。

【メキシコ経済指標】
6日月曜日
26:00メキシコ消費者信頼感前回42.6

9日木曜日
20:00メキシコ消費者物価指数前年比前回2.84、予想2.97
24:00メキシコ金融政策決定会合議事録

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【メキシコペソ円今週の予想(6月29日)】
*上値重く、軟調な展開か。
*予想レンジ:4.50円~4.80円。
メキシコ銀行(中央銀行)は25日、金融政策決定会合を開き、政策金利を5.5%から0.5%引き下げて5.0%にすることを決めた。利下げは9会合連続で、全会一致で決めた。新型コロナウイルスの感染拡大による小売店の営業停止や工場の稼働停止で経済が落ち込んでいるのに対応した。政策金利は2016年11月以来の低い水準となった。5月後半から経済活動は徐々に再開しているが、中銀はこの日の声明で「不確実性は続いている」と指摘した。社会保険庁(IMSS)によると、メキシコでは3月から5月までで100万人以上の公式雇用が失われた。建設や観光での失業者が目立つ。新型コロナの感染者数の拡大も続いている。メキシコ中銀は5月下旬に、2020年の実質経済成長率がマイナス8.8%%に落ち込む可能性があるとの見通しを示している。国際通貨基金(IMF)はマイナス10.5%と見込んでいる。次回の金融政策決定会合は8月に予定されているが、利下げ継続が見込まれている。ロペスオブラドール大統領は、6月の新たな失業者数は12万~13万人になるとの見通しを示した上で、新型コロナウイルス流行に伴う雇用喪失は既に底を打ったとの考えを示した。また、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が7月1日に発効するのに合わせ、訪米してトランプ大統領と会談する意向を表明。カナダのトルドー首相にも参加を呼び掛けた。また、IMFのマイナス10.5%成長率予想には、「楽観している。速やかに景気が回復すると思う」と反論した。23日にメキシコ南部オアハカ州でマグニチュード(M)7.4の大きな地震があった。少なくとも5人が死亡し、30人以上が負傷したという。国営石油会社ペメックスのサリナクルス製油所で小さな火災が起き、製油所が閉鎖されたがすぐに解除され影響はほとんどなかった。

<強材料>
1.7月1日から、新NAFTA協定が発効。
2.減産効果で原油価格に急落懸念がなくなる。
3.ロベス・オブラドール大統領は景気の先行きを楽観視。
4.失業者は6月でボトムを打つ見込み。

<弱材料>
1.世界の新型コロナウイルスの死者数がメキシコなどの新興国で増加。メキシコでは2万6千人が死亡したもよう。
2.5月のメキシコの輸出が前年同月比56.7%減の180億6980万ドルだった。輸入も47.1%減の215億9240万ドルと激減。収支は35億2260万ドルの赤字となった。輸出の内訳は石油が63.8%減の9億2930万ドル、非石油が56.3%減の171億4040万ドル。
3.2020年の実質経済成長率がマイナス8.8%%に落ち込む可能性があるとの見通しを示している。国際通貨基金(IMF)はマイナス10.5%と見込んでいる。

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【メキシコ経済指標】
1日水曜日
米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)発効
20:00メキシコ6月景況感前回35.2、予想32
23:30メキシコ6月製造業PMI前回38.3、予想39
3日金曜日
20:00メキシコ6月消費者信頼感前回42.6、予想41

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【メキシコペソ円今週の予想(6月23日)】
*上値重く、軟調な展開か。
*予想レンジ:4.60円~5.00円。
メキシコは経済活動再開のためにロックダウンを解除したが、コロナ感染状況が悪化しており、感染者数が17万人を超えた。死者は2万人を超えている。このため、経済再開にブレーキがかかりつつあるようだ。今週は、メキシコの経済指標が23日から26日まで毎日発表される。注目は23日の失業率、24日の消費者物価指数、25日のメキシコ中銀政策金利。政策金利は現状の5.5%から0.5%の利下げが予想されている。メキシコ中銀は新型コロナウィルスの影響で2020年GDPが-8.8%に落ち込むと予測しているが、景気浮揚対策として利下げは実施されるだろう。

<強材料>
1.原油価格が堅調。
2.ロックダウン解除で経済活動再開。

<弱材料>
1.新型コロナウィルスの感染第二波への懸念
2.オブラドール大統領が、米国が制裁中のベネズエラにガソリンを売る可能性を示唆したが、米国はこれに対する報復としてメキシコのベネズエラ関係の企業に制裁を科すとした。
3.メキシコ中銀利下げ予想。

【メキシコ経済指標】
23日火曜日
20:00メキシコ4月失業率 前回3.30%

24日水曜日
20:00メキシコ隔週消費者物価指数前年比前回2.83%、予想2.7%

25日木曜日
20:00メキシコ小売販売前年比
27:00メキシコ中銀政策金利前回5.50%、予想5.00%

26日金曜日
20:00メキシコ5月貿易収支前回$-3.087B、予想$-3.3B

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【メキシコペソ円今週の予想(6月16日)】
*上値重く、軟調な展開か。
予想レンジ:4.60円~5.00円
経済活動停止による収入減という国民の不満の高まりを受けてメキシコは経済活動の早期再開に動いた。メキシコは米国の自動車工場の再稼働を受けて部品などの生産を再開したが、国内で感染の勢いが衰える兆しはない。世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナウイルス感染症がブラジルやメキシコなどを中心に依然猛威を振るっていると警鐘を鳴らした。メキシコのコロナ状況は、7日時点で感染者数14万2690人(先週末11万3619人)、死者数1万6872人(先週末1万3511人)と先週に比べ大きく悪化している。コロナ第2波への警戒が高まる中、原油価格が下落に転じていることはメキシコペソにはネガティブな環境になっている。11日に発表された4月のメキシコ鉱工業生産活動指数(IMAI、季節調整値)は前年同月比で-26.9%だった。前年割れは19カ月連続。前月比は-25.1%で、いずれも過去最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルス流行による経済規制の影響で企業活動が全面的に停滞した。経済協力開発機構(OECD)がメキシコのGDP成長率を2020年は-7.5%となり、通貨ペソの下落によって、債務残高の対GDP比は55%になるという予測を発表した。メキシコ中銀も、オブラドール政権の財政支援がGDPの1%に満たず不十分なため深刻な不況に見舞われる可能性を示唆した。メキシコ経済を取り巻く環境はネガティブなものが多く、ペソには重石になろう。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が22年末までゼロ金利政策を継続するとしたことはペソには支援要因だろう。

<強材料>
1.経済活動再開。
2.OPECプラスによる減産を受けて原油価格の急落は免れる可能性。
3.FRBは22年末までゼロ金利政策を継続。

<弱材料>
1.5月消費者物価指数前年比2.84%(前回2.15%)。前回を上回ったが予想の3.0%を下回り利下げ予想が強まっている。
2.4月鉱工業生産前年比-29.3%(前回-5%)。大幅低下を受けてGDPの落ち込みが予想される。

【メキシコ経済指標】
*特になし。

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◆メキシコペソ円◆
【今週の予想】
*高値持もち合いか。予想レンジ:4.80円~5.20円
メキシコの6月7日時点の新型コロナウィルスの感染者数は11万3619人と先週末の8万7512人から3割近くも増加した。ロペスオブラドール大統領は経済を再開させようとロックダウンを解除したが、これに疑問を抱く8州の知事が、コロナ対応に対して大統領に話し合いを求めている。大統領のコロナ対応に対して、国民の不満も高まっておりオブラドール大統領の支持率が低下することになればメキシコペソの重石になろう。新型コロナウイルスの感染拡大により、4月の失業者は55万5000人に達した。ただ、ロペスオブラドール大統領は失業者数に関して5月は35万人に達しないだろう。順調にいけば、新型コロナによる失業者は100万人を超えないだろうと述べた。また、「4~6月が最も経済的に困難な時期だと思う。回復は今月から始まり、7月から12月にかけて続くだろう」との見解を披露。理由として「建設、鉱業、自動車産業が再開し始めている。米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)も7月1日に発効する」と述べた。USMCA発効への期待はペソの支援要因となろう。また、石油輸出国機構(OPEC)とロシア等の産油国は減産の延期を決定した。これを受けて原油相場は上昇しており、産油国であるメキシコにも恩恵がもたらされるだろう。9日に消費者物価指数が発表される。インフレ率が高まっているようであれば、実質金利が縮小するためペソにはマイナスとなろう。

<強材料>
①.今年の第1四半期の国内総生産(GDP)成長率(季節調整値)確定値が速報値より上方修正された。前年同期比-2.2%。4月末発表の速報値は―2.4%だった。前期比は-1.6%から-1.2%に修正された。

②.OPECプラスは減産延期を決定し、原油価格が上昇しやすくなった。
ロペスオブラドール大統領は、4月に「石油輸出国機構(OPEC)プラス」で合意した日量10万バレル以上の石油減産には今後応じることはないと言明した。メキシコはOPECプラスで割り当てられた日量40万バレルの減産に異議を唱え、最終的に10万バレルで合意していた。

③.メキシコ中央銀行が4日に公表した民間アナリストらによる月次の2020年経済予測集計は、国内総生産(GDP)成長率が前年比-8.16%となった。インフレ率は0.21ポイント上昇して3.04%。年末の為替相場は1ドル=23.36ペソから23.30ペソへとペソ高に修正された。

④.自動車産業が再稼働し始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で3月下旬から止まっていたが、米国で5月半ばから自動車大手が工場を再開したのに歩調を合わせて稼働した。

<弱材料>
①.メキシコ鉱業会議所(CAMMIEX)は、2020年の国内鉱業生産が約17%落ち込むとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大が響く。ただ、21年1~3月期までに回復すると予想した。また、新型コロナのパンデミック(世界的流行)を踏まえ、今年の同国鉱業輸出は約10%減と予測した。

②.失業者増加。4月に55万5247人の雇用が失われたと発表。建設や観光での失業者が目立った。

③.メキシコ銀行は5月27日、2020年の実質経済成長率が―8.8%になる可能性があるとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が響く。この水準に落ち込めば、マイナス14%だった世界大恐慌時の1932年以来の悪化幅となる。

④.メキシコの5月国内新車販売台数が前年同月比59%減の4万2028台だった。5月としては1997年(3万4260台)以来の低い水準に落ち込んだ。ただ、販売台数は4月実績を20%上回った。

【メキシコ経済指標】
9日火曜日
20:00メキシコ5月消費者物価指数前年比前回2.15%、予想3%
11日木曜日
20:00メキシコ4月鉱工業生産前年比前回-5%、予想-11%

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◆メキシコペソ円◆
【今週の予想】予想レンジ:4.70円~5.00円
<強材料>
①.今年の第1四半期の国内総生産(GDP)成長率(季節調整値)確定値が速報値より上方修正された。前年同期比-2.2%。4月末発表の速報値は―2.4%だった。前期比は―1.6%から―1.2%に修正された。
②.原油価格が上昇し産油国であるメキシコにはプラス要因。
③.メキシコで自動車産業が再稼働し始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で3月下旬から止まっていたが、米国で5月半ばから自動車大手が工場を再開したのに歩調を合わせて稼働した。国際自動車工業連合会(OICA)によると、メキシコの生産台数は世界6位。国内で約350万人の雇用を抱え、同国の国内総生産(GDP)の3.8%を占める。
④.メキシコ湾からの米原油輸出向けのタンカーに仮予約が相次ぎ、需要が増加する兆しがみられる。英BPとノルウェー・エクイノールは6月、各国に向け米産原油を出荷する予定。
⑤.ロペスオブラドール大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気後退に陥るとしたメキシコ中央銀行の見通しに反論し、メキシコ経済は近く回復するとの見解を示した。

<弱材料>
①.メキシコ銀行(中央銀行)は5月14日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き下げて5.5%にすることを決めた。利下げは8会合連続。新型コロナウイルスの感染拡大による工場停止や原油価格の下落が響き、経済が落ち込んでいることに対応した。政策金利は2016年12月以来、約3年半ぶりの低い水準。中銀は声明で新型コロナについて「大流行の影響の深度と期間はまだ読み切れない」と指摘。
②.失業者増加。4月に55万5247人の雇用が失われたと発表。建設や観光での失業者が目立った。
③.メキシコ銀行は5月27日、2020年の実質経済成長率が―8.8%になる可能性があるとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が響く。この水準に落ち込めば、マイナス14%だった世界大恐慌時の1932年以来の悪化幅となる。

【メキシコ経済指標】
6月1日月曜日
20:00メキシコ5月景況感前回37.4 予想33
23:00メキシコ5月製造業PMI前回35 予想30
6月5日金曜日
20:00メキシコ5月自動車生産前年比

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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は底堅く推移した。*メキシコ中央銀行は13日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ7.0%とすることを全会一致で決定した。経済の停滞と総合インフレ率が目標を若干上回っていることが背景。利下げは5会合連続で、政策金利は約2年ぶりの低水準となった。

メキシコ中銀は声明で「最新のデータに基づくと、2020年の経済成長率は中銀が昨年7─9月の四半期報告で示した見通しを下回ると予想され、リスクは下向きに傾いている」と指摘。総合インフレ、インフレ見通し、経済のスラック(需給の緩み)の増大、内外の利回り曲線のこのところの動きを勘案し、利下げを決定したとした。その上で、総合インフレ率とコアインフレ率は前回の四半期報告で示した見通しを「若干上回る」との見方を表明。

インフレに対する上方リスクとして、コアインフレ率が低下しにくくなっていることのほか、賃金上昇による労働市場と物価への波及効果、外国為替相場の調整の可能性などを挙げた。利下げが停滞するメキシコ経済のカンフル剤になるとの期待高まり、ペソが買われた。

*今週のメキシコペソ円は、押し目買いが継続しそうだ。今週は特にメキシコの経済指標発表がないため、外部要因に影響される展開になろう。メキシコ銀行(中央銀行)が5会合連続で利下げに踏み切ったのは、2019年の成長率が10年ぶりのマイナスに落ち込むなど経済活動が低迷したことが背景にある。インフレ率が安定しているため金融緩和を続けやすい環境にある。メキシコ中銀も声明で「経済活動の停滞が続いている」と指摘した。メキシコ中銀のディアス・デレオン総裁は、2月26日に公表する次回の四半期報告で今年の経済成長率見通しを下方修正すると表明。

最大の貿易相手国である米国との通商関係のほか、ロペスオブラドール大統領の政策決定を巡る先行き不透明性が成長の重石になっているとの認識を示した。ただ、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」で先行き不透明感は一部解消したと指摘。「米国との通商関係を巡る不確実性がある程度解消したことで、国内のリスクプレミアムは低下した。これにより、経済活動が回復する可能性がある」と述べた。ロペスオブラドール大統領の経済政策を巡る懸念から企業が投資を控えたことなどを背景に、メキシコ経済は昨年は約10年ぶりにマイナス成長に陥った。一方、インフレ率は1月は3.24%と、中銀が目標とする3.0%を若干上回った。成長率自体は低水準で、景気刺激のために、金融緩和が続けられるとの見方が強まっている。

【メキシコ経済指標】
*特になし

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*予想レンジ:5.80円~6.00円

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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は堅調に推移した。週初め、中国人民銀行(中央銀行)は、新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念を受けて金融刺激策を発表した。リバースレポの公開市場操作を通じて2日間で1兆7000億元(約2427億ドル)の資金を供給した。これが好感されて世界の株式市場が反発するとメキシコ株とメキシコペソも買われた。

国立統計地理情報院(INEGI)が1月30日に発表した19年のメキシコ実質経済成長率(GDP)はマイナス0.1%となった。20年の実質経済成長率について、国際通貨基金(IMF)は1.0%、世界銀行が1.2%を予想している。国際金融協会(IIF)が4日公表した新興国市場統計によると、1月は株式から差し引き7億ドルの資金が流出した。流出は昨年8月以来5カ月ぶり。中国への流入額が縮小したという。

*今週のメキシコペソ円は、13日のメキシコ中銀政策会合がポイントになろう。政策会合では、0.25%の利下げ(7.25%→7.00%)が予想されている。しかし、先週発表されたインフレ率が上昇しているため、据え置きの可能性もある。仮に据え置きとなればサプライズになりそうだ。仮に据え置きとなっても、メキシコ経済の回復が遅れる可能性があるため、利下げ圧力は続きそうだ。昨年のメキシコ経済は、金融危機後の2009年以来マイナス成長となり、今年も1%程度の成長率にとどまりそうだ。

左派のオブラドール大統領は民間主導の経済政策に否定的で、投資環境は改善せず、雇用や消費が低迷しており、公約の4%成長は困難な状況。国立統計地理情報院(INEGI)が1月30日に発表した19年の実質経済成長率はマイナス0.1%となった。19年1~10月の固定資本形成は前年同期比5.2%減少した。政府は、建設中だった首都の新空港計画を撤回し、石油産業活性化の切り札だった油田入札を無期延期したことで、内外の企業によるメキシコの経済政策への懸念が強まった。20年の実質経済成長率について、国際通貨基金(IMF)は1.0%、世界銀行が1.2%を予想している。

【メキシコ経済指標】
11日火曜日
21:00 鉱工業生産前年比前回2.1%、予想-1.9%
28:00メキシコ中銀政策金利前回7.25%、予想7%

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*予想レンジ:5.75円~5.95円
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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は下落した。29日、トランプ米大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定のUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に署名したことでメキシコの通貨や株式は買われた。30日発表したメキシコの2019年国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前年比0.1%減となった。同国のマイナス成長は、世界金融危機を受けた景気後退局面の09年以来10年ぶり。

ロペスオブラドール大統領の経済運営への懸念から、企業が投資を抑えたことが響いた。18年は約2%成長だった。中国で感染が拡大する新型コロナウイルスを巡り、世界保健機関(WHO)が国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言したことを受け、中南米域内の資産が売られた。 中国は中南米諸国の主要な輸出先で、経済的影響への不透明感から売りが加速した。

*今週のメキシコペソ円は、もち合いとなりそうだ。2019年国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前年比0.1%減となった。同国のマイナス成長は、世界金融危機を受けた景気後退局面の09年以来10年ぶり。ロペスオブラドール大統領の経済運営への懸念から、企業が投資を抑えたことが響いた。18年は約2%成長だった。18年12月に就任した左派のロペスオブラドール大統領にとって最初の1年となった19年、メキシコ経済は低迷した。大統領は国内総生産(GDP)について、政策が少数者にのみ恩恵をもたらした「新自由主義」時代の尺度だと一蹴し、富がより公平に配分されるようになったと強調した。

現政権下で外国からの投資は堅調さを維持しているが、国内企業はより慎重で、今月発表した19年1〜10月の固定資産投資は前年同期比5.2%減だった。メキシコ市の新空港建設中止に加え、前政権が進めた石油・ガス業界の自由化から後退したことで、大統領の経済運営手腕に懸念が生じた。19年GDPは製造業を含む第2次産業が1.7%減、第1次産業が1.9%増、第3次産業が0.5%増と、製造業の弱さがGDPを押し下げたことが明らかになった。

北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米・メキシコ・カナダ協定)の発効にメドがつきつつある。昨年は新NAFTA協定の批准に絡んで先行き不透明感が強かったが、年内発効で今年の投資は改善するとみられている。メキシコ政府は昨年公表した大規模なインフラ投資計画などが景気を押し上げると期待している。メキシコ中銀の調査によると、ペソ相場は今年末が1ドル=20ペソ近辺となり、変動幅は18.80-21.30ペソと予想されている。

【メキシコ経済指標】
4日火曜日
21:00メキシコ景況感 前回49.5、予想49.9
24:30メキシコ製造業PMI前回47.1、予想47.5

7日金曜日
21:00メキシコ消費者信頼感前回43.4、予想43.2
21:00メキシコ消費者物価指数前年比前回2.83%、予想3.2%

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*予想レンジ:5.65円~5.85円

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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は軟調だった。北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を16日に米議会上院が承認したことを背景に、週初めはペソ買いが継続していたが、中国の新型肺炎の拡大を受け、世界的にリスク資産への買いが後退し、メキシコペソも売られる展開になった。23日に発表されたメキシコ隔週消費者物価指数は前年比3.18%、予想2.9%、前回2.63%となり、インフレ率の進行が確認された。

メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が24日に発表した11月国内総生産(GDP)は、季節調整済みで前月比0.1%増となった。前年同月比では1.2%減。第4・四半期もマイナス成長になるとみられ、ペソの重石になった。 メキシコ政府は21日、中米から集団で米国を目指して前日に隣国グアテマラから不法入国した約500人のうち400人以上の身柄を拘束し、出身国への送還を始めたと明かした。メキシコはトランプ米政権に対し、不法移民対策を約束するかわりにメキシコ製品への関税賦課を免れており、不法移民への強い姿勢を示した。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開になりそうだ。中国・武漢で発生した新型肺炎の被害は死者や罹患者が日に日に拡大していく中で、世界的に株価が下落しているためリスクオフモードが強まっている。北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を米議会上院が承認したことでひとまずこの強材料は消化されたといえよう。今後はメキシコ国内の景気停滞や物価上昇圧力の落ち着きなどを背景に、メキシコ銀行(中央銀行)が利下げを続けるとの観測が強まりそうだ。

ただ、直近のインフレ率が上昇したこともあって利下げペースは市場の想定より遅いとの見方からペソの売りは限定的だろう。また、利下げとなれば景気押し上げのカンフル剤になることが期待される。メキシコ経済は、ロペスオブラドール大統領が就任した2018年12月以降も低迷が続き、19年上半期には緩やかなリセッション(景気後退)に陥った。第3四半期には、ゼロ成長となった。

トランプ政権は約2年前に導入した鉄鋼・アルミニウム輸入品への追加関税を拡大し、くぎや電線、自動車やトラクターに使われる部品などを対象に含める。一部のアルミ関連製品の輸入に10%、一部の鉄鋼関連に25%の追加関税をそれぞれ課す。アルゼンチン、豪州、カナダ、メキシコはアルミの追加関税を免除される。鉄鋼の追加関税についてはブラジル、アルゼンチン、カナダ、豪州、メキシコ、韓国が免除される。

【メキシコ経済指標】
27日月曜日
21:00メキシコ小売販売前年比前回0.4%、予想2.8%

28日火曜日
21:00メキシコ貿易収支前回$0.79B、予想$0.5B

30日木曜日
21:00メキシコ第4四半期GDP前年比前回-0.2%、予想-0.3%
21:00メキシコ第4四半期GDP前期比前回-0.1%、予想0.0%

31日金曜日
06:00メキシコ財政収支前回MXN-13.12B

PESO0128

*予想レンジ:5.70円~5.90円

情報提供:㈱ミンカブジインフォノイド
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