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カテゴリ: メキシコペソ

【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は、政治的な不透明感を受けて大幅安となった。7月1日に投票が行われるメキシコ大統領選の世論調査が公表され、左派候補がリードを広げたことが、懸念材料になった。

世論調査によると、トップを走る左派である元メキシコシティ市長のロペスオブラドール氏の支持率が48%、2位の左右両派連合「メキシコのための前進」の候補であるリカルド・アナヤ氏は26%、3位の元財務公債相で与党・制度的革命党(PRI)候補アントニオ・ミード氏は18%と最下位だった。1位のオブラドール氏は、トランプ大統領に対し厳しい姿勢を示しており、当選した場合、アメリカとの関係が悪化するのではないかと懸念された。

20日には、トランプ大統領が、原油相場は「人為的に」高い状態で容認できないとの考えを表明し、原油相場が一時大きく売られたため、石油輸出国通貨であるメキシコペソも売られた。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開が続きそうだ。今回の公表以前から、ロペスオブラドール氏が優勢と伝えられていたが、大差でリードしているとの結果に、市場が少なからぬショックを受けたようだ。ロペスオブラドール氏が大統領選に勝利した場合、米国との関係が懸念されると見られているが、現実的問題として、米国もメキシコも何らかの妥協点を探らざるをえないだろう。

ただ、選挙が終わるまでは世論調査に振り回される状況は続くだろう。一方、NAFTA再交渉では、米国、カナダ、メキシコの担当閣僚が20日、ワシントンで閣僚会合を開いた。3カ国は5月上旬までの基本合意をめざして交渉を重ねており、24日に再び閣僚会合を開くことで合意した。争点となっている自動車貿易で歩み寄れるかが焦点となるが、各国代表は、交渉の進展に自信を見せている。NAFTA再交渉は、2017年8月から始まったが、米国が自動車貿易で関税をゼロにする要件の引き上げを要求する一方で、カナダとメキシコが反対し、協議は難航してきた。

しかし、7月のメキシコ大統領選や11月の米中間選挙が迫っており、3カ国は早期合意を急いでいる。欧州連合(EU)とメキシコは21日、2016年から再交渉を進めてきた自由貿易協定(FTA)を巡って「大筋合意」したと発表した。2000年に発効した工業製品を中心とする同協定が古くなったとして、農産物や政府調達、投資分野などにFTAの対象を広げた。

21日の共同声明では、「オープンかつ公平で、ルールに基づく貿易のためにEUとメキシコは団結する」とし、保護主義への対抗を強調した。メキシコにとってEUは第3位の貿易相手国・地域であり、EUにとっては中南米でブラジルに次ぐ2番目の貿易相手国。欧州委員会によると、EUとメキシコの貿易総額はモノの貿易が620億ユーロ(8兆1840億円)で、サービスは150億ユーロ相当。

【メキシコ経済指標】
23日月曜日
22:00 2月景気先行指数前回2.1%  予想1.8%

4月24日火曜日
時間未定、NAFTA再交渉
22:00 4月隔週消費者物価指数前回5.17%  予想5.00%

4月25日水曜日
22:00 2月小売販売前回0.5%   予想-0.8%

4月26日木曜日
22:00 3月失業率前回0.5%   予想3.6%
24:00 金融政​​策決定会合議事録

4月27日金曜日

22:00 3月貿易収支前回$1.062B  予想$ -0.1B

peso0423

*予想レンジ:5.75円~5.95円


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は、北米自由貿易協定(NAFTA)交渉の行方に影響されたが、週間では上昇して終えた。

9日に発表された3月消費者物価指数(CPI)は前年比5.04%と前回5.34%、予想5.1%をいずれも下回った。また、NAFTA再交渉に関して、メキシコ・グアハルド外相は、今回の再交渉での合意は厳しいといい、5月初旬に合意がずれ込む可能性が高まった。

12日、メキシコ中央銀行は政策金利を7.50%に据え置いた。市場予想通りだったが、メキシコペソはやや売られ、5.9円台から5.8円台に下落した。声明では、インフレ予測の見通しは変わっておらず金利は安定しているとし、最近のインフレ低下は予想通りで、2018年末に目標の3%に近づくとした。米中貿易戦争の激化懸念が後退し、ドル円が一段高となったこともあり、メキシコペソ円は5.9円台を回復して引けた。

*今週のメキシコペソ円は堅調に推移しそうだ。先週のメキシコ中央銀行理事会で、インフレ率の低下を背景に、政策金利は据え置かれた。メキシコの利上げサイクルは一服したようだ。今後、メキシコペソの動向を探る上で、重要な材料が2つあり、1つが7月1日に行われる大統領選挙で、もう1つが北米自由貿易協定(NAFTA)の行方だろう。大統領戦はすでに4月1日から始まっているが、結果が出るまでは、相場への影響は限定的だろう。

一方、NAFTA再交渉では、トランプ政権が当初よりも態度を軟化させて早期決着を目指す姿勢を示していることから、合意に楽観的なムードが強まっている。メキシコのグアハルド経済相は、5月初旬に大筋合意に達する可能性が非常に高いと述べた。ただ、再交渉が合意できでもNAFTA発効には米議会の承認が必要となる。議会が7月下旬から夏季休会に入ることを考えると、5月初旬までに大筋合意しないと審議は、今秋以降に延びてしまうことが懸念される。その場合、米国の11月の中間選挙に間に合わなくなる可能性があるため、トランプ政権としても早期決着を目指すだろう。

トランプ大統領は12日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡るカナダとメキシコとの協議が順調に進展していると述べた一方で、「永遠に再交渉」することも辞さない考えを示した。ただ、米国は自動車部品での交渉における立場を軟化させている。米国側交渉担当者は輸入関税をゼロにするために必要な域内部品調達比率を現行の62.5%から85%まで引き上げるよう当初提案していたが、現在は75%への引き上げを提案しているという。また、米国製部品の比率を50%にする要求も取り下げたとも伝えられている。ペンス米副大統領とトルドー加首相は14日にペルーで、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について、今後数週間で合意に達する可能性があると述べた。


【メキシコペソ経済指標】
20日金曜日
G20財務大臣・中央銀行総裁会議

peso0416

*予想レンジ:5.85円~6.00円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は、ほぼ変わらずだが、底堅く推移した。トランプ米大統領は3日、メキシコとの国境沿いに壁が建設され「適切な安全」が確保されるまで、軍隊を出動させて国境を警備する方針を示した。

4日 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉でカナダと米国、メキシコは前向きな進展を遂げたものの、依然として作業が必要だとの認識を示した。 3カ国は自動車部品調達の分野に絞って交渉をまとめ、対立の多い他の分野については先送りする形で原則合意した上で、4月中旬までに概要を発表する可能性があるという。自動車分野を巡り、米国は域内の部品調達率を62.5%から85%に引き上げることを求めているが、米国がこの問題について「一定の柔軟性」を示したとして、3カ国の間で代替案が検討されていることが明らかになった。メキシコの有力経済団体である企業家調整評議会(CCE)は、NAFTA再交渉の民間部門代表を務めるモアゼス・カラチ氏は4日、NAFTA再交渉に関して2~3週間で合意に至る可能性があると話した。

*今週のメキシコペソ円は、堅調に推移しそうだ。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉での早期妥結への期待から、メキシコペソは買われやすいだろう。先週、NAFTA再交渉で早期妥結の見方がでてきており、メキシコ側は、「米国は以前よりも早期妥結を求めている」と指摘。「2~3週間で合意に向けた道筋が見えるだろう」と話した。

一方、トランプ米大統領は5日、カナダ、メキシコと進める北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について「急がなくてもいい。適切な合意ができなければ、協定から離脱する」と述べた。13日からペルーで開かれる米州首脳会議でNAFTA見直しで基本合意するとの観測がある中、拙速な合意はしないとクギを刺した。米政府高官は5日、米州首脳会議で「NAFTAについて重要な議論があるとは想定していない」と述べ、同会議で何らかの合意を発表する可能性について慎重な見方を示した。

トランプ政権は13-14日にペルーで開かれる米州首脳会議でNAFTA改定の概要を公表したい意向で、6日にも米、カナダ、メキシコ3カ国による会談が行われる可能性が高まっている。ただ、自動車の域内部材比率を引き上げる案などの重要問題で3カ国の溝は埋まっていない点は注意を要する。


【メキシコペソ経済指標】
9日月曜日
時間未定 IMF世界経済見通し公表
22:00メキシコ3月消費者物価指数前年比 前回5.34%  予想5.1%

4月11日水曜日
22:00メキシコ2月工業生産前年比 前回0.9%  予想-1.6%
22:50メキシコ2月外貨準備高 前回$179.31B  予想$180.0B

4月12日木曜日
27:00メキシコ中銀政策金利 前回7.50%  予想7.50%

peso0409


*予想レンジ:5.75円~5.95円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は大幅上昇した。米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいだことが好感された。米国が北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で一段と建設的な姿勢を示す可能性があるとの期待も広がり、メキシコペソは対ドルで半年ぶりの高値をつけた。

28日、米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉について米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表は、「早期に原則合意できる」との見通しを示した。ライトハイザー氏は、NAFTA再交渉について「進展していると思う。選挙などの関係で交渉期間は短く、3カ国とも交渉を進めたい意向だろう」と発言。その上で「決着と妥協を図るための真の努力がなされるなら、近く何らかの形で原則合意できると楽観視している」と語った。

一方でカナダのスティーブ・フェルヘール首席交渉官は「多くの宿題」が残されていると指摘し、慎重な姿勢を崩さなかった。メキシコで大統領選挙が行われる7月1日より前に再交渉をまとめる必要があるため、米国は再交渉のペースを加速させたいようだ。

*今週のメキシコペソ円は、上値が重くなりそうだ。先週は、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米国が前向きな姿勢を見せたことで、メキシコペソは大幅上昇となったが、週明けは、一転して米メキシコ関係が悪化しそうな雰囲気になている。

トランプ米大統領は1日、メキシコとの国境付近は一段と危険になっているとして、幼少期に親と米国に不法入国した若者「ドリーマー」の強制送還を猶予し、滞在資格を与える「DACA」プログラムを終了すると宣言した。 また、米国がメキシコ、カナダと再交渉を進めている北米自由貿易協定(NAFTA)の破棄もちらつかせた。ツイッターで、メキシコは人々が国境を越えて米国に入るのを防ぐのに、ほとんど何の手立ても講じていないと非難した上で、「メキシコは薬物を防ぎ、移民の流れを阻止すべきで、そうしなければ私がメキシコの資金源であるNAFTAを絶つ」と宣言。メキシコとの国境に壁を建設する必要性にもあらためて言及した。

これに対し、今年7月のメキシコ大統領選で最有力候補とされるロペス・オブラドール氏は、米国との国境に近いシウダー・フアレスで選挙戦を開始した。オブラドール氏は数千人の支持者を前に演説し、NAFTAの破棄やメキシコ国境への壁の建設に再び言及したトランプ大統領に反論するとともに、メキシコ国民に敬意を払うよう求めた。同氏は「メキシコとその国民はいかなる外国政府のピニャータ(くす玉人形)にもならない」と述べた。また、自身が7月1日の大統領選で勝利した場合、現与党の「制度的革命党(PRI)」ほどトランプ政権に寛容な姿勢は取らないとの考えを示した。

メキシコ、米、カナダが再交渉を進めているNAFTAについては、支持する方針をあらためて確認したものの、再交渉は大統領選が終わるまで中断すべきと主張。再交渉では、賃金格差と移民の問題を解消すべきとした。


【メキシコペソ経済指標】
4月2日月
23:30 3月製造業PMI 前回51.6  予想52

4月3日火
22:00メキシコ3月景況感 前回50.5  予想50.8

4月4日水
22:00 3月消費者信頼感 前回85.0  予想86

peso0402

*予想レンジ:5.70円~5.90円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は小安かった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では21日、予想通りに利上げを決定したものの、声明内容がハト派的だったことから、ドルが下落しメキシコペソは反発した。さらに、米国が北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で態度を軟化させる可能性があるとの見方が強まると、メキシコペソは一段高となった。カナダのトルドー首相がこの日、NAFTA再交渉について、最も大きな争点になっている分野で合意に近づいている兆しが出ていることを踏まえ、成功裏に終わる公算が大きいとの楽観的な見通しを示したことも追い風になった。トランプ政権はカナダとメキシコで製造された自動車の米国への輸出について、米国製の部材を50%とする要求を撤回する可能性があると報道された。ただ、円高が進行したため、メキシコペソ円は週間では小安く引けた。

*今週のメキシコペソ円は、底堅く推移しそうだ。4月上旬に予定されている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第8回目会合への期待が高まっている。トランプ政権がNAFTA協議で対米輸出用にカナダとメキシコで製造された車両に関する要求を取り下げるとの報道が出た。トランプ大統領が合意に向けて前向きの姿勢をみせているようだ。メキシコでは7月の大統領選に向け4月から選挙戦がスタートするが、早い時期にNAFTA交渉が締結されれば、メキシコの政局不透明感は後退する。現在、強まっている反米感情は弱まり、与党に有利な雰囲気が醸成される可能性もあるだろう。原油相場がここにきて上昇基調を強めていることもメキシコペソには追い風となろう。

【メキシコペソ経済指標】
3月26日月曜日
22:00 1月小売販売前年比前回-2%  予想-1.0%

3月27日火曜日
23:00 2月貿易収支前回$-4.408B  予想$ -2.8B
23:00 2月失業率前回3.4%  予想3.3%

3月29日木曜日
06:00 2月財政収支前回MXN-20.4B  予想MXN 52.7B

peso0326

*予想レンジ:5.55円~5.75円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は下落した。トランプ大統領は鉄鋼、アルミニウムの輸入制限をめぐってカナダとメキシコに対し関税を免除し、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉での譲歩を求めた。しかし、カナダはこれに応じる気配を示していないことから、NAFTA交渉の行方が混沌としてきた。米国の今後の通商政策など外部要因によるリスクも懸念され、メキシコペソは売りが優勢となった。

*今週のメキシコペソ円は上値の重い展開が続きそうだ。今週は21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される見込み。米国とメキシコの金利差縮小から、ドル買い・メキシコペソ売りが優勢となりそうだ。NAFTA交渉も懸念されている。次の北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉は、4月8日、米国のワシントンと決まった。

メキシコ政府としては、7月のメキシコ大統領選で、反トランプを掲げるオブラドール候補が大統領になる可能性が高いため、4月末までにNAFTA合意を決定したいところ。7月の大統領選の関連で、メキシコ議会は4月末に閉会となる。メキシコ・グアハルド経済相は、「米国抜きのNAFTAに備える必要がある」とトランプ大統領を牽制している。オブラドール候補は現政権に対し、メキシコに不利となるような交渉をしてはならないとNAFTA再交渉の中止を要請している。

ロペス候補はメキシコのトウモロコシの保護と、米国との国境の壁の費用をメキシコは負担しないと公約に掲げている。トウモロコシはメキシコの主食だが、NAFTAにより安価なトウモロコシが米国からもたらされるようになった。オブラドール候補は、農産物輸入依存を減らし食糧自給率を上げることを公約に掲げている。


【メキシコペソ経済指標】
21日水曜日
23:00 個人消費(年間) Q4  前回3.1%  予想3.0%

22日木曜日
23:00 3月隔週消費者物価指数(前年比)前回5.45%  予想5.1%

23日金曜日
23:00 1月景気先行指数前年比前回1.1%  予想2.0%

peso0319


*予想レンジ:5.55円~5.75円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は反発した。米国とカナダ、メキシコの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第7回会合は5日、自動車の原産地規則など難航分野で溝を残したまま終了した。3月中の妥結を目指すライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は「2カ国協議に移行する準備がある」として、協議が進展しなければ3カ国による交渉を打ち切る考えを示唆した

。トランプ大統領は5日、カナダとメキシコに対し、米国に有利な条件での妥結を受け入れれば、鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限の対象外にする考えを表明した。そんな中、週初めは、米国のコーン国家経済会議(NEC)委員長の辞任発表を受けて、トランプ政権内における保護貿易主義派の影響力が強まるとの懸念が生じた。

コーン委員長は米政権内での保護貿易主義の台頭に対する防波堤となっており、トランプ大統領の鉄鋼・アルミニウムに対する関税導入計画に反対していた。これを受けて、メキシコに対しても関税措置が適用されるとの見方から、メキシコペソ円は下落した。しかし、トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウム輸入制限の正式発表にあたり、カナダとメキシコを対象から除外とするとの報道が好感され、 メキシコペソは大幅上昇となった。

*今週のメキシコペソ円は上昇しそうだ。先週9日に発表された2月米雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比31.3万人増と、市場予想の20万人増を大幅に上回り、失業率は4.1%と前回から横ばいだった。ただ、市場が注目するインフレ指標の一つである平均時給は0.1%上昇と市場予想の0.2%上昇を下回ったため、利上げペース加速への思惑が後退した。これはメキシコペソには追い風となろう。

米商務省が発表した2017年貿易統計によると、メキシコはアメリカの貿易赤字相手としては第3位(711億ドル)となった。第1位は中国(3752億ドル)、第2位は日本(688億ドル)。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に絡んで、鉄鋼・アルミの関税措置対象外となったものの、NAFTA交渉の結果次第では、形を変えてアメリカの圧力はかかってくるだろう。

ただ、メキシコも米国から関税措置を掛けられた場合、現在アメリカから大半を輸入しているトウモロコシをブラジル輸入にシフトし、米国に反撃しようとしているようだ。また、メキシコはNAFTAを離れて他国(例えば中国)との貿易関係を強める姿勢を見せる可能性もある。

先週発表された2月消費者物価指数(CPI)は+5.34%と前回の5.55%、予想の5.4%を下回り、インフレ率の低下が確認されたことは好材料。

【メキシコペソ経済指標】
*12日月 20:45 1月外貨準備高前回$175.45B  予想$ 175.7B
*13日火 23:00 1月工業生産(年間)前回-0.7%  予想-1%

peso0312

*予想レンジ:5.6円~5.85円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は下落した。メキシコ市場では、企業決算発表が良くなかったことに加え、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉協議が難航していることが重石となって、メキシコ株式市場は大幅安となった。これを受けて、メキシコペソも売られた。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の初めての議会証言では、予想外にタカ派的だったことで、米利上げペースが速まるのではないかとの観測が出たこともメキシコペソには弱材料となった。

トランプ大統領はメキシコ国境沿いに壁を建設するという選挙戦での公約について、「カリフォルニア州が一部国境での建設を今望んでいる壁は、国境全体の壁が承認されるまで建設しない決めた。裁判所がわれわれの計画進展を認める判断を下したのは大きな勝利だ。国境警備が必要だ」と加えた。

また、トランプ大統領が「鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す」と表明したことを受けて、メキシコの貿易が悪化するとの見方が強まり、メキシコペソを押し下げた。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開が続くだろう。トランプ大統領が鉄鋼輸入品に25%、アルミニウム製品に10%の関税を課す方針を明らかにしたことを受け、関税を巡る対立が北米での自動車生産をより複雑にするとの見方が広がり、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が影響を受ける可能性がある。

現時点では、NAFTA加盟国のカナダとメキシコからの輸入が関税適用の対象に含まれるかどうかは明らかになっていない。これに関して、 米下院歳入委員会のブラディ委員長(共和党)は4日、カナダやメキシコをはじめとする貿易相手国から公正な条件で輸入されている製品は適用除外にすべきとの見解を示した。NAFTA交渉の不透明感はメキシコペソの重石になろう。

メキシコ中央銀行は28日に公表した四半期報告で、今年と来年の成長率見通しを据え置いた一方、物価上振れリスクへの警戒感を表明し、予想物価を落ち着かせるため相応の政策で対応する意向を示した。メキシコ中銀は「物価上昇率と予想物価を巡る先行き不透明感が非常に高いことを示唆するさまざまなリスクが存在することを踏まえ、金融政策は適切かつ確固としたものになるだろう」と説明。新たに総裁に就任したアレハンドロ・ディアス・デレオン氏が物価抑制に向けてタカ派的な姿勢を打ち出し、引き続き利上げ姿勢を継続する姿勢を示唆した。

【メキシコペソ経済指標】
*5日月曜日
NAFTA第7回再交渉終了
米・ライトハイザー代表、カナダ・フリーランド外相、メキシコ・グアハルド経済相共同会見

*6日火曜日
11:00メキシコ2月消費者信頼感前回85.9  予想86.5

*8日木曜日
23:00メキシコ2月消費者物価指数前回5.55%  予想5.5%

peso0305


*予想レンジ:5.3円~5.7円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は堅調に推移した。メキシコ中銀が22日に公表した2月の政策決定会合の議事要旨によると、最近の消費者物価指数(CPI)の大幅上昇により、中銀が目標とする3.0%へのインフレ率の低下が予想より遅れる可能性があることが懸念された。

インフレに対するリスクは上向きで、インフレ率が目標水準に低下するのは2019年第1四半期になると予想。昨年時点での見通しが後ずれした。大半の理事会メンバーは、根強いインフレ圧力やペソ安で物価圧力が強まるリスクを懸念していることが判明し、追加利上げの見通しが高まり、メキシコペソ買いにつながった。た。

また、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉や米金利上昇、7月の国政選挙を巡る不安がペソに打撃を及ぼす可能性についても言及があった。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開になりそうだ。先週公表された2月のメキシコ中銀政策決定会合の議事要旨によると、大半の理事会メンバーが、根強いインフレ圧力やペソ安で物価圧力が強まるリスクを懸念していることが判明した。メキシコ中銀は2月8日、政策金利を引き上げ、9年ぶりの高水準となる7.50%としたが、次回の会合でも利上げ見通しが高まっているが、これはメキシコペソをサポートしよう。

一方、米国との関係悪化がメキシコペソの上値を抑えよう。米国とカナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第7回会合が25日、メキシコ市で始まった。自動車の関税分野などで自国を優先する措置を求める米国に他の2カ国が反発しており、3月5日まで行われる予定の協議は難航が予想される。

米国は、関税撤廃の条件として自国製自動車部品の使用率を50%以上にする条項を提案しているが、各国の見解の隔たりは大きく、3月末までの再交渉妥結目標は先送りされる可能性が高まっている。

また、メキシコのペニャニエト大統領は26日、来週予定されていたトランプ米大統領との会談を中止した。トランプ氏が25日に大統領令に署名したメキシコ国境の壁建設計画をめぐって米国とメキシコは対立しており、二国間の貿易にも開悪影響が出かねないと危惧されている。

こうした状況では、7月の大統領選では反米的な新興左派「国家再生運動(Morena)」のロペス・オブラドール元メキシコ市市長が益々優勢になりそうだ。

peso0227


【メキシコペソ経済指標】
*2月26日月曜日
23:00 メキシコ12月小売販売前年比前回-1.5%  予想-1.7%

*2月27日火曜日
23:00メキシコ1月貿易収支 前回$-0.157B  予想$ -3.2B
23:00メキシコ1月失業率  前回3.1%   予想3.2%

*3月1日木曜日
23:00メキシコ2月景況感前回50.4   予想50.7

*3月2日金曜日
24:30 メキシコ2月製造業PMI前回52.6   予想52.7


*予想レンジ:5.65円~5.85円


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【メキシコペソ円、先週の動き・今週の予想】
*先週のメキシコペソ円は下落した。メキシコの中央銀行であるメキシコ銀行は8日、金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、7.50%とすることを全会一致で決定した。2会合連続の利上げとなった。メキシコ銀行は、インフレが物価目標レンジを超えていることや、想定される米国の利上げに伴う通貨ペソの下落を抑制するため連続利上げに踏み切ったようだ。インフレの高止まりリスクの可能性を指摘し、引き締め姿勢を維持した。

メキシコの1月の消費者物価の前年同月比は+5.6%と、メキシコ銀行の物価目標レンジを上回っているものの、前月(同+6.8%)からは大幅に低下した。声明文によれば、メキシコ銀行のインフレ警戒姿勢は前回会合より弱まったと見られ、次回会合では追加の利上げが見送られる可能性がある。このため、ペソの買いが弱まったようだ。

*今週のメキシコペソ円は、上値の重い展開になりそうだ。今後のメキシコペソ円に関しては、北米自由貿易協定(NAFTA)と7月1日の大統領選という大きな材料があり、この2つが終了しないまでは、不透明な相場展開が続くだろう。

昨年は8月から北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が難航し、米国のNAFTA離脱懸念からメキシコペソは大幅に下落した。2018年に入り極端な悲観論が後退し反発したものの、依然として上値が重い。2月25日から3月5日まで、メキシコ市で第7回北米自由貿易協定(NAFTA)交渉会合が開かれる。米国とメキシコの高官は15日、NAFTA再交渉について慎重ながらも楽観的な見方を示した。ムニューシン財務長官は、NAFTA見直しはトランプ政権にとって主要な優先課題であり、慎重ながらも期待を寄せていると述べた。これに並行してホワイトハウスは15日、トランプ大統領とメキシコのペニャニエト大統領による首脳会談開催に向け準備を進めているとの声明を発表した。会談は「近い将来に」実施される予定。両国首脳はこれまでの貿易交渉の進捗を振り返り、米・メキシコ間の関係進展に向け、様々な未解決問題を協議するという。

18日、メキシコの政権与党と野党の新興左派政党は、7月1日の大統領選に向けて党候補者をそれぞれ正式に指名した。 与党・制度的革命党(PRI)はミード財務公債相、新興左派の「国家再生運動(Morena)」はロペス・オブラドール元メキシコ市市長を選出。世論調査では、ロペス・オブラドール氏の支持率がミード氏を大幅に上回っている。ロペス・オブラドール氏は、トランプ大統領が公約に掲げた米・メキシコ国境の壁建設を強く批判し、メキシコの権利を守るために国連に支持を訴えかけると主張するとともに、現政権よりも米国に対して強硬な姿勢で臨む姿勢を示した。一方、ミード氏も犯罪への対応の甘さが、今のペニャニエト政権とPRIの信頼を低下させてきた点を踏まえて犯罪の取り締まり強化を約束した。昨年以降のほとんどの世論調査では、ロペス・オブラドール氏がミード氏をリードしている。中道右派と中道左派の連合勢力は、リカルド・アナヤ氏を大統領候補に指名する見通し。同氏は貧困対策としてベーシックインカム導入を提唱。世論調査では、ロペス・オブラドール氏に次ぐ支持を得ている。

【メキシコペソ経済指標】
*2月22日木曜日
23:00メキシコ2月隔週消費者物価指数(年間)前回5.51%  予想5.3%
24:00メキシコ中銀金融政​​策決定会合議事録

*2月23日金曜日
23:00メキシコGDP成長率(年間) Q4  前回1.5%   予想1.8%
24:00メキシコ経常収支 Q4  前回$-5528M  予想$ -4023.3M

peso0219

*予想レンジ:5.70円~5.90円


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