【CRB指数、170ポイント台に急上昇】
国際商品の動向を表す代表的なCRB指数が5日に、昨年2月24日以来、170ポイント台に上昇した。
CRB指数とは、アメリカの商品先物取引所等で売買されている商品価格から算出される国際商品先物指数のことで、正式には「ロイター・ジェフリーズCRB指数」と呼ばれる。

この指数は、1957年にアメリカのCRB社(Commodity Research Bureau)によって28品目の指数として開発された。


その後、構成品目の入れ替えなどの修正が行われ、2005年9月の修正時に
「ロイター・ジェフリーズCRB指数」という名称に変わった。

CRB指数は、世界的な物価や景気の先行指標、特にインフレ動向の先行指標として注目度が高い指数となっている。

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現在のCRB指数は、原油、無鉛ガソリン、暖房油、天然ガス、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、トウモロコシ、大豆、小麦、綿、生牛、豚赤身肉、コーヒー、ココア、オレンジジュース、砂糖の計19品目で構成されている。

CRB指数が上昇しているとは、こうした19品目が全般に価格水準を切り上げているということだが、昨年下旬からの動向を見ると、金、銀等の貴金属や、原油、ガソリン、天然ガス等のエネルギー、そしてトウモロコシや大豆等の農産物の上昇が顕著になっている。

個々の商品の需給が引き締まっていることはもちろんだが、全体的にはドル安の影響も大きい。国際商品はドル建てで取引されているため、ドルが上昇すると国際商品は割高感が強まって売られる傾向にあるが、逆にドルが下落すると国際商品は割安感が強まって買われる傾向がある。

ドルの動向を示すドルインデックスは、節目の90ポイントを下回り、なお下落傾向にある。
米連邦準備理事会(FRB)は、コロナで落ち込んだ景気を回復させるため大規模金融緩和を2023年末まで継続させると明言していることがドル安の背景にある。

2021年もドル安傾向が続くとみられることから、CRB指数は上昇基調を歩むと予想される。

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