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商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

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【NY金、次の下値の目安は?】
13日のNY金が節目の1200ドルを割り込んだ。

トルコショックにより金融市場が混乱し、南アフリカランドやインドルピー、ロシアルーブルといった他の新興国通貨も連れ安となった。

一方、ドルは円やスイスフランとともに「資金の逃避先」として買われ、ユーロに対して大幅上伸となった。これを受けてドルインデックスも一時、13カ月ぶりの高値まで上伸した。ドル高によりドル建て金の割高感が強まり、NY金には売りが圧力が強まった。

従来であれば政治経済の混乱やインフレ進行の際は、リスク回避資産として金が選好されるが、現状では金がリスク回避の対象となっていない。逃避資金は、「安全資産」とされる米国債に向かっており、それがドル買いにつながっている。

8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文では、好調な米国経済を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が今年あと2回の利上げを行うことが示唆された。14日時点のCMEのFED WATCHでは、9月の利上げは96%を越えている。

米長期金利は3%近くまで上昇し、投資資金はドルや米国債に向かい、金利のつかない金からは資金が流出している。直近の金ETF「SPDR(スパイダー)ゴールド・シェア」の保有高は776.65トンと2016年2月以来の低水準となった。

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ファンドも金に対しては弱気に傾いている。CFTC建て玉を見ると、8月7日時点でのファンドのショートポジションはこの1週間で2万1686枚増えて19万5604枚と、2006年の集計開始以来の最大を記録した。


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こうした状況からすれば、1200ドル割れは単なる通過点である可能性が高い。週足チャートから次の下値の目安は、1120~1150ドルのゾーンになろう。


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※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【東京金は地合い弱く、4200円台に下落する可能性】 

*NY金の下落基調が続いている。今のところ1200ドルの下値支持線にサポートされているが、市場ではいずれ下回る可能性が高いと見られている。心理的にも重要な節目のため、ここを下回った場合、ストップロスの売りが膨らんで1150ドルを目指す可能性が高まりそうだ。

8月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利は据え置かれたものの、6月の前回会合から景気判断を引き上げ、9月に今年3回目の引き上げを示唆した。7月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が予想を大幅に下回ったものの、インフレ率の目安となる平均賃金は予想通りの数字で利上げペースを妨げるものではないと見なされた。

米中貿易戦争は激化の様相を見せており、米国有利と見られている。米長期金利の高留まりを背景に、金現物需要は減少を強め、金ETFは年初来最低量を更新した。

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CFTC建玉によると、ファンドの売り越しは4万1087枚と、データ公表以来(2006年)の過去最高水準となった。株式市場も堅調なことからリスク回避の金買いが機能しておらず、金の先安感は強まっている。1200ドル割れの可能性は高いだろう。

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*NY金予想レンジ=1180~1240ドル

*CFTC建玉7月31日時点:ファンドの金買い越しは3万5337枚(前週比-1万3260枚)と減少。総取組高は45万2655枚と前週比4万3965枚の減少。
   
*東京金は7日に4313円まで売られ、年初来安値を更新し、2017年1月末以来の安値水準に下落した。

1日に米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派的姿勢を示し、その後ドル円が112円台に上昇する場面があったものの、東京金を押し上げるには至らなかった。

一方、米長期金利が一時3%をつけて高値圏で留まっていることから、ドルインデックスが上昇に転じ、ドル建て金は割高感から売られやすくなっている。さらに、米中貿易戦争の激化にもかかわらずNYダウは堅調に推移しており、恐怖指数(VIX)は低下傾向にあるため、金がリスク回避の対象にはなっていない。

また、米中貿易戦争の影響で人民元が下落し、人民元建て金は割高感が強まり、最大消費国である中国の需要減退が懸念されえている。さらに、8月のFOMCでは9月の利上げが示唆されており、CMEのFED WATCHでもすでにほぼ確実視されている。

そのため、NY金は1200ドル割れを伺う可能性が高まっており、東京金も下値追いの展開が続いている。現状の4300円台から次の安値の目安を探すと、週足チャートから2016年の4200円台半ばが視野に入ってくる。じりじりと下値を模索する展開が続きそうだ。

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*東京金予想レンジ:4280~4380円。

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【東京金は下げ止まりを探る展開に】 
*先週のNY金は下落した。26日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、少なくとも来年夏まで政策金利を据え置く見通しが示された。ECBの予想外のハト派的な姿勢を受けて、ドル買い・ユーロ売りが進み、ドル建て金は割高感から売られた。

また、トランプ大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、工業製品の関税撤廃に向けて新たな貿易対話を始めることで合意したため、安全資産である金には売りが強まった。さらに、4-6月期米GDPは前期比年率+4.1%と堅調だった。米景気の好調さを背景にドルの先高感が強まった。ただ、米国と中国の貿易戦争の激化懸念が心理的な支援要因となり、1200ドル台は維持された。


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1200ドル台前半まで下落したことで現物需要も復活してきた可能性がある。金ETFも下落傾向に歯止めがかかり、800トンの大台を回復した。1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策の現状維持が予想されているが、9月会合での利上げはほぼ確実視されている。米長期金利が反発しているものの、金の下落幅は限定的で、金相場にもかなり織り込まれてきているようだ。NY金の一段安は避けられるだろう。

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*NY金予想レンジ=1180~1240ドル

*CFTC建玉7月24日時点:ファンドの金買い越しは4万8597枚(前週比-9244枚)と減少。総取組高は49万6620枚と前週比3万1658枚の減少。
   
*東京金は、31日に4343円まで売られ、年初来安値を更新し、2017年1月末以来、約1年半ぶりの水準に下落した。しかし、日銀の金融政策会合終了後に、為替が円安に振れると急反発し、下げ止まりを見せた。日銀は金融政策決定会合で、0.0%程度に誘導している長期金利を柔軟に調節することを決めた。これまで0.0~0.1%程度に抑えてきたが、変動幅を広げ、事実上金利の上昇を容認する。短期金利をー0.1%、長期金利を0.0%程度とする現行の政策金利は据え置いた。1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現状維持が見込まれているが、9月FOMCでの利上げはほぼ確実視されている。

トランプ大統領が利上げを牽制する発言や利上げペースへの不満を表明していることから、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定や政策運営方針が注目される。足元は金相場の弱材料が目立ち、安値圏での低迷が続いているが、米長期金利の反発にもかかわらずドルインデックスの上値が重くなり、恐怖指数(VIX)がやや上向きになってきた点に注意したい。NY金が1200ドルを維持しているのもマーケットの微妙な変化を察知しているかもしれない。東京金も現状の4300円台で下げ止まりの可能性が出て来そうだ。

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*東京金予想レンジ:4400~4500円。


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【東京金は下げ止まり近いか】    
*先週のNY金は下落基調が続き、一時1210.70ドルまで下落したが、週末は1230ドル台に戻して引けた。17日に行われたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言では、貿易摩擦の懸念はあるものの、米国経済の先行きに自信を示した上で、緩やかなペースでの利上げ継続が最善との見解を表明した。米景気拡大が続く中、年内あと2回の利上げ予想が強まり、金利上昇見通しに押されて金は一段と下げ幅を拡大した。

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しかし、週末20日にはトランプ大統領がドル高を牽制し、利上げペースに関しても不満を表明したことからドルが下落し、NY金には買戻しが入った。ここ最近は、金の主要な買い手である中国とインドの通貨である人民元とルピーがドルに対して下落していることもあって、金ETFは減少し、7月10日にはおよそ11ヶ月ぶりに保有量が800トンを下回っていた。しかし、先週末から減少にも歯止めがかかり週明けには再び800トンの大台を回復した。NY金日足を見ると、価格が下落しているにもかかわらずRSIが下値を切り上げている逆行現象が出現している。心理的にも節目となる1200ドルが維持されたことで、下落してもショートカバーが入り、下値をサポートしそうだ。NY金は下げ止まりから値固め局面に移行すると予想する。

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*NY金予想レンジ=1200~1250ドル

*CFTC建玉7月17日時点:ファンドの金買い越しは5万7841枚(前週比-2万3593枚)と減少。総取組高は52万8278枚と前週比2万4685枚の増加。

*東京金は6営業日連続で陰線となり下落基調が続いている。週明けは円高を受けて一段と売り込まれ、24日には4355円まで下落した。トランプ大統領が足元のドル高基調や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針に不満を示したことを受けてドルが急落したため、東京金は円高により押し下げられ年初来安値を更新した。CMEのFED WATCHによれば9月の利上げ見通しは85%以上あり、ドル高の修正場面はあっても上昇基調は続きそうだ。米長期金利は2.8%台で高止まりし、恐怖指数(VIX)は低下している。

このような状況では金が投資対象となるのは難しいだろう。トランプ大統領とロウハニ・イラン大統領の対立が一段と鮮明になり、地政学的リスクへの警戒感が意識されたものの安全資産としての金買いは限定的に留まっている。

ただ、NY金同様に東京金もテクニカル的に安値に来ており、価格が安値を更新しているがRSIが安値を更新しない逆行現象が出現している。トランプ大統領が現状の金融・通貨状況に対して不意にツイッターで発言する可能性もあり、ドル高に対する警戒感が出ている。そのため、安値水準にある金には買い戻しが入りやすく、東京金も下げ止まりが近いのではないか。

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*東京金予想レンジ:4320~4450円。

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【東京金はレンジ相場が続く、円安がサポート要因】    

*先週のNY金は下落した。トランプ大統領は10日、中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを開始すると発表。米中両国は既に、340億ドル規模の輸入品に追加関税を課す措置を相互に発動しており、両国間の「貿易戦争」が本格化するのではないかとの懸念が強まった。当初、リスクオフモードが警戒されドル売りが進んだが、米国の景気が好調で今後も利上げが行われること、それを反映して米長期金利が高止まりしていることから、ドルに逃避買いが入った。

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このため、ドル建て金に割高感が生じ、金が売られた。リスク回避を目的とした「質への逃避先」としては、最近は金よりも債券やドルに資金が流入している。それを裏付けるように金の現物需要は、安値でも盛り上がっていない。金ETFは減少傾向が続き、800トンの大台を割り込んだ。こうした背景から17日のNY金は1225.90ドルまで下落し、年初来安値を更新した。次の安値の目安は心理的にも節目となる1200ドルになろう。オーバーシュートが起きれば1200ドル割れの可能性もあるだろう。

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*NY金予想レンジ=1180~1240ドル

*CFTC建玉7月10日時点:ファンドの金買い越しは8万1434枚(前週比+3107枚)と増加。総取組高は50万3593枚と前週比9429枚の増加。

*東京金は13日に4500円を一時回復したものの、戻り売りに遭い、再び下落に転じて4500円を下回っている。NY金が下げ基調を強め年初来安値を更新しているものの、東京金は安値更新には至っていない。ドル円は半年ぶりに113円台に上昇し、円安が金相場をサポートしている。米長期金利は2.8%台で落ち着いており、恐怖指数(VIX)は低下している。

米中関税報復合戦にもかかわらずドル高が進み、NYダウは2万5000ドル台を回復しているため、金は安全資産として認識されていない。米中貿易摩擦問題が解決しない以上、ドル高基調は継続しそうで、金には売り圧力が継続しそうだ。

さらにパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)は17日の議会証言で、米経済は力強いペースで成長しており「穏やかな利上げ継続が最善」と強調した。市場は年内あと2回の利上げへの期待を高め、米長期金利が上昇し、ドル高(円安)が進み、ドル建て金相場には逆風となっている。東京金は円安という支援要因はあるものの、NY金の下落を受けて上値の重い展開が続くだろう。

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*東京金予想レンジ:4400~4500円。


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【東京金は戻りを試す局面か】 

*先週のNY金は堅調に推移した。米国が中国製品に追加関税を課す6日を控えて、中国も米国に報復措置を取ることが判明。米中が「貿易戦争」に突入する可能性が目前に迫る中、6月の中国製造業PMIが前月から低下し、同国の景気悪化が明らかになった。景気減速により金需要が減退するとの見方から売りが優勢となった。

ただ、米中貿易戦争の激化懸念からリスク回避モードも強まり下値では買いが入った。6日には予定通り、米国は中国からの輸入品に25%の追加関税を課す制裁措置を発動、中国も報復関税を実施した。同日発表された6月米雇用統計は、景気拡大を背景とした雇用の底堅さが改めて示されたため、NYダウが堅調に推移し、安全資産とされる金は売られた。

平均賃金の伸びが予想を下回ったため、ドルがユーロに対して軟化したことや、米中貿易戦争による世界経済への影響が懸念されたことから、金には安全資産としての買いが入った。このため、週間では上昇となり1250ドル台は維持されて週を終えた。

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一方、米長期金利の高留まりや反発した株価を背景に金現物需要は減少し、金ETFは2017年8月末以来の低水準となった。ただ、3日に1238.8ドルまで下落した時点でRSIは20%台まで急落しており、テクニカル的には底値に達した可能性が出てきた。1250ドルを挟むレンジで保ち合いながら値固め局面に入ったと予想する。

*NY金予想レンジ=1230~1270ドル


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*CFTC建玉7月3日時点:ファンドの金買い越しは7万8327枚(前週比+1655枚)と増加。総取組高は49万4164枚と前週比2万5591枚の増加。
   
*東京金は7月3日に4402円まで下落し、年初来安値を更新した。その後は、反発に転じ10日には4500円近辺まで上昇した。先週公表された6月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では年内の利上げペースについての言及が市場の想定の内容にとどまった。金融政策は経済を過熱、抑制させないようになるまで利上げが続くことが示唆された。

すでに米連邦準備制度理事会(FRB)が年4回の利上げを示唆していることから想定内の内容だった。米中貿易戦争に関しては、双方が関税を賦課したものの、市場には織り込まれていたようで、ほとんど動揺はなかった。米国がいずれ強硬姿勢を軟化させるとの見方も浮上し、過度の懸念が後退している。恐怖指数(VIX)は下落しており、市場のリスクオフモードは低下しているようだ。米長期金利も2.8%台で推移し、ドル指数もやや低下しているため、これが金をサポートしているようだ。

10日にはドル円も111円台に上昇し、東京金を押し上げた。NY金が1250ドル台を維持しているため、東京金も円安を反映して戻りを試す場面だろう。CFTC建て玉によると、ファンドはドル買い・円売りを拡大させており、円安が進行する可能性がある。

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*東京金予想レンジ:4400~4550円。


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【東京金は年初来の安値を更新、短期的には底値の可能性】    
*先週のNY金は下落し、一時節目の1250ドルを下回った。トランプ大統領は6月15日、中国の知的財産権侵害を理由にした通商法301条に基づく制裁関税の品目最終案を公表。対象になるのは1102品目(500億ドル)で、25%の関税を段階的に課す。

7月6日から818品目(340億ドル)に課税し、残り284品目(160億ドル)については企業などから意見を聴取した上で発動時期を判断する。米通商代表部(USTR)によると、主な標的になるのはハイテク製品。中国はすぐに対抗措置を表明。米国産大豆・牛肉など農産物、乗用車、原油・天然ガスなどに25%の追加関税を、米国と同様に2段階で課す。

すると、トランプ大統領は6月18日、中国から輸入している年間2000億ドル規模の製品に10%の追加関税を課すよう、通商代表部(USTR)に対象品目検討を指示した。15日に決めた知的財産権侵害を理由とする1102品目(500億ドル)の中国製品に対する25%の制裁関税に対して中国が同規模で対抗措置を発表したため、制裁措置を上乗せする必要があると判断した。

この2000億ドル規模の製品を対象とする関税に中国が再び報復措置を講じる場合、さらに2000億ドル相当の中国からの輸入品に関税を課す。米中が「貿易戦争」に突入する可能性が目前に迫ったが、中国の6月製造業PMIが前月から低下。

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米国との貿易摩擦が今後激化し、中国の景気が悪化すれば原材料需要も減退するとの見方から、金属・非金属相場が軒並み下落し、金相場もつれ安となった。金ETFは年初来の最低量(809.31トン)に落ち込んだ。NY金は節目の1250ドルを割り込んだことで、1200ドルが意識されるだろう。

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*NY金予想レンジ=1200~1260ドル

*CFTC建玉6月26日時点:ファンドの金買い越しは7万6672枚(前週比-1万9840枚)と減少。総取組高は46万8573枚と前週比228枚の増加。

*先週の東京金は下落基調が強まり4420円と年初来の安値を更新した。米中貿易戦争の激化が懸念され、今週6日には双方の関税が発動される。両国の交渉次第では、関税発動という展開は回避される可能性もあるが、なかなか難しい面がある。

米国は11月の中間選挙に向けて通商問題では妥協できない。中国も国内的に米国に妥協したと言えない。長期的には将来の産業分野も含めた「覇権」争いという面があり、双方が引くことは困難。世界の経済2大国の争いを受けて世界の株式市場は下落に転じているが、米長期金利が高留まりしているため、投資資金はドルや米国債に向かい、金には向かっていない。

ドル円は110円台で円安基調で推移しているが、NY金の下落率が大きいため、東京金も売りが継続している。米国の利上げペースが加速する見通しもあって、利子を産まない金が買われる可能性は低そうだ。

週明けのNY金は一段と下落し、3日の電子取引では1240ドルを下回り、東京金は4402円まで下落した。節目の4400円を割り込めば、長期的には4400円が視野に入ってくるだろう。

しかし、RSIが30%を下回っているため、一段の安値は避けられそうだ。自律反発も出て安値圏で保ち合いとなりそうだ。

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*東京金予想レンジ:4360~4480円。


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【 東京金は下落トレンド、年初来安値更新の可能性も】    
*先週のNY金は下落した。米中貿易戦争が激化の様相を見せている。トランプ政権は、中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の関税を課す追加制裁を検討すると表明。米国は既に表明した500億ドルの対中制裁に対し、中国が報復措置を取る姿勢を見せたため、制裁を強化する方針を示した。これに対して中国は、米製品500億ドル相当の関税を引き上げると表明した。24日のウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、トランプ政権は中国への技術流出を防ぐため、中国資本が25%以上の企業が「産業上重要な技術」を持つ米企業を買収することを禁じる規制強化案を検討していると報道した。

通商摩擦激化に対する懸念が強まり、「質への逃避」から金に買いが入ったが一時的に留まった。通常、リスク回避の傾向として米国債や金が買われるものだが、ドル高を背景に金相場は売りが優勢となった。

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13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げペースの加速が示唆されており、金相場を圧迫している。このため、金現物需要も後退し、金ETFは年初来の最低量(820.21トン)に落ち込んだ。NY金は下落基調が継続し、日足チャートから次の安値の目安は1250ドルが意識されるだろう。

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*NY金予想レンジ=1240~1290ドル

*CFTC建玉6月19日時点:ファンドの金買い越しは9万6512枚(前週比-2万3728枚)と減少。総取組高は46万8345枚と前週比1万9650枚の増加。

*先週の東京金は下落した。米中貿易戦争の激化懸念から市場はリスクオフモードが強まっているものの、金相場の反応は弱く、むしろ売りが優勢となっている。13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年の利上げペースが年3回から年4回に加速することが示唆されたことが背景にある。米長期金利は高止まりし、金市場から投資資金が流出している。

週明け25日は、NYダウが320ドル以上下落したにもかかわらず、NY金は下落している。金市場がリスクオフの受け皿となっていない。米国の対中制裁は7月6日に発動されるが、中国も同日に対米関税を発動する意向。両国がこのまま貿易戦争に突入するのか、あるいは土壇場で妥協案が出てくるのか注目される。

NY金が1300ドルの節目を割り込むのと連動して東京金は4500円を下回り、年初来の安値4438円が視野に入ってきた。安値を更新する可能性は高く、戻り売りが続きそうだ。ただ、もう一段安となれば、テクニカル的にはRSIが30%を割り込むため、そこはショートカバーのポイントとなろう。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利上げ見通しも高いことから、自律反発にも限界がありそうだ。

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*東京金予想レンジ:4400~4500円。


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

【 東京金は下落基調に転換した可能性】    
*先週のNY金は、週末に急落し1300ドルを割り込んで引けた。13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、米連邦準備制度理事会(FRB)は予想通りに政策金利を引き上げ(1.75%⇒2.00%)、年内の利上げペースを年3回から年4回に加速すると示唆した。14日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、債券購入は年内に終了するとしたものの、政策金利は来年の夏まで現状維持とした。タカ派的なFRBに対し、予想以上にハト派的だったECBの姿勢を受けてドル高・ユーロ安が進んだものの、14日のNY金終値は1300ドルを維持した。

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しかし、週末15日は、大幅反落し半年ぶりの安値をつけた。米長期金利の上昇を受けてドル指数が急上昇し、ドル建て金に割高感が生じた。節目の1300ドルを割り込むと、買い玉の整理が加速した。米国は中国製品に25%の関税(総額500億ドル)を課し、7月6日から段階的に発動する方針を明らかにした。これに対し中国は同規模の関税で報復すると表明。米中貿易戦争が懸念され、世界でも有数の金消費国である中国の需要見通しが不安視されたことも嫌気されたようだ。NY金は下限の目安と見られていた1280ドルを割り込み、日足チャートでは昨年12月の安値1247.2ドルが視野に入ってきた。金ETFは安値にもかかわらず増加せず、リスク回避の金買いが喚起されていない。NY金は戻り売りが優勢となり、安値を探る展開になりそうだ。

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*NY金予想レンジ=1270~1300ドル

*CFTC建玉6月5日時点:ファンドの金買い越しは11万1416枚(前週比-3714枚)と減少。総取組高は45万0641枚と前週比1万8741枚の減少。

*先週の東京金は為替の円安を受けて上昇し、4600円台引けた。しかし、週明けは週末のNY金の大幅下落を反映して大幅急落となった。テクニカル的にも25日移動平均線を割り込んだため、上昇基調は崩れたといえよう。注目された米欧の金融政策は、FRBによる利上げ見通しが加速すると示唆したのに対し、ECBが来年夏までは利上げを行わないと明言したため、今後はドル高・ユーロ安の進行が予想される。ドル高はドル建て金を割高にするためNY金を押し下げる。一方、ドル高は円安となるため、東京金のサポート要因になるが、米中貿易戦争の影響を受けてドルの上値も重くなっている。

19日にトランプ大統領が中国に対しさらに2000億ドルの関税を課すとツイートすると、米中貿易戦争の激化が懸念されてドル円は109円台に下落した。ドル建て金は反発したものの、FRBの利上げ見通しを受けて上値は重い。東京金は売りが優勢な展開が続くだろう。今後の目安としては、5月30日の安値4526円を下回ったため、3月19日の安値4438円が視野に入ってくる。長期的に見れば米国が他国に課す様々な関税は米国の経済成長を阻害させる要因となるため、早晩、株式市場に大きくマイナスに作用することが予想される。その場合、リスク回避の金買いが強まる可能性が考えられるが、まだ先の話になりそうだ。

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*東京金予想レンジ:4450~4650円。


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【 東京金は押し目を確認で反発の可能性】    
*先週のNY金は堅調に推移し、週末1300ドル台で引けた。1日に発表された5月米雇用統計が予想以上に良好な内容だったことから、年4回の利上げが可能になるとの見方が強まり、金相場の上値を抑えた。ただ、12日に開催される米朝首脳会談の行方が不透明なことが下値を支えた。また、米国がEU,カナダ、メキシコに対しても関税を課したことや、週末8日の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)や次週に開催される日米欧の金融政策を控えて、買戻しが優勢となったようだ。

12~13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、14日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会、14~15日に日銀金融政策決定会合が予定されている。米長期金利の騰勢が落ち着き、NYダウが2万5000ドル台を回復したことから安全資産である金の需要は減退し、金ETFは830トンを下回った。

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今週のNY金は重要イベントを受けて上下する可能性があるが、最大の注目点は米連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利上げペースについてどのような示唆をするかだろう。年3回であれば市場の期待は萎み、「ドル安・金高」が予想される。逆に、年4回であれば「ドル高・金安」となるだろう。また。ECB理事会で出口戦略への言及とタカ派的な姿勢があれば、「ユーロ高・ドル安・金高」が予想される。テクニカル的には、上値のメドは200日移動平均線のある1320ドルレベルになりそうだ。

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*NY金予想レンジ=1280~1320ドル

*CFTC建玉6月5日時点:ファンドの金買い越しは11万1416枚(前週比-3714枚)と減少。総取組高は45万0641枚と前週比1万8741枚の減少。

*先週の東京金は底堅く推移した。12日、初の米朝首脳会談が開催された。米朝両首脳の握手を反映してドル円は110円50銭近くに上昇し、NY金時間外は1.50ドル程度下落した。市場はリスクオンに傾いたが、金は1300ドルを維持している。非核化を巡る両国の協議はこれからが本番ということで、リスクが払拭されたわけではないのだろう。

13日に終了する米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視されているため、金市場には織り込まれているだろう。声明で今後の利上げペースについてどのような示唆があるか注目される。年3回であれば「ドル安(円高)・金高」、年4回であれば「ドル高(円安)・金安」が想定される。

14日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、金融政策は現状維持が予想されているが、量的緩和に対する出口戦略に関して何らかの話合いがなされそうだ。タカ派的であれば、「ユーロ高・ドル安・金高」という展開が予想されよう。いずれの場合は円建て金には押し上げ要因になると予想される。東京金は押し目完了となって反発基調に転じると予想する。

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*東京金予想レンジ:4500~4700円。


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