テクニカルマイスター

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カテゴリ: 白金

「世界経済は最悪期を脱し、白金は上昇基調を強めそう」

8月27日に行われたカンザスシティー連邦準備銀行主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は講演で、ゼロ金利政策の長期化を示唆した。市場では、早ければ9月15、16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フォワードガイダンスの強化が明確にされ、量的金融緩和の拡大が予想されている。

低金利政策の長期化を背景に利子を産まない金には追い風になることが予想され、週明け31日のNY金は前週末比3.70ドル高の1978.60ドルと1900ドル台後半に上昇している。一方、NY白金はNYダウの下落が重石となって前週末比-2.10ドルの937.90ドルと上値が重かった。

金が基軸通貨「ドル」の代替通貨としてドル安にストレートに反応するが、白金は産業用貴金属でありなおかつ自動車触媒需としての特殊用途があるため、金と同じように反応するとは限らない。特に今年は新型コロナによる世界経済の停滞から自動車需要が大きく落ち込んでいるためなおさらだろう。ただ、経済指標や見通しにおいては最悪期を脱したと思われることから、需要面での悲観的な見方は徐々に後退していくと思われる。

中国国家統計局が2020年7月31日に発表した7月製造業PMIは51.1と、市場予想(50.8)、6月(50.9)を上回った。新規輸出受注指数は48.4に改善、新規受注も51.7に上昇した。財新マークイットが1日発表した8月の中国製造業PMIは53.1と、前月の52.8から上昇し、2011年1月以来、約9年半ぶりの高水準となった。需要の回復に応じて製造業者が生産を拡大させる中、新規輸出受注が今年に入って初めて増加した。景況改善・悪化の分岐点となる50を4カ月連続で上回った。

中国自動車工業協会が発表した7月の自動車販売台数は前年同月比16.4%増の211万台となった。7-12月(下期)の乗用車販売台数は前年同期比で3-5%増えると見込まれている。

米国の2020年第2四半期(4~6月)の新車販売台数はリーマン・ショック時以降で最大の減少率(前年同期比33.7%減)となったが、低金利ローンのおかげで第2四半期後半には販売回復が見込まれている。

欧州の自動車販売は6月に2カ月連続で回復傾向が示された。6月新車登録台数は前年同月比24%減となり、4月(78%減)と5月(57%減)から持ち直した。

8月3日に発表した日本の7月新車販売総台数は前年同月比13.7%減となった。2019年10月から10か月連続のマイナスだが、月次マイナス幅は4月が28.6%減、5月が44.9%減、6月は22.9%減と新型コロナウイルスの影響が小さくなりつつあることが判明した。

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代表的な商品価格を表すCRB指数(ロイター/ジェフリーズCRB指数)は、新型コロナウィルスショックを受けて4月21日に106.29まで急落したものの、その後の世界的な金融緩和や中国経済の立ち直りを契機に持ち直し、28日時点では200日移動平均線を上回る153.43まで上昇した。数字的にはまだ低いものの、ドル安を背景にドル建てコモディティ価格が立ち直っていることが判明した。ちなみにCRB指数はアメリカの商品先物取引所等で売買されている原油、無鉛ガソリン、暖房油、天然ガス、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、トウモロコシ、大豆、小麦、綿、生牛、豚赤身肉、コーヒー、ココア、オレンジジュース、砂糖の全19品目で構成されている。

アフリカ大陸では、8月に入り新型コロナウイルスの累計感染者数が100万人を超えた。特に、白金の最大生産国である南アフリカでは感染者が60万人を超えている。南アフリカは3月下旬から実施したロックダウン(都市封鎖)で感染拡大を抑え、5段階ある警戒レベルを徐々に緩和してきた。ところが7月に入り1日あたりの新規感染者数が1万人前後に急増し、世界保健機関(WHO)は南アがアフリカの国々の「前兆」になりかねないと警告している。これに加え、例年のごとく電力不足が深刻化し、鉱山操業に支障をきたす可能性もあり、将来の供給不足が懸念される。

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現在の白金価格は採算コストとほぼイーブンにあり、ここから大きく下げる可能性は小さいだろう。こうした背景からNY白金は1000ドルの節目を超える可能性が強いと予想する。大阪白金もレンジの上昇である3500円ブレイクにトライする可能性は高いだろう。


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「NY白金は1000ドル台定着へ」

*6日のNY金は、ドル安を背景に買われ、5営業日続伸した。2069.40ドル(+20.10)。10営業日連続で清算値での史上最高値を更新した。新型コロナウイルスの感染者数増加が引き続き米経済に打撃を与える中、追加金融緩和策への期待感が相場を押し上げた。外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調が継続し、ドル建て金は割安感からも買われた。

金の上昇に刺激されてNY白金は5日続伸し、1013.90ドル(+24.80)。終値が1000ドルを超えたのは2月20日以来。

急騰する金に連れて割安な白金が見直されたという面もあるが、最大の生産国である南アフリカでの新型コロナ感染拡大による鉱山操業の停止が懸念されている。

世界保健機関(WHO)は、アフリカで新型コロナウイルスが広がり続けるなか、特に南アフリカでの感染者が急増しているとして警戒を呼びかけた。アフリカでは、大陸全体の感染者が100万人に迫っている。このうち最も多い南アフリカでは52万人を超え、全体の半数以上を占めている。

これに加え、電力不足が経済活動の重石になっている。特に鉱山操業は大量の電力を必要とし、狭い場所で密集して作業をするためクラスター懸念されている。

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そのため、市場は金や白金、パラジウム等の貴金属生産に支障が出る可能性が高いと懸念している。

CFTC建玉でファンドの買い越しが2万枚を越えたのもこうした背景がありそうだ。NY白金は1000ドルの節目を超えてきたが、ようやく採算コストを若干上回ったに過ぎない。金の上昇、ドル安を背景にNY白金は1000ドル台が定着する可能性が強まった。

大阪白金は3000~3500円のレンジの上限を試し、3500~4000円のレンジに上昇する可能性もあろう。


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「白金は中国要因を背景に上昇基調を強めそう」
NY金が8営業日続伸し史上最高値を3営業日連続で更新した。1944.60ドル(+13.60)で終え、一時1974.70ドルまで上昇した。心理的な節目の2000っドルを目指しているようだ。

金上昇の要因としては、
①.欧州復興基金が欧州連合(EU)27カ国で合意されユーロが対ドルで大幅上昇し、ドル建て金に割安感が強まった。

②.米景気の先行き不透明感からNYダウが下落した。

③.新型コロナウィルスの感染拡大で米国の感染者数は400万人を超え世界最多。

④.米中双方が総領事館を閉鎖させ、“地経学”リスクが意識された。

金の上昇の影響を受けて白金も連れ高し、28日のNY白金は一時1002ドルの高値をつけ、2月20日以来の1000ドルをつけた。終値は986.2ドルと高値を維持した。

大阪白金も3000円の上値抵抗線をブレイクし、3100円台に水準を切り上げた。白金は、金が割高で買いにくくなった時に、出遅れ感を理由に買われることがよくあるが、上昇基調が強まったことで、白金独自の材料にも注目しておきたい。

国際調査機関のワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、中国の上海黄金交易所で白金の取引が急増しているという。

今年6月までのの中国の輸入量および上海黄金交易所の取引量は、過去5年間の平均を大きく上回ったとのことで、中国の宝飾品メーカーや産業用需要家は、価格が安い今年の4月以降に購入量を増やしたようだ。

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背景には、中国経済は製造業や消費市場の回復傾向が続いており、主要インフラプロジェクトも加速するなど経済状況全体も改善が続いていることがある。

6月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は50.9と5月の50.6から上昇した。6月の中国非製造業PMIは54.4と予想の53.6を上回った。新型コロナウイルス感染拡大による落ち込みからの段階的な持ち直しが続いていることが示唆された。

今年4~6月期の中国国内総生産(GDP)は前年同期比3.2%増加した。新型コロナウイルスの影響でマイナス成長となった前期から急回復し、2四半期ぶりに拡大に転じた。

中国自動車工業協会(CAAM)が7月10日に発表した6月の自動車販売台数は230万台と、前年同月比で11.6%増になった。4月以降、3カ月連続で前年同月比増加となり、特に直近2カ月は2桁の増加で堅調だった。

不動産、インフラ投資はほぼ前年水準を上回っており、経済のV字回復が視野に入ってきた。鉱工業生産は4月が前年比3.9%増、5月同4.4%増、6月も同4.8%増とすでに前年水準以上を回復している。

中国では、新型コロナの感染状況が落ち着き、経済活動の正常化が進む中、世界に先駆けて成長軌道へ戻ったことを裏付けた。

このため産業用貴金属である白金の出遅れ感が意識されているようだ。
経済回復の継続性にはまだ懐疑的な見方も強いが、ドル安がドル建て貴金属をサポートしよう。

米連邦準備制度理事会(FRB)は6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2022年末までゼロ金利政策を維持することを決定し、必要があれば追加緩和措置を講ずるとした。新型コロナの感染拡大に歯止めがかからないことに加え大統領選挙を控えて緩和政策は拡大されそうでドル安基調は強まる可能性が高い。

また最大の生産国である南アフリカでの供給リスクも意識されてる。
世界保健機関(WHO)は、アフリカで新型コロナウイルスが広がり続けるなか、特に南アフリカでの感染者が急増しているとして警戒を呼びかけた。25日時点でアフリカ大陸全体でのウイルスの感染者はおよそ83万人で、死者は1万7500人に上った。最も深刻なのが南アフリカで、感染者は45万2000人、死者は7000人を超えている。経済活動を早期再開させたことで感染が拡大し、感染者、死者ともにアフリカ大陸で最多となっている。

これに加え、電力不足が経済活動の重石になっている。南ア政府は国民に節電を呼び掛けている。特に鉱山操業は大量の電力を必要とし、狭い場所で密集して作業をするためクラスター最も懸念されている。そのため、市場は金や白金、パラジウム等の貴金属生産に支障が出る可能性が高いと懸念している。CFTC建玉でファンドの買い越しが2万枚を越えたのもこうした背景がありそうだ。

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以上から、NY白金は1000ドルの節目を超えて1000ドル台が定着する可能性が強まったと予想する。大阪白金も2500~3000円のレンジから3000~3500円のレンジに上昇したと予想する。


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「白金は上値拡大の可能性あり」
*白金最大の生産国である南アフリカでは、鉱業会議所のバクスター最高経営責任者(CEO)が5月26日、新型コロナウイルス感染拡大について、「影響は非常に大きい。鉱物生産量は今年、8~10%程度の打撃を受けることになりそうだ」と述べた。

新型コロナ感染拡大防止のため、3月末に始まった全国的なロックダウン(都市封鎖)で、南ア国内の鉱山は一時的な閉鎖を余儀なくされた。南ア政府は6月1日からの鉱山再開を許可したが、同国産金大手ハーモニー・ゴールドのスティンカンプCEOは、フル生産に戻るには1カ月かかるとの見通しを示した。また再開したもののウィルス感染拡大も懸念されるため通常の操業に戻るにはさらなら時間を要する可能性がある。これはとりもなおさず供給不足懸念を強める。

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CFTC建玉明細を見るとファンドの買い越しが拡大していることがわかる。年初には6万枚を超えていた買い越しは3月末に2万枚を下回り、4月21日には1万5287枚まで減少した。その後増加に転じ5月26日時点には2万3000枚まで買い越し幅が拡大している。


*新型コロナウィルスによる景気後退懸念を受けて世界の中銀は相次いで金融緩和策を実施した。5月中旬以降に欧米各国ではロックダウン(都市封鎖)を解除し、経済活動の再開を図った。こうした措置を背景に楽観的な見方が強まり世界の株価は反発に転じた。NYダウは2万6000ドルを回復しコロナショック以前の水準に戻った。

産業用貴金属である白金相場もほぼこれに連動して上昇し、NY白金は800ドルを明確に上抜け、先月20日には一時943ドルと年初来の高値をつけおよそ3カ月ぶりの高値となった。

需給面での支援要因もあった。ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が5月18日に発表した2020年第1四半期(1~3月)の世界白金需給は推定で供給合計が55トン、需要合計が51トンで差し引き4トンの供給過剰だった。

白金の主要な消費先である、自動車、宝石、工業、投資家からの需要がいずれも減る見込みだが、新型コロナウイルスによる影響は総じて懸念していたほどではなく、今年の見通しは従来の想定よりは良いと指摘された。

ちなみにジョンソン・マッセイ(JM)社による2019年の世界白金需給は推定で、供給合計187.6トン、需要合計196.0トンで差し引き8.4トンの供給不足だった。

しかし、中国政府が香港統制を強化する「国家安全法」の導入を推進したことを受けて、米中間の緊張が高まるとの懸念が強まると株価が反落に転じ、白金相場にも利益確定売りが出て900ドルを下回った。ただ、下げ幅はそれほど大きくなく850ドル割れでは買い戻しが入っている。

今年が米大統領選挙の年であることを考えると米国の対中姿勢は一段と厳しさを増す可能性が高いが、一方で、世界経済の足枷となっている新型コロナウイルスによる影響は徐々に緩和されている。「第二波」への懸念があるもののワクチン開発への期待も高く、最悪期は脱したと言えるのではないか。

*一方、新型コロナウィルスの影響により自動車産業が世界的規模で打撃を受けていることは需要面では重石になろう。世界的な自動車業界の調査会社であるJATO Dynamicsによれば、2020年3月の世界の自動車販売台数は、昨年同月比39%減となる555万台だったという。これは2008年11月の世界金融危機の時の25%減をも上回り、1980年以来、対前年比で最も大きな減少となった。
こうした背景から白金相場の上値には過度の期待は難しいだろう。
以上を踏まえて、NY白金相場は800~1000ドルのレンジ相場で推移すると予想する。

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東京白金は200日移動平均線が3000円近辺にあり、これをブレイクできるかどうかがポイントだろう。
仮にNY白金=1000ドルとなれば、1ドル=108~109円として3475~3500円に上値余地が拡大する可能性がある。

【大規模ストライキに身構える白金相場】

*南アフリカの大手白金鉱山会社では、3年前の労使交渉で締結した労働契約が6月末で期限切れとなり、7月9日から労使交渉が開始される。南ア最大の鉱山労働組合であるAMCU(鉱山労働者・建設組合連合)は、7月9日から労使交渉を開始する計画。9日にアングロ・プラチナ社、10日にインパラ・プラチナ社、11日にジバニエ・スティルウォーター社の労使交渉が予定されている。過去3年間の白金価格の低迷で南ア白金鉱山会社の多くは経営が悪化していたが、パラジウム価格が需給逼迫懸念を背景に史上最高値を更新する中、鉱山会社の多くは黒字転換している。鉱山会社側は、白金価格の低迷を理由に南アフリカのインフレ率に近い4~5%程度の賃金引き上げで妥結をはかろうとしているが、大手労働組合は、会社の収益が向上していることを理由に3~4割の賃上げを要求。しかも鉱山会社は2万人以上の大規模リストラも計画しているため、労働組合は難しい交渉を迫られている。安易に妥結できないとなれば、大規模ストライキに突入する可能性が高まるだろう。その場合、操業の縮小や最悪、操業停止も想定される。ファンドの買い玉が7月に入って急増している。市場は、ストライキに身構えているようだ。


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*NY白金相場は2月中旬をボトムにして上昇に転じ、4月には900ドルを示現した。それに連動して白金ETFも増加し、4月下旬には78.4トンとそれまでの過去最高となった。5月に入ると下落基調を強め、800ドルを割り込む場面も出てきた、しかし、その間の白金ETFの減少はわずかなもので、相場動向にほとんど影響をうけなかった。6月下旬から再び増加に転じ、7月5日には80.04トンと過去最大保有量となった。金ETFはNY金相場の変動に連動して増減するが、今年の白金ETFは、相場の変動に大きな影響を受けることなく増加している。今後予想されるストライキに備えてのヘッジ買いが入っている以上に、現状の800~900ドルの価格帯が歴史的に見て割安感が強いことが背景にあるのだろう。長期的に見て、NY白金の800ドル前半以下の水準は底値圏との認識が強まっているようだ。


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【白金は底値圏に下落し、下げ止まった可能性】
NY白金は、今年度の需給改見通しを背景に2月中旬以降、上昇を強め900ドルに達した。しかし、需給緩和見通しと最大の生産国南アフリカの通貨ランドの下落を反映して下落に転じ、800ドルを割り込んだ。ただ、長期的には800ドル台前半は底値圏にあること、ファンドの買い越しが大幅に整理されたこと、南アフリカで鉱山ストライキが起こる可能性から下げ止まったようだ。


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注目すべきは白金ETFの動向だろう。白金相場が900ドル台から800ドル割れに下落する過程でも、白金ETF保有高は減少しておらず、過去最大水準を維持している。長期的に保有する投資家が増えており、これからも買い増される可能性が高く、白金相場のサポート要因になりそうだ。


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【東京白金は底値形成の途上か】
*大手鉱山会社CEOの「パラジウムはバブル」との発言を受けてパラジウム相場が急落し、「パラジウム買い・白金売り」のポジションが巻き戻されて、白金相場は上昇した。これに加え、最大の白金生産国である南アフリカの通貨ランドが上昇したことも白金相場を押し上げた。格付け会社ムーディーズによる南アフリカの格付けが見送られたことが好感されてランドが買い戻された。

また、南アフリカ国営電力会社エスコムの停電を受けて産出量の減少が懸念されたことなどが重なった。さらに鉱山ストライキが長期化していることも将来の生産減少懸念につながっている。白金ETFは頭打ちとなっているものの、過去最大の保有水準にある。東京白金は3200円台で推移しているが、ここは昨年の高値3618円と安値2680円の0.38倍押しに相当するところで、明確に上抜けてくると、具体的には3300円台を達成すると全値戻しが視野に入ってくるだろう。この場合、長期底入れにつながる可能性が高く、押し目買いが続きそうだ。

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*CFTC建玉4月16日時点:ファンドの白金買い越しは3万1111枚(前週比-733枚)と減少した。総取組高は7万3727枚と前週比878枚の減少。

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*東京白金予想レンジ:3150~3300円


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【東京白金は値固め局面が続きそう】
*大手鉱山会社CEOの「パラジウムはバブル」との発言を受けてパラジウム相場が急落し、「パラジウム買い・白金売り」のポジションが巻き戻されて、白金相場は上昇した。これに加え、最大の白金生産国である南アフリカの通貨ランドが上昇したことも白金相場を押し上げた。格付け会社ムーディーズによる南アフリカの格付けが見送られたことが好感されてランドが買い戻された。

また、南アフリカ国営電力会社エスコムの停電を受けて産出量の減少が懸念されたことなどが重なった。白金ETFはわずかながらも増加を続け、直近では78.4トンと過去最大の保有量となった。東京白金は3150~3250円のレンジで推移している。ちょうど1年前と同じ水準に回復したわけであるが、テクニカル的には3300円の上値抵抗線をブレイクすれば、長期底入れにつながる可能性が高いだろう。短期的には値固め局面が続きそうだ。

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*CFTC建玉4月9日時点:ファンドの白金買い越しは3万1844枚(前週比+8489枚)と増加した。総取組高は7万4605枚と前週比6541枚の増加。

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*東京白金予想レンジ:3150~3250円


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【東京白金は長期底値形成か】
*先週の白金は、パラジウム相場の急落を受けて連れ安となり3000円の大台を割り込む場面もあったが、週末は3000円の大台を回復して引けた。欧州の景気減速が強まる中、パラジウムは、大手鉱山会社のトップが「バブルの様相を呈している」と発言したことを受けて急落し、2日間で11%も急落した。

しかし、中国の3月製造業景況感指数(PMI)と3月米ISM製造業景況指数がいずれも市場予想と前月を上回ったことが好感されて、週明けのパラジウムは反発し、白金も連れ高となった。パラジウムは自動車触媒に使用されるため、両国の自動車販売が回復するとの見方が買い材料となったようだ。

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また、白金に関しては、白金ETFが過去最大になったことが注目されよう。ディーゼル車の減少が懸念されて今年も需給緩和傾向が続くとされたが、長期的な観点からドル建て相場の800ドル台には割安感が強く、現物需要が喚起されたようだ。東京白金は3000円台で底堅く推移しよう。

*CFTC建玉3月26日時点:ファンドの白金買い越しは2万4207枚(前週比+6626枚)と増加した。総取組高は7万2073枚と前週比3842枚の減少。

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*東京白金予想レンジ:2900~3100円


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【東京白金は下げ止まりから値固め局面か】
*プラチナ(白金)相場に連動する上場投資信託(ETF)の残高が急増している。直近の残高は3年半ぶりの高水準だ。ディーゼル車の排ガス触媒や宝飾品向けの需要減で安値が続いたが、年金など長期マネーが多いETF残高の急増は、現状の価格が底値圏にあると見られているのだろう。長らく続いた下落基調が転換する可能性を示唆しているかもしれない。

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白金ETFは白金相場に連動するよう設計された有価証券。世界のETFが価値の裏付けとして保有する現物の合計は3月下旬時点で約73トンとこの1週間だけで4トン(5%)も増えた。年初からの増加率は16%に達した。NY白金の800ドル前半の水準は、安過ぎるとみた買いが増えたほか、同じ工業用貴金属のパラジウムが最高値を更新したことにつられている面もある。

また、金に対して400~500ドルも割安なため安過ぎるとの思惑も働いているのだろう。東京白金は2900~3100円のレンジで推移しているが、昨年8月中旬から見ると、下値を切り上げていることがわかる。長期的な底値形成期間の可能性があり、下落場面は買いが優勢となりそうだ。

*CFTC建玉3月19日時点:ファンドの白金買い越しは1万7581枚(前週比+1233枚)と増加した。総取組高は7万5915枚と前週比1546枚の減少。

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*東京白金予想レンジ:2900~3100円


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