テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 白金

【 東京白金は調整安場面、下げ止まりの目安は3380円か 】
*米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の廃案に絡む一連の騒動で、金が安全資産として買われる一方、白金相場は上値の重い展開が続いている。もともとトランプノミクスを受けた資源価格の上昇を背景に買われてきた面があるため、今回のオバマケアを巡る騒動はトランプノミクスの躓きととらえられ、白金相場には弱材料になっている。それでも、ドルが軟化し南アランドが上昇しているため、NY白金の下値を支えているが、買っていくだけの強材料にも乏しく、950~980ドルの狭いレンジで推移している。

東京白金は円高の影響もあり、昨年8月以降の高値(3855円)と安値(3091円)の半値押し(3565円)を下回ってきている。次の安値の目安は0.62倍押しの3380円前後になりそうだ。NY白金であるが、同じ白金族であるパラジウムとの比価(NY白金÷NYパラジウム)は、通常1.30がボトムと見られているが、週明け27日は1.22まで低下し、白金の割安感が顕著になっている。東京市場でも金との逆ザヤが1000円を越えてきており、やはり割安感が強まっており、買戻しが入りやすい状況になっていることには注意したい。

tkpt0328

CFTC建玉3月21日時点:ファンドの白金買い越しは2万8955枚(前週比-1220枚)と減少。総取組高は6万7455枚と前週比1416枚の増加。

*今週の予想レンジ:3380~3500円

*白金と金の逆ザヤ幅は、再び拡大傾向を見せている。直近では-1003円(27日終値)。 白金と金のスプレッドは、「白金売り・金買い」が優勢だが、1000円を越えて来たので、白金の割安感が強まってきている。逆ザヤが1100円を超えるようであれば、「白金買い・金売り」に転じるタイミングになると予想する。

saya


情報提供:(株)エムサーフ
※上記ロゴが記載されたチャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフは一切の責任を負いません。

【 東京白金は調整安場面、下げ止まる可能性が高い 】
*米国の早期利上げ見通しが高まり、2月の米雇用統計の良好な結果もあって、3月の利上げが確実視され、それ以降の利上げペースも加速するとの見方から、ドルが買われ、新興国通貨が売り戻されている。

白金の最大の生産国である南アフリカの2016年10~12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は、年率で前四半期に比べて0.3%減少し、7~9月期の0.4%増から失速となり、3四半期ぶりにマイナス成長に転じた。こうした要因から南アフリカランドは対ドルで下落し白金相場を押し下げた。

テクニカル的に見ると現在の3460円台は、2016年の安値3045円(1月21日)と2016年の高値3855円(8月12)の半値押しにあたる3450円をやや上回る水準にあり、現在は高値からの調整安場面と言える。FOMCの結果と声明を受けて、今後の方向性を探る展開になろう。

*南アフリカの白金生産者団体、ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)が9日発表した四半期リポートで、2017年の白金市場が12万オンスの供給不足との予想を示した。前年の供給不足は27万オンス。投資需要は前年比50%減の25万オンス、宝飾品需要は1%減の253万オンスの見通し。自動車業界の触媒需要は前年1%増加したが、今年は2015年の水準に戻る見込み。欧州の政治不安が自動車販売台数の伸びを抑制すると予想されている。

CFTC建玉3月7日時点:ファンドの白金買い越しは3万8627枚(前週比-5983枚)と減少。総取組高は6万8200枚と前週比3000枚の減少。

tkpt0314

*今週の予想レンジ:3400~3550円

*白金と金の逆ザヤ幅は、再び拡大傾向を見せている。直近では-958円(13日終値)。
白金と金のスプレッドは、「白金売り・金買い」が優勢となりそうだ。

saya0314



情報提供:(株)エムサーフ
※上記ロゴが記載されたチャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフは一切の責任を負いません。

【 東京白金は堅調、金との逆ザヤは縮小へ 】
*NY白金は、24日に昨年11月10日以来2カ月半ぶりに1000ドルの大台を回復したが、大台は定着せず900ドル台後半で推移している。NYダウが2万ドルの大台を回復すれば、産業用貴金属である白金にも連想買いが優勢となるが、買いが続かない時は、金の下落に連動して売られる。

白金最大の生産国である南アフリカは先週、政策金利を7.0%に据え置いた。クガニャゴ中銀総裁は、南アフリカのインフレ見通しについて、長期的にインフレは落ち着くが、短期的には注意を要するとした。ただ、2017年の消費者物価指数(CPI)上昇率は平均で5.8%に減速すると見込んでおり、トランプ新政権がドル安を指向していることも考えれば、南アランドは堅調に推移しよう。南アランドが対ドルで堅調に推移すれば、白金価格のサポート要因になろう。

また、白金のパラジウムに対する比価(NY白金÷NYパラジウム)が、ボトムラインと目されている1.3を割り込んでいたが、30日時点でこの比価は1.34に上昇し、白金の割安が解消される兆しが出ている。

パラジウムの最大の産出国はロシアであるが、ロシアの通貨ルーブルは前年同期比で24%程度、対ドルで上昇している。また、原油価格の上昇もあって、ロシア経済は最悪期を脱したと見られており、パラジウムの安売り懸念が後退している。パラジウムの上昇に連動して、白金も徐々に下値を切り上げるだろう。

tkpt0131


*今週の予想レンジ:3550~3750円


*白金と金の逆ザヤは縮小傾向を見せている。直近では769円(30日終値)まで縮小している。現状は、「白金買い・金売り」のスプレッド取引が有効だろう。

saya0131



情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【東京白金は堅調、金との逆ザヤは縮小へ】
*白金最大の生産国である南アフリカでは、11月から12月にかけて、格付け会社3社(フィッチ、ムーディーズ、S&P)が格付けが行われた。懸念されたジャンク債への引き下げなかったことに加え、大統領を巡る政治リスクが後退したことが好感されて、南アランドは対ドルで上昇し、白金相場も押し上げられた。

しかし、同国の第3四半期国内総生産(GDP)は前期比年率+0.2%と予想の+0.6%を下回った。前年同期比では+0.7%だった。第2四半期は前期比年率+3.5%に上方修正されたが、鈍化していることが判明した。格付け会社S&Pは南アフリカの格付けを投資適格級で最も低い「BBB-」に据え置いたものの、政治混乱が経済成長への改革を阻んでいると警告した。

ゴーダン財務相はGDP比の財政赤字を今年の3.4%から2020年までに2.5%まで圧縮すると公約しているが、GDPの伸び率鈍化から公約実現は困難と見られている。

南アフリカ準備銀行(SARB、南ア中銀)は、商品相場の低迷と干ばつによる農産物生産の低下、低迷している輸出等から、2016年の経済成長率を0.4%、2017年を1.2%と予想している。

需給に劇的な変化がない以上、白金相場は南アランドの動向に左右される状況が続くだろう。

なお、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」調査部門は、2017年の白金供給は鉱山の設備投資が停滞する一方、需要はインドの婚礼需要などで宝飾品が2%伸びるとの見方から、供給不足に陥るとの見方を示した。WPICが11月22日に発表したレポートによると、2017年の世界白金需給は3.1トンの供給不足になると予測している。

tkpt1221

*今週の予想レンジ:3400~3500円

*白金と金の逆ザヤが縮小傾向を見せている。直近では816円まで縮小している。
現状は、「白金買い・金売り」のスプレッド取引が有効だろう。


saya1221


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【東京白金は上昇基調が強まる、金との逆ザヤは縮小へ】
*白金の上昇基調が強まっている。白金最大の生産国である南アランドが上昇したため、南アランド建て白金に割高感が薄れ、売りが弱まった。11月から12月にかけて、格付け会社3社(フィッチ、ムーディーズ、S&P)が南アフリカの格付けをジャンク債に引き下げなかったことに加え、大統領を巡る政治リスクが後退したことが好感された。

白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」調査部門は、2017年の白金需給について、供給量は最近の白金市況の低迷で、世界生産の7割を占める南アフリカ鉱山の設備投資が停滞すると指摘。一方、需要はインドの婚礼需要などで宝飾品が2%伸びるとの見方から、供給不足に陥るとの見方を示した。また、白金は金と連動しているが、金下落の要因となった米追加利上げを既に市場は織り込んでいることから、今後の貴金属相場への影響は小さいと指摘した。

そして、2017年の白金相場は、極右政党の台頭が指摘される欧州の選挙結果次第で金に先高観が強まり、連動して上昇する可能性があるとの見方を示した。なお、WPICが11月22日に発表したレポートによると、2017年の世界白金需給は3.1トンの供給不足になると予測している。

tkpt1214

*今週の予想レンジ:3380~3520円

*白金と金の逆ザヤが縮小傾向を見せている。逆ザヤが1000円を超えた2月26日(1112円)、6月24日(1105円)、10月21日(1097円)は、その時点から急速にサヤが縮小しており、グラフで見れば、3点底を形成している。今年の動向を見る限り、白金と金の逆ザヤは1000円を超えて大きく下回ることは困難といえるだろう。直近では836円まで縮小している。現状は、「白金買い・金売り」のスプレッド取引が有効だろう。


saya1214


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【東京白金は上昇基調が強まる、金との逆ザヤは縮小へ】
*白金の上昇基調が強まった。白金の需給状況に変化があったわけではない。白金最大の生産国である南アランドが上昇したため、南アランド建て白金に割高感が薄れ、売りが弱まった。南アランド円は8円20銭台まで上昇し、2015年12月以来の高値をつけた。南ア準備銀行(SAAB,南ア中銀)は市場予想どおり政策金利を7.0%で据え置いた。

11月から12月にかけて、格付け会社3社(フィッチ、ムーディーズ、S&P)が南アフリカの格付けをジャンク債に引き下げなかったことが好感されて、南アランドは上昇した。

フィッチ社は「BBB(安定的)」から「BBB-(ネガティブ)」に引き下げたが、ムーディーズは、現状通り「Baa2(ネガティブ)」から変化なしとし、投資適格級を維持した。そして、S&Pは「BBB-(ネガティブ)」を維持し、見通しをネガティブのまま変更なしとした。

しかし、3社ともに先行きについては楽観的に見ていないことには注意したい。経済成長を高め、それを中期的に持続可能にするような抜本的構造改革を欠く場合は、格付が引き下げられる公算が大きいと強調した。また、公的債務が膨らみ続けていることなども格付けの押し下げ圧力として働いているとの見方を示した。

6年ぶりに貿易収支が黒字になる可能性が出ていることも、南アランドを押し上げている。

今後は、世界景気の回復に伴い、宝飾需要が持ち直すかどうかがポイントになろう。


tkpt1206

今週の予想レンジ:3350~3550円

*東京市場では、2015年1月19日に白金価格が金価格を下回る逆ザヤ状態に陥ってから、ほぼ2年が経とうとしている。2015年が逆ザヤ拡大期とすれば、2016年は逆ザヤのピーク確認期だった可能性がある。逆ザヤが1000円を超えた2月26日(1112円)、6月24日(1105円)、10月21日(1097円)は、その時点から急速にサヤが縮小している。グラフで見れば、3点底を形成しており、白金と金の逆ザヤは1000円を超えて大きく下回ることは困難ともいえる。直近では840円まで縮小している。

saya1206


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。


【東京白金は上値が重いが、金との逆ザヤ拡大は止まったようだ】
*トランプ次期政権では大規模なインフラ投資が実施されるとの思惑が高まり、鉄鉱石や非鉄金属等の産業用金属の上昇が顕著になった。白金は産業用貴金属であるが、宝飾需要も総需要の3~4割を占めるため、売れ行きが景況感に大きく左右される面がある。特に、中国の景気減速に伴って白金の宝飾需要は低迷し、それが価格を押し下げているともいえる。

ジョンソン・マッセイが11月14日に発表した需給レポートによると、2017年のプラチナ市場は自動車触媒需要の減少と中国宝飾品需要の低迷を受け、6年ぶりに供給過剰に転じる可能性があるとの見通しを示している。2017年の鉱山生産量は横ばいが見込まれるものの、自動車触媒リサイクル分が増加に転じるとしている。中国の宝飾品需要も盛り上がらない見込みと指摘し、2011年以来の供給過剰の可能性を示唆している。

NY白金は1000ドルを下回った状況にあり、白金は産業用金属上昇の流れには乗れていない。東京白金は、円安に押し上げられているものの、年初来高値3850円と年初来安値3045円の半値押し水準の3450円に達しておらず、地合いは強くない。今後も、ドル円相場に左右される展開が続きそうだ。

tkpt1130


今週の予想レンジ:3250~3450円

*東京市場では、2015年1月19日に白金価格が金価格を下回る逆ザヤ状態に陥ってから、ほぼ2年が経とうとしている。2015年が逆ザヤ拡大期とすれば、2016年は逆ザヤのピーク確認期だった可能性がある。逆ザヤが1000円を超えた2月26日(1112円)、6月24日(1105円)、10月21日(1097円)は、その時点から急速にサヤが縮小している。グラフで見れば、3点底を形成しており、白金と金の逆ザヤは1000円を超えて大きく下回ることは困難ともいえる。直近では957円まで縮小している。

saya1130


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【【パラジウム vs プラチナ】

パラジウムの上昇が顕著だ。

NYパラジウムは、10月末から約100ドル上昇し、1カ月半ぶりに700ドル台に乗せた。
東京市場は1年ぶりの高値水準となり、2500円を超えた。

tkpd1118

パラジウムはプラチナ同様に自動車の排ガス触媒など産業用需要が多い。

そのため、自動車、特にディーゼル車の販売動向に左右される。
10月は米国の自動車販売の低調さから需要低下が懸念され、売りが継続した。

しかし、米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利すると、景気刺激策への期待からNYダウが連日上昇し、産業用貴金属であるパラジウムもこれに連れて上昇した。

ジョンソン・マッセイ社が14日公表した報告書によると、2017年のパラジウム市場は供給不足になるという。これが強気買いを後押ししたようだ。

一方、同じ白金族で兄貴分のプラチナは、大統領選以降、約100ドル下落しており、パラジウムと対照的な展開を見せている。

ジョンソン・マッセイが14日公表した報告書によると、2016年のプラチナ市場は供給不足が予測されているが、2017年は、自動車触媒需要の減少と中国宝飾品需要の低迷を受け、6年ぶりに供給過剰に転じる可能性があるという。プラチナは全体需要のうちのおよそ4割が宝飾品向けだが、その8割を占める中国需要が同国の景気低迷で激減している。

総需要量を比較すると、パラジウムは298トン、白金は226トンで需要の勢いはパラジウムにある。パラジウム市場は規模が小さい。ちょっとした投機資金が入るだけで大きく動いてしまう。

NY市場のプラチナとパラジウムの比率を見ると、2008年のリーマン・ショックの前はプラチナ価格の急騰により5.5まで拡大した。

しかし、価格高騰の煽りを受けて、自動車触媒用需要に関しては、プラチナの代替品として主にパラジウムが使われるようになり、価格比は下落基調が続いた。

そして17日、価格比は1.3を下回った。過去最低水準に落ち込み、プラチナ価格とパラジウム価格がイコールになり、さらには下回る可能性も取り沙汰されている。

ptpd1117


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【東京白金は上値が重いが、金との逆ザヤ拡大は止まったようだ】
*東京白金は、年初来高値3850円と年初来安値3045円の0.62倍押し(3350円)を回復したが、再びこのレベルを下回った。米大統領選で、共和党候補のトランプ氏が勝利したことでドル買いが活発化し、新興国通貨が売り戻された。

白金の最大生産国である南アフリカの通貨ランドは対ドルで下落し、白金相場を押し下げた。トランプ次期政権では、総額5500億ドルのインフラ投資が予定されており、トランプ氏勝利後は、オールドエコノミー関連株が軒並み上昇している。これから連想されることは、資源需要が高まり、資源価格が上昇するということだ。新大統領は2017年1月20日のため、まだ方針も確定していないが、市場は早くも先取りして動きいている。

白金が産業用貴金属という面を考えれば、安値低迷する期間は長くないだろう。南アフリカの白金大手ロンミンは14日、2017年も経費削減のため、採算性の低い鉱山を閉鎖し、生産削減を続けていく方針を示した。同社の2015年10月~2016年9月期の税・利払い前利益(EBIT)は700万ドル、前年度は1億3400万ドルの損失だった。白金の販売量は73万5747トンと、当初計画の70万トンを上回った。ロンミンは、短期的な需要は低迷状態が続くと予想しているが、長期的なファンダメンタルズは強くなると確信していると述べた。東京白金は円安を受けて値固め局面に入るだろう。

tkpt1115


予想レンジ:3150~3350円

*東京市場での白金と金の逆ザヤであるが、2月、6月、10月と4カ月ごとに1000円を超えて反発している。逆ザヤ幅もピークを超えた可能性があり、徐々に逆ザヤ縮小の展開になりそうだ。

saya1115


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

【東京白金は反発、金との逆ザヤも拡大が止まったか】
*東京白金は、10月下旬からほほ一本調子で上昇し、年初来高値の3850円と年初来安値の3045円の0.62倍押し=3350円レベルまで戻してきた。

tkpt1102

金同様に円安が強材料になったことに加え、白金最大の生産国である南アフリカの通貨ランドが対ドルで上昇したことも追い風となった。ランドが上昇すればランド建て白金は割高感が薄れ、ヘッジ売りがしにくくなる。

また、日本では金に対する割安感が意識され、法改正の影響もあって白金地金の売れ行きが好調だ。10月1日施行の改正犯罪収益移転防止法では、200万円超の品を買う際の本人確認が強化された。現在の価格では金の500グラムバーを買うと200万円を超すが、白金では200万円を超えないため、購入の際の煩わしさがない。10月における白金地金の売り上げが、前年同月比で4倍に達した貴金属地金商もあるという。

ジョンソン・マッセイ社のレポート(2016年5月)によると、白金需要は、自動車の排ガス触媒需要が最も多く、2014年に100トンを超え、2015年は106.8トン、2016年は108.8トンへと増加傾向が続く見込みで、需要全体の40%を占める。宝飾需要は、2013年の94.2トンから2015年には87.9トンへと減少したが、2016年には91.1トンへと3年ぶりに増加する見込みで、需要全体の33%程度となる。需要面から見れば、割安感が強い白金だが、産業用需要が盛り上がらないことには先高感も出てこないだろう。

しかし、白金と金の逆ザヤの動きを見ると、1000円を下回る逆ザヤは長期化しないようだ。白金の需給規模は、金のそれよりも20分の1程度であることを考えると、やはり現状が底値圏にあると言えるかもしれない。

saya


情報提供:(株)エムサーフ
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)エムサーフ及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)エムサーフ及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。


↑このページのトップヘ