テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 外電

10月17日(木)
【10月16日の海外相場および市況】
ny1016

*16日のNY外国為替市場のドル円相場は、108円台後半で方向感のない動きとなった。108円72〜82銭。9月米小売売上高は前月比0.3%減、変動の激しい自動車・同部品ディーラーを除くと0.1%減。それぞれ0.3%増、0.2%増とする市場予想に反して減少した。米景気の先行きに不安が広がり、安全資産とされる円が一時に買われた。ただ、英国が「合意なきEU離脱」を回避することへの期待感から円は対欧州通貨では弱かった。対ユーロでの円売りの流れがドル円にも波及し、ドル円の下値は限定的だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に発表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)によると、景気は「幾分から緩やかに」拡大。前回8月下旬の「緩やかに拡大」から判断が下方修正された。


*16日のNY金は、香港情勢をめぐる米中両国の対立を懸念した買いなどに反発した。1494.00ドル(+10.50)。米下院は15日、香港の自治と人権の擁護を目的とする法案を可決し、香港のデモ行動を支持する方針を明らかにした。米政府が中国の人権問題に踏み込む姿勢を示したことを受け、先週の貿易協議で一定の歩み寄りが実現した米中関係が再び冷え込むのではないかとの懸念が浮上。また、英国の欧州連合(EU)離脱期限が月末に迫る中、依然として交渉の成否が見通せない状況が続いていることも金買い要因となった。9月米小売売上高が市場予想に反して減少、7カ月ぶりのマイナスとなったことも支援要因。米経済の主軸である個人消費が不安定になり始めていることが示唆され、米政策金利をさらに引き下げる論拠が強まった可能性がある。NYダウの下落も金相場を支援した。米株式市場では香港をめぐる米下院の立法への懸念が、企業の上向きな内容の決算を打ち消した。投資家心理を反映し、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールドシェアーズの金保有高は15日に919.66トンに減少したが、依然約3年ぶりの高水準を維持している。

*NY白金は4日ぶりに反発。890.70ドル(+1.50)。
パラジウムは最高値更新。1735.00ドル(+38.40)。、史上最高値を更新した。

*16日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産が継続されるとの期待などを背景に買いが優勢となり、3営業日ぶりに反発した。53.36ドル(+0.55)。OPECのバーキンド事務局長は15日、OPECと非加盟産油国は2020年以降も原油市場の安定維持に努めると強調した。これを受けて、20年3月まで日量120万バレルの協調減産で合意しているOPECとロシアなど非加盟産油国による「OPECプラス」が、12月の会合で一段の減産に踏み込むと期待された。外国為替市場で、ドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される原油に割安感が強まったことも買いを後押しし一時53.74ドルまで上昇した。一方、国際通貨基金(IMF)は15日に発表した最新の世界経済見通しで、米中貿易摩擦の影響を踏まえ、19年の成長率予想を下方修正したことは依然として相場の重石となった。

*16日のシカゴトウモロコシは続落。391.75セント(-1.50)。米国産トウモロコシの収穫が進んでいることや、米中貿易協議の先行き不透明感が重石となった。 米農務省は15日、同国産トウモロコシの収穫率が22%となり、前週の15%から向上したと発表した。5年平均の36%は下回っている。市場は、中国からの新たな米農産物需要に引き続き注目している。トランプ大統領は、チリで来月11〜17日に開かれる国際会議に合わせて習近平国家主席と首脳会談するまで、中国との合意に署名しないと述べた。

シカゴ大豆は続落。928.00セント(-6.00)。米中貿易協議をめぐる不透明感や、米中西部で進む収穫が圧迫した。米国産大豆の収穫率が26%になった。前週は14%だった。5年平均の49%は下回った。米中西部では今週、天候がおおむね回復することが予想されている。トランプ大統領は、チリで来月11〜17日に開かれる国際会議に合わせて習近平国家主席に会うまで、中国との貿易合意に署名しないだろうと話した。


*16日のNYダウは、低調な米消費関連指標を受け、小反落した。2万7001.98ドル(-22.82)。9月米小売売上高は前月比0.3%減少。0.3%増と見込んだ市場予想に反し、7カ月ぶりのマイナスとなった。米中貿易戦争の長期化を受けた製造業の業況悪化の影響が個人消費にも波及してきたとの警戒感が強まった。米下院は15日に香港の自治と人権の擁護を支援する「香港人権・民主主義法案」を可決。貿易協議で「部分合意」に達した米中間の対立が再び激化するとの懸念も広がった。一方、今週から2019年7〜9月期決算の発表が本格化する中、好業績企業には買いが集まり、相場の下値を支えた。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の7〜9月期の純利益は前年同期比5.2%減となる見通し。


【17日の経済指標】
09:30   (豪) 9月 新規雇用者数  3.47万人   
09:30   (豪) 9月 失業率  5.3% 
17:30   (英) 9月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]  2.2%  ―
17:30   (英) 9月 小売売上高 [前年同月比]  2.7%
18:00   (欧) 8月 建設支出 [前年同月比]  1.1%  
21:30   (米) 9月 住宅着工件数 [年率換算件数]  136.4万件  132.0万件 
21:30   (米) 9月 建設許可件数 [年率換算件数]  142.5万件  134.8万件 
21:30   (米) 9月 建設許可件数 [前月比]  8.2%  -5.4% 
21:30   (米) 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  12.0  9.1 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数
22:15   (米) 9月 鉱工業生産 [前月比]  0.6%  -0.1% 
22:15   (米) 9月 設備稼働率  77.9%  77.7% 


第228回
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10月16日(水)
【10月15日の海外相場および市況】
ny1015

*休場明け15日のNY外国為替市場では、リスク警戒姿勢が緩み、安全資産である円が売られ、ドル円は108円台後半に上昇した。108円81〜91銭。米中両国は前週末11日の貿易協議で「第1段階の合意」に達し、米政府は15日に発動を予定していた対中関税引き上げの延期を決めた。しかし、中国側は合意の中身に触れないままで、実効性にはなお懐疑的な見方も根強い。ただ、英国の欧州連合(EU)離脱期限が月末に迫る中、EUのバルニエ首席交渉官が「今週の合意はまだ可能だ」と発言したほか、英与党・保守党の強硬離脱派議員らもEUとの合意が実現した場合、これを支持する意向を示した事で暫定的な合意も近いとの楽観的なムードが台頭し、ドル円は108円台後半に上昇した。

前日のNYダウは、主要企業の良好な決算を受けて大幅に上昇し、前日終値比237.44ドル高となった。米株の堅調を眺めて欧州株も堅調となったほか、安全資産の米債が軟化(利回りは上昇)し、リスクオンの地合いが強まった。

*15日のNY金は、リスク選好意欲の改善を受けて「安全資産」としての金が売られ、反落した。1483.50ドル(-14.10)。2019年7〜9月期の米企業決算発表シーズンが始まる中、一部金融大手の堅調な業績を受けて市場のリスク投資意欲が改善した。NYダウが上げ幅を拡大する半面、安全資産としての金は売りが優勢となった。利益確定売りで一時1480.80ドルまで下落。外国為替市場で朝方、ドルが対ユーロで堅調に推移し、ドル建て金に割高感が生じたことも下押し要因。ただ、米中貿易協議をめぐっては、米国が「第1段階の合意」(トランプ米大統領)と成果を強調したのに対し、中国は詳細について一段の協議を持つことを望んでいるとの報が流れ、進展への期待が剥落。先行き不透明感は根強く、下値では買いが入った。

NY白金は3日続落。889.20ドル(-10.20)。
パラジウムは続伸。1696.60ドル(+9.60)。

*15日のNY原油は、米中貿易協議の行方に引き続き注目が集まる中、続落した。52.81ドル(-0.78)。中国税関総署が14日に発表した9月の貿易統計によると、同国の輸出額は前年比3%減少。米中貿易戦争を背景としたエネルギー需要の先行きに警戒感が広がった。トランプ大統領は前週末、米中協議について「第1段階の合意に達した」とし、15日に予定していた対中関税拡大を延期すると表明した。ただ、12月15日に対中追加関税の第4弾が発動される懸念は依然として残っている。また、今週発表される週間在庫統計では、米国の原油在庫が5週連続で積み増しとなる見込みであることも重石となった。一方、石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長が15日、協調減産履行率は136%だとした上で、市場の安定維持のためにできることはやるとの発言はサポート要因。国際通貨基金(IMF)は15日、米中貿易戦争が2019年の世界経済成長率を押し下げ、08〜09年の金融危機時以来の低さになるとの見通しを示した。その一方で、米中の報復関税が撤廃されれば国内総生産(GDP)は押し上げられると予想した。北海ブレント原油は、58.74ドル(-0.61)

*15日のシカゴトウモロコシは下落。393.25セント(-4.50)。前日2カ月ぶりの高値を付けた後、利益確定の売りが出た。先週行われた米中貿易協議で部分合意した内容をめぐる不透明感を受け、一段と地合いが弱まった。中国外務省の報道官は、国内市場の需要を満たすため、中国企業は今年既に、豚肉70万トンやソルガム(モロコシ)70万トンを米国から購入していると述べた。

シカゴ大豆は反落。934.00セント(-6.50)。前日数カ月ぶりの高値を付けた後、利益確定の売りが出たことに加えて、最大の大豆消費国中国と米国の貿易協議の部分合意内容をめぐる不透明感が弱材料になった。弱い内容だった圧砕高統計は大豆市場を圧迫した。米油実加工業者協会(NOPA)は、9月の大豆圧砕高について、1億5256万6000ブッシェルと市場予想を下回ったと発表した。

*15日のNYダウは、米主要企業の良好な決算を受けて大幅反発した。237.44ド
ル高の2万7024.80ドル(+237.44)。9月19日以来約1カ月ぶりに終値ベースで2万7000ドル台を回復した。米主要企業の2019年7〜9月期決算の発表シーズンが本格的に幕開けした。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループと医薬品・健康関連用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、売上高と1株当たり利益が市場予想を上回り、19年通期の業績見通しを上方修正した。金融大手JPモルガン・チェースも増収増益となった。ダウ構成銘柄3社の良好な決算を受けて企業業績への期待感が広がった。英国の欧州連合(EU)離脱案をめぐる交渉で双方の合意が近いとの一部報道も投資心理改善につながった。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の7〜9月期の純利益は前年同期比3%減となる見通し。


【16日の経済指標】
06:45   (NZ) 7-9月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]  1.7% 
17:30   (英) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.7% 
17:30   (英) 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.5% 
17:30   (英) 9月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  2.6%   
17:30   (英) 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]  2.0% 
18:00   (欧) 8月 貿易収支(季調済)  190億ユーロ  
18:00   (欧) 8月 貿易収支(季調前)  248億ユーロ 
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  0.9%  
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  1.0%
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  
20:00   (南ア) 8月 小売売上高 [前年同月比]  2.0% 
21:30   (米) 9月 小売売上高 [前月比]  0.4%  0.3% 
21:30   (米) 9月 小売売上高(除自動車) [前月比]  0.0%  0.3% 
23:00   (米) 10月 NAHB住宅市場指数  68  68 
23:00   (米) 8月 企業在庫 [前月比]  0.4%  0.3% 
27:00   (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)


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10月15日(火)
【10月14日の海外相場および市況】
ny1014

*週明け14日のロンドン外国為替市場のドル円相場は、108円台前半に軟化した。東京市場が体育の日、NY市場がコロンブスデーで休場だったため、ロンドン市場も閑散。米国との貿易協議で「第1段階」の合意に達した中国が、取り決めへの調印前にさらなる話し合いを求めていると伝えられ、市場で警戒感が拡大した。

前週末のNY市場では、トランプ大統領が「対中交渉が重要な第1段階の合意に達した」と表明した。米中両国は前週末、中国による米農産物の購入拡大や知的財産権保護、通貨安誘導の抑止などで部分的に合意。米国は15日に予定していた対中追加関税の引き上げを見送った。ところが、前日になって中国側が調印前にさらなる協議を求めていると報じられ、交渉の先行きに警戒感が浮上し、ドル円は反落に転じた。

*週明け14日のNY金は、米中貿易協議での「第1段階の合意」の実効性に懐疑的な見方が浮上する中、「質への逃避」の動きから金が買われ、3営業日ぶりに反発した。1497.60ドル(+8.90)。トランプ大統領は13日、「中国は極めて大規模な米農産品の購入を始めるだろう。今後3〜4週間かかる署名まで待たない」とツイッターに投稿したが、中国外務省の耿爽副報道局長は14日の記者会見で、協議では農業を含む分野で「実質的な進展があった」と述べるにとどめ、米農産品の購入についての明言を避けた。中国が正式な合意文書に署名する前に再度交渉することを求めているとの一部報道もあり、市場では米中貿易協議の進展をはやす楽観ムードが後退し、「安全資産」としての金は買いが優勢となった。ブルームバーグ通信によると、中国は合意の詳細を詰めるため10月末までに米国との追加協議を望んでいる一方、ムニューシン財務長官は12月15日までに中国と合意ができなければ、中国製品に対する追加関税が発動されるかもしれないと話した。

NY白金は小幅続落。899.40ドル(-0.90)。
パラジウムは反発。1687.00ドル(+16.90)。

*週明け14日のNY原油は、米中貿易協議での「第1段階の合意」をめぐる先行き不透明感が圧迫材料となり、3営業日ぶりに反落した。53.59ドル(-1.11)。トランプ大統領は11日、米中協議について「重要な第1段階の合意に達した」と表明した上で、中国は年最大500億ドルの米農産物を購入すると説明。さらに13日のツイッター投稿で中国が今後3〜4週間かかる署名を待たずに、米農産品を即時購入すると強調した。これに対し中国外務省の耿爽副報道局長は14日、農業を含む分野で「実質的な進展があった」と述べるにとどめ、米農産物の購入について明言を避けた。中国側が部分合意の正式な署名前に交渉を要求しているとの一部メディア報道もあり、協議の先行きへの楽観的な見方が後退し、米中貿易摩擦による世界的なエネルギー需要減退への警戒感から原油売りが強まった。北海ブレント原油は、59.35ドル(-1.16)。

*石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国による協調減産の順守率は、9月は200%超に達したみられている。サウジアラビアの石油施設攻撃で、同国の石油生産が打撃を受けたことが理由。


*週明け14日のシカゴトウモロコシは変わらず。97.75セント。2カ月ぶり高値のあと上昇分消した。週末の氷点下の気温は一部予想よりもコーンベルトの奥まで広がり、地域によっては作物の成長を止めた。ただ今週は収穫に関係する天候は改善が予想されている。

シカゴ大豆は続伸。940.50セント(+4.50)。約4カ月ぶりの高値を付けた。先週末の冬のような天候により中西部の収穫が障害を受けるとの見方が広がった。先週の米中貿易協議の進展について市場らは慎重な見方だった。文書化された合意がない点が指摘された。税関統計によると9月の中国の大豆輸入は前月比13.5%減少。中国でアフリカ豚コレラが流行し、家畜の豚の数が大幅に減ったことで大豆ミールの需要が減少した。


*週明け14日のNYダウは、米中貿易協議の先行き不透明感が再燃する中、小反落した。2万6787.36ドル(-29.23)。米政府が前週末11日に発表した対中「部分合意」の実効性への疑問が広がり、ダウは前週末終値を挟んで方向感なく推移した。この日はコロンブスデーの祝日で、債券・外為市場が休場となる中、株式市場も薄商いとなった。また、主要企業の決算発表が翌日から本格化するのを前に、積極的な取引が手控えられた。米中両政府は貿易協議で「第1段階の合意」に達し、米国は15日からの対中関税引き上げの見送りを決定。ただ、中国外務省は14日、最大500億ドル(約5兆4000億円)の米農産物購入について「実質的な進展があった」と述べるにとどめ、明言を避けた。中国政府は追加協議を求めており、中国側の慎重姿勢が目立っているとの報道があった。一方、ムニューシン財務長官はこの日、第1段階の合意が「できなければ関税が発動される見通しだが、合意できるだろう」と発言。12月に予定する対中追加関税第4弾をちらつかせ、中国に農産物の購入拡大などを迫った。その上で、来月チリで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ、両首脳による正式な合意文書の署名を目指すと強調した。


【15日の経済指標】
未定   (日) 黒田東彦日銀総裁発言 
09:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
10:30   (中) 9月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  -0.8%  -1.2% 
10:30   (中) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.8%  2.9% 
13:30   (日) 8月 第三次産業活動指数 [前月比]  0.1% 
13:30   (日) 8月 鉱工業生産・確報値 [前月比]  -1.2% 
13:30   (日) 8月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比]  -4.7% 
13:30   (日) 8月 設備稼働率 [前月比]  1.1%   
16:00   (トルコ) 7月 失業率  13.0% 
17:30   (英) 9月 失業保険申請件数  2.82万件 
17:30   (英) 8月 失業率(ILO方式)  3.8% 
18:00   (独) 10月 ZEW景況感調査(期待指数)  -22.5   
18:00   (欧) 10月 ZEW景況感調査  -22.4  
21:30   (米) 10月 NY連銀製造業景気指数  2.0  2.3 


第228回
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10月11日(金)
【10月10日の海外相場および市況】
ny1010

*10日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の進展期待が高まる中、安全資産とされる円が売られ、107円台後半に上昇した。107円89〜99銭。米中両政府は10日、ワシントンで約2カ月半ぶりとなる閣僚級貿易協議を再開。トランプ大統領はツイッターで11日に中国の劉鶴副首相とホワイトハウスで会談すると表明し、協議の進展期待が広がった。トランプ大統領は、10日の協議終了後に、協議は「非常に順調」だと述べた上で、11日も続くと加えた。劉副首相と会談した米商工会議所幹部も「為替問題で合意に達する可能性がある」と述べたと報じられ、ドル円は一時108円台まで上昇した。

*10日のNY金は、米中貿易協議の進展期待が高まる中、安全資産とされる金は売られ、反落した。1500.90ドル(-11.90)。米中両政府は10日、ワシントンで約2カ月半ぶりとなる閣僚級貿易協議を再開。トランプ大統領はツイッターで11日に中国の劉鶴副首相とホワイトハウスで会談すると表明し、協議の進展期待が広がり、安全資産である金は売られた。最新週の新規失業保険申請件数が、季節調整済みで前週比1万件減の21万件と、市場予想の21万9000件を下回ったことも金には弱材料となった。

NY白金は4日続伸。907.90ドル(+11.20)。
パラジウムも高い。1675.90ドル(+21.20)。

*10日のNY原油は、需給不均衡や米中貿易摩擦激化に対する懸念が後退する中で買われ、4日ぶりに反発した。53.55ドル(+0.96)。石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長が、需給均衡策を取る余地はあるとした上で、12月にロシアなどの非加盟産油国と開く会合で来年の生産方針を決定すると発言した。総会で一段の減産を含む全ての選択肢を検討すると示唆したことで、過度の供給過剰に対する懸念が後退した。一方、トランプ大統領は、11日に中国の劉鶴副首相とホワイトハウスで会談するとツイッターで明らかにした。これを受けて、米中貿易摩擦激化に対する過度の懸念が後退し、NYダウが上伸し、株式と並んでリスク資産とされる原油にも買いが入った。北海ブレント原油は、59.10ドル(+0.78)。

*ロシア政府系ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)のドミトリエフ総裁は10日、14日に予定されているプーチン大統領による初のサウジアラビア訪問では、20億ドルを超える規模の取引について署名され、石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含む非加盟国で構成するOPECプラスの産油政策についても議論されると明らかにした。プーチン氏のサウジ訪問は、ロシアが中東での政治・経済面での影響力拡大を目指す中で実施される。ドミトリエフ氏は「歴史的な訪問であり、地域に安定をもたらす存在としてロシアの重要性が際立つことになる」と指摘した。20億ドル超の取引のうち、7億ドル相当に関しては、RDIFとサウジ国営石油会社サウジアラムコの共同投資に関するものだという。またロシアは世界最大の小麦輸出国で、サウジに加え、中東、北アフリカ市場へのアクセスを探ってきた。

*10日のシカゴトウモロコシは続落。380.25セント(-14.00)。米農務省はこの日発表した需給報告で、2019年の単収見通しを予想外に上方修正した。米需給報告で2019〜20年度の米国産トウモロコシの単収予測を1エーカー当たり168.4ブッシェルと、前月の168.2ブッシェルから上方修正した。市場は下方修正されると予想していた。生産高については137億7900万ブッシェルと、前月から若干下方修正した。

シカゴ大豆は反落。923.50セント(-0.25)。米需給報告が相場を下支えしたが、トウモロコシや小麦相場安につれた。米農務省はこの日発表した需給報告で、2019〜20年度の米国産大豆の単収を1エーカー当たり46.9ブッシェルと、前月の47.9ブッシェルから下方修正した。市場予想も下回った。生産高も35億5000万ブッシェルと、前月の36億3300万ブッシェルから引き下げた。

*10日のNYダウは、米中貿易協議の進展期待が高まる中、続伸した。2万6496.67ドル(+150.66)。トランプ大統領は、中国の劉鶴副首相と11日に会談するとツイッターに投稿。これを好感してダウは上昇し、上げ幅は一時約257ドル高となった。市場は、米中両政府がこの日から2日間ワシントンで開く閣僚級貿易協議の結果に注目している。ブルームバーグ通信は、米政府が中国との部分合意の一環として、過去に合意した通貨協定を盛り込む方向で検討していると報道。ニューヨーク・タイムズは、米政府が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対して機密度合いの低い製品を供給することを一部の米企業に認めるライセンスを近く発行すると報道していた。


【11日の経済指標】
15:00   (独) 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]  1.2%   
16:00   (トルコ) 8月 経常収支  11.6億ドル 
21:30   (米) 9月 輸入物価指数 [前月比]  -0.5%  0.0% 
21:30   (米) 9月 輸出物価指数 [前月比]  -0.6%  
23:00   (米) 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  93.2  92.3


第227回
『おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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10月10日(木)
【10月9日の海外相場および市況】
ny1009

*9日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の進展期待が再び膨らむ中、円売り・ドル買いが緩やかに進行し、107円台半ば付近に上昇した。107円43〜53銭。米政府は今週、人権問題を理由に中国大手企業に対する輸出禁止や中国当局者の米国入国ビザ(査証)制限などの強硬措置を相次ぎ打ち出した。これを受け、10日から再開される閣僚級の米中貿易協議の進展期待は後退していたが、ブルームバーグ通信が9日、中国が米国との部分的な貿易合意になおもオープンだとする関係筋の話を報道。また、フィナンシャル・タイムズも中国が米農産物の購入拡大を提案する見通しと伝え、リスク警戒感が和らいだ。一方、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米経済はいくらかのリスクに直面している」と発言したほか、午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17、18日開催分)では、会合参加者らが「米景気の先行きリスクが高まった」などの見解を示していた。

*9日のNY金は反発。1512.80ドル(+8.90)。外国為替市場では、対ユーロでドル安が進行。ドル建て金は割安感から買われた。ただ、中国は米国と貿易協議で部分的合意の可能性をまだ排除していないと報じられると、10日からの米中閣僚級協議の行方をめぐる過度の懸念が後退し、安全資産として金は売られやすく、上値は重かった。FRBのパウエル議長は8日、「準備高の供給量を増やす方針を近く発表する」と述べ、世界経済のリスク回避を図る追加利下げに含みを残した。また、この日公表された9月のFOMC議事要旨では、参加者が、貿易摩擦や世界経済の減速などを受け「景気の先行きリスクは7月会合から幾分高まった」と指摘しつつも、利下げの決定をめぐっては引き続き意見が割れたことが示された。

NY白金は3日続伸。896.70ドル(+6.60)。
パラジウムも高い。1654.70ドル(+4.00)。

*9日のNY原油は、米中貿易協議の進展期待や地政学的リスクへの懸念を背景に買いが先行したものの、米原油在庫週報の発表をきっかけに売り込まれ、ほぼ横ばいとなった。52.59ドル(+0.04)。10日からワシントンで開かれる米中の閣僚級貿易協議の行方に注目が集まる中、ブルームバーグは9日、中国が米国との部分的合意の可能性をなお排除していないと報じた。これを受けて、協議進展への期待が再び浮上し、リスク投資意欲が改善。米株価が反発し、原油も買われた。トルコ軍がシリア北部でクルド人勢力に対する軍事作戦を開始し、地政学的リスクへの警戒感が広がったことも買い要因となった。エルドアン大統領はトルコ国境沿いの「テロ回廊」を排除することが目的と語った。軍事作戦がイラクの石油産地であるクルド人自治区の経済に影響し、原油価格を押し上げる可能性があるという。ただ、米国内の原油供給過剰懸念が重石となり、上げ幅を一掃した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した4日までの1週間の米原油在庫は前週比290万バレル増と、市場予想の140万バレル増を上回る積み増しとなった。在庫増加はこれで4週連続。米国内の原油生産は日量1260万バレルに達し、過去最高となった。北海ブレント原油は、58.32ドル(+0.08)。

*9日のシカゴトウモロコシは反落。394.25セント(-1.50)。米プレーンズ北部の降雪をめぐる懸念は支援材料。ダコタや中西部の北部に大雪をもたらす予報で、さらに収穫が遅れる可能性がある。エネルギー情報局(EIA)の週報によると、トウモロコシを原料とするエタノールの生産高は、日量96万3000バレルに増加。また、在庫は2122万バレルに減少した。

シカゴ大豆は続伸。923.75セント(+3.25)。中国の米国産大豆購入拡大をめぐる楽観に加え、米中西部北部の大雪予報で大豆の収穫高に影響が出るとの懸念が支援材料。フィナンシャル・タイムズの報道によると、中国が米国に、米産大豆の購入を年間2000万トンから3000万トンに増やすことを提案するという。また、米プレーンズ北部での荒天予報も大豆市場を下支えした。ダコタやネブラスカ州などが雪や氷点下の気温に見舞われ、収穫がさらに遅れる可能性がある。


*9日のNYダウは、米中貿易協議の進展期待が盛り返し、3営業日ぶりに反発した。2万6346.01ドル(+181.97)。10日から開催される米中の閣僚級貿易協議を控え、市場は協議の先行きを待っている。ブルームバーグ通信は9日、中国は一段の関税発動が先送りされるならば、米国との部分的な合意に依然として前向きな姿勢だと報道。また、フィナンシャル・タイムズ(電子版)も、中国は閣僚級協議で大豆など米国産農産物の購入拡大を提案すると伝えた。国有企業への補助金など中国の構造問題を含めた包括的合意に至らないものの、部分合意によって15日に発動予定の2500億ドル相当の中国製品への関税率引き上げは見送られるとの期待感が広がり、ダウは一時260ドル高となった。トランプ政権は今週に入り、中国が新疆ウイグル自治区で少数民族を弾圧しているとして、中国大手企業に対する輸出禁止や当局者の米国入国査証(ビザ)制限という強硬措置を相次いで打ち出し、協議の先行きに不安が強まっていた。ただ、市場では、部分合意に向けて双方の歩み寄りが進んでいるのではないかとの見方が強まった。米連邦準備制度理事会(FRB)が9日午後に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17、18両日開催分)では、追加利下げの明確なシグナルは示されていなかった。


【10日の経済指標】
08:50   (日) 9月 国内企業物価指数 [前年同月比]  -0.9%
08:50   (日) 8月 機械受注 [前年同月比]  0.3% 
15:00   (独) 8月 貿易収支  216億ユーロ 
15:00   (独) 8月 経常収支  221億ユーロ  
17:30   (英) 8月 月次国内総生産(GDP) [前月比]  0.3%
17:30   (英) 8月 鉱工業生産指数 [前年同月比]  -0.9%   
17:30   (英) 8月 製造業生産指数 [前月比]  0.3% 
17:30   (英) 8月 貿易収支  -2.19億ポンド 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.7%  1.8% 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  2.4%  2.4% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数


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10月9日(水)
【10月8日の海外相場および市況】
ny1009

*8日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の先行きに警戒感が広がる中、107円台前半に下落した。107円04〜14銭。米商務省は7日、中国の少数民族ウイグル族らに対する弾圧の制裁として、監視カメラ大手など28団体・企業への輸出を原則禁止すると発表。これに続き、米国務省は、少数民族ウイグル族の弾圧に責任のある中国政府当局者や共産党員に対するビザ(査証)制限を打ち出した。10日からワシントンで開催される米中閣僚級貿易協議が難航するとの懸念が広がり、安全資産とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となった。ブルームバーグ通信が8日、公務員年金基金などを通じた中国市場への投資についてトランプ米政権が規制の検討を進めていると報道したことも嫌気された。9月米卸売物価指数(PPI)が季節調整後で前月比0.3%低下と、市場予想の0.1%上昇に反して低下。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が強まったことも、円買いを後押しし、一時106円83銭まで下落した。

*8日のNY金は、米中貿易摩擦激化への懸念が再燃する中、「質への逃避」の金買いが先行したものの、利益確定の売りに押され、ほぼ横ばいとなった。1503.90ドル(-0.50)。米商務省は7日、中国の少数民族ウイグル族らに対する弾圧の制裁として、監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)や新疆ウイグル自治区当局など28団体・企業への輸出を原則禁止すると発表。米中閣僚級の貿易協議の再開を10日に控え、中国が米国の措置に対して反発する可能性があり、両国の交渉が難航するとの懸念が台頭した。このためNYダウが急落し、安全資産である金が買われ、一時1514.30ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感も金の支援要因。英政府関係筋によると、ドイツのメルケル首相は電話会談でジョンソン英首相に対し、EU離脱案の代替策をめぐり合意できる公算が「圧倒的に小さい」と述べた。ただ、買い一巡後は利益確定の売りに押され、上げ幅を一掃した。

NY白金は続伸。890.10ドル(+1.80)。
パラジウムも高い。1650.70ドル(+4.40)。

*8日のNY原油は、米中貿易協議の進展期待が薄れる中、小幅続落した。52.63ドル(-0.12)。米商務省は7日、中国の少数民族ウイグル族らに対する弾圧の制裁として、監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)や新疆ウイグル自治区当局など28団体・企業への輸出を原則禁止すると発表。米中閣僚級の貿易協議の再開を10日に控え、中国が米国の措置に対して反発する可能性があり、両国の交渉が難航するとの懸念が台頭した。このためNYダウが急落し、同じリスク資産である原油にも売りが強まった。ブルームバーグ通信が8日、公務員年金基金などを通じた中国市場への投資についてトランプ米政権が規制の検討を進めていると報道したことも嫌気された。9月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったほか、米原油在庫が4週連続で増加したとの市場調査も売りに拍車をかけ、一時51.81ドルの安値を付けた。ただ、イラクやエクアドルで反政府デモが続く中、原油供給混乱への警戒感もあって、安値からは引き戻した。エクアドルのエネルギー省は、歳出削減措置に反対する市民らの抗議行動の影響で、産油量が日量5万9450バレル減少する可能性があるとの見通しを明らかにした。北海ブレント原油は、58.24ドル(-0.11)

*8日のシカゴトウモロコシは大幅続伸。395.75セント(+8.75)。8週間超ぶりの高値を付けた。米中西部の降雪予報を受け、被害を受けるとの懸念が生じた。気象学者によると、サウスダコタやノースダコタ、ミネソタの各州に最大1フィートの降雪をもたらす可能性があるほか、収穫の遅れに拍車を掛ける恐れがある。米農務省が7日午後発表した6日時点の収穫進捗率は、15%にとどまった。この時期の5年平均は27%。

シカゴ大豆は反発。920.50セント(+5.25)。2カ月半ぶり高値を付けた。米中西部の北部と西部で予想される吹雪により、被害を受けるとの懸念が強まった。

*8日のNYダウは、米中貿易摩擦激化への懸念から大幅続落した。2万6164.04ドル(-313.98)。米商務省は7日、中国がイスラム教少数民族ウイグル族らを弾圧しているとして、監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)や新疆ウイグル自治区当局など28団体・企業への輸出を原則禁止すると発表した。これを受けて中国外務省は「内政干渉」と反発。10日にワシントンで始まる両国の閣僚級貿易協議への影響が懸念され、ダウは売りが広がった。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は8日、米中貿易摩擦を受けて「世界経済は同時減速している」と警告した上で、来週公表する最新見通しで今年の世界成長率が3.2%から下方修正されると明言。世界景気の先行きへの警戒感も株価を下押しした。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がコロラド州での講演で追加利下げに含みを持たせたほか、保有資産の再拡大に踏み切る考えを表明したことは株価には好材料視されたが、米国務省が少数民族の弾圧に責任のある中国政府当局者や共産党員の米国査証(ビザ)発給を制限すると発表したため、ダウは再び下落に転じた。


【9日の経済指標】
08:30   (豪) 10月 ウエストパック消費者信頼感指数  98.2   
20:00   (墨) 9月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  -0.02%   
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  
23:00   (米) 8月 卸売在庫 [前月比]  0.2% 
23:00   (米) 8月 卸売売上高 [前月比]  0.3%
23:30   (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言 
27:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨


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10月8日(火)
【10月7日の海外相場および市況】
ny1007

*週明け7日のNY外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に円売りが先行し、ドル円は107円台前半に上昇した。107円19〜29銭。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は7日、10日にワシントンで開く米中閣僚級の貿易協議に関し「いくつかの追加的な進展がある可能性はある」と述べた。また、「中国商務省は部分的に合意する用意がある」と指摘した。これを受けて一時107円40銭台に乗せた。ただ、米国は閣僚級協議後の15日に対中制裁第1〜3弾の税率を引き上げる方針であり、投資家らの貿易協議に対する警戒感は依然として根強く、ドル円は次第に上値を削った。

*週明け7日のNY金は、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、持ち高調整の売りなどに押されて続落した。1504.40ドル(-8.50)。米中両国は10日からワシントンで閣僚級の貿易協議を再開する。15日に発動予定の対中追加関税第1〜3弾の税率引き上げ回避などを目指して交渉を続ける。米FOXビジネスの記者によると、中国商務省は通商協議で米国と部分的に合意する用意があると明らかにした。一方で、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は、米中閣僚級協議で進展がある可能性があると発言。米国の証券市場に上場している中国企業の上場廃止については「検討していない」と説明した。両国から楽観的な材料がもたらされたため、通商協議の結果をめぐる警戒感が和らぎ、米国株が上伸した。さらに、ドル指数は対主要通貨で0.2%上昇し、金相場を一層圧迫した。

NY白金は反発。888.30ドル(+1.40)。
パラジウムは続伸。1646.30ドル(+3.90)。

東京白金の7日終値は3033円と前週末に比べ10円安。一時1カ月ぶりの安値をつけた。主産地、南アフリカ共和国で続く労使交渉で一部の鉱山会社と労働組合が近々、合意に達するとの思惑が浮上した。ストライキなどによる供給減観測が後退した。現地報道によると同国最大の鉱山労働者の組合の代表が、最大規模の白金鉱山であるインパラ・プラチナムと近々合意に達する可能性に言及した。鉱山からの産出量のうち、7割を占める南アの供給減観測が後退した。


*週明け7日のNY原油は、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、ほぼ横ばいとなった。52.75ドル(-0.06)。過去2週間で9%超下落していたことによる安値拾いの買いが入った。イラク各地で1日から続いている反政府デモの死者は少なくとも110人に達し、混乱が数週間続いた場合、南部バスラの石油ターミナルからの輸出が混乱する可能性もあるとの思惑もあり、一時54.06ドルまで上昇した。ただ、市場の注目が10日からワシントンで開催される米中閣僚級貿易協議に関しては、米FOXニュースが、中国商務省が合意を見込んでいるのは既に妥結している事項で、協議が難航している事項については来年の歩み寄りに向けて日程を立てる考えと報道されると上げ幅を消す動きとなった。先週の米原油在庫が4週連続で増加したもようだとする市場予想も相場の重石となった。北海ブレント原油は、58.35ドル(-0.02)。


*週明け7日のシカゴトウモロコシは反発。387.00セント(+2.25)。米農務省が10日発表する需給報告を控え、テクニカルな買いが入ったほか、西部コーンベルトで今週後半、凍結が予想されていることが相場を支えた。市場予想によると、農務省は需給報告で米国産トウモロコシの単収や生産高、2019〜20年度末の在庫予想を引き下げるとみられている。

シカゴ大豆は反落。915.25セント(-1.00)。米農務省が10日公表する需給報告を前にトレーダーらが持ち高調整を進めたため、不安定な値動きとなった。米農務省は7日、19〜20年度納入分の米国産大豆19万8000トンが中国向けに、また24万トンが仕向け地不明として成約されたと発表した。米中貿易戦争解決に向け、両国は10日から閣僚級協議をワシントンで開く。貿易摩擦により米国産大豆や他の農産物の中国向け輸出は減少している。

*週明け7日のNYダウは、米中の閣僚級貿易協議を控えて様子見姿勢が強まり、反落した。2万6478.02ドル(-95.70)米中両政府は10、11両日にワシントンで閣僚級協議の開催を予定。それに先立って7日からは次官級の準備会合が始まった。中国政府は包括的な合意に消極的な姿勢を示していると6日に報道された。中国代表団を率いる劉鶴副首相が最近、産業政策や補助金の改革を確約する提案はしないと米側に伝えたと報じた。これを受けてダウは一時150ドル近く下落した。その後、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、閣僚級協議の見通しについて「いくつかの追加的な進展がある可能性はある」と進展への期待感を表明したため、一時反発した。ウクライナ疑惑をめぐる弾劾危機に直面するトランプ大統領は、来年の大統領選再選に向けた「失点」挽回のため、対立の小さい分野に限定した「部分合意」に動くとの見方も出ている。


【8日の経済指標】
08:30   (日) 8月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]  0.8%  
08:30   (日) 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 [前年同月比]  -1.0%
08:50   (日) 8月 国際収支・経常収支(季調前)  1兆9999億円  
08:50   (日) 8月 国際収支・経常収支(季調済)  1兆6471億円  
08:50   (日) 8月 国際収支・貿易収支  -745億円   
09:30   (豪) 9月 NAB企業景況感指数  1  
10:45   (中) 9月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)  52.1  52.0 
13:00   (英) カーニー英中銀(BOE)総裁発言 
14:00   (日) 9月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI  42.8  
14:00   (日) 9月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI  39.7
15:00   (独) 8月 鉱工業生産 [前年同月比]  -4.2% 
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  1.8% 
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPIコア指数) [前年同月比]  2.3%   
26:50   (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言 


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*マーケットスクランブル出演
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10月7日(月)
【10月4日の海外相場および市況】
ny1004

*週末4日のNY外国為替市場のドル円は、米雇用統計を受けた円売り・ドル買い一巡後、106円台後半で底堅く推移した。106円85~95銭。この日発表された9月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は前月比13万6000人増となり、市場予想(14万5000人増)を下回った。これを受けて、一時106円55銭に急落したが、過去2カ月分の就業者数が上方修正されたほか、失業率が約50年ぶりの水準に低下したことなどから、さほど悪い内容ではなかったと受け止められると、一時107円13銭まで急反発した。平均時給が横ばいだったことから米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待も浮上しNYダウが急反発するとドルも堅調に推移した。市場の関心は来週予定される閣僚級の米中貿易協議やトランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる不透明感などに移ったようだ。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドのドル売り・円買いは1万3917枚(前週比-1134枚)と減少。総取組高は15万1860枚と前週比9834枚の増加。


*週末4日のNY金は、ほぼ横ばい。1512.90ドル(-0.90)。9月米雇用統計によると、非農業部門就業者数は季節調整済みで前月比13万6000人増と、市場予想の14万5000人増をやや下回ったが、失業率は前月から低下の3.5%と、約50年ぶりの低水準を記録した。まずまずの指標内容を受けて景気急減速への警戒感が後退し、安全資産として買われていた金には売りが強まり、一時1501.40ドルと1500ドル割れに迫った。予想よりも良い米雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に積極的に利下げするとの見方が後退しことが売りの背景。ただ、値頃感の買いが下値を支え、下げ幅を縮小した。外国為替市場で、ドルが対ユーロで軟化し、ドル建て金に割安感が生じたことも金相場を支えた。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの金買い越しは26万8993枚(前週比-4万3451枚)と減少。総取組高は60万4885枚と前週比5万4059枚の減少。


白金は下落。886.90ドル(-7.50)。
パラジウムは反発。1642.40ドル(+12.20)。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの白金買い越しは2万6598枚(前週比-8381枚)と減少。総取組高は8万5115枚と前週比6706枚の減少。


*週末4日のNY原油は9日ぶりに反発。52.81ドル(+0.36)。米景気の先行きに対する過度の懸念が後退した。9月米雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門就業者数は、前月から13万6000人増加と前月から減速し、増加幅は市場予想を下回った。ただ、失業率は3.5%と1969年12月(3.5%)以来49年9カ月ぶりの水準に低下。全体として懸念されたほど悪くない内容だったと受け止められた。 ただ、米製造業の不振が懸念される中で、雇用統計でも製造業の低迷が再確認され、原油相場の上昇にも限界があったようだ。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、同国の産油量が石油関連施設に対する攻撃前の水準に回復したと明らかにしたことも重石となった。北海ブレント原油は、58.37ドル(+0.66)。

CFTC建玉10月7日時点:ファンドの原油買い越しは38万9319枚(前週比-3万4843枚)と減少。総取組高208万5676枚と前週比3万7568枚の増加。


*週末4日のシカゴトウモロコシは反落。384.75セント(-4.00)8月12日以来の高値を付けたことで、利益確定売りが出た。トランプ政権は4日、米国のバイオ燃料の消費を増やす計画を発表した。製油所にガソリンへの混合を義務付けるエタノールの量を2020年に増やすほか、「E15」などエタノールの混合率を高めたガソリンの販売をめぐる障害をさらに取り除く狙いがある。民間調査会社IEGバンテージは2019年の米国産トウモロコシの平均イールド予想を、9月時点の1エーカー当たり169.6ブッシェルから同167.5ブッシェルに引き下げた。また、生産見通しも139億0600万ブッシェルから136億9500万ブッシェルに下方修正した。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは1万4006枚(前週比-2万7915枚)と減少。総取組高は160万2769枚と前週比1万2735枚の減少。


シカゴ大豆は反発。916.25セント(+4.50)。7月22日以来、約2カ月半ぶりの高値を付けた。国内生産が予想を下回るとの懸念が相場を下支えた民間調査会社IEGバンテージは2019年の米国大豆の平均イールド予想を、9月時点の1エーカー当たり48.4ブッシェルから同46.5ブッシェルに引き下げた。また、生産見通しも36億7100万ブッシェルから35億1300万ブッシェルに下方修正した。

CFTC建玉10月1日時点:ファンドの大豆買い越しは3万8765枚(前週比+3万7530枚)と増加。総取組高は71万3462枚と前週比2万3171枚の増加。


*週末4日のNYダウは、9月米雇用統計を受けて景気が急減速するとの懸念が和らぐ中、大幅続伸した。2万6573.72ドル(+372.68)。この日発表された9月米雇用統計は、失業率が3.5%と49年9カ月ぶりの水準に低下。景気動向を反映する非農業部門就業者数は前月比13万6000人増と、市場予想(14万5000人増)には届かなかったものの、7、8月分の上方改定も含めて底堅い内容となった。景気急減速への懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入った。平均時給が前月比横ばいにとどまったほか、製造業の就業者数が減少に転じるなど弱さも含む内容となった。このため、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げへの期待も維持され、株価の上昇を支えた。


【7日の経済指標】
未定   (中) 休場 
未定   (豪) 休場 
14:00   (日) 8月 景気先行指数(CI)・速報値  93.7  
14:00   (日) 8月 景気一致指数(CI)・速報値  99.7 
15:00   (独) 8月 製造業新規受注 [前年同月比]  -5.6%  
28:00   (米) 8月 消費者信用残高 [前月比]  232.9億ドル  150億ドル 


第227回
『おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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10月3日(木)
【10月2日の海外相場および市況】
ny1003

*2日のNY外国為替市場は、米景気の先行きに懸念が広がる中、安全資産として円が買われ、107円台前半に下落した。107円13〜23銭。9月米ISM製造業景況指数は47.8と、8月の49.1から大幅低下。景気の拡大・縮小の節目とされる50を2カ月連続で割り込み、2009年6月以来10年3カ月ぶりの低水準となった。市場予想の50.1も下回った。米中貿易摩擦が長期化する中で米製造業の業績に警戒感が広がり、投資家心理が悪化。安全資産としての円が買われた。9月ADP全米雇用報告は、非農業部門民間就業者数が前月比13万5000人増となり、市場予想の14万人増を下回った。
貿易戦争が人材採用に影響を及ぼしていることが示唆され、米景気減速への懸念が一段と広がり、米長期金利も低下したため、円買い・ドル売りが強まった。

*2日のNY金は、リスク回避姿勢が強まる中、安全資産として買われ続伸した。1507.90ドル(+18.90)。9月米ISM製造業景況指数は10年3カ月ぶりの低水準となり、2カ月連続で景気の拡大・縮小の節目となる50を割り込んだ。9月ADP全米雇用報告では、非農業部門民間就業者数が市場予想を下回り、8月分も下方修正された。これらの低調な指標を受けて米景気減速懸念が強まり、金に「質への逃避買い」が入った。NYダウが大幅続落となったことも、安全資産である金を押し上げた。外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化し、ドル建て金に割安感が強まったことも好感された。

NY白金は4日ぶりに反発。894.40ドル(+8.30)。
パラジウムも高い。1665.50ドル(+34.80)。

*2日のNY原油は、米景気減速に伴うエネルギー需要の減退懸念が重石となり、7営業日続落となった。52.64ドル(-0.98)。米石油協会(API)が1日発表した週報によると、9月27日までの1週間の国内原油在庫は592万バレル減少と、160万バレル増との市場予想に反して取り崩しとなった。しかし、2日に発表された米経済指標の悪化を受けてNYダウが大幅続落すると、株価と同じリスク資産である原油にも売りが強まった。9月ADP全米雇用報告では、非農業部門民間就業者数が前月比13万5000人増と、市場予想の14万人増を下回った。前日発表された米ISM製造業景況指数が約10年ぶりの低水準だったことと相まって、米経済への先行き懸念が強まった。さらに、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、原油在庫が310万バレルの積み増しを示すと、相場は下げ幅を拡大し、一時52.17ドルの安値を付けた。ただ、外国為替市場でドルが対ユーロで下落し、ドル建て原油に割安感が強まり、買戻しも入った。なお、受け渡し地点である米オクラホマ州クッシングの在庫は20万1000バレル減少した。中東の地政学的緊張に緩和の兆しが出ていることも相場を圧迫した。イランのザンギャネ石油相はサウジアラビアとの緊張緩和を図って同国のアブドルアジズ・エネルギー相に友好的姿勢を示し、イランが中東情勢の安定に取り組む方針であることを表明した。両相はロシアのプーチン大統領が主催するエネルギー会合に出席していた。ザンギャネ氏は、来年は若干の供給過剰になるとの見通しを示した。北海ブレント原油は、57.69ドル(-1.20)。

*2日のシカゴトウモロコシは反落。387.75セント(-4.75)。テクニカルな売りと米収穫見通しの改善が相場を圧迫した。米商品取引会社INTL・FCストーンは、2019年の米トウモロコシ収量見通しを前月時点の1エーカー当たり168.4ブッシェルから、169.3ブッシェルに引き上げた。

シカゴ大豆は反落。913.75セント(-5.75)。テクニカルな売りが出たが、中国への輸出需要増を背景に下げは抑制された。米農務省は2日、民間の輸出業者が2019〜20年度出荷の中国向け米大豆46万4000トンを売却したと発表した。


*2日のNYダウは、米経済の先行き懸念が強まる中、大幅続落した。2万6078.62ドル(-494.42)。終値としては8月下旬以来約1カ月ぶりの安値となった。9月ADP全米雇用報告では、非農業部門民間就業者数が前月比13万5000人増と、市場予想の14万人増を下回った。前日発表された米ISM製造業景況指数が約10年ぶりの低水準だったことと相まって、米経済への先行き懸念が強まり、一時は600ドル近く下落した。翌3日にはISM非製造業景況指数、4日には9月米雇用統計の発表が控えている。


【3日の経済指標】
未定   (中) 休場 
10:30   (豪) 8月 貿易収支  72.68億豪ドル
16:00   (トルコ) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  15.01%   
16:55   (独) 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  52.5   
17:00   (欧) 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  52.0   
17:30   (英) 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)  50.6 
18:00   (欧) 8月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  0.2%
18:00   (欧) 8月 小売売上高 [前年同月比]  2.2%  
20:30   (米) 9月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]  39.0% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
22:45   (米) 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  50.9   
22:45   (米) 9月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)  51.0   
23:00   (米) 8月 製造業新規受注 [前月比]  1.4%  -0.5% 
23:00   (米) 9月 ISM非製造業景況指数(総合)  56.4  55.0 


第227回
『おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/


10月2日(火)
【10月1日の海外相場および市況】
ny1001

*1日のNY外国為替市場では、低調な米経済指標を受けて、円買い・ドル売りが進行し、107円台後半に下落した。107円71〜81銭。米長期金利の上昇を背景に108円35銭まで上昇していた。しかし、9月米ISM製造業景況指数が47.8と8月の49.1から大幅低下し、景気の拡大・縮小の節目とされる50を2カ月連続で割り込み、2009年6月以来10年3カ月ぶりの低水準で市場予想の50.1も下回る結果が発表されると、米景気減速への懸念が再燃し、安全資産である円を買い戻す動きが強まった。NYダウが大幅下落に転じたことも円買いを後押しした。

*1日のNY金は、米製造業関連指標の悪化をきっかけに「質への逃避」の買いが台頭し、3営業日ぶりに反発した。1489.00ドル(+16.10)。9月米ISM製造業景況指数が47.8と8月の49.1から大幅低下し、景気の拡大・縮小の節目とされる50を2カ月連続で割り込み、2009年6月以来10年3カ月ぶりの低水準で市場予想の50.1も下回る結果が発表されると、米景気減速への懸念が再燃した。弱い製造業指標により米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げを行うとの見方からドルが下落し、ドル建て金は割安感から買われた。市場のリスク投資意欲が後退し、米株価が下げ足を速めたことも「安全資産」の金を押し上げた。

NY白金は3日続落。886.10ドル(-3.10)。
パラジウムも安い。1630.70ドル(-16.80)。

*1日のNY原油は、米製造業景況指数の悪化を受けてエネルギー需要の先行きに警戒感が広がり、6営業日続落となった。53.62ドル(-0.45)。9月米ISM製造業景況指数が47.8と8月の49.1から大幅低下し、景気の拡大・縮小の節目とされる50を2カ月連続で割り込み、2009年6月以来10年3カ月ぶりの低水準で市場予想の50.1も下回る結果が発表されると、米景気減速への懸念が再燃しエネルギー需要が低迷するとの懸念が強まった。ただ、外国為替相場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建て原油は割安感から下値がサポートされた。北海ブレント原油は、58.89ドル(-0.36)。

*1日のシカゴトウモロコシは続伸。392.50セント(+4.50)。今後の米国産トウモロコシの収穫高をめぐる不透明感が支援材料。春に大雨と洪水で作付けが遅れたことで、収穫見通しに不透明感が生じている。米農務省が前日発表した四半期報告によると、米トウモロコシの在庫(9月1日時点)は21億1400万ブッシェルとなり、前年同期の水準と予想いずれも下回った。

シカゴ大豆は続伸。919.50セント(+13.50)。予想を下回る米在庫報告が相場を下支えた。米農務省は前日発表した四半期報告で2018年の生産高を下方修正した。平年より収穫の進捗(しんちょく)が遅いことも相場を支援した。農務省が発表したクロップ・プログレスによると、大豆の収穫率は7%と、5年平均(20%)を下回った。

*1日のNYダウは、米製造業景況指数の大幅悪化を嫌気して、反落した。ドル安の2万6573.04ドル(-343.79)。10日から開始すると報じられている米中両政府の閣僚級貿易協議の進展期待から買い優勢で始まり、一時130ドル近く上昇した。 しかし、9月米ISM製造業景況指数が47.8と8月の49.1から大幅低下し、景気の拡大・縮小の節目とされる50を2カ月連続で割り込み、2009年6月以来10年3カ月ぶりの低水準で市場予想の50.1も下回る結果が発表されると、失望売りが加速し、下げ幅を拡大していった。今週は3日にISM非製造業景況指数、4日は雇用統計と重要経済指標の発表が相次ぐ。


【2日の経済指標】
未定   (中) 休場
14:00   (日) 9月 消費者態度指数・一般世帯 
17:30   (英) 9月 建設業購買担当者景気指数(PMI)  45.0 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  -10.1% 
21:15   (米) 9月 ADP雇用統計 [前月比]  19.5万人  14.0万人 


第227回
『おしえて陳さん』 
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*マーケットスクランブル出演
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