テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 外電

3月25日(水)
【3月24日の海外相場および市況】
ny0324

*24日のNY外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による事実上の無制限の量的緩和導入を背景に円買い・ドル売りが優勢となった。111円15〜25銭。FRBによる金融緩和強化を受けドル売りが進んだ。投資家心理が改善し、ドル資金を求める動きが幾分緩和。円は一時110円60銭に上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する2兆ドル規模の米経済対策への期待感から、NYダウが大幅反発し安全資産とされる円を売る動きが継続した。
IHSマークイットが発表した3月の米総合購買担当者指数(PMI)速報値は前月比9.1ポイント低下し40.5。下げ幅は統計が始まった09年10月以来最大となった。同月の英総合PMIは37.1と、前月の53から低下し、統計が開始された1998年以来で最低だった。サービス業が特に低迷した。ユーロ圏総合PMIも約20年前の統計開始以降で最も低い水準となった。
*24日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加金融緩和を受けた買いが続き、4営業日続伸した。1660.80ドル(+93.20)。FRBは23日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国債などの資産を「必要な量」買い入れる無制限の量的金融緩和を決定した。これを受けて、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金は割安感から買いが入った。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でスイスの複数の金精錬所が生産を停止したとの報も支援材料になったようだ。
米国の新たな経済対策により、投資家の間で現金化を目的としたリスク資産の売却の動きが止まった。パラジウムと白金は急騰し、パラジウムの上昇率は2001年以来の大きさ。主産国の南アフリカが新型コロナウイルスの感染対策で、市民の外出を制限する方針を打ち出したことが材料視された。空路での移動規制や、貴金属製錬施設の操業停止が、市場の警戒感を強めたようだ。パラジウムは10.9%高の1906.46ドル、白金は8.4%高の696.57ドル。白金の上昇率は08年以来の大きさになる見込み。パラジウムは一時15%高まで上昇した。
NY白金は3日続伸。701.70ドル(+74.20)。
パラジウムも大幅高。1786.90ドル(+230.00)。
*24日のNY原油は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた米経済対策への期待感などから続伸した。24.01ドル(+0.65)。原油相場は、23日に米連邦準備制度理事会(FRB)が決めた事実上、無制限の量的緩和を好感した買いが継続。新型コロナの感染拡大を受けた2兆ドル規模の米経済対策が米議会で合意するとの期待から続伸した。NYダウは大幅反し、同様にリスク資産とされる原油も買われた。ただ、新型コロナの感染拡大による経済活動の縮小で、エネルギー需要が減少するとの見方から上値は限定的だった。産油国の協調減産体制が崩壊し、サウジアラビアとロシアが増産方針を示している。感染拡大のあおりで世界の燃料需要は少なくとも10%減退すると見込まれている。この日はインドが住民に3週間の外出禁止を指示した。北海ブレント原油は、27.15ドル(+0.12)。
*24日のシカゴトウモロコシは反発。347.25セント(+3.75)。数年ぶりの安値に沈んだ先週の動きから一転し、安値拾いの買いが入った。ただ、エタノールの利益率が低くなっていることがトウモロコシ需要を減らすとの懸念もあり、上げ幅は抑えられた。
シカゴ大豆は6日続伸。886.75セント(+2.75)。新型コロナウイルスの感染拡大がブラジルやアルゼンチンからの大豆輸出量を鈍らせるとの懸念もあるという。ブラジルの主要大豆産地であるマトグロッソ州のカナラナでは、穀物輸出の物流や、世界的な農産物の商品トレーダーの業務などを混乱に陥らせる可能性のある新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを目的に、法令を発布した。また、アルゼンチンでは、主要な穀物出荷港であるティンブエス港が感染拡大を防ぐため閉鎖していたが、部分的に再開し始めた。
*24日のNYダウは、米議会による大型経済対策可決への期待から急反発した。2万0704.91ドル(+2112.98)。上げ幅は過去最大となり、終値での2万ドル台を3営業日ぶりに回復した。トランプ政権がまとめた新型コロナウイルスの感染拡大に対する経済対策第3弾の議会での可決が近づいているとの報道が、株価を押し上げた。法案は議会与野党の対立で採決が難航し、22、23日の両日、採決に進むための動議が上院で否決されていた。第3弾の規模は、当初の1兆ドル(約111兆円)に数千億ドルが上乗せされ、2兆ドル近くに達しているとされる。原油相場の上昇も好感された。一方で、新型コロナの世界的な感染拡大は続いており、米国でもニューヨーク州などで
急増している。
【25日の経済指標】
06:45 (NZ) 2月 貿易収支 -3.40億NZドル
18:30 (英) 2月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 1.8%
18:30 (英) 2月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] 1.6%
18:30 (英) 2月 小売物価指数(RPI) [前年同月比] 2.7%
18:30 (英) 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比] 0.7%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] -8.4%
21:30 (米) 2月 耐久財受注 [前月比] -0.2% -0.8%
21:30 (米) 2月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比] 0.8% -0.2%
22:00 (米) 1月 住宅価格指数 [前月比] 0.6%

第243回
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3月24日(火)
【3月23日の海外相場および市況】
ny0323

*週明け23日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にしたドル買いの流れが継続し、ドル円は111円台前半に上昇し、円安が進んだ。111円25〜35銭。この日、米連邦準備制度理事会(FRB)が国債などの資産を「必要な量」買い入れると発表。無制限の量的緩和導入により、米長期金利は急低下した。円は買い戻され、一時109円82銭まで円高が進んだが、長くは持たず、再び円売り・ドル買いが優勢となった。新型コロナの感染拡大を背景にした企業や金融機関などのドル需要が増加している。米議会で2兆ドル規模の経済対策をめぐる調整が難航していることも、ドル需要を後押しした。
*週明け23日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加量的緩和を受けて買われ、大幅続伸した。1567.60ドル(+83.00)。FRBはこの日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)で米国債などの資産を「必要な量」買い入れることを決めた。無制限の量的金融緩和により市場への資金供給を強化する異例の措置を受けて、金利を生まない資産である金が急速に買い進まれた。また、外国為替市場ではFRBの追加金融緩和を受けて対ユーロでドル安が進行し、ドル建て金は割安感が強まり、金の買いを後押しした。
NY白金は続伸。627.50ドル(+5.00)。
パラジウムも高い。1556.90ドル(+16.70)。
*週明け23日のNY原油は、先週末に18年ぶりの安値を付けたことによる割安感から買われ上昇した。23.36ドル(+0.73)。新型コロナウイルスの感染封じ込めのため、欧米で外出制限や国境の一時封鎖などが拡大。経済活動の縮小がエネルギー需要の減少を招くとの懸念から原油価格は低迷している。主要産油国のサウジアラビアとロシアが対立し、互いに増産姿勢を示したことが原油価格下落に拍車を掛けている。先週は一時19ドル台と約18年ぶりの安値水準となった。この日は、割安感から買い戻しが先行した。一時23.73ドルまで上昇した場面もあったが、新型コロナ拡大への懸念が根強く、上値は重かった。欧米での外出制限などによる燃料需要減を懸念し、ガソリン価格は大幅に低下した。過去最大の下落率を記録し、製油マージンがマイナス圏に落ち込んだ。推計2兆ドル規模の経済対策が米上院を通過しなかったこともガソリン相場急落の要因になったようだ。北海ブレント原油は、27.03ドル(+0.05)。
*週明け23日のシカゴトウモロコシは小幅続落。343.50セント(-0.25)。米国でのエタノールの利幅縮小が相場を圧迫、小麦と大豆の値上がりの影響を打ち消した。トウモロコシはエタノール燃料の主原料。今月、原油先物相場の下落に伴いエタノールの利幅が縮小したことは、エタノール燃料の生産鈍化とトウモロコシ需要の減少を示唆した。エタノール燃料生産の米POETは、需要減退を理由に、数カ所でトウモロコシ購入を一時的に停止したと明らかにした。
シカゴ大豆は5日続伸。884.00セント(+21.50)。一時は同限月としては6日以来の高値となる885.25セントを付けた。エタノールの利幅縮小で、トウモロコシを原料とするエタノールの生産が減り、その副産物で、家畜・家禽の飼料に使われるDDG(トウモロコシ蒸留かす)の供給も減ると見込まれた。DDGは飼料として大豆ミールと競合するため、大豆ミール需要が増えると見込まれている。アルゼンチンやブラジルからの大豆ミールと大豆の輸出に混乱が生じる可能性への懸念も、大豆相場を支援した。
*週明け23日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大に対する米経済対策の遅れを懸念し続落した。1万8591.93ドル(-582.05)。終値での1万9000ドル割れは2016年11月下旬以来、約3年4カ月ぶり。米議会ではトランプ政権が実現を目指す巨額の経済対策の採決が、与野党対立によって停滞。新型コロナで打撃を受ける企業などへの支援が遅れるとの懸念が広がった。米国では7000万人以上が外出制限の対象となっており、経済活動のさらなる停滞が危惧されている。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、金融市場安定化のため、米国債などの資産を「必要な量」買い入れると発表した。既に発表済みの米国債などの買い入れ規模の上限を撤廃することで、市場への資金供給を強化する。ただ、市場の動揺を抑えるには至らなかった。
【24日の経済指標】
14:00 (日) 1月 景気先行指数(CI)・改定値 90.3
14:00 (日) 1月 景気一致指数(CI)・改定値 94.7
17:20 (欧) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
17:30 (独) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 48.0 40.0
17:30 (独) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 52.5 42.0
18:00 (欧) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 49.2
18:00 (欧) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 52.6
18:30 (英) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 51.7 49.0
18:30 (英) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 53.2 48.0
22:45 (米) 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 50.7 49.4
22:45 (米) 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 49.4 48.8
22:45 (米) 3月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 49.6
23:00 (米) 2月 新築住宅販売件数 [年率換算件数] 76.4万件 75.0万件
23:00 (米) 2月 新築住宅販売件数 [前月比] 7.9% -1.8%
23:00 (米) 3月 リッチモンド連銀製造業指数 -2

第243回
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3月18日(水)
【3月17日の海外相場および市況】
ny0316

*17日のNY外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)とトランプ米政権による景気下支え策の発表などを受けて、ドル円は107円台後半に上昇した。は107円62〜72銭。米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた企業の資金繰りを支援するため、コマーシャルペーパー(CP)の買い入れ策を復活させると発表。トランプ政権も、国民に対する現金給付を含む総額1兆ドル(約107兆円)規模の経済対策をまとめた。こうした動きを受けて、NYダウが急反発する中、安全資産とされる円は売られた。
*17日のNY金は、安値拾いの買いが入り、6日ぶりに反発した。1525.80ドル(+39.30)。前日は、新型コロナウイルスの世界的流行でリセッション(景気後退)懸念が強まる中で米株式相場が暴落。安全資産とされる金は損失補填の売りにさらされ、3カ月ぶりの安値を付けていた。この日は急速に売られ過ぎたとの見方から安値拾いの買いが入った。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、一般企業の資金繰りを支援する特別制度を再導入すると発表した。これは流動性逼迫への懸念に対応するため、コマーシャルペーパー(CP)購入するというもの。FRBで金融調節を担うNY連邦準備銀行は短期金融市場への資金供給を拡充。新型コロナをめぐる金融当局の対応が金利を生まない資産である金への資金流入を後押しした面もある。
NY白金は5日ぶりに反発。665.30ドル(+7.60)。
パラジウムは小反落。1509.60ドル(-4.50)。

*17日のNY原油は、リセッション(景気後退)懸念が重石となり、大幅続落した。26.95ドル(-1.75)。前日に続き2016年2月中旬以来約4年1カ月ぶりの安値水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が停滞し、エネルギー需要が減退するとの警戒感が広がる中、原油に売りが強まった。英調査会社IHSマークイットのリポート(16日発表)では、今年前半の世界の石油余剰が過去最大規模に積み上がると予想しており、需給不均衡への不安が台頭した。石油輸出国機構(OPEC)盟主のサウジアラビアとOPEC非加盟のロシアの増産による「価格戦争」への懸念も引き続き重石となっている。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が経済成長の鈍化と石油需要の減退を招く中で、サウジアラビアとロシアの市場シェア争いが続いている状況も嫌気された。この日は景気刺激策への期待から株価が急反発したが、響かなかった。新型コロナ対策で政府が移動規制に乗り出し、企業が業務を停止した国が増えたことで、燃料需要は抑制されている。こうした中でサウジアラビアとロシアは、協調減産拡大の決裂後に始まった価格競争の渦中にある。
*17日のシカゴトウモロコシは大幅続落。344.00セント(-10.75)。南米産トウモロコシとの競争で輸出が鈍化するとの懸念が圧迫材料となり、1年半ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速で世界的に商品需要が打撃を受けるとの不安感も地合いを弱めた。
シカゴ大豆は5日ぶりに反発。824.25セント(+2.50)。前日に約10カ月ぶりの安値を付けたことを受け、安値拾いの買いが入った。原油相場の下落に圧迫され、上げ幅を縮小した。
*17日のNYダウは、新型コロナウイルス問題を受けた米政府や金融当局による経済対策への期待から急反発した。2万1237.38ドル(+1048.86)。前日は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が景気後退入りすることへの懸念から暴落し、過去最大の下落幅を記録し、下落率は1987年のブラックマンデー(22.6%)に次ぐ過去2番目の大きさとなった。この日も売りが継続し、一時、2017年2月以来約3年1カ月ぶりに2万ドルの節目を割り込んだ。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が、企業が短期資金を調達するために発行するコマーシャルペーパー(CP)の購入すると発表し、企業の資金繰りを支える姿勢を前面に出したことを市場は好感。その後、トランプ政権が景気不安に対応するため、国民への現金給付を含む総額1兆ドル(約107兆円)規模の経済対策をまとめたと伝わるとダウは一時1190ドル高まで買われた。

【18日の経済指標】
06:45 (NZ) 10-12月期 四半期経常収支 -63.51億NZドル
08:50 (日) 2月 貿易統計(通関ベース、季調済) -2241億円 5566億円
08:50 (日) 2月 貿易統計(通関ベース、季調前) -1兆3132億円 9700億円
17:00 (南ア) 2月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.3% 0.8%
17:00 (南ア) 2月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 4.5% 4.5%
19:00 (欧) 1月 貿易収支(季調済) 222億ユーロ
19:00 (欧) 1月 貿易収支(季調前) 231億ユーロ
19:00 (欧) 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比] 1.2% 1.2%
19:00 (欧) 2月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比] 1.2% 1.2%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 55.4%
20:00 (南ア) 1月 小売売上高 [前年同月比] -0.4% 0.5%
21:30 (米) 2月 住宅着工件数 [年率換算件数] 156.7万件 150.0万件
21:30 (米) 2月 住宅着工件数 [前月比] -3.6% -4.3%
21:30 (米) 2月 建設許可件数 [年率換算件数] 155.1万件 150.0万件
21:30 (米) 2月 建設許可件数 [前月比] 9.2% -3.2%

第242回
『おしえて陳さん』 
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3月17日(火)
【3月16日の海外相場および市況】
ny0316

*週明け16日のNY外国為替市場では、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる市場の動揺が収まらない中で安全資産としての円が買い進まれ、ドル円は105円台後半に下落した。105円80〜90銭。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利を年0.00〜0.25%に引き下げることを決定した。米国債などを買い入れる量的金融緩和の再開も決めた。これを受けて日銀は決定会合の日程を前倒しして、追加緩和を決定。ETF購入規模を一時的に大幅拡大するなどの信用緩和で追随した。主要中銀は新型肺炎の悪影響を阻止するために協調行動を取っているが、新型コロナの影響で経済活動が停滞し、世界的な景気後退は避けられないとの懸念は根強く、アジア・欧州に続き、NYダウが一時3000ドル安と急落した。リスク回避姿勢が一段と強まり、安全資産としての円が買い進まれた。米長期金利が再び低下したことも、円買い・ドル売りの流れを後押しした。
*週明け16日のNY金は、金融市場の混乱が続く中で換金売りの流れが止まらず、5営業日続落した。1486.50ドル(-30.20)。約3カ月ぶりの安値に沈んだ。 新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退(リセッション)懸念が強まる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。1%の緊急利下げで実質的なゼロ金利を復活するとともに、量的金融緩和の再開を決めた。これが金利を生まない資産への資金流入を促し、金相場はいったん上昇。しかし、アジア・欧州の株安に続き、16日のNYダウも急落し、下落率が基準値を超えて一時取引停止となった。このため、金など安全とされる資産は損失補填を目的とした換金売りに見舞われ、相場は一時1450.90ドルまで下落。さらに、外国為替市場では、金融危機に備えて「有事のドル買い」が台頭し、ドル建て金の割高感が強まったことも重石となった。
NY白金は4日続落。657.70ドル(-86.20)。
パラジウムは7日ぶり反発。1514.10ドル(+5.00)。
NYダウの下落を背景に工業用に使われる銀や白金、パラジウムも圧迫されている。中国の自動車市場は非常に弱く、工業用需要が明らかに低下すると見られている。白金やパラジウムなど自動車排ガスの触媒に使用される金属は特に、自動車販売の落ち込みに敏感だ。

*週明け16日のNY原油は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした需給不均衡への警戒感から、急反落した。28.70ドル(-3.03)。2016年2月中旬以来約4年1カ月ぶりの安値を付けた。中国国家統計局が16日に発表した1〜2月の鉱工業生産は前年同期比13.5%減と1990年1月以来の大幅なマイナスとなった。また、3月NY州製造業景況指数もマイナス21.5と、2009年3月以来の低水準だった。これらを受けて、新型コロナの感染拡大による経済減速懸念が強まり、原油需要の先行きに対する警戒感が一段と広がった。NYダウが急落したことも株と並んでリスク資産とされる原油売りを後押しした。さらに、ロイター通信は16日、18日に予定されていた石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による会合が中止されたと報道。主要生産国サウジアラビアとロシアによる「価格戦争」がしばらく続くとの観測も相場を下押しした。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、1%の緊急利下げで実質ゼロ金利の復活と量的金融緩和の再開を決定。ロイター通信は、米政府が2週間ほどで戦略石油備蓄(SPR)向けに原油の購入を始める可能性があると報じたが、原油相場の押し上げにはつながらなかった。調査会社IHSマークイットは、サウジなどの原油供給が今後急増した場合、供給過剰が8億〜13億バレル規模になると推計した。これは米国のシェールオイル生産の伸びへの対抗策として、OPECが増産政策を取っていた15年末〜16年初めの供給過剰の2
〜3倍だとしている。北海ブレント原油は、30.05ドル(-3.80)。一時30ドルを割り込み、2016年1月以来の安値を付けた。
*ロイター通信は16日、米国政府が2週間ほどで緊急時に放出する戦略石油備蓄(SPR)向けに原油の購入を始める可能性があるとする当局者の見方を伝えた。7700万バレルを追加購入することで数カ月以内に備蓄を満たすことができるとしている。トランプ大統領は13日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市場の混乱を収束させるため、政府が原油を大量に買い入れてSPRを積み増すと表明した。原油急落の影響を受けて採算が悪化している石油・ガス業界を支援する狙いもある。

*米金融大手ゴールドマン・サックスは、現在の世界の供給過剰規模を勘案すると、米政府が戦略石油備蓄(SPR)の積み増しに動いても、第2、第3四半期に北海ブレント原油が30ドル割れになるのを回避するには不十分と指摘した。米国がこうした動きに出るのは、2011年9月11日の同時多発テロ後に、当時のブッシュ大統領が実施して以来のことになる。トランプ大統領は13日、原油価格安を受け、SPRを積み増すと発表。1月以降、50%下落している原油価格の影響を受けている生産者を支援すると述べた。ゴールドマンは、15日付のリポートで、政府によるSPR向け購入量は最大で日量約50万バレル程度で、現在、供給過剰状態にある世界石油市場の600万バレルに及ばないとしている。SPRを積み増しても、世界の備蓄が0.8%追加されるだけで、低コスト生産業者が失った市場シェアを取り戻すため、生産を拡大し始めるとした、ゴールドマンの見方が正し場合、少な過ぎる水準とした。米エネルギー省当局によると、SPRには追加で最大7700万バレルの貯蔵余力がある。現在の備蓄量は6億3500万バレル。
*週明け16日のシカゴトウモロコシは下落。354.75セント(-11.00)。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に端を発した幅広い市場での売り姿勢が、トウモロコシ相場にも波及し、大幅下落した。
シカゴ大豆は続落。821.75セント(-27.00)。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による世界的な景気後退への懸念から、金融市場では売り姿勢が強まったが、こうした流れが大豆相場にも波及した。
*週明け16日のNYダウは、史上最大の急落となった。2万0188.52ドル(-2997.10)。下落幅は12日に記録した2352ドルを超えて過去最大となった。下落率でも1987年の歴史的株価暴落「ブラックマンデー」以来となる大きさ。下げ幅は一時3000ドルを超える場面があった。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日夕、事実上のゼロ金利と量的緩和政策の再開を決めたが、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる金融市場の動揺を治めることはできなかった。この日は取引開始直後から売り注文が殺到し、パニック的な株価急落を防ぐために取引を15分間全面的に停止する「サーキットブレーカー」が発動された。現行基準での発動は今月9日、12日に続き3回目となった。トランプ大統領は記者会見で、10人以上の集会や不要な旅行を控えるよう要請。米経済が景気後退に向かっている可能性を認めたほか、新型ウイルスをめぐる問題が夏ごろまで続きうるとの見通しを示したことも、投資家心理を悪化させた。
【17日の経済指標】
09:30 (豪) 10-12月期 四半期住宅価格指数 [前期比] 2.4% 4.5%
09:30 (豪) 10-12月期 四半期住宅価格指数 [前年同期比] -3.7% 3.0%
09:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
13:30 (日) 1月 設備稼働率 [前月比] -0.4%
13:30 (日) 1月 鉱工業生産・確報値 [前月比] -0.8%
13:30 (日) 1月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比] -2.5%
18:30 (英) 2月 失業保険申請件数 0.55万件
18:30 (英) 2月 失業率 3.4%
18:30 (英) 1月 失業率(ILO方式) 3.8% 3.8%
19:00 (独) 3月 ZEW景況感調査(期待指数) 8.7 -26.4
19:00 (欧) 3月 ZEW景況感調査 10.4
21:30 (米) 2月 小売売上高 [前月比] 0.3% 0.2%
21:30 (米) 2月 小売売上高(除自動車) [前月比] 0.3% 0.2%
22:15 (米) 2月 鉱工業生産 [前月比] -0.3% 0.4%
22:15 (米) 2月 設備稼働率 76.8% 77.1%
23:00 (米) 1月 企業在庫 [前月比] 0.1% -0.1%
23:00 (米) 3月 NAHB住宅市場指数 74 73

第242回
『おしえて陳さん』 
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3月9日(月)
【3月6日の海外相場および市況】
ny0306

*週末6日のNY外国為替市場のドル円相場は、新型コロナウイルスの感染拡大や米長期金利の大幅低下を背景に円買い・ドル売りが進み、105円台前半に下落した。105円29~39銭。新型コロナの感染拡大による世界的な景気減速への懸念が再び台頭。NYダウが大幅安となるなどリスク回避姿勢が継続し、円に安全資産としての買いが集まった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が強まる中で米長期金利が大幅低下し、史上最低水準を更新したことも円の支援材料。欧州時間には一時昨年8月下旬以来約半年ぶりとなる104円台を付ける場面もあった。2月米雇用統計は、景気動向を示す非農業部門就業者数は季節調整済みで前月から27万3000人増と、市場予想の17万5000人増を大きく上回ったが、新型コロナによる景気懸念が市場を覆う中で、あまり材料視されなかった。
*週末6日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大に懸念が広がる中、続伸した。1672.40ドル(+4.40)。新型コロナウイルスの感染者数が世界的に拡大を続け、景気減速懸念が強まる中、安全資産とされる金は買われた。また、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行あし、ドル建て金は割安感から買われた。ただ、前日の急伸の反動から利益確定売りも出やすく、上値は重かった。新型コロナウイルスの感染拡大で株式市場が急落し、マージン・コール(追証)に充てるため、金は高値を付けたあと、売りが優勢になった。2月米雇用統計では、非農業部門の就業者数が市場予想を大幅に上回る内容だったものの、相場の反応は限定的だった。
NY白金は反発。896.40ドル(+30.70)。
パラジウムは反落。2439.20ドル(-30.20)。
*週末6日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国による追加減産協議の決裂を受けて売られ急落した。41.28ドル(-4.62)。3日続落し、2016年8月初旬以来約3年7カ月ぶりの安値となった。OPEC加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は6日、ウィーンで閣僚級会合を開催し。OPECは5日、ロシアの参加を条件に、世界全体の需要の約1.5%に当たる日量150万バレルの追加減産で合意していたが、産油量の削減をめぐり、ロシアなど非加盟国が難色を示し協議は決裂した。OPECプラスは追加減産を見送るだけでなく、協調減産を3月末で終了する。16年12月から続いた原油価格維持のための協調体制は事実上崩壊。これを受けて、新型コロナウイルスの感染拡大で原油需要が急減する中で供給が過剰になるとの懸念が台頭し、一時41.11ドルまで売り込まれた。OPECとロシアの3年にわたる協定は6日、ロシア側の協力拒否により激しい対立で終結することとなった。北海ブレント原油は、45.27ドル(-4.72)2017年6月以来の安値となった。

*週末6日のシカゴトウモロコシは続落。376.00セント(-5.75)。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な景気減速への懸念をあおり続ける中、米株安が重石になった。原油相場が大きく下落したことも圧迫材料だった。トウモロコシはエタノールを製造するために使用され、エネルギー市場と連動するとされる。
シカゴ大豆は続落。891.25セント(-5.75)。低調な輸出需要が下押し要因になったほか、新型コロナウイルスによる世界的な景気減速への懸念を背景に幅広く売りが出た。中国の輸入業者は米国産より割安なブラジル産の大豆を購入しているという。
*週末6日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念を背景にした株安の流れが止まらず、続落した。2万5864.78ドル(-256.50)。下げ幅は一時900ドル近くに達した。新型コロナの世界的な感染拡大は、終息の兆しがみえない。米ジョンズ・ホプキンス大学によると、感染者数は6日までに10万人を突破。死者数も3400人を超えた。米国内でも西海岸を中心に感染が広がっている。NY州でも感染者数が33人に達した。安全資産とされる債券が買われ、金利が低下したのを受け、金融株が大幅に下落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の6日の会合では、減産協議が決裂。原油相場が急落したのを受け、エネルギー関連銘柄も売られた。2月米雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を大きく上回ったが、新型コロナの感染拡大の影響はほとんど反映されておらず、材料視されなかった。
【9日の経済指標】
8:50 (日) 1月 国際収支・経常収支(季調前) 5240億円
08:50 (日) 1月 国際収支・経常収支(季調済) 1兆7147億円
08:50 (日) 1月 国際収支・貿易収支 1207億円
08:50 (日) 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比] -1.6% -1.7%
08:50 (日) 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [年率換算] -6.3% -6.7%
14:00 (日) 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 41.9
14:00 (日) 2月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 41.8
16:00 (独) 1月 貿易収支 152億ユーロ
16:00 (独) 1月 経常収支 294億ユーロ
16:00 (独) 1月 鉱工業生産 [前月比] -3.5%
16:00 (独) 1月 鉱工業生産 [前年同月比] -6.8%
21:00 (墨) 2月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.48%

第242回
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3月6日(金)
【3月5日の海外相場および市況】
ny0305

*5日のNY外国為替市場では、NYダウ安や米長期金利低下を受けて円買い・ドル売りが加速し、ドル円は106円台前半に急落した。一時105円97銭と、約半年ぶりに105円台を付けた。106円11〜21銭。米国での新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気し、NYダウは前日の大幅高から急反落。米10年債利回りも0.95%を割り込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測も円買いを後押しした。金利先物市場では、FRBが今月17、18日の金融政策会合で0.50%の追加利下げを決め
る可能性を80%以上織り込んでいる。
*5日のNY金は、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念したリスク回避ムードが再燃し、反発した。1668.00ドル(+25.00)。前日は米大統領選の民主党候補指名争いで、中道派のバイデン前副大統領が躍進したことをきっかけにリスク選好意欲が回復し、NYダウが反発し、金は利益確定売りに押された。しかしこの日は、カリフォルニア州が非常宣言を出したほか、ニューヨーク州でも感染者数が倍増するなど米国内でも警戒感が高まったことから、再びリスク回避姿勢が強まり、NYダウは反落し、金が買われた。世界では現在9万人以上が感染しており、3000人以上が死亡した。世界経済への打撃を軽減するため、米連邦準備制度理事会(FRB)や豪準備銀行、カナダ銀行など複数の中央銀行が今週に入り利下げを決定。世界的な低金利環境も金利を生まない資産である金への資金流入を後押ししている。金融市場では、欧州中央銀行(ECB)が来週、中銀預入金利を引き下げる可能性を90%織り込んでいる。
NY白金は3日ぶり反落。865.70ドル(-9.50)。
パラジウムは5日ぶりに反発。2469.40ドル(+4.40)。
*5日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国の主要産油国による協調減産の行方に注目が集まる中、新型コロナウイルスによる感染拡大に対する懸念が再燃し、続落した。45.90ドル(-0.88)。この日のNYダウは、新型コロナウイルス感染拡大を背景とした世界景気の鈍化懸念や米長期金利の低下などを背景に一時1000ドル超下げた。リスク回避姿勢が強まる中、株式と並んでリスク資産とされる原油も売り込まれた。OPECは5日、ウィーンの本部で総会を開き、世界全体の原油需要の約1.5%に当たる日量150万バレルの追加削減を4〜6月期に行う事で加盟国が合意した。ただ、この決定はロシアの参加が条件。ロシアは減産拡大には同意したものの、より小幅にとどめるよう主張しているもよう。ロシアはこれまでのところ、追加減産よりも減産延長への支持を示唆している。市場は6日に開かれるOPEC加盟・非加盟の主要産油国による「OPECプラス」会合に注目している。北海ブレント原油は、49.99ドル(-1.14)。
*5日のシカゴトウモロコシは反落。381.75セント(-3.25)。新型コロナウイルスによる世界的な景気減速への懸念が根強い中、大豆やNYダウの値下がりに連れ安となった。トウモロコシを原料とするエタノール燃料の市場の弱さが相場を圧迫した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の米国のエタノール在庫は2496万4000バレルと、過去最高を記録した。
シカゴ大豆は4日ぶりに反落。897.00セント(-10.25)。米国産大豆の週間輸出成約高が低調だったことに加え、新型コロナウイルスが世界経済を減速させるとの懸念に関係した世界株価の下落が相場を圧迫した。世界最大の大豆購入国・中国への販売は6012トンと、昨年9月5日までの週以来の低水準にとどまった。
*5日のNYダウは、米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを嫌気し、大幅反落した。2万6121.28ドル(-969.58)。カリフォルニア州のニューサム知事は4日、新型コロナに感染した州内の患者1人の死亡を受けて非常事態を宣言。西部ワシントン州でも死者数は2桁に達した。ニューヨーク州でも感染者が22人に倍増するなど、米国内で続々と感染者が確認される中、市場ではリスク回避の動きが加速し、ダウの下げ幅は一時1147ドルに達した。米議会上院は5日、新型コロナ感染拡大に伴う緊急対策を盛り込んだ予算案を賛成多数で可決。トランプ政権が想定していた額の3倍以上に当たる総額83億ドル(約8800億円)規模となった。一方、比較的安全な資産とされる債券には買いが膨らんだ。長期金利の指標である10年物米国債利回りは一時0.899%と過去最低水準を更新した。新型コロナの問題は先行きがどうなるか読めないため、投資家はどの辺りで押し目買いを入れてよいか考えあぐねているようだ。
【6日の経済指標】
09:30 (豪) 1月 小売売上高 [前月比] -0.5%
14:00 (日) 1月 景気先行指数(CI)・速報値 91.6
14:00 (日) 1月 景気一致指数(CI)・速報値 94.1
16:00 (独) 1月 製造業新規受注 [前年同月比] -8.7% -5.8%
22:30 (米) 1月 貿易収支 -489億ドル -488億ドル
22:30 (米) 2月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 22.5万人 19.5万人
22:30 (米) 2月 失業率 3.6% 3.5%
22:30 (米) 2月 平均時給 [前年同月比] 3.1% 3.0%
24:00 (米) 1月 卸売売上高 [前月比] -0.7%
29:00 (米) 1月 消費者信用残高 [前月比] 220.6億ドル 170.0億ドル

第241回
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3月5日(木)
【3月4日の海外相場および市況】
ny0304

*4日のNY外国為替市場では、NYダウの急反発や堅調な米経済指標などを背景に円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円は107円台半ばに反発した。107円51〜61銭。3日の米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げ決定を受けた円買い・ドル売りの流れは一巡。新型コロナウイルスの感染拡大や世界経済の先行きへの警戒感は残っている。しかし、民主党の候補指名争いでは3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われ、中道派のバイデン氏が9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまったことが好感され、市場のリスク選好意欲が改善した。NYダウが大幅反発し、ドルを買い戻す動きが強まった。 この日発表された2月全米ADP雇用報告は、非農業部門就業者数が前月比18万3000人増(市場予想は17万人増)となり、2月米ISM非製造業景況指数(NMI)は57.3に上昇し、1年ぶりの高水準となったこともドル買いを後押しした。
*4日のNY金は、前日の大幅高の後を受けて買い一服状態となり、3営業日ぶりに反落した。1643.00ドル(-1.40)。米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れリスクに対処するため、政策金利の0.5%引き下げを決定。これを受けて金が買われ、相場は3%超上昇していた。ただ、引け後には利益確定売りが出て、4日も売りが優勢だった。この日は、「スーパーチューズデー」。米大統領選の民主党候補指名争いで中道派のバイデン前副大統領が躍進したことを受け、市場のリスク選好意欲が幾分好転。NYダウが反発し金の上値を抑えた。ただ、新型コロナに対する警戒感や世界経済の先行き不透明感は根強く、下げ幅は限定的。FRBに追随して他の主要中銀が追加の金融緩和に踏み切る可能性があり、金利を生まない資産である金の下支え要因になっている。金利の低下はドルや国債利回りへの圧迫要因となり、保有していても利子を生まない金にとっては魅力を高める要因となる。
NY白金は続伸。875.20ドル(+5.90)。
パラジウムは4日続落。2385.00ドル(-2.50)。
*4日のNY原油は、追加協調減産について協議する主要産油国の会合を前に利益確定の売りが台頭し、3日ぶりに反落した。46.78ドル(-0.40)。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が一段の協調減産に踏み切るとの期待を手掛かりに、堅調に推移していた。また、米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週間在庫統計では、原油在庫の積み増し幅が市場予想を大きく下回ったほか、石油製品在庫も予想を上回る取り崩しを示し、需給緩和懸念も幾分後退した。しかし、EIA週報発表後、相場は急速に値を消した。OPECプラスは5〜6日の会合で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う石油需要減退の対応策について協議するが、合同専門委員会(JTC)は少なくとも日量60万バレルの減産を提言したという。ただ、ロシア政府の報道官は3日、追加減産の用意があるかどうかについて明言しないとし、会合を待つ必要があるとの考えを示したことで、先行きの不透明感が強まった。サウジアラビアなど主要産油国は、新型コロナウイルスの感染拡大による需要の大幅減少を相殺するための追加減産の枠組みにロシアを引き込む努力を続けている。OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は既に日量210万バレルの協調減産を実施している。OPECプラスは少なくとも100万バレルの追加減産を望んでいるという。
*4日のシカゴトウモロコシは上昇し、5週ぶりの高値。385.00セント(+3.75)。追随買いが入ったことや、現物市場で供給が限られていたことが背景。
シカゴ大豆は一時約6週ぶり高値。907.25セント(+3.758)。輸出需要が上向くと期待された。競合するアルゼンチンで大豆や大豆油・ミールの輸出税を30%から33%に引き上げることが計画されており、米国産大豆の輸出が有利になると見込まれている。パーデュー米農務長官は、中国が今春終わりごろや今夏に米国からの買い付けを始めるとみられると話した。
*4日のNYダウは、米大統領選の民主党候補指名争いで、中道派のバイデン前副大統領が躍進したことなどを好感し、急反発した。2万7090.86ドル(+1173.45)。上げ幅は過去2番目の大きさとなった。民主党の候補指名争いでは3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われた。バイデン氏は9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまった。市場はこれを歓迎し、買いが膨らんだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気悪化対策として、主要中央銀行が金融緩和に動くとの期待も相場を支援。米連邦準備制度理事会(FRB)が3日発表した緊急利下げに続き、カナダ銀行(中央銀行)も4日、0.50%の利下げに踏み切った。米下院が4日にも採決する新型コロナ対策の緊急予算が80億ドル(約8600億円)規模に達すると報じられ、上げ幅が拡大した。

【5日の経済指標】
09:30 (豪) 1月 貿易収支 52.23億豪ドル
22:30 (米) 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 [前期比] 1.4% 1.3%
22:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数 21.9万件
24:00 (米) 1月 製造業新規受注 [前月比] 1.8% -0.4%
26:00 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁発言

第241回
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3月4日(水)
【3月3日の海外相場および市況】
ny0304

*3日のNY外国為替市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を警戒した米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急利下げを決めたにもかかわらず、安全資産とされる円を買う動きが活発化し、ドル円相場は昨年10月上旬以来約5カ月ぶりに一時106円台を付けた。107円08〜18銭。先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁はこの日、緊急電話会議を開催。共同声明で「あらゆる適切な手段を用いる」と表明したが、市場では、具体策が盛り込まれなかったことへの失望感が広がったと受け止められた。その後、FRBが0.50%ポイントの緊急利下げ(1.75%⇒1.25%)を実施した。米国の緊急利下げは金融危機下の2008年10月以降で初めて。利下げを受けていったんは株は反発したものの、利下げ自体は織り込まれており、結果的に株価を押し上げるには至らず、不発に終わった。市場のリスク回避姿勢は強く、ドル円は一時106円94銭まで下落した。
*3日のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げ後に買いが活発化し、大幅続伸した。1644.40ドル(+49.60)。FRBはこの日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利の0.5%引き下げ(1.75%⇒1.25%)を決定。新型コロナウイルスの世界的な拡大を受け、動揺が続く金融市場の沈静化を図った。この日の早朝には日米欧の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁が緊急電話会議を行い、新型コロナ対策で協調する姿勢を示したものの、市場はほとんど反応していなかった。米東部時間午前10時にFRBの決定が報じられると、市場はいったん株買いで反応したが、FRBの想定以上に新型コロナのリスクを重くみているとの見方が浮上し、その後は一転してリスク警戒の流れが加速した。他の主要国の中央銀行による金融緩和への期待感も強まった。こうした中、安全資産である金は急伸し、一時1650.50ドルの高値を付けた。
NY白金は9日ぶりに反発。869.30ドル(+9.90)。
パラジウムは3日続落。2387.50ドル(-40.20)。

*3日のNY原油は、対ユーロでのドル安や追加協調減産期待などを背景に買われ、続伸した。47.18ドル(+0.43)。米連邦準備制度理事会(FRB)は、0.5%の緊急利下げを決定し、政策金利を年1.00〜1.25%とした。これを受けて、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建て原油に割安感が生じた。また、今週ウィーンで開催されるOPEC総会で、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にOPEC加盟国とロシアなどで構成するOPECプラスが追加協調減産に踏み切るとの観測も原油を支えた。ただ、NYダウはFRBの緊急利下げを受けたものの買いが続かず、一時900ドル超の大幅安となった。リスク回避姿勢が再び急速に強まる中、株式と並んでリスク資産とされる原油にも売りが波及し上値を抑えた。なお、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」の合同専門委員会(JTC)が出した勧告も悪材料となった。JTCは現行の協調減産を今年の年末まで維持するとともに、4〜6月期に減産幅を日量60万バレル拡大することを勧告。この減産幅拡大は、前月の勧告と同水準だった。北海ブレント原油は、51.86(-0.04)。

*3日のシカゴトウモロコシは続伸。381.25セント(+5.75)。テクニカルな追随買いが入り、3週間ぶりの高値となった。新型コロナウイルスの感染拡大が及ぼす経済的影響に対応する、世界的な政策協調への期待が穀物相場を下支えした。
シカゴ大豆は続伸。903.50セント(+2.50)。一時908セントと、1月24日以来の高値を付けた。アルゼンチンが大豆輸出への課税を現行の30%から33%に引き上げるとの観測が浮上。国際大豆市場で米国産にとっては追い風になる公算が大きい。
*3日のNYダウは、米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急利下げに踏み切ったものの、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が強く、大幅反落した。2万5917.41ドル(-785.91)。下げ幅は一時、900ドルを超えた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大はいまだ終息の兆しがみえない。米国では、西海岸で感染者が増えつつあるほか、経済の中心地NY州でも確認されている。欧州やアジア各国でも感染拡大が続いている。日米欧の先進7カ国(G7)は3日朝、共同声明を発し、新型肺炎を背景とする経済の下方リスクに対し、財政・金融政策を念頭に「あらゆる適切な政策手段を用いる」と確認した。その後、FRBは緊急の米連邦公開市場委員会を開き、0.5%の利下げ(1.75%⇒1.25%)に踏み切った。緊急利下げ後には一時、上昇に転じ、2万7000ドル台を回復したが、投資家のリスク回避姿勢を反転させるには至らず、再び下落。市場では、FRBの想定以上に新型コロナの悪影響を警戒しているとの印象が広がった。

【4日の経済指標】
06:45 (NZ) 1月 住宅建設許可件数 [前月比] 9.9%
09:30 (豪) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比] 1.7%
10:45 (中) 2月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI) 51.8 50.5
17:55 (独) 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 53.3 53.3
18:00 (欧) 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 52.8 52.8
18:30 (英) 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 53.3
19:00 (欧) 1月 小売売上高 [前年同月比] 1.3% 0.8%
21:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 1.5%
22:15 (米) 2月 ADP雇用統計 [前月比] 29.1万人 17.0万人
23:45 (米) 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 49.4 49.5
23:45 (米) 2月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 49.6
24:00 (加) カナダ銀行政策金利 1.75% 1.75%
24:00 (米) 2月 ISM非製造業景況指数(総合) 55.5 55.5
28:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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3月3日(火)
【3月2日の海外相場および市況】
ny0302

*週明け2日のNY外国為替市場のドル円相場は、NYダウの大幅反発を背景に下108円台前半に反発した。108円26〜36銭。この日のNYダウは、米追加利下げ期待を背景に過去最大となる1300ドル近くの大幅反発。新型コロナウイルスの世界的感染拡大を懸念したリスク回避姿勢が後退する中で安全資産として円は売り戻された。米長期金利が上昇に転じたことも円売り・ドル買いにつながった。日米欧の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁は、日本時間3日午後に電話会議を開く方向で調整に入った。新型コロナによる金融市場の混乱長期化を回避し、G7の強い結束を示すのが狙い。米連邦準備制度理事会(FRB)は既に利下げを示唆しており、市場では「協調金融緩和」の臆測も浮上している。
*週明け2日のNY金は、米追加利下げ期待が強まる中で買われ、5日ぶりに反発した。1594.80ドル(+28.10)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前週末、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した市場の混乱を受けて緊急声明を発表し、「景気を下支えするために適切に行動する」と表明した。これを受けて、FRBの利下げ観測が広がり、緩和的な金融政策への期待感から金利を生まない資産である金に買いが入った。また、前週末に1カ月ぶりの安値水準となったことで安値拾いの買いも入りやすかった。
NY白金は8日続落。859.40ドル(-5.30)。
パラジウムも安い。2427.70ドル(-63.40)。
*週明け2日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)主導による追加減産期待や米利下げ観測などを背景に買い戻しが活発化し、7営業日ぶりに反発した。46.75ドル(+1.99)。先週、中国以外での新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリスク資産が売り込まれ、原油相場は1年2カ月ぶりの安値となっていた。ただ、週末から原油の買い戻しが活発化。OPECとロシアなど非加盟産油国が5、6両日にウィーンで開く会合で、最近の原油価格の急落に歯止めをかけるため、減産拡大で合意するとの期待が相場を押し上げ、一時47.30ドルまで上昇した。OPEC加盟国の一部は、ウイルス感染が石油需要に及ぼす影響を警戒して4〜6月期の減産幅拡大を検討している。これまでに提案されたのは日量60万バレルの減産拡大。  ロシアのノバク・エネルギー相は、OPECにロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」が、これより小幅な減産拡大を行う案を検討中だと語った。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が28日に緊急声明を出して利下げを示唆し、米株価が値を持ち直していることも原油買いを後押しした。北海ブレント原油は、51.90ドル(+2.23)。

*週明け2日のシカゴトウモロコシは上昇。375.50セント(+7.25)。安値拾いの買いが入った。株や原油相場の上昇やドル安なども支援要因。
シカゴ大豆は反発。901.00セント(+8.25)。一時、904.50セントまで上昇した。新型肺炎の拡大をめぐる懸念から、同限月は先週3週間ぶりの安値を付けていたが、この日は株や原油相場の上昇やドル安などが支援要因になった。
*週明け2日のNYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、世界の主要中央銀行が協調的な金融緩和策に踏み切るとの期待から8営業日ぶりに大幅反発した。2万6703.32ドル(+1293.96)。1日の上げ幅としては2018年12月26日の1086ドルを上回り、過去最大となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週末、緊急声明を発表し、追加利下げの可能性を示唆。日銀の黒田東彦総裁も2日、「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」との談話を発表したほか、英イングランド銀行も「あらゆる必要な手段」を講じると表明した。市場では主要中銀による協調的な景気刺激策が取られるとの期待が拡大。先進7カ国(G7)財務相に中銀総裁も加わった電話会議が3日に開かれるとの報道も期待を後押しし、ダウの上昇ペースが加速した。

【3日の経済指標】
09:30 (豪) 1月 住宅建設許可件数 [前年同月比] 2.7%
09:30 (豪) 10-12月期 経常収支 79億豪ドル
12:30 (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 0.75%
14:00 (日) 2月 消費者態度指数・一般世帯 39.1
15:45 (スイス) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比] 1.1% 1.3%
16:00 (トルコ) 2月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 12.15%
18:30 (南ア) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比年率] -0.6% -0.2%
18:30 (南ア) 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比] 0.1% -0.2%
18:30 (英) 2月 建設業購買担当者景気指数(PMI) 48.4
19:00 (欧) 1月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] -0.7% -0.4%
19:00 (欧) 1月 失業率 7.4% 7.4%
19:00 (欧) 2月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] 1.4% 1.2%
19:00 (欧) 2月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比] 1.1% 1.2%

第241回
『おしえて陳さん』 
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*ストックボイス「FXフォーカス」出演
https://www.stockvoice.jp/vod_playlists/PL84385BD60AE8CDE1

*マーケットスクランブル出演
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3月2日(月)
【2月28日の海外相場および市況】
ny0228

*週末28日のNY外国為替市場では、金融市場の動揺が収まらない中で安全資産とされる円を買う動きが加速し、ドル円は108円台前半に大幅下落した。一時は2019年10月10日以来約4カ月半ぶりの円高水準となる107円台半ばまで下げた。108円00~10銭。中国国外で新型コロナウイルスへの感染者数が目立って増えており、世界的な感染拡大への警戒感が高まった。NYダウは一時1000ドル超急落したほか、長期金利も過去最低水準を更新。さらに、世界保健機関(WHO)が世界全体での新型コロナウイルスのリスク評価をこれまでの「高い」から「非常に高い」に引き上げたと発表すると、円買いに拍車がかかった。こうした中、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)は緊急声明を発表し、「景気を下支えするため適切に行動する」として、利下げの可能性を示唆。円はその後に107円51銭まで急落したが、引けにはやや売り戻された。

*週末28日のNY金は、世界的な金融市場の混乱を背景に投資家心理が冷え込む中、4日続落した。1566.70ドル(-75.80)。2月5日以来約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が中国国外で鮮明となる中、金融市場は世界的に混乱。米国では、この日も株価と金利が下げ止まらず、ろうばい売りは安全資産とされる金にも波及した。また、新型ウイルスの発生地とみられる中国経済への打撃は必至の情勢で、中国による金買い需要が落ち込むとの懸念も強まった。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が世界全体での新型コロナウイルスのリスク評価を従来の「高い」から「非常に高い」に引き上げたと発表すると、金相場は急ピッチで下落し、一時1564.00ドルの安値を付けた。多くの投資家やトレーダーが他の商品の追加証拠金支払い要求に応じるため、手持ちで売れるものは何でも売っているため、金相場や他の貴金属にも売りが波及した。
NY白金は7日続落。864.70ドル(-40.80)。
パラジウムも急反落。2491.10ドル(-220.60)。

*週末28日のNY原油は、世界経済減速に伴う需要減退懸念を背景に売りが加速し、6営業日続落した。44.76ドル(-2.33)。2018年12月下旬以来1年2カ月ぶりの安値となった。中国で発生した新型コロナウイルスの感染が世界各地に飛び火し、実体経済に悪影響を及ぼすとの懸念が広がっている。リスク回避姿勢が一段と強まり、景気減速懸念に伴うエネルギー需要の減退懸念が強まった。世界的な株安連鎖もリスク資産である原油の圧迫材料となり、一時43.85ドルまで下落した。戻りは限定的だった。フィナンシャル・タイムズ(FT)は27日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が3月に開く予定の会合で、サウジアラビアが日量100万バレルの追加減産を提案すると報道。ただ、一部の市場関係者からは、産油国の見通しは楽観的過ぎだったとの指摘も出ており、積極的な買いにはつながらなかったようだ。北海ブレント原油は、49.67ドル(-2.06)。17年7月以来の安値を付けた。
*週末28日のシカゴトウモロコシはまちまち。368.25セント(+0.25)。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる懸念を背景に、一時約定安値を更新した。その後、ショートカバーが入り、プラス圏に浮上した。
シカゴ大豆は反落。892.75セント(-2.25)。

*週末28日のNYダウは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に歯止めがかからない中、7営業日続落した。2万5409.36ドル(-357.28)。週間ベースでの下げ幅は3583.05ドルと過去最大で、下落率は12.4%と2008年の世界金融危機以来の大きさという。28日時点の新型コロナウイルスの感染者は世界で8万3000人を超え、死者は約2900人に達した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、世界全体での新型コロナウイルスのリスク評価について、従来の「高い」から「非常に高い」に引き上げた。感染拡大に収束の兆しが見えない中、市場ではリスク回避の動きが継続し、ダウの下げ幅は一時1085ドルに達し、心理的な節目となる2万5000ドルを割り込んだ。世界経済の減速で需要が減退するとの見方から、原油相場も1年2カ月ぶりの安値を付ける一方、安全資産である円は買われ、ドル円は一時107円台半ばまで下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が緊急声明を発表し、「景気を下支えするため適切に行動する」と表明し、利下げの可能性を示唆した。これを受けてダウは急速に下げ幅を縮めた。
【2日の経済指標】
08:50 (日) 10-12月期 四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額 [前年同期比] 7.1%
10:45 (中) 2月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 51.1 47.0
16:00 (トルコ) 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 51.3
17:55 (独) 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 47.8 47.8
18:00 (欧) 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 49.1 49.1
18:30 (英) 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 51.9
23:45 (米) 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 50.8 50.8
24:00 (米) 1月 建設支出 [前月比] -0.2% 0.7%
24:00 (米) 2月 ISM製造業景況指数 50.9 50.5

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