テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 外電

10月22日(月)
【10月19日の海外相場および市況】
ny1019

*週末19日のNY外国為替市場のドル円は、米長期金利の小幅上昇などを受けて112円台半ばに反発した。この日のNYダウは主要企業の好決算などを背景に反発。為替市場ではドル買い・円売りが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続観測が広がる中、米長期金利が小幅ながら上昇したこともドル買いを後押しした。ただ、イタリアの財政不安に加え、米中間の貿易摩擦激化やサウジアラビアをめぐる地政学的リスクに対する懸念がくすぶっているため、ドルの上値は限定的だった。9月米中古住宅販売件数は、季節調整済み年換算で前月比3.4%減の515万戸と、市場予想の530万戸を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

CFTC建玉10月16日時点:ファンドのドル買い・円売りは10万0621枚(前週比-1万4580枚)と減少した。総取組高は21万1210枚と前週比4万2164枚の減少。


*週末19日のNY金は、米国と中国の株価の持ち直しを受けて、小幅反落した。前日に大幅安となった米中の株価は、この日はともに反発したことで、リスク回避姿勢が後退し、安全資産である金には下押し圧力がかかった。ただ、イタリアの財政不安や、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクなどが依然として懸念され、売りも限定的だった。9月米中古住宅販売件数は、季節調整済み年換算で前月比3.4%減の515万戸と、市場予想の530万戸を下回ったことも支援材料となった。テクニカル的には、100日移動平均の1225ドル近辺を上回ったことも好感されている。

CFTC建玉10月16日時点:ファンドの金買い越しは1万7667枚(前週比+5万5842枚)と増加。買い越しに転じた。総取組高は47万4418枚と前週比9165枚の増加。

*NY白金は金に連れて反発。

CFTC建玉10月16日時点:ファンドの白金買い越しは1万3080枚(前週比+4854枚)と増加。総取組高は7万5547枚と前週比+1480枚の増加。

*週末19日のNY原油は、3日ぶりに反発。前日に約1カ月ぶりの安値を付けた反動で買い戻しが先行。米国との「貿易戦争」の影響により、景気減速が懸念される中国で、9月の石油精製量が日量1249万バレルと、記録的な水準に拡大したとの報が支援要因となった。中国国家統計局が発表した9月の国内製油所の原油処理量は、過去最高の日量1249万バレルだった。7〜9月期の国内総生産(GDP)の伸びは金融危機以来の水準まで減速したが、今回のデータで同国の石油需要をめぐる期待が高まった。ドル安・ユーロ高が進み、ドル建て原油に割安感が生じたこともあって、一時69.77ドルの高値を付けた。しかし、午後に米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した19日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数が4基増の873基に上り、2015年3月以来の高水準に達したことから、足元の供給過剰に対する警戒感が広がり、上げ幅は縮小した。

CFTC建玉10月16日時点:ファンドの原油買い越しは49万3229枚(前週比-3万4822枚)と減少。総取組高221万8887枚と前週比1716枚の減少。


*週末19日のシカゴトウモロコシは4日続落。アイオワ州やミネソタ州、ミズーリ州の一部地域では、降雨により収穫作業が遅
れたが、週末はおおむね降雨なしと見込まれている。

CFTC建玉10月16日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは10万9611枚(前週比+4万3676枚)と増加。総取組高は162万2531枚と前週比2万6525枚の減少。


*週末19日のシカゴ大豆は続落し、1週間ぶりの安値を付けた。米農務省は、民間輸出業者が中国向けの米国産大豆18万トンの売却をキャンセルしたと発表した。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドの大豆売り越しは4万1294枚(前週比-2267枚)と減少。総取組高は84万7629枚と前週比1万4123枚の減少。


*週末19日のNYダウは、米主要企業の好決算を手掛かりに小反発した。構成銘柄のアメリカン・エキスプレス(アメックス)やプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など、主要企業の2018年7〜9月期決算で良好な内容が相次ぎ、これらの銘柄に買いが集まった。また、来週から一段と本格化する決算発表に対しても楽観的な見方が広がり、一時229ドル高まで上昇した。ただ、米中貿易摩擦に解決の兆しが見られない中、市場では中国経済の減速と米企業への影響波及懸念が強まっており、徐々に上げ幅を縮小。サウジアラビア人の記者殺害疑惑をめぐり、米国とサウジの緊張が高まっていることも重石となった。


【22日の経済指標】
未定   (NZ) 休場
13:30   (日) 8月 全産業活動指数 [前月比]  0.0%  0.4% 
21:30   (加) 8月 卸売売上高 [前月比]  1.5%  

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10月18日(木)
【10月17日の海外相場および市況】
ny1018

*18日のNY外国為替市場では、NYダウの大幅安などを受けてリスク回避姿勢が強まる中、安全資産とされる円買いが強まり112円台前半に下落した。イタリアの予算案をめぐり、財政健全化を重視する欧州連合(EU)の欧州委員会が伊政府と対立を深め、市場ではリスク回避ムードが広がった。その後、サウジアラビアの反政府記者の殺害疑惑でサウジと米国の緊張が高まっていることや中国経済の減速懸念を背景に、ダウの下落が強まると、ドル売り・円買いが活発化し、一時111円90銭台まで下落した。ただ、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、利上げに前向きな「タカ派的」内容となり、米金利の先高感が強いためドルは売り一巡後に買い戻された。

*18日のNY金は、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクなどを背景にリスク回避姿勢が強まり反発した。サウジアラビア人記者の殺害疑惑で米国とサウジの関係が悪化するのではないかとの懸念が広がり、NYダウが大幅続落。投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、安全資産とされる金が買われた。サウジでは大規模な投資会議が来週開かれる予定だが、欧米有力企業の首脳らは相次ぎ参加見送りの意向を表明。ムニューシン財務長官もこの日「サウジでの投資会議に出席しないことにした」とツイートしたため、投資家の間に警戒感が広がった。テクニカル的には100日移動平均の1226ドル近辺を上回ったことが好感されている。ただ、17日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派的な内容だったため、上値は重かった。NY白金は続落。

*18日のNY原油は、米原油在庫の増加が嫌気されて続落。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週間石油在庫週報で、12日までの週の米原油在庫が650万バレル増と、市場予想(220万バレル増)を大きく上回ったことが弱材料。原油在庫の拡大は4週連続で、この間の積み増し幅は計2230万バレルに達した。一方、米国による禁輸制裁の再発動を控えたイラン産原油の供給減少はおおむね織り込まれもようで、この日は相場の下支え材料とはならなかった。また、サウジアラビア人の反体制記者ジャマル・カショギ氏の殺害疑惑を受け、ムニューシン米財務長官が昼ごろ、サウジで来週開かれる大規模な投資会議への欠席を表明。これをきっかけにNYダウが一段安となり、対ユーロでドル高が加速したことも原油相場の重石となった。

*18日のシカゴトウモロコシは続落。低調な輸出や産地の天候回復が嫌気された。シカゴ大豆は大幅反落。輸出需要の鈍化が嫌気された。

*18日のNYダウは、中国経済の減速懸念やサウジアラビアをめぐる地政学的リスクの高まりを嫌気して、大幅続落した。18日の中国株式市場は大幅下落し、上海総合指数終値は約4年ぶりの安値水準を付けた。米国との貿易戦争の激化で中国経済の減速懸念が高まり、米株式市場では中国市場への依存度の高い銘柄が売られた。さらに、ムニューシン財務長官がサウジで来週開かれる大規模な投資会議への出席を取りやめたと伝わり、ダウの下げ幅は一段と拡大し、一時470ドルに達した。サウジ人著名記者の殺害疑惑をめぐり、米国との関係が悪化して中東情勢が流動化するとの懸念が強まった。米長期金利上昇への警戒感も継続している。前日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、多くの参加者が景気を過熱したり冷やしたりしないとみる金利水準を超えた利上げの必要性を示しており、米利上げ加速観測が強まっている。


【19日の経済指標】
08:30   (日) 9月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.3%  1.3% 
08:30   (日) 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.9%  1.0% 
11:00   (中) 7-9月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  6.7%  ― 
11:00   (中) 9月 小売売上高 [前年同月比]  9.0%   
11:00   (中) 9月 鉱工業生産 [前年同月比]  6.1%   
15:35   (日) 黒田東彦日銀総裁、発言 
17:00   (欧) 8月 経常収支  213億ユーロ   
23:00   (米) 9月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]  534万件  531万件 
23:00   (米) 9月 中古住宅販売件数 [前月比]  0.0%  -0.6%


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10月18日(木)
【10月17日の海外相場および市況】
ny1017

*17日のNY外国為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて円売り・ドル買いが一段と進み、ドル円は112円台後半に上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)は、今年3回目の利上げを決めた9月25、26両日のFOMC議事要旨を公表した。同要旨では、多くのFOMC参加者が「好調な経済活動が続けば追加利上げが適切になる」と判断しており、金利を引き締め気味の水準に引き上げるべきだとの認識を示していることも明らかになったことから、円売り・ドル買いがさらに進む展開となった。米長期金利は3.2%台に再び上昇した。ただ、NYダウの下落を背景にリスク回避姿勢も強まり、上昇は112円台後半にとどまった。

*米財務省は17日、貿易相手国の通貨政策を分析した半期為替報告で、対米黒字が多い日本、中国など6カ国・地域を改めて監視対象に指定した。トランプ大統領が選挙中に公約した中国の「為替操作国」認定は今回も見送った。監視対象は、1)巨額の対米貿易黒字2)大幅な経常黒字3)一方的な市場介入―のうち、原則として二つの基準を継続的に満たした場合に指定される。監視を継続するのは日中の他にドイツと韓国、インド、スイス。財務省は相手国が三つの基準を満たした時点で協議を開始し、是正措置を迫る方針だ。

*17日のNY金は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に押され、3営業日ぶりに反落した。ドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金に割高感が生じ、相場は圧迫された。ただ、この日は欧州の主要株価が全面安となり、NYダウも大幅反落して始まったため、安全資産とされる金には買い支えも入り、プラス圏に浮上する場面もあった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えて、今後の利上げペースに関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっていたため、様子見も強かった。

9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げ観測が強まったことを受けて、米長期金利とドルが上昇した。このため、金電子取引は反落している。1225.60ドル(-1.80ドル)で推移している。20日後に迫った米中間選挙、サウジアラビアの問題、英国の欧州連合(EU)離脱といったリスクが意識され、下落幅は小さい。

NY白金はドル高を受けて3日ぶりに反落。


*17日のNY原油は、米原油在庫の大幅増加などを嫌気して4営業日ぶりに反落し、終値は9月18日以来1カ月ぶりに70ドルの節目を割り込んだ。米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計によると、最新週の国内原油在庫は前週比650万バレル増と、4週連続で積み増しとなった。増加幅も市場予想の220万バレル増を大幅に上回った。前日夕の米石油協会(API)週報では原油在庫の210万バレル減が示されていたこともあり、売りが活発化。また、ドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て原油に割高感が強まったことも売りに拍車がかかった。

サウジアラビア政府に批判的なサウジ人著名記者ジャマル・カショギ氏の失踪について、トランプ米大統領はサウジの調査表明を受けて追加的措置を取らない可能性をにじませた。複数の米議員はサウジ王族が関与したとして制裁発動を示唆し、西側諸国はサウジに真相解明を強く求めている。市場は、サウジが自国への批判に原油を利用して報復する可能性を警戒。サウジは1970年代初めに禁輸措置を取って以来、原油を政策手段に利用したことはない。市場は米国が11月4日にイラン産原油への制裁を再発動すると供給が減少すると既に見込んでいるため、サウジが原油で批判に報復する動きが現実になれば、市場を揺さぶる恐れがある。

*17日のシカゴトウモロコシは続落。米エネルギー情報局(EIA)は17日、トウモロコシを原料とするエタノールについて、米国の週間生産高が日量101万バレルと、4月以来の低水準になったと発表。一方、エタノール在庫は2413万バレルと、3月以来の高水準に達した。米環境保護局(EPA)は来年2月までに、エタノールを15%混合したガソリン「E15」の通年販売を可能にする法案を発表し、法案の審議を5月までに終わらせる方針だ。EPAが行政管理予算局(OMB)に提出した文書で判明した。また、今後10日間は米中西部でおおむね乾燥した天気が予想されており、収穫が進行するとの見通しも嫌気された。

シカゴ大豆は小反発。大豆ミール高と、大豆先物が季節要因で上向くとの見方が好感されたが、収穫期の米中西部の天候改善、記録的な豊作の予想、世界最大の大豆輸入国・中国との貿易摩擦をめぐる懸念が上値を抑えた。

*17日のNYダウは、米長期金利上昇への警戒感が続く中、前日の大幅上伸の反動から利益確定の売りが出て反落した。ダウ構成銘柄ではIBMが大幅安となり、相場の下げを主導。前日夕に発表した7〜9月期決算が減収減益となったことが嫌気された。9月米住宅着工件数は3カ月ぶりのマイナス。金利上昇による住宅市場の冷え込みへの懸念が高まった。また、NY原油相場は、原油在庫の大幅増加が嫌気されて70ドル割れとなり、米株式市場ではエネルギー関連株にも売りが強まり一時320ドル近く下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(9月25、26日開催分)が公表されると再び売り圧力が強まった。議事要旨では、多くの参加者が「好調な経済活動が続けば追加利上げが適切になる」として12月利上げに前向きな見解を示唆。これを受け、米長期金利がジリジリと上昇し、投資家の警戒感が強まった。


【18日の経済指標】
08:50   (日) 9月 貿易統計(通関ベース)  -4446億円 (-4384億円)  -401億円 
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 
09:30   (豪) 9月 新規雇用者数  4.40万人  2.00万人 
09:30   (豪) 9月 失業率  5.3%  5.3% 
17:30   (英) 9月 小売売上高指数 [前月比]  0.3%  -0.3% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  21.4万件   
21:30   (米) 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  22.9  21.0 
23:00   (米) 9月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.4%  0.5% 

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10月17日(水)
【10月16日の海外相場および市況】
ny1016

*16日のNY外国為替市場では、良好な米経済指標やNYダウの上昇などを背景にドル買いが優勢となり、ドル円は112円台前半に反発した。9月米鉱工業生産指数が前月比0.3%上昇と、4カ月連続でプラスとなり、市場予想を上回ったほか、8月の求人離職統計(JOLTS)でも求人件数が713万6000人に達し、統計開始以来の最高水準を更新した。良好な指標内容に加え、米大手金融機関の好決算などを追い風にこの日はNYダウが大幅上昇し、リスクオンモードが強まった。

*16日のNY金は小幅続伸。ドル指数の下落を背景に、ドル建て金に割安感が生じたことから、金が買われた。サウジアラビアの反体制記者の殺害疑惑をめぐり、サウジと西側諸国の対立が深まる中、地政学的リスクに対する警戒感もくすぶっていることも金買い要因となった。ただ、この日は堅調な米主要企業決算を背景にNYダウが大幅反発し、金には重石となった。テクニカル面でみると、100日移動平均の1227ドル近辺で推移している。

*16日のNY原油は、イランやサウジアラビアからの石油供給が停滞するのではないかとの懸念が広がる中、3営業日続伸した。10月前半のイランの石油輸出量は日量最大150万バレルとなり、トランプ米政権がイラン核合意から脱退する前である4月の約250万バレルから大幅に減少した。米政権によるイラン産原油を輸入する国や企業に対する制裁の再発動を翌月に控えて、イランの石油輸出量がすでに一段と減少していることが明らかになった。また、トルコのサウジ総領事館で行方不明になったサウジ人著名記者ジャマル・カショギ氏の殺害疑惑をめぐり、サウジと西側諸国の関係が悪化し、石油輸出国機構(OPEC)盟主であるサウジからの石油供給が滞るのではないかとの懸念が浮上していることも相場の支援材料だった。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が15日に公表した掘削生産性リポートで、11月の国内シェールオイル主要産地7カ所からの生産量が前月比日量9万8000バレル増の771万バレルと、過去最高水準に達するとの見通しを示したことを受けて、国内の供給過剰に対する警戒感から上値は重かった。

引け後に発表された米石油協会(API)による国内原油在庫は、市場予想(前週比220万バレル増)に反して210万バレル減となった。これを受けて電子取引は72.28ドル(+0.35ドル)で推移している。

*16日のシカゴトウモロコシ、大豆は反落。米国産地の好天が圧迫要因。

*16日のNYダウは、米主要企業の好決算などを手掛かりに急反発した。ユナイテッドヘルス・グループやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ゴールドマン・サックスなど、ダウ構成銘柄が発表した2018年7〜9月期決算が軒並み市場予想を上回る良好な結果となり、来週から本格化する決算シーズンへの期待感が高まった。米長期金利の高止まり懸念を背景にした前週の株価急落で割安感も意識され、幅広い銘柄に買いが入り、上げ幅は一時、567ドルまで拡大した。


【17日の経済指標】
17:30   (英) 9月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.7%  0.3% 
17:30   (英) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.7%  2.6% 
17:30   (英) 9月 小売物価指数(RPI) [前月比]  0.9%  0.2% 
17:30   (英) 9月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  3.5%  3.6% 
17:30   (英) 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]  2.1%  
18:00   (欧) 8月 建設支出 [前月比]  0.3%   
18:00   (欧) 8月 建設支出 [前年同月比]  2.6%   
18:00   (欧) 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  2.1%  2.1% 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  -1.7%   
20:00   (南ア) 8月 小売売上高 [前年同月比]  1.3%   
21:30   (米) 9月 住宅着工件数 [年率換算件数]  128.2万件  121.8万件 
21:30   (米) 9月 住宅着工件数 [前月比]  9.2%  -5.0% 
21:30   (米) 9月 建設許可件数 [年率換算件数]  124.9万件  128.0万件 
21:30   (米) 9月 建設許可件数 [前月比]  -5.7% (-4.1%)  2.5% 
27:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 

第186回 『おしえて陳さん』 
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【東京白金は、押し目買い優勢の展開か】
*先週の東京白金は上昇し、週の終値は3000円を維持した。特に白金独自の強材料があったわけではないが、同じ貴金属である金やパラジウムが上昇したため、相対的に割安感の強い白金も買われたのだろう。金と同様にドル安を反映してNY白金は堅調に推移している。800ドル台で推移し、値固め局面に入ったようだ。850ドルを上抜けば、チャート的には底入れのパターンが形成されよう。

ただ、懸念要因もある。欧州でのディーゼル車が今後は廃止されることや米中貿易戦争の影響で中国での自動車販売台数が減少していることは弱材料だろう。VWは9月の中国での販売台数が前年同月比で11%近く減少したことを明らかにした。GMは7~9月期の中国販売について前年同期から15%落ち込んだと発表。ジャガー・ランドローバーも9月の中国での売り上げが46%減少したと発表した。CFTC建て玉を見ると、ファンドは4週連続で買い越しを継続しており、買い越し幅は拡大している。東京白金は3000円台で堅調に推移しよう。

tkpt1016

*東京白金予想レンジ:3000~3100円

*CFTC建玉10月9日時点:ファンドの白金買い越しは8226枚(前週比+1177枚)と増加。総取組高は7万4067枚と前週比+928枚の増加。

*白金と金の逆ザヤは、7月3日に1526円と過去最大幅を記録した。縮小に転じ上値抵抗線だった1350円を一時上抜けたが、継続しなかった。株安による金買いが継続するようであれば、「白金売り・金買い」が有利となろう。

saya1016


情報提供:(株)みんかぶ
※チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保障するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)みんかぶは一切の責任を負いません。

10月16日(火)
【10月15日の海外相場および市況】
ny1016

*週明け15日のNY外国為替市場では、海外市場で進んだドル売り・円買いの流れが継続し、ドル円は111円台後半に下落した。ムニューシン財務長官は13日、日本との「物品貿易協定(TAG)」交渉に際し、通貨安誘導を阻止するための「為替条項」を求める意向を表明。これを受けて、大規模な金融緩和を継続する日銀に批判の矛先が向けられる恐れがあるとの懸念が広がり、ドル円は東京市場と欧州市場で111円台に下落した。また、大規模な金融緩和を通じて円安・ドル高の恩恵を受けてきた安倍政権の経済政策にも影響が及ぶのではないかとの警戒感も台頭した。サウジアラビアの反体制記者がトルコのサウジ総領事館で殺害されたとする疑惑をめぐって、米国などの西側諸国とサウジが対立して地政学的リスクが高まっている。また、ドイツ南部バイエルン州議会選では中道右派・キリスト教社会同盟(CSU)が大敗を喫し、メルケル首相の大連立政権の求心力低下が一段と進むことが懸念された。これらの国際的な不安材料が重なって安全通過である円やスイスフランが買われた。

*週明け15日のNY金は、対ユーロでのドル安に伴う割安感や安全資産としての買いを背景に反発した。ドル安・ユーロ高が進み、ドル建て金に割安感が生じたことから、買いが活発化し、一時1236.90ドルまで上昇した。また、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクの高まりが安全資産としての金需要を支えたもようだ。サウジの反体制記者の失踪事件でサウジと西側諸国の対立が深まっている。さらに、米中貿易摩擦に対する懸念がくすぶっていることも引き続き支援材料。テクニカル面では、100日移動平均の1227ドル近辺を試す展開。この水準を取引終盤で上回れば、さらに買いが入る可能性がありそうだ。NY白金はドル安を受けて反発。

*週明け15日のNY原油は、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクへの警戒感が強まる中、対ユーロでのドル安を背景に続伸した。サウジアラビア政府を批判していた著名なサウジ人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのイスタンブールのサウジ総領事館で殺害されたとの疑惑が浮上する中、サウジと西側諸国の対立が深まっている。トランプ大統領は、サウジ当局によるカショギ氏殺害が事実なら「厳しい処罰を加える」と表明。サウジ政府も場合によっては対抗措置を講じる姿勢を示した。これを受け、石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジをめぐる地政学的リスクが高まったため、原油が買われた。また、外国為替市場では対ユーロでドル安が進み、ドル建て原油に割安感が生じたことも買い要因となった。ただ、国際エネルギー機関(IEA)が前週末に公表した月報で、2018年と19年の世界石油需要の伸びに関する見通しを従来予想から下方修正しており、相場の上値は重かった。
米国は11月4日、イラン産原油に対する制裁措置を再発動する。米特使はこの日、依然としてイランの原油輸出をゼロまで抑制するのが目標と改めて表明した。

*週明け15日のシカゴトウモロコシは続伸。ファンドによるショートカバーや大豆相場高を受けた買いに続伸した。シカゴ大豆は続伸し、一時約2カ月ぶり高値を付けた。中西部の悪天候を受けて、米農務省が11月の需給報告で大豆の単収見通しを下方修正するかもしれないとの懸念が強材料。

*週明け15日のNYダウは、中国での販売不振への懸念が伝わったアップルなどに売りが膨らみ、反落した。ゴールドマン・サックスのアナリストは、投資家に宛てた文書で、中国の消費が急速に減退する兆しがあり、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の今秋の売れ行きに影響を与える恐れがあると指摘。これを受け、中国事業の業績悪化への懸念からアップルに売りが膨らみ、1銘柄でダウを約32ドル押し下げた。また、サウジアラビア人の反体制記者の失踪事件をめぐり、トランプ大統領は、サウジ政府によって殺害されたとの疑惑が事実なら「厳しい処罰を加える」と表明。サウジも対抗する姿勢を示したことから、地政学的リスクへの警戒感が広がった。ただ、この日の米長期金利が小幅な上昇にとどまったことから、下げ幅は限定的だった。


【16日の経済指標】
 06:45   (NZ) 7-9月期 四半期消費者物価(CPI) [前期比]  0.4%  0.7% 
06:45   (NZ) 7-9月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]  1.5%  1.7% 
09:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 
10:30   (中) 9月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  4.1%   
10:30   (中) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.3%   
16:00   (トルコ) 8月 鉱工業生産 [前月比]  3.5%   
17:30   (英) 9月 失業保険申請件数  0.87万件   
17:30   (英) 9月 失業率  2.6%   
17:30   (英) 8月 失業率(ILO方式)  4.0%  4.0% 
18:00   (欧) 8月 貿易収支  176億ユーロ   
18:00   (独) 10月 ZEW景況感調査(期待指数)  -10.6  -10.8 
18:00   (欧) 10月 ZEW景況感調査  -7.2   
22:15   (米) 9月 鉱工業生産 [前月比]  0.4%  0.3% 
22:15   (米) 9月 設備稼働率  78.1%  78.2% 
23:00   (米) 10月 NAHB住宅市場指数  67  67 
29:00   (米) 8月 対米証券投資(短期債除く)  748億ドル  

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10月15日(月)
【10月12日の海外相場および市況】
ny1012

*週末12日のNY外国為替市場のドル円相場は、世界的な株安連鎖に歯止めがかかる中、112円台前半で小動きとなった。この日は世界的に株価が反発したことで、リスク回避姿勢が後退した。中国税関総署が12日に発表した9月の貿易統計で、米国向けの輸出から輸入を差し引いた対米貿易黒字が前年同月比21%増と、単月として過去最大を記録した。これを受けて、米中「貿易戦争」は既に始まっているものの、今のところ中国経済には直接の打撃は及んでいないとの見方などが浮上した。ただ、この日は週末を迎えて持ち高調整の売り買いに終始し、終日にわたり狭いレンジでの商いとなった。10月のミシガン大消費者景況感指数(暫定値)や9月の輸入物価指数に対しても相場の反応は薄かった。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドのドル買い・円売りは11万5201枚(前週比+1155枚)と増加した。総取組高は25万3374枚と前週比1097枚の増加。

*週末12日のNY金は下落。ドル高や世界的な株価回復に圧迫された。ドル指数が、世界の株式市場がここ数日間の下落から回復したことや、中国の好調な輸出統計を背景に上昇した。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドの金売り越しは3万8175枚(前週比+1万6353枚)と増加。総取組高は46万5253枚と前週比5477枚の増加。


*週末12日のNY白金は金やパラジウムに連れて続落。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドの白金買い越しは8226枚(前週比+1177枚)と増加。総取組高は7万4067枚と前週比+928枚の増加。

*週末12日のNY原油は小反発。世界の株価上昇に連れて反発。米国の在庫が増加したことや、米国のイラン産原油に対する制裁再発動が迫る中で供給減少をめぐる不安が解消されつつあることから上値は重かった。国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報で、2018年と19年の世界石油需要見通しの伸びを下方修正したことが圧迫材料になった。その後、数日ぶりの株価反発や米長期債利回りの上昇、さらにドル高を追い風に、上昇した。米国の掘削リグ稼働数は4週ぶりに増加し、増産の兆しが示された。直近1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比8基増の869基。増加幅は8月中旬以来の大きさとなった。
       
CFTC建玉10月9日時点:ファンドの原油買い越しは52万8051枚(前週比-2万0858枚)と減少。総取組高221万7171枚と前週比2万8418枚の減少。

*週末12日のシカゴトウモロコシは続伸し、7週間半ぶり高値を付けた。米中西部やその周辺の降雨が収穫を妨げ、生産をさらに減らすとの懸念も強材料となった。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは6万5935枚(前週比+9770枚)と増加。総取組高は164万9056枚と前週比3万4220枚の減少。

*週末12日のシカゴ大豆は続伸。前日発表された米農務省の需給報告で生産見通しが予想を下回ったことを受けて、安値拾いの買いや追随買いが入り、相場を押し上げた。米国で、中西部の降雨による大豆収穫の遅れや作物に被害が生じる可能性も懸念された。

CFTC建玉10月9日時点:ファンドの大豆売り越しは4万1294枚(前週比-2267枚)と減少。総取組高は84万7629枚と前週比1万4123枚の減少。


*週末12日のNYダウは反発。この日はアジア株が反発。連鎖安にいったん歯止めが掛かったことで投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。また、同日朝に発表された米金融大手3社の7~9月期決算が好調だったことも株価上昇の支援材料となり、上げ幅は一時410ドルを超えた。米株急落の引き金となった米長期金利上昇もとりあえず一服。ただ、金利の先高感は引き続き強く、投資家の不安心理の指標となる「恐怖心指数」は10日に半年ぶりに危険水準とされる20を上回ったまま高止まりしている。


【15日の経済指標】
13:30   (日) 8月 鉱工業生産・確報値 [前月比]  0.7%  
16:00   (トルコ) 7月 失業率  10.2%  
21:30   (米) 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数  19.0  20.5 
21:30   (米) 9月 小売売上高 [前月比]  0.1%  0.7% 
21:30   (米) 9月 小売売上高(除自動車) [前月比]  0.3%  0.4% 
23:00   (米) 8月 企業在庫 [前月比]  0.6%  0.5% 


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10月12日(金)
【10月11日の海外相場および市況】
ny1011

*11日のNY外国為替市場では、NYダウの大幅続落を受けて安全資産としての円買いが優勢となり、ドル円は112円台前半と小幅下落となった。9月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.3%と予想の+2.4%を下回り、コア指数も前年同月比+0.1%と予想の+0.2%を下回った。米長期金利が徐々に低下し、NYダウもいったん下げ止まる動きを見せたため、一時112円53銭まで反発した。その後、NYダウが再び下げに転じるとドル円は一時111円83銭まで急落した。ただ、11月末からアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の際にトランプ大統領と習近平国家主席の米中首脳会談が実施される方向で準備していると報じられたこともあり、通商摩擦の緩和期待からドルは買い戻され112円台を回復した。

*11日のNY金は、世界的な株安を背景に安全資産とされる金が買われ、大幅続伸した。終値は1227.60ドルと、8月1日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。世界的な株安を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、「質への逃避先」として金
が買われた。9月米消費者物価指数(CPI)が季節調整後で前月比0.1%上昇、コア指数も0.1%上昇だった。市場予想をともに下回ったことで、インフレ高進懸念が幾分後退し、金利を生まない資産である金には支援材料となった。また、トランプ大統領が11日、米株式相場の大幅下落について「米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによるものだと思う」と改めて非難。これを受けて、FRBが利上げに動きにくくなるのではないかとの思惑も広がった。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの保有高は1.2%増の738.99トン。増加は7月以来で、増加率は3月以来で最大となった。NY白金はドル安を受けて反発。

*11日のNY原油は、米原油在庫の積み増しに加え、石油輸出国機構(OPEC)による国際石油需要見通しの下方修正を嫌気し、大幅続落した。米エネルギー情報局(EIA)によると、先週の米原油在庫は前週比600万バレル増加し、3週連続で積み増しとなった。増加幅も市場予想(260万バレル増)の2倍以上だった。これを受けて、米国内の需給不均衡に対する警戒感が強まり、原油に売り圧力がかかった。また、石油輸出国機構(OPEC)がこの日発表した月報で、今年と来年の国際石油需要の伸びを前回予想から下方修正したことも相場の圧迫材料。米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾では沖合プラットフォームで操業が再開しつつあるものの、ハリケーン「マイケル」の影響で約40%の減産となっている。

*11日のシカゴトウモロコシは反発。米農務省がこの日発表した需給報告で米国産の単収を予想外に下方修正したことが強材料になった。需給報告によると、2018〜19年度の米トウモロコシの生産高は147億7800万ブッシェル、平均単収は180.7ブッシェルと、それぞれ市場予想を下回った。米中西部での今週の降雨により、収穫作業に遅れが出たが、今月後半はより降雨に乏しい天気が見込まれている。

シカゴ大豆は反発。この日発表された米農務省の需給報告で米国の生産・単収見通しが市場予想を下回ったのが支援材料。需給報告によると、2018〜19年度の米大豆の生産は46億9000万ブッシェル、平均単収は53.1ブッシェルと、それぞれ市場予想を下回った。米産地での収穫の遅れ、最近の中西部での降雨による作物への被害の可能性も支援要因だった。

*11日のNYダウは、世界的な株安連鎖でリスク回避姿勢が強まる中、原油相場の下落も嫌気されて500ドル以上も下落し、大幅続落となった。金利上昇と米中貿易戦争が企業業績に影響し、株価はなかなか回復しない可能性があるとの懸念が強まった。投資家は懸念している。ただ、この日発表された9月米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまったことから、インフレ圧力が高まるとの懸念が和らぎ、株価を下支えした。


【12日の経済指標】
未定   (中) 9月 貿易収支(米ドル)  278.9億ドル   
未定   (中) 9月 貿易収支(人民元)  1797.5億元   
08:50   (日) 9月 マネーストックM2 [前年同月比]  2.9%  2.9% 
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)  3799億円   
08:50   (日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)  8357億円   
09:30   (豪) 8月 住宅ローン件数 [前月比]  0.4%   
13:30   (日) 8月 第三次産業活動指数 [前月比]  0.1%  0.3% 
15:00   (独) 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]  0.4%   
18:00   (欧) 8月 鉱工業生産 [前月比]  -0.8%   
21:30   (米) 9月 輸入物価指数 [前月比]  -0.6%  0.2% 
21:30   (米) 9月 輸出物価指数 [前月比]  -0.1%   
23:00   (米) 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  100.1  100.0

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10月11日(木)
【10月10日の海外相場および市況】
ny1010

*10日のNY外国為替市場では、NYダウの大幅下落を受けてリスク回避姿勢が強まり、安全通貨である円が買われ、ドル円は112円台前半に下落した。低調な米国債入札を受けて米長期金利が上昇し、円を売ってドルを買う動きが強まった。9月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇。エネルギーと食料品を除いたコア指数も0.2%上昇した。いずれも市場予想と一致したが、米長期金利の上昇を受けてNYダウが大幅安となると、円買いが広まった。

*10日のNY金は、対ユーロでのドル安進行に伴う割安感を受けた買いに支えられ、小幅続伸した。9月米卸売物価指数(PPI)は全体、コア指数がともに前月比0.2%上昇した。いずれも市場予想と一致したが、物価の着実な上昇を受けてインフレ高進が意識され、米利上げペースの加速観測が浮上したことから、金利を生まない資産である金は圧迫された。ただ、追随売りも限定的で、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金に割安感が台頭したことから、買い戻しが入り、プラス圏に押し上げられた。この日は、世界の株価が急落し、ドルも下げる中、資金の安全な逃避先として金が選ばれたようだ。NY白金は株価の急落を受けて反落。

*10日のNY原油は、NYダウの大幅続落や国内原油在庫の積み増し予想などに圧迫されて反落した。9月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇、コア指数も0.2%上昇した。いずれも市場予想と一致したが、インフレ高進への警戒感から米長期金利が上昇。長期金利が上昇すれば景気の足かせになりかねないとの見方が強まったことからNYダウが急落し、同じくリスク資産である原油にも売りが波及した。国際通貨基金(IMF)が9日に公表した最新の経済見通しで、貿易摩擦などの影響を考慮して2018年と19年の世界成長見通しを下方修正していたことも、圧迫要因となった。

大型ハリケーン「マイケル」は「カテゴリー4」の強さに発達し、10日午後にフロリダ州に上陸。石油関連施設などへの影響も懸念されており、今後の被害状況に注目が集まっている。内務省安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾では日量約42%の減産となっており、メキシコ湾岸の石油生産は一部ストップしている。

引け後に発表された米石油協会(API)による5日までの1週間の国内原油在庫は前週比970万バレル増と、市場予想(260万バレル増)の4倍近い増加幅だった。

*10日のシカゴトウモロコシは3日続落。農務省の需給報告の発表を11日に控え、ポジション調整が入った。需給報告では、2018年産の生産高の増加が示されると見込まれている。一方、米中西部では広範囲にわたる降雨で、今週は収穫作業に遅れが出ている。シカゴ大豆は続落。長引く米中間の貿易摩擦が懸念されている。

*10日のNYダウは、高止まりする米長期金利や世界的な貿易摩擦の悪影響に懸念が広がり、大幅急落した。9月米卸売物価指数(PPI)が前月比0.2%増と堅調だったことや低調な米国債入札を受けて長期金利が一時上昇し、企業業績が圧迫されるとの警戒感から、売りが広がった。米中貿易戦争の影響懸念も相場を押し下げた。国際通貨基金(IMF)は前日公表した最新の経済見通しで、今年と来年の世界の成長見通しを下方修正した。欧州では、独高級車メーカーBMWなど、貿易戦争を理由に業績見通しを下方修正する企業が相次いでおり、欧州発の業績不安が一気に広がった。


【11日の経済指標】
08:50   (日) 9月 国内企業物価指数 [前月比]  0.0%  0.1% 
08:50   (日) 9月 国内企業物価指数 [前年同月比]  3.0%  2.9% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数  20.7万件  ― 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.2%  0.2% 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.7%  2.4% 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.1%  0.2% 
21:30   (米) 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  2.2%  2.2% 
27:00   (米) 9月 月次財政収支  -2141億ドル  

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10月10日(水)
【10月9日の海外相場および市況】
ny1010

*9日のNY外国為替市場では、米中「貿易戦争」に対する懸念に加え、トランプ政権の先行き不透明感が広がる中、安全資産とされる円を買ってドルを売る動きが進行し、ドル円は113円近辺に下落した。先週半ばから大幅上昇していた米長期金利がこの日は一服し、米中間の貿易摩擦激化に対する懸念もくすぶっているため、ドル売り・円買いが進行した。
トランプ大統領がヘイリー国連大使の今年限りの辞任を発表すると、米政権の先行きに不透明感が広がったこともドルを押し下げた。トランプ大統領は、中国が対米報復措置を講じた場合には2670億ドル(約30兆円)規模の中国製品に対する追加制裁関税も辞さない考えも繰り返し強調。さらに、国際通貨基金(IMF)はこの日発表の経済見通しで、米国の保護貿易主義を理由に2018年と2019年の成長率を引き下げた。

*9日のNY金は小反発。外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが先行していたため、ドル建て金は割高感に圧迫されていたが、ヘイリー米国連大使が辞意を表明したとの報が伝えられると、トランプ政権の先行きが不安視され、ドル高・ユーロ安の流れが反転し、NYダウもマイナス圏に沈んだことから、金は反発に転じた。また、国際通貨基金(IMF)がこの日、米中間などの貿易摩擦激化や新興国リスクの高まりを理由に、2018年および19年の世界の経済成長率を下方修正したことも、安全資産とされる金にとっては支援材料となったようだ。NY白金は反発。

*9日のNY原油は、米国による対イラン制裁に伴う供給減少懸念などを背景に買いが入り、反発した。ロイター通信によると、10月第1週のイランの原油輸出量は日量110万バレルにとどまり、4月の250万バレル強を大幅に下回った。また、業界筋の話では10月に入ってからこれまでの同輸出量は日量100万バレルを下回っているという。トランプ政権は同国産原油を輸入する国・企業に対して11月4日に制裁を再発動する方針だが、イランの原油輸出量が既に明確に減少していることが明らかになったことから、世界的な供給逼迫懸念が広がった。

また、米内務省安全環境執行局(BSEE)が27社の報告をまとめたところによると、ハリケーン「マイケル」がフロリダ州沿岸に接近したのを受け、メキシコ湾岸では約40%の減産となっている。エネルギー生産各社は8日、ハリケーン「マイケル」の接近を受け、メキシコ湾の石油生産の約5分の1を停止し、10カ所のプラットホームから作業員を退避させた。これを受けて、米国内での供給に影響が及ぶのではないかとの警戒感も広がった。

ただ、国際通貨基金(IMF)がこの日発表した最新の世界経済見通しで、2018年と19年の世界成長見通しを下方修正。世界的な成長減速に伴う原油需要の鈍化が懸念されることに加え、サウジアラビアが増産に動くとみられることから、上値は重かった。

*9日のシカゴトウモロコシは続落。今週は西部の主要産地の大部分で降雨となり、収穫作業が遅れる見込み。ただ、週末にはより乾燥した天候になるという。10日の需給報告では、米国産トウモロコシの収量が増え、米国と世界の供給量が増加すると見込まれている。トランプ大統領が9日、エタノールの混合比率の高いガソリンの夏季販売の解禁を発表するとの報道を受け、下げ幅は限定的になった。

シカゴ大豆は反落。米中貿易戦争による需要が懸念された。

*9日のNYダウは反落。塗料大手PPGインダストリーズが、原材料価格や物流コストの上昇などを理由に7〜9月期の業績見通しを下方修正した。これを受け、9日の株式市場でPPGの株価が急落。ダウデュポンやスリーエムなど他の素材株もつれ安となり、ダウ平均を押し下げた。国際通貨基金(IMF)は9日に公表した最新の経済見通しで、2018年と19年の世界の成長率をそれぞれ3.7%と予測。貿易摩擦などの影響を織り込み、7月時点の予測値を0.2ポイントずつ引き下げた。米中間の「貿易戦争」や経済成長の減速予想が嫌気された。


【10日の経済指標】
08:50   (日) 8月 機械受注 [前月比]  11.0%  -3.5% 
08:50   (日) 8月 機械受注 [前年同月比]  13.9%  2.1% 
17:30   (英) 8月 貿易収支  -99.73億ポンド   
17:30   (英) 8月 鉱工業生産指数 [前月比]  0.1%   
17:30   (英) 8月 製造業生産指数 [前月比]  -0.2%   
17:30   (英) 8月 月次国内総生産(GDP) [前月比]  0.3%  0.2% 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]  0.0%   
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  -0.1%  0.2% 
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  2.8%  2.7% 
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]  -0.1%  0.2% 
21:30   (米) 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.3%  2.6% 
23:00   (米) 8月 卸売売上高 [前月比]  0.0%  ― 
23:00   (米) 8月 卸売在庫 [前月比]  0.6% (0.8%)  

 

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