テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 外電

8月22日(木)
【8月21日の海外相場および市況】
ny0821

*21日のNY外国為替市場のドル円相場は、リスク警戒姿勢がやや緩み、106円台後半に上昇した。106円57〜67銭。米長期金利の低下が一服し、ドルの買い戻しが進んだ。7月米中古住宅販売件数は市場予想に比べて良好な内容だった。7月末に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されると、円売り・ドル買いが小幅に進行した。連邦準備制度理事会(FRB)が10年7カ月ぶりに利下げを決めた同会合では、景気先行き不透明感や低インフレへの警戒感が強く、2人が0.5%の大幅利下げを主張した一方、複数が据え置きを訴えるなど、参加者の間で判断が割れていたことが明らかになった。ただ、8月には米中貿易戦争がさらに激化し、債券市場では不況入りの予兆となる「長短金利逆転(逆イールド)」が12年ぶりに出現するなど、市場の景気後退(リセッション)懸念は一段と強まっている。このため、23日にパウエルFRB議長が経済シンポジウムで行う講演では、ハト派的な姿勢を明確にするのではないかとの見方が広がった。

*21日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えて、横ばいとなった前日比変わらずの1515.70ドル。FOMC議事要旨(7月30、31日開催分)の公表を控えて、ひとまず利益を確保する動きが活発化。米連邦準備制度理事会(FRB)が10年7カ月ぶりに利下げを決定した前回会合の議論内容を見極めたいとの思惑が台頭していた。ただ、売り一巡後は安値拾いやポジション調整の買いが入り、下げ幅を縮小し、前日と同水準に戻した。FRBによる追加利下げ観測が金利を生まない資産である金をサポートしているほか、世界景気の先行き懸念もなお下支え要因となっている。このため下値は堅く、心理的に重要な節目である1500ドル台を維持した。ワイオミング州ジャクソンホールで今週開かれる連邦準備制度理事会(FRB)シンポ
ジウムも、注目されている。

NY白金は反発。858.10ドル(+5.30)。
パラジウムは5日ぶりに反落。1465.50ドル(-4.20)。

*21日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報などを受けて売られ、下落した。55.68ドル(-0.45)。内戦下のイエメンでイランの支援を受けている反政府武装組織フーシ派はこの日、系列メディアを通じ、南西部ダマール県上空で20日夜に米軍の無人機MQ9をミサイルで撃墜したと明らかにした。またロイター通信によると、イランのロウハニ大統領は同国の石油輸出が完全に制限されれば「これまでのような国際水路の安全は望めなくなる」と発言。米イラン間の緊張が高まる中、買いが先行した。ただその後発表された、EIA週報によると、最新週の原油在庫は前週比270万バレル減と、市場予想の190万バレル減を上回る取り崩し。一方、ガソリン在庫は30万バレル増、ディスティレート(留出油)在庫も260万バレル増と、それぞれ予想の20万バレル増、30万バレル増を上回る積み増しだった。これを受けて、徐々に売りが優勢となった。また、外国為替市場でドル高・ユーロ安基調が継続し、ドル建て原油に割高感が生じたことも相場を下押しした。北海ブレント原油は、60.30ドル(+0.27)。

*21日のシカゴトウモロコシは反発。370.25セント(+1.50)。メキシコ向けの新たな輸出成約に加え、3カ月ぶりの安値を付けた後でテクニカル要因による買いが入った。

シカゴ大豆は続伸。873.00セント(+4.75)。米農業調査会社プロファーマーが米中西部で実施したクロップツアーの報告で、大豆のさや数がネブラスカ州とインディアナ州で平均を下回ったことが相場を支援した。米中西部で今後15日間で平年を下回る気温が予想されていることも相場を支えた。低温はトウモロコシと大豆の成育を遅らせる可能性がある。

*21日のNYダウは、米小売り大手の好調な決算を支えに反発した。2万6202.73ドル(+240.29)。米小売り大手ターゲットと米住宅改装用品小売り大手ロウズの2019年5〜7月期決算は、ともに1株当たり利益が市場予想を上回る良好な結果。両社株が急伸してNYダウを牽引した。懸念される米中貿易摩擦の影響は表れていないことが好感されたようだ。市場では、世界景気の減速懸念が強まっているが、好調な米小売り大手決算を受け、GDP(国内総生産)の約7割を占める米個人消費の堅調さを確認し、市場に安心感が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、約10年半ぶりの利下げを決めた7月30、31日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公開。多くの参加者が「利下げは政策サイクル半ばでの調整」との考えを示し、今後の政策金利の引き下げは限定的にとどまるとした。


【22日の経済指標】
16:30   (独) 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  43.2   
16:30   (独) 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  54.5   
17:00   (欧) 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  46.5  
17:00   (欧) 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  53.2 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
22:45   (米) 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  50.4  
22:45   (米) 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  53.0  
22:45   (米) 8月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)  52.6   
23:00   (米) 7月 景気先行指標総合指数 [前月比]  -0.3%  0.2% 
23:00   (欧) 8月 消費者信頼感(速報値)  -6.6 


第222回
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8月21日(水)
【8月20日の海外相場および市況】
NY0821

*20日のNY外国為替市場では、米長期金利の低下などを背景に円買い・ドル売りが優勢となり、106円台前半に下落した。106円18〜28銭。イタリアのコンテ首相が20日、連立与党内での対立激化を受け、辞意を表明。欧州情勢の先行きが不透明となり、欧州市場が株安・金利低下が進んだ。米国市場もこれに連れて株安・米長期金利が低下しドル円を圧迫した。ただ、21日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表、23日にはジャクソンホールでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を控えているため、様子見ムードが広がり、小幅な値動きにとどまった。市場は米中貿易戦争の激化や「長短金利逆転(逆イールド)」の出現を受けた景気後退懸念などを背景にパウエル議長が追加利下げを示唆するかに注目している。

*20日のNY金は、対ユーロでのドル安を背景に買われ、3営業日ぶりに反発した。1515.70ドル(+4.10)。外国為替市場では、対ユーロでドルが下落し、ドル建て金に割安感が生じた。米追加利下げ観測も引き続き、金利を生まない資産である金の支援材料。ただ、翌21日に発表を控える7月30、31日両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や23日のジャクソンホールでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演を控えて様子見も広がり、相場の値動きは限定的だった。

NY白金は3日ぶりに反落。852.80ドル(-4.00)。
パラジウムは4日続伸。1489.70ドル(+15.40)。

*20日のNY原油は、割安感から買い戻され小反発した。56.34ドル(+0.13)。中東の地政学的リスクの高まりを警戒した買いが一服し、NYダウの下落を受けて売りが先行した。ただ、外国為替市場でドルが対ユーロで下落し、ドル建て原油に割安感が生じると買い戻しが優勢となった。中国人民銀行(中央銀行)が20日に新たな金利決定メカニズムを導入し、実質的な利下げに踏み切るなど、主要国による景気浮揚に向けた動きを受けて、過度の景気減速懸念が弱まり、エネルギー需要の先行き不安は抑えられた。米商務省は19日、中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する制裁をめぐり、一部に限定して米企業との取引を認める猶予措置の期限を延長する方針を発表したことも、支援要因となったもよう。北海ブレント原油は、60.03ドル(+0.29)。

*20日のシカゴトウモロコシは続落。368.75セント(-5.75)。供給過剰による小麦相場の下落を反映したほか、米中西部での生育に好ましい降雨が弱材料となり、一時3カ月ぶり安値を付けた。米農務省が19日発表したクロップ・プログレスによると、米国産トウモロコシの作柄は「優」と「良」が占める割合が56%で、前週から1%低下していた。

シカゴ大豆は小反発。868.25セント(+1.75)。米農務省が19日発表したクロップ・プログレスによると、「優」と「良」の占める割合が53%で先週から1%低下した。市場予想は変わらずの54%だった。農業調査会社プロファーマーによる米中西部でのクロップツアー初日の調査で大豆のさや数が平均以下だったとの報も相場を支えた。


*20日のNYダウは、利益確定売りが出て反落した。2万5962.44ドル(-173.35)。前日までの3営業日で650ドル超上昇しており、この日は利益確定の売りが優勢となり、おおむねマイナス圏で推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を控え、動きにくいようだ。パウエル議長は米ワイオミング州で開催される経済政策シンポジウムで23日に講演する。また、FRBは21日、7月末開催の金融政策会合の議事要旨を公表する。FRBはこの会合で約10年半ぶりとなる利下げに踏み切ったものの、長期的な利下げ局面の始まりではないと説明。追加利下げの手掛かりを求めて、市場の関心は議長講演と議事要旨に集まっている。


【21日の経済指標】
17:00   (南ア) 7月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  0.4%   
17:00   (南ア) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.5%   
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 
23:00   (米) 7月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]  527万件  537万件 
23:00   (米) 7月 中古住宅販売件数 [前月比]  -1.7%  1.9% 
27:00   (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 

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8月20日(火)
【8月19日の海外相場および市況】
ny0820

*週明け19日のNY外国為替市場では、主要国による景気下支え策への期待を背景に、ドル円は106円台後半に上昇した。106円59〜69銭。週末の間に、中国人民銀行(中央銀行)が企業の借り入れコスト軽減を狙った金利政策の枠組みを発表したほか、ドイツのショルツ財務相は18日の会見で、将来の経済危機に「全力で」立ち向かう財政的な強さがあると述べ、最大500億ユーロ(550億ドル)の追加支出が可能だと示唆した。過度のリスクオフが後退してアジア、欧州の株価が上昇し、ドルが買われた。今週は21日に、連邦準備制度理事会(FRB)が10年7カ月ぶりの利下げを決めた連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月30〜31日開催分)が公表されるほか、23日にはパウエルFRB議長が金融政策についてシンポジウムで講演する。

*週明け19日のNY金は、景気減速懸念をめぐる過度のリスク回避姿勢が和らぐ中、続落した。1511.60ドル(-12.00)。中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借り入れコスト軽減と景気の後押しにつながる金利制度改革を公表。ドイツのショルツ財務相は18日、同国は将来の経済危機に「全力で」立ち向かう財政的な強さがあると述べ、最大500億ユーロの追加支出が可能と示唆した。主要国による景気支援策への期待が広がる中、世界経済の成長減速に対する過度の懸念が後退し、安全資産である金は売りが優勢となった。NYダウの上昇や米長期金利が小幅上昇したことも圧迫材料となり、相場は一時1503.30ドルまで下落し、心理的な節目である1500ドルに接近した。ただ、米欧など主要中銀の緩和的な金融政策が引き続き金利を生まない資産である金の支援材料となっているほか、米中貿易摩擦の行方をめぐる不透明感も金相場をサポートした。また、西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済政策シンポジウムでパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を23日に控えて様子見も広がった。

NY白金は続伸。856.80ドル(+5.30)。

パラジウムも高い。1474.30ドル(+33.00)。


*週明け19日のNY原油は、地政学的リスクの高まりなどを背景に買われ、続伸した。56.21ドル(+1.34)。イエメンの反政府武装組織フーシ派は17日、サウジアラビア東部のシャイバ油田に対して無人機10機で大規模な攻撃を加えたと主張した。サウジ国営石油会社サウジアラムコは声明で影響は限定的と強調したものの、地政学的リスクが高まりに原油が買われた。また、中国を含む主要国で景気下支え策の表明が相次いだことで世界景気に対する過度の懸念が後退し、NYダウの上昇に連動して同じリスク資産とされる原油にも買いが入った。米政府が中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)の取引猶予措置を延長するなど、米中「貿易戦争」が若干軟化している兆しも、支援材料になった。北海ブレント原油は、59.74ドル(+1.10)。

*週明け19日のシカゴトウモロコシは反落。374.50セント(-6.25)。米農務省が発表した9〜15日の週間輸出検証高によると、米国産トウモロコシは、51万0334トンで、60万〜80万トンの予想レンジを下回った。

シカゴ大豆は反落。866.50セント(-13.25)。週末にかけて米中西部で降雨があり、2019年の収穫見通しが改善した。米農務省が発表した9〜15日の週間輸出検証高によると、米国産大豆は、115万8217トンと、予想レンジの60万〜110万トンを上回った。


*週明け19日のNYダウは、世界的な景気先行き懸念が和らぎ、3営業日続伸した。ドル高の2万6135.79ドル(+249.78)。中国人民銀行(中央銀行)は週末に、市中銀行の企業への貸し出し金利引き下げ策を公表。ドイツのショルツ財務相は最大500億ユーロ(約5兆9000億円)の追加財政支出が可能との見方を示した。主要国で景気下支え策の表明が相次いだことを受け、世界経済の先行き懸念が和らぎ、買いが優勢となった。米商務省はこの日、中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)と米企業との一部の取引猶予措置を3カ月延長すると発表。米中貿易摩擦をめぐる警戒感緩和につながった。


【20日の経済指標】
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表 
15:00   (独) 7月 生産者物価指数(PPI) [前月比]  -0.4% 
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前月比]  -0.3%
18:00   (欧) 6月 建設支出 [前年同月比]  2.0% 

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8月19日(月)
【8月16日の海外相場および市況】
ny0819

*週末16日のNY外国為替市場のドル円は106円台前半で推移した。投資家の強いリスク回避姿勢が和らぎ、比較的落ち着いた値動きとなった。106円33~43銭。世界的な景気減速懸念の強まりを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が金融緩和に動くとの期待が浮上し、この日は株安・金利低下にひとまず歯止めがかかった。安全資産とされる円は売り戻された。7月米住宅着工許可件数が大きく伸びた一方、ミシガン大学調査による消費者景況感指数の8月暫定値は前月確報値から低下。強弱まちまちだったため、相場の反応は限定的だった。米中貿易摩擦の行方や、来週23日にパウエルFRB議長が行う金融政策に関する講演に投資家の関心が移り、商いは手控えられた。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドのドル売り・円買いは2万4181枚(前週比+1万4181枚)と増加。総取組高は16万0271枚と前週比6933枚の増加。


*週末16日のNY金は反落。1523.60ドル(-7.60)。欧米株高の中、リスク回避姿勢が後退し、安全資産として買われてきた金は売りが先行した。また、前日に清算値が6年4カ月ぶりの高値を付けたことで利益確定売りも出た。ただ、世界的な景気先行き懸念がくすぶる中、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが加速するとの観測もあり、下げ幅は抑えられた。市場は、今週22~24日に開催されるワイオミング州ジャクソンホールの会合ではパウエルFRB議長の講演に注目している。追加利下げの可能性を探ることになる。米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げを行うとの見方や、欧州中央銀行(ECB)が来月の理事会で景気刺激策を打ち出すとの期待は強い。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドの金買い越しは29万090枚(前週比-2455枚)と減少した。総取組高は59万3962枚と前週比6355枚の減少。

白金は7日ぶりに反発。851.50ドル(+9.50)。
パラジウムは続伸。1441.30ドル(+2.70)。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドの白金買い越しは2万1676枚(前週比-268枚)と減少した。総取組高は7万7101枚と前週比1494枚の増加。


*週末16日のNY原油は3日ぶりに反発。54.87ドル(+0.40)。世界的な景気減速に対する過度の懸念が後退する中、前日までの下落を受けた買い戻しが入った。 原油相場は前日までの2日間で、5%近く下落。大幅安の後を受けて、早朝に安値拾いや週末要因に伴う買いが活発化した。この日はNYダウが続伸したため、株式と並んでリスク資産とされる原油も買われた。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小。石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、2019年の石油需要の伸び幅予想が前月に比べ下方修正された上、20年の原油市場はやや供給過多になるとの見通しを示したと伝わり、上値を抑えた。16日までの国内石油掘削リグ稼働数は前週比6基増の770基と、7週ぶりにプラスに転じたことも、上値を抑える要因となったようだ。北海ブレント原油は、58.64ドル(+0.41)。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドの原油買い越しは38万2144枚(前週比+6503枚)と増加。総取組高205万9135枚と前週比1万1075枚の減少。


*週末16日のシカゴトウモロコシは続伸。380.75セント(+9.75)。米農務省が19~20年度の収穫高予想を予想外に引き上げたことが相場を圧迫した。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは16万1639枚(前週比-5万9981枚)と減少した。総取組高は176万5396枚と前週比4万9268枚の減少。

シカゴ大豆は反発。879.75セント。(+9.00)。米農務省が新たな輸出成約を発表したことで高値水準に上昇した。ただ、 米中西部の主要産地で週末に雨が予想されていることに加え、中国との貿易戦争をめぐる根強い懸念が相場の上値を抑えた。

CFTC建玉8月13日時点:ファンドの大豆売り越しは1万7647枚(前週比-7830枚)と減少。総取組高は62万2488枚と前週比1万0579枚の減少。2万5886.01ドル(-306.62)。


*週末16日のNYダウは、過度な世界景気の後退懸念が後退し続伸した。2万5886.01ドル(-306.62)。14日に長期金利の指標とされる10年物国債利回りが2年物を下回る「長短金利逆転(逆イールド)」が約12年ぶりに出現。不況入りの予兆とされる現象に投資家心理の悪化を招いたが、16日は長期金利の低下に一服感がみられることから、株式市場では買い戻しの動きが強まり、一時350ドル高まで上昇した。逆イールド出現は中国とドイツの経済指標の悪化がきっかけ。しかし、16日は独誌シュピーゲルが景気対策のためにドイツ政府が財政均衡ルールを撤廃して歳出拡大の用意があると報じたほか、中国政府も内需刺激のため可処分所得を引き上げる対策を打ち出すと伝わり、地合いが好転した。西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済政策シンポジウムで23日に予定されるパウエル議長の講演内容が注目されている。市場では「パウエル議長が追加利下げに積極的な姿勢を示せば相場に安心感が広がるとされた。


【19日の経済指標】
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) [前期比]  -0.5%
08:50   (日) 7月 貿易統計(通関ベース、季調前)  5896億円 
08:50   (日) 7月 貿易統計(通関ベース、季調済)  -144億円   
17:00   (欧) 6月 経常収支(季調済)  297億ユーロ   
17:00   (欧) 6月 経常収支(季調前)  133億ユーロ   
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  1.1%   
18:00   (欧) 7月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  0.9% 

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8月14日(水)
【8月13日の海外相場および市況】
ny0813

*13日のNY外国為替市場では、米国による対中関税の一部延期の発表を受けてリスク回避姿勢が緩み、106円台後半に急反発した。106円70〜80銭。米通商代表部(USTR)はこの日午前、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式に発表。ただ、携帯電話やパソコン(PC)など一部の製品への適用は12月15日まで延期するとし、関税拡大に反発する中国に一定の歩み寄りを示した。市場では、トランプ政権が米国の消費者、ひいては景気に配慮する姿勢を示したと評価した。また、貿易摩擦の溝を埋めるため、両国が電話協議を継続する方針も明らかになった。市場には安堵感が広がり、リスク回避から買い進まれていた円は大きく売り戻された。ただ、米中貿易交渉の行方は依然として見通せないほか、逃亡犯条例改正案に抗議する香港のデモ拡大、アルゼンチンの政局不安を背景とした通貨ペソ安など、依然として安全資産である円の需要は強く、106円台半ばから後半のレンジで小動きとなった。

*13日のNY金は、米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむ中で手じまい売りが台頭し、小反落した。1514.10ドル(-3.10)。米中貿易摩擦の激化に伴う世界経済の減速懸念のほか、逃亡犯条例改正案に抗議する香港のデモ拡大、アルゼンチンの政局不安を背景とした通貨急落などのリスク要因を背景に、「質への逃避」から金が買われ、一時1546.10ドルまで上昇した。しかし、米通商代表部(USTR)が、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると正式に発表した上で、携帯電話やパソコン(PC)など一部の製品への適用は12月15日まで延期する方針を表明し、2週間以内に再度電話協議を行う予定が明らかにされると、一転して金は急落し、一時1488.90ドルの安値を付けた。ただ、両国対立の構図に変化はないとの見方が広がるにつれ、その後は徐々に下げ幅を縮小し、1500ドルの節目を回復して引けた。

NY白金は4日続落。859.70ドル(-4.00)。
パラジウムは4日続伸。1451.50ドル(+20.70)。

*13日のNY原油は、米中貿易摩擦激化に対する懸念が和らぐ中で買い進まれ、大幅続伸した。57.10ドル(+2.17)。

米通商代表部(USTR)は13日、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月1日に発動すると発表した。現在対象外となっている3000億ドル(約32兆円)相当に10%を上乗せする予定だったが、スマートフォンや衣類など一部製品への適用は12月15日まで延期する。これを受けてリスク姿勢が後退し、NYダウが大幅高となり、株式と並んでリスク資産とされる原油にも買いが入った。また、9日までの1週間で米原油在庫が280万バレル減少したとの予想も需給引き締まり観測を強め、原油買いを後押ししたようだ。北海ブレント原油は、61.30ドル(+2.73)。

*13日のシカゴトウモロコシは続落。376.50セント(-16.25)。米農務省が12日発表した収穫高予想の引き上げを受け、追随売りが出た。

シカゴ大豆は反発。889.00セント(+9.75)。トランプ政権が中国からの輸入品に課税する10%の追加関税措置について、一部製品への適用を延期するとの発表が好感された。

*13日のNYダウは、対中制裁関税の一部適用の延期発表を好感し、大幅反発した。2万6279.91ドル(+372.54)。米通商代表部(USTR)は13日午前、9月1日に発動予定の中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を拡大する制裁措置「第4弾」について、スマートフォンなど一部製品への適用を12月15日まで延期すると発表。米中貿易摩擦の激化への懸念が和らぎ、ダウは一時520ドル近く上昇した。iPhone(アイフォーン)の最終組み立てを中国で行うアップル株は急伸。適用延期対象はスマホのほか、ノートパソコン(PC)やビデオゲーム機、おもちゃ類、衣類、靴なども含まれることから、家電量販最大手ベストバイや玩具大手マテル、スポーツ用品大手ナイキなどにも買いが広がった。一方、中国国営新華社通信によると、中国の劉鶴副首相は13日の電話協議でライトハイザーUSTR代表らに対し、制裁関税の拡大を厳重に抗議。月内に再度電話協議を行うことで一致した。


【14日の経済指標】
未定   (トルコ) 休場
08:50   (日) 6月 機械受注 [前年同月比]  -3.7% 
09:30   (豪) 8月 ウエストパック消費者信頼感指数  96.5  
11:00   (中) 7月 小売売上高 [前年同月比]  9.8%   
11:00   (中) 7月 鉱工業生産 [前年同月比]  6.3%  
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  0.7%   
15:00   (独) 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値、季調前) [前年同期比]  0.6% 
17:30   (英) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.0%  
17:30   (英) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.8% 
17:30   (英) 7月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  2.9%  ― 
17:30   (英) 7月 卸売物価指数(コアPPI) [前年同月比]  1.7%    
18:00   (欧) 6月 鉱工業生産 [前年同月比]  -0.5% 
18:00   (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]  1.1% 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 
20:00   (南ア) 6月 小売売上高 [前年同月比]  2.2%   
21:30   (米) 7月 輸入物価指数 [前月比]  -0.9%   
21:30   (米) 7月 輸出物価指数 [前月比]  -0.7% 
 

第222回
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8月13日(火)
【8月12日の海外相場および市況】
ny0812

*週明け12日のNY外国為替市場のドル円相場は、米中貿易摩擦激化の長期化懸念が強まる中で安全資産として円が買われ、105円台前半に下落した。105円22〜32銭。トランプ大統領は前週末9日、中国との貿易協議で「合意する準備ができていない」と述べ、9月上旬に予定されている閣僚級の協議の開催が不透明となっていることを示唆した。これを受けて、リスク回避姿勢が高まり、安全資産としての円が買われ、一時105円12銭まで下落する場面もあった。米長期金利の低下が進んだことも円買い・ドル売りの流れを後押しした。ただ、急速な円高進行に対する警戒感も強まり、円は上げ幅を圧縮した。

*週明け12日のNY金は、米中貿易摩擦激化に対する懸念が強まる中、対ユーロでのドル安を背景に買われ、小反発した。1517.20ドル(+8.70)。トランプ大統領は9日、中国との貿易協議で「合意する準備ができていない」と述べ、9月上旬に予定されている閣僚級協議の開催が不透明となっていることを示唆した。これを受けて、米中「貿易戦争」に対する警戒感が広がり、週明けのNYダウは一時300ドル超下落し、金に「質への逃避」の買いが入った。また、外国為替市場では、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金に割安感が生じたことから、金が買われた。
市場は、政策金利の先行きを占う手掛かりとして、来週開かれる米連邦準備制度理事会(FRB)のジャクソンホール(米ワイオミング州)でのシンポジウムに注目している。

NY白金は3日続落。863.70ドル(-0.10)。
パラジウムは3日続伸。1430.80ドル(+11.50)。


*週明け12日のNY原油は、ドルの対ユーロでの下落に伴う割安感などから買われ、3営業日続伸した。54.93ドル(+0.43)。ドイツのIFO経済研究所は世界1200人近くの専門家を対象とした調査で、米中貿易戦争の影響などを背景に第3四半期の現行と期待の景況感指数がともに悪化していると指摘。景気減速が世界のエネルギー需要にも影響を与えるのではないかとの懸念が広がった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは今年1月から、1日当たりの産出量を120万バレル抑制することで合意している。クウェートのファディル石油相は12日、協調減産を「完全に順守している」と述べつつ、合意で割り当てられた量を上回る減産を進めていると付け加え、石油需要が2019年下半期に増加し、緩やかな在庫減少に寄与するとの見方を示した。外国為替市場でドルが対ユーロで下落しドル建て原油に割安感が強まったこともあり、相場は次第にプラス圏に浮上した。OPECのリーダーであるサウジアラビアが相場の下支えを図っている中、国営サウジアラムコは、世界最大規模とみられる新規株式公開(IPO)に向けて準備を整えつつある。サウジアラビアはIPOのために、原油相場の上昇を必要としている。北海ブレント原油は、58.57ドル(0.04)。

*週明け12日のシカゴトウモロコシはストップ安。392.75セント(25.00)。米農務省による収穫高予想の引き上げが嫌気された。5月24日以来の安値となり、下落率は2016年7月以来の大きさだった。米農務省は、米農家がこの秋、トウモロコシを139億0100万ブッシェル収穫するとの見通しを示した。7月時点の予想(138億7500万ブッシェル)から引き上げられた。

シカゴ大豆は反落。879.25セント(-12.50)。米農務省の報告で、収穫高見通しが予想を上回ったことを受けたトウモロコシ相場の急落が大豆に波及した。米農務省は2019〜20年度の大豆収穫高を36億8000万ブッシェルと予想。7月時点の見通し(38億4500万ブッシェル)から下方修正した。


*週明け12日のNYダウは、世界経済の先行きへの懸念が増す中、大幅続落した。389.73ドル安の2万5897.71ドル(-389.73)。トランプ大統領は前週末9日、中国との貿易協議で「合意する準備ができていない」と述べ、9月上旬に米ワシントンで予定される米中閣僚級協議が中止となる可能性を示唆した。ゴールドマン・サックスのエコノミストは11日に出したリポートで、来年の米大統領選前に米中が合意に至ることはないと予想。貿易摩擦の影響拡大を考慮し、10〜12月期の米国内総生産(GDP)見通しを1.8%増と、0.2%ポイント引き下げた。これに加え、香港のデモ活動が拡大し、同国際空港での発着便の欠航にまで発展したことや、アルゼンチンで11日実施された大統領選予備選で、中道右派の現職が敗北したことなども、世界的な先行き不透明感を強めた。


【13日の経済指標】
未定   (トルコ) 休場
08:50   (日) 7月 国内企業物価指数 [前月比]  -0.5%   
08:50   (日) 7月 国内企業物価指数 [前年同月比]  -0.1%   
10:30   (豪) 7月 NAB企業景況感指数  3 
13:30   (日) 6月 第三次産業活動指数 [前月比]  -0.2% 
15:00   (独) 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]  1.7% 
17:30   (英) 7月 失業保険申請件数  3.80万件 
17:30   (英) 7月 失業率  3.2%
17:30   (英) 6月 失業率(ILO方式)  3.8% 
18:00   (独) 8月 ZEW景況感調査(期待指数)  -24.5  
18:00   (欧) 8月 ZEW景況感調査  -20.3  
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.6%  
21:30   (米) 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  2.1% 
 

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8月12日(月)
【8月9日の海外相場および市況】
ny0809

*週末9日のNY外国為替市場のドル円は、米中貿易摩擦や世界経済の先行き不透明感の強まりを背景に円買い・ドル売りが優勢となり、105円台後半に下落した。105円59~69銭。トランプ大統領はこの日、中国との貿易協議について「当面、合意する用意はできていない」と述べ、9月上旬に米国で予定されている閣僚級協議の開催が不透明になっていることを示唆。9月1日には対中制裁関税「第4弾」の発動が迫っており、両国対立長期化が世界経済へ及ぼす影響への懸念が強まった。トランプ大統領はまた、米連邦準備制度理事会(FRB)に対して「1%かそれを少し超える利下げを望んでいる」と改めて大幅な政策金利の引き下げを要求。これが一段のドル売りを促し、一時105円27銭まで下落した。ただ、その後はNYダウが下げ幅を縮小し、米長期金利も横ばい圏で推移する中、105円台半ば付近に押し戻された。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドのドル売り・円買いは1万0561枚(前週比+1万4779枚)と売り越しに転じた

。総取組高は15万3338枚と前週比1万4496枚の増加。


*週末9日のNY金は、利益確定の売りがやや優勢となり、小幅続落した。1508.50ドル(-1.00)。ただ、週間では3.5%上昇した。トランプ政権が中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する制裁緩和を先送りしているとの報を受け、一時1521.10ドルの高値をつけた。しかし、週末を前に利益確定の売りが台頭し、マイナス圏で引けた。今週の金相場は、ニュージーランドやインド、タイの中央銀行が相次いで利下げを決め、世界的な金融緩和の流れが意識される中、約6年4カ月ぶりに1500ドルの節目を突破。この日も、トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)に1.0%の大幅利下げを要求する場面があり、金利を生まない資産である金への資金流入を支えた。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドの金買い越しは29万2545枚(前週比+3万8157枚)と増加した。総取組高は

60万0317枚と前週比3万7019枚の増加。


白金は続落。863.80ドル(-3.70)。
パラジウムは続伸。1419.30ドル(+5.80)。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドの白金買い越しは2万1944枚(前週比-3824枚)と減少した。総取組高は7万

5607枚と前週比739枚の減少。


*週末9日のNY原油は続伸した。54.50ドル(+1.96)。外国為替市場では、対ユーロでドル売りが優勢となり、ドル建て原油に割安感が生じた。石油輸出国機構(OPEC)がさらなる減産に踏み切るのではないか、との期待も相場を支えた。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが9日発表した統計で、同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数が前週比6基減の764基となったことも支援材料。国際エネルギー機関(IEA)は、景気減速と米中貿易戦争激化により、1~5月の需要の伸びが2008年以来の水準に鈍化したと発表した。北海ブレント原油は、58.53ドル(+1.15)。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドの原油買い越しは37万5641枚(前週比-1万1650枚)と減少。総取組高207万0210枚と前週比1138枚の増加。


*週末9日のシカゴトウモロコシはまちまち。410.25セント(-0.75)。乾燥天候で米中西部の一部で単収が低下するとの懸念が支援材料。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドのトウモロコシ買い越しは22万1620枚(前週比-2万0039枚)と減少した。

総取組高は181万4664枚と前週比3万2814枚の増加。

シカゴ大豆は3日続伸し、1週間半ぶりの高値をつけた。891.75セント(+8.75)。米中西部の乾燥天候をめぐる懸念が支援材料となった。

CFTC建玉8月6日時点:ファンドの大豆売り越しは2万5477枚(前週比+1万4194枚)と増加した。総取組高は

63万3067枚と前週比2万7071枚の増加。

*週末9日のNYダウは、米中貿易摩擦激化への懸念が重石となり反落した。90.75ドル安の2万6287

.44ドル(-90.75)。トランプ大統領はこの日、対中貿易協議について「まだ合意する準備ができていない」と発言。さらに、9月に予定する米中閣僚級貿易協議が「実現しなくても構わない」と述べた。中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)への制裁を続ける考えも強調した。両国の貿易摩擦激化への懸念が強まり、株価は下げ幅を拡大し、一時約280ドル安まで下落した。ただ、その後は安値を拾う動きが広がり、下げ幅を縮小。

8月9日(金)
【8月8日の海外相場および市況】
ny0808

*8日のNY外国為替市場のドル円相場は小幅下落し、106円台前半となった。106円02〜12銭。7月の中国貿易統計で輸出が予想外の増加となったことなどを受け、米株が上昇し、リスク回避姿勢が後退した。ただ、イタリアの政局不安などをきっかけに米長期金利が午後にかけて低下に転じると、円は買い戻された。

*8日のNY金は、前日に大幅高となった後を受けて利益確定の売りが出て反落した。1509.50ドル(-10.10)。米中貿易摩擦の長期化で世界経済の先行き不透明感が広がる中、安全資産とされる金の買いが活発化し、前日は6年4カ月ぶりに1500ドル台に乗せた。この日は上げ一服となり、利益確定の売りが先行。米欧をはじめ世界の株価が持ち直したため、リスク警戒感が幾分緩んだ。ただ、相場は底堅く、1500ドルを上回る水準を維持した。世界経済の成長減速を警戒し、各国中銀による金利引き下げが相次ぐ中、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の金融政策会合で追加利下げに動くとの観測が金利を生まない資産である金をサポートしている。金相場は、米中貿易摩擦や債券利回りの下落、世界各国・地域の中央銀行が金融緩和姿勢を強めていることを背景に、年初来で16%超上昇。この1週間では約100ドル上げ
た。

NY白金は反落。867.50ドル(-3.50)。
パラジウムは小反発。1413.50ドル(+3.20)。

*8日のNY原油は、エネルギー需要が先細りするとの過度な観測が後退する中、4営業日ぶりに反発した。52.54ドル(+1.45)。中国人民銀行(中央銀行)は8日の人民元の対ドル基準値を1ドル=7.0039元と市場予想よりも元高の水準に設定。また、中国税関総署が同日発表した7月の貿易統計では輸出が前年同月比3.3%増と、市場予想に反して増加した。これらを受けて、米中貿易戦争の激化を背景としたエネルギー需要の先行きに対する不安が後退した。石油輸出国機構(OPEC)盟主国であるサウジアラビアがこのところの原油安について他の産油国に協議を呼び掛けたとの報道や、世界の石油在庫を減らすため、サウジは8月と9月の輸出量を日量平均で700万バレル以下に抑える方針だとの当局者発言が伝わったことや、オクラホマ州クッシング(WTI受け渡し地点)の在庫が、6日までの1週間に約290万バレル減少したことも支援材料になった。北海ブレント原油は、57.38ドル(+1.15)。一時58.01ドルを付けた。

*8日のシカゴトウモロコシは続伸。411.00セント(+4.50)。100日移動平均線を突破したことで、テクニカルな買いが入った。米中西部の一部地域での乾燥天候により収量減少への懸念が高まっている。作付け期の過剰な降雨を受け、作柄は既に平年を下回っていることも強材料。

シカゴ大豆は続伸。870.25セント(+16.25)。今春の作付け時期に降った大雨で、作柄は既に平年を下回っている。一方、米中貿易戦争が長引くのではないかとの懸念により上値は限られた。


*8日のNYダウは、世界的な金利の急低下が落ち着いたことなどを背景に市場に安心感が広がり、大幅反発した。ドル高の2万6378.19ドル(+371.12)。前日はインド、ニュージーランド、タイで中央銀行が利下げを決めたことを機に債券に買いが殺到し、各国で金利が急低下。世界的な景気減速への懸念が強まり、株や原油などリスク資産を売る動きが広がった。この日は米長期債を中心に金利が落ち着きを取り戻したことから、リスク選好姿勢が回復し、ダウは全面高となった。さらに、中国人民銀行(中央銀行)が、この日の人民元の対ドル基準値を市場予想より元高水準に設定。中国当局の元安誘導による米中貿易摩擦悪化への懸念が後退した。中国の7月の輸出が前年同月比3.3%増と、市場予想に反しプラスとなったことも、株価を押し上げた。


【9日の経済指標】
未定   (南ア) 休場
08:50   (日) 7月 マネーストックM2 [前年同月比]  2.3%   
08:50   (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比]  0.6% 
08:50   (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [年率換算]  2.2%  
10:30   (中) 7月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  2.7%   
10:30   (中) 7月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  0.0%   
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告 
15:00   (独) 6月 貿易収支  206億ユーロ   
15:00   (独) 6月 経常収支  165億ユーロ 
16:00   (トルコ) 6月 経常収支  1.5億ドル 
17:30   (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]  1.8%
17:30   (英) 6月 鉱工業生産指数 [前年同月比]  0.9%   
17:30   (英) 6月 製造業生産指数 [前月比]  1.4%
17:30   (英) 6月 貿易収支  -23.24億ポンド
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  1.7%  
21:30   (米) 7月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.3% 
 

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8月7日(水)
【8月6日の海外相場および市況】
ny0806

*6日のNY外国為替市場のドル円相場は、米中「貿易戦争」に対する懸念がやや和らぐ中で円が売られ、106円台半ばに上昇した。106円42〜52銭。米財務省は5日に中国を制裁対象となる「為替操作国」に認定したが、中国人民銀行(中央銀行)は6日、取引開始の目安として示す人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.9683元と、市場予想よりも元高水準に設定した。これを受けて、6日の上海外国為替市場の人民元相場が下げ止まった。米中両国の対立先鋭化への懸念が幾分和らぎ、これまで安全資産として買われてきた円が売り戻された。NYダウも急伸し、前日に急低下した米長期金利が上昇したことも、円売り・ドル買い要因となった。

*6日のNY金は、米中貿易摩擦を受けて世界経済の先行き不透明感が強まる中、3営業日続伸した。1484.20ドル(+7.70)。米財務省は5日、中国が輸出競争力を高めるため人為的に人民元相場を安く誘導しているとして、制裁対象となる「為替操作国」に認定した。これを受けて、市場のリスク回避姿勢が一段と強まり、金塊相場は5日夜に一時1486.80ドルまで上昇した。しかし、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値(中間値)を市場予想よりも元高水準に設定したことで、6日の上海外国為替市場で人民元相場が下げ止まった。金相場は一時マイナス圏に沈んだが、米中両国の対立が急展開する可能性を市場は引き続き警戒し、金は押し目が買われ約6年4カ月ぶりの高値圏を維持した。

NY白金は3日ぶりに反落。853.20ドル(-4.70)。
パラジウムは続伸。1437.00ドル(+20.70)。

*6日のNY原油は、米中貿易戦争を背景としたエネルギー需要の先細りが懸念されて続落した。53.63ドル(-1.06)。6月17日以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。今週発表される週間在庫統計で、原油在庫が8週連続で取り崩しとなる見通しであることなどが支援材料だったが、米中二大経済大国の対立が世界的なエネルギー需要に悪影響を与えるのではないかとの懸念が強まりマイナス圏に沈んだ。ドルが対ユーロで強含んだことも、ドル建て原油の割高感につながり、下押し要因となった。北海ブレント原油は、58.94ドル(-0.84)。60ドルを割り込み、約7カ
月ぶり安値を付けた。

*米エネルギー情報局(EIA)は6日発表の月報で、2019年の国内石油生産は日量1227万バレルとなり、前年比で日量128万バレル増加するとの見通しを示した。生産の伸びの従来予想を、7月時点予想(140万バレル)から下方修正した。


*6日のシカゴトウモロコシは反落。404.00セント(-1.25)。米中西部の乾燥地帯で雨が降り、今後も降雨が予想されることから、単収減への懸念が後退した。米中西部の北域は予想を上回る降雨となり、今後11〜15日間も雨が降る見通し。

シカゴ大豆は下落。847.75セント(-2.50)。米中西部で成育に好ましい降雨があったほか、米中貿易戦争の激化が重石となった。対米摩擦により、間もなく収穫される大豆の対中出荷が限定的な規模にとどまるとの懸念が広がった。


*6日のNYダウは、人民元相場の下げ止まりをきっかけに米中貿易摩擦激化への過度な警戒感が和らぎ、6営業日ぶりに反発した。2万6029.52ドル(+311.78)。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の基準値を1ドル=6.9683元と、7元を上回る水準に設定。人民銀が元安誘導を抑えたことで、市場に安心感が広がった。前日5日は、人民元が約11年ぶりに対ドルで7元台まで下落。米財務省が中国を約25年ぶりに「為替操作国」に認定するなど、両国間の緊張が高まっていた。前日は、人民元相場急落をきっかけに767ドル安と年初来最大の下げ幅となったことから、この日は安値拾いの買いが入った。


【7日の経済指標】
11:00   (NZ) NZ準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利  1.50%   
15:00   (独) 6月 鉱工業生産 [前月比]  0.3%   
15:00   (独) 6月 鉱工業生産 [前年同月比]  -3.7%
28:00   (米) 6月 消費者信用残高 [前月比]  170.9億ドル


第221回
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8月6日(火)
【8月5日の海外相場および市況】
ny0805

*週明け5日のNY外国為替市場では、米中貿易摩擦激化への懸念からリスク回避の円買いが進み、105円台後半に下落した。105円90銭〜106円。この日の上海外国為替市場では、人民元が1ドル=7元の節目を突破し、11年ぶりの元安・ドル高水準となった。中国政府は元安を容認することで輸出を下支えするとともに、米国への対抗姿勢を示す狙いがあるとみられる。トランプ大統領もこの日の人民元安を「為替操作」と批判するなど、両国間の緊張が一段と高まった。こうした背景から安全通貨である円が買い進められた。

*週明け5日のNY金は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、「質への逃避」を目的とした活発な買いが入り、続伸した。1476.50ドル(+19.00)。2013年4月12日以来約6年4カ月ぶりの高値となった。5日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで1ドル=7元台と、11年3カ月ぶりの安値に下落。米中貿易摩擦の長期化を受け、中国当局が元安容認の姿勢に転じたためとみられる。これに対し、トランプ大統領はツイッターで「為替操作だ」と批判。両国の対立が一層激化するとの不安が広がったほか、香港での大規模ストや英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」など、国際情勢を取り巻く不透明感も安全資産とされる金の強材料となった。7月米ISM非製造業景況指数は2年11カ月ぶりの低水準に悪化し、米景気減速に対する警戒感が強まり、一時1481.80ドルの高値を付けた。人民元安により中国が金の購入を増やすとの観測も出ている。

NY白金は金に連れて続伸。857.90ドル(+4.90)。
パラジウムは3営業日ぶりに反発。1416.30ドル(+12.10)。

*週明け5日のNY原油は、米中貿易摩擦の一段の激化を背景にリスク警戒姿勢が強まる中、反落した。54.69ドル(-0.97)。6月中旬以来約1カ月半ぶりの安値となった。トランプ大統領は1日、対中制裁関税「第4弾」を9月から発動する方針を表明。中国はこれに対抗し、人民安を容認することで低調な輸出を下支えを図る考え。5日の上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで1ドル=7元台まで下落し、11年3カ月ぶりの安値を更新したことを受けて、トランプ大統領は「為替操作だ」と批判。米中両国の対立が深刻化する中、景気減速に伴う原油需要の減退懸念が台頭し、一時54.22ドルまで下落した。リスク回避姿勢が強まり、NYダウが下げ足を速める中、株式と並んでリスク資産とされる原油には売り圧力がかかり、戻りは限定的だった。エネルギー消費大国である中国のドル建て原油購入に関して、人民元安が今後影響するのではないかとの不安も重石となった。北海ブレント原油は、59.81ドル(-2.08)。

英政府は5日、イラン沖のホルムズ海峡などでの船舶護衛のため米国が主導する「有志連合」構想に参加すると発表した。有志連合への参加表明は先進7カ国(G7)では初めて。


*週明け5日のシカゴトウモロコシは続伸。414.75セント(+5.25)。米中西部では、冷涼で湿った天候が予想されており、トウモロコシや大豆の単収に悪影響が及ぶとの懸念が生じた。

シカゴ大豆はまちまち。850.25セント(変わらず)。中国商務省は6日、中国企業が米農産品の輸入を停止したと発表し、8月3日以降に購入された米農産品に対し輸入関税を課すことを排除しない姿勢を示した。


*週明け5日のNYダウは、米中「貿易戦争」の激化を懸念した売りが膨らみ、大幅続落した。2万5717.74ドル(-767.27)。5日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで1ドル=7元台まで下落し、2008年5月以来、11年3カ月ぶりの安値を付けた。米中貿易摩擦が激しくなる中、中国当局が元安容認の姿勢に転じたためとみられる。一方、トランプ大統領はツイッターで「為替操作だ」と批判。市場では両国の対立激化への不安が強まった。また、中国商務省は、中国企業が米農産品の購入を一時停止したと発表。トランプ大統領が中国からの輸入品ほぼ全てに制裁関税を拡大する「第4弾」を9月に発動すると表明したことへの対抗措置だとしている。中国側が強硬な態度を示したことで相場の地合いは一段と悪化した。


【6日の経済指標】
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期失業率  4.2%  
07:45   (NZ) 4-6月期 四半期就業者数増減 [前年同期比]  1.5% 
08:01   (英) 7月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 [前年同月比]  -1.6%   
08:30   (日) 6月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]  4.0% 
10:30   (豪) 6月 貿易収支  57.45億豪ドル   
13:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表  1.00%  1.00% 
14:00   (日) 6月 景気先行指数(CI)・速報値  94.9   
14:00   (日) 6月 景気一致指数(CI)・速報値  103.4   
15:00   (独) 6月 製造業新規受注 [前月比]  -2.2%   
15:00   (独) 6月 製造業新規受注 [前年同月比]  -8.6% 


第221
おしえて陳さん』 
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/


*マーケットスクランブル出演
https://www.mkt-s.com/past_video/

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