テクニカルマイスター

商品、為替、株式相場を,ファンダメンタルズとテクニカルから思いつくままに分析。

カテゴリ: 外電

4月24日(水)
【4月23日の海外相場および市況】
ny0424

*23日のNY外国為替市場のドル円相場は、新規材料に欠ける中、111円台後半で小動きとなった。111円82〜92銭。3月米新築一戸建て住宅販売件数は前月比4.5%増の69万2000戸(年換算)。プラスは3カ月連続で、市場予想の65万戸も上回ったが、相場の反応は限定的だった。今週は24、25日に日銀金融政策決定会合、週末26日には2019年1〜3月期の米国内総生産(GDP)速報値の発表、週末にかけては日米間で首脳会談や財務相会談が予定されていることから様子見ムードもやや強まったもようだ。

*23日のNY金は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に押され、反落した。1273.20ドル(-4.40)。昨年12月下旬以来約4カ月ぶりの安値を付けた。早朝からドル高・ユーロ安が進行。ドル建て金は割高感から売られた。3月米新築一戸建て住宅販売件数が市場予想を上回ったことや、米主要企業の堅調な決算内容を受けて、NYダウが反発したため、安全資産である金は売りが強まった。

NY白金は続落。893.80ドル(-8.40)。
パラジウムは反発。1375.60ドル(+5.80)。


*23日のNY原油は、国際石油市場の供給逼迫懸念が広がる中、上伸した。66.30ドル(+0.75)。で昨年10月29日以来約半年ぶりの高値を更新した。米政府は22日、イラン産原油禁輸の適用除外措置を5月2日以降は延長しないと発表。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は同日、十分な原油供給確保に向けて他の産油国と協調する意向を示した。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国は増産の用意はあるものの、需要動向を見極めた上で対応する構えで、増産の時期や規模については不透明。供給減少の穴埋めを急がず、需要が高まった場合に限り増産の用意を整えると複数の関係筋が語った。また、5月のサウジの産油量は前月から増加する見込みだが、この供給拡大は米国による対イラン制裁強化とは関係なく、引き続きOPEC主導による協調減産の目標圏内である日量1030万バレルを下回る見通しという。世界的な供給逼迫懸念がくすぶる中、一時66.60ドルまで上昇。その後、利益確定の売りが出て上げ幅を若干縮小したものの、高値圏を維持した。

北海ブレント原油は続伸し、74.51ドル(+0.47)。一時は74.73ドルと、昨年11月1日以来の高値に達した。

*23日のシカゴトウモロコシは続落。351.25セント(-3.50)。雨がちな天気によって米主産地の農地での作業に遅れが出ているものの、今春のトウモロコシ作付けに対する楽観的な見通しが弱材料。

シカゴ大豆は続落。862.00セント(-15.00)。米中貿易摩擦と中国でのアフリカ豚コレラまん延の影響に伴う需要減少が嫌気された。中国では、アフリカ豚コレラが昨年8月に初めて確認された後、全省に拡大しており、大豆やトウモロコシなどの飼料需要減少への懸念が高まっている。一方、米農務省は2018〜19年度の米大豆期末在庫が8億9500万ブッシェルと、前年度比2倍超の水準に達すると予想している。

*23日のNYダウは、良好な米企業決算を受けて反発した。2万6656.39ドル(+145.34)。ロッキード・マーチンやツイッターなどが1-3月期決算を発表。市場予想を上回る良好な内容だったことから、買いが優勢だった。また、3月新築住宅販売件数が、季節調整済みの年率換算で69万2000件と市場予想平均の同64万9000件を上回ったことも好感された。


【24日の経済指標】
未定   (日) 日銀・金融政策決定会合(1日目)
10:30   (豪) 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]  1.8%
14:00   (日) 2月 景気先行指数(CI)・改定値  97.4   
14:00   (日) 2月 景気一致指数(CI)・改定値  98.8   
15:00   (南ア) 1-3月期 四半期 南ア経済研究所(BER)消費者信頼感指数  7  6  
17:00   (独) 4月 IFO企業景況感指数  99.6  99.9 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
23:00   (加) カナダ銀行 政策金利  1.75%  1.75% 


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4月23日(火)
【4月22日の海外相場および市況】
ny0422


*週明け22日のNY外国為替市場のドル円相場は、新規材料に乏しい中、111円台後半でもち合いとなった。111円88〜98銭。この日はイースター(復活祭)に伴い、オセアニアやアジアの一部、また欧州の主要市場が休場だった。NY市場も動意に乏しい展開となった。3月米中古住宅販売件数は季節調整済み年換算で前月比4.9%減の521万戸となり、市場予想(530万戸)を下回った。

*週明け22日のNY金は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感から買われたものの、利益確定の売りに押され、上げ幅が縮小した。1277.60ドル(+1.60)。ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金は割安感から買われ、一時1282ドルに接近した。ホワイトハウスがこの日、昨年11月に再発動したイラン産原油禁輸の制裁に関し、日本など8カ国・地域への適用除外期限を延長しないと発表。米政府が全面禁輸を目指す方針を示したことを受け、イランをめぐる地政学的リスクが改めて意識されたことも、安全資産としての金需要を促した。しかし、その後は利益確定売りが出て上げ幅が縮小した。

NY白金は3日ぶりに反落。902.20ドル(-1.50)。
パラジウムも安い。1369.80ドル(-28.70)。


*週明け22日のNY原油は、米国による対イラン制裁強化の動きを受けて買い進まれ、大幅続伸した。65.70ドル(+1.70)。ワシントン・ポスト(電子版)は21日、トランプ政権が昨年11月に再発動したイラン産原油禁輸の制裁に関し、日本など8カ国・地域への適用除外を延長しない方針だと報道。これを受け、原油相場は前日買いが加速していた。ホワイトハウスは22日朝、これら8カ国・地域への適用除外を延長しないと発表。米政府がイラン産原油の全面禁輸を目指す方針を示したことから、イランによる供給が一段と滞る恐れや、中東情勢が不安定になるのではないかとの懸念が浮上、原油相場は一段高となった。また、外国為替市場では対ユーロでドル安が先行し、ドル建て原油に割安感が生じたことも相場を押し上げた。英国産標準油種北海ブレントは、2.07ドル(2.88%)高の74.04ドル。一時は74.52ドルと、昨年11月1日以来の高値を付けた。

*週明け22日のシカゴトウモロコシは下落。354.75セント(-3.75)。米農務省が発表した米国産トウモロコシの週間輸出検証高は強かったが、トレーダーらは材料視しなかった。直近週の輸出検証高は135万3114トンで、市場予想レンジ(80万〜110万トン)を上回った。

シカゴ大豆は反落。877.00セント(-3.50)。弱い内容の週間輸出検証高も地合いを圧迫した。米農務省が発表した同国産大豆の輸出検証高は38万2298トンと、市場予想レンジ(40万〜80万トン)を下回った。


*週明け22日のNYダウは反落した2万6511.05ドル(-48.49)。今週は米主要企業の1〜3月期決算の発表が集中する。フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなどのIT大手のほか、ボーイング、キャタピラーといった資本財メーカーの発表も相次ぐ。調査会社リフィニティブのデータによると、S&P500種株価指数を構成する企業の利益は前年同期比で1.7%減少する見通し。この日は企業業績の下振れを警戒された。3月米中古住宅販売件数は、季節調整済み年換算で前月比4.9%減の521万戸となった。マイナスは2カ月ぶりで、市場予想(3.8%減の530万個)を下回ったことも嫌気された。一方、ホワイトハウスは、昨年11月に再発動したイラン産原油禁輸の制裁について、日本など8カ国・地域への適用除外を延長しないと発表。全面禁輸を目指す方針を示したことを受けて原油価格が大幅上昇したことから、エネルギー株が買われ、ダウを下支えた。


【23日の経済指標】
未定   (トルコ) 休場 
22:00   (米) 2月 住宅価格指数 [前月比]  0.6%   
23:00   (米) 4月 リッチモンド連銀製造業指数  10  10 
23:00   (欧) 4月 消費者信頼感(速報値)  -7.2  -6.9 
23:00   (米) 3月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]  66.7万件  65.0万件 
23:00   (米) 3月 新築住宅販売件数 [前月比]  4.9%  -2.6% 


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4月19日(金)
【4月18日の海外相場および市況】
ny0418

*18日のNY外国為替市場のドル円相場は、112円近辺で小動きとなった111円97銭〜112円07銭。3月米小売売上高は前月比1.6%増と、市場予想の0.9%増を上回った。2017年9月以来の大幅な伸びとなり、消費が景気拡大をけん引する可能性を示唆した。また、最新週の新規失業保険申請件数は約50年ぶりの低水準を記録。米国の消費動向と労働市場の堅調ぶりが示されたため、ドルが買われた。ただその後は、欧州経済の先行き不透明感を背景に米長期金利が低下したことを受け、ドルが売り戻され、狭いレンジでの値動きとなった。翌19日の米金融市場は外為市場を除き、グッドフライデー(聖金曜日)に伴い休場となるため、こ動意に乏しくなった。ユーロは4月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)が低調だったため、対ドル、対円で急落した。

*18日のNY金は、ユーロ圏のさえない経済指標を受けて一時買われたものの、ドル高に伴う割高感に押され、ほぼ横ばいとなった。1276.00ドル(-0.80)。4月ユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)は前月から低下し、3カ月ぶりの低水準となった。低調な指標を受けて欧州経済の先行き懸念が再燃し、安全資産とされる金は買いが優勢となった。しかし、3月米小売売上高は前月比1.6%増と、市場予想の0.9%増を上回った。2017年9月以来の大幅な伸びとなり、消費が景気拡大をけん引する可能性を示唆した。また、最新週の新規失業保険申請件数は約50年ぶりの低水準を記録。米国の消費動向と労働市場の堅調ぶりが示された。低調なユーロ圏経済指標と堅調な米経済指標を背景にドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金は割高感から売られた。

NY白金は続伸。903.70ドル(+12.40)。
パラジウムも続伸。1398.50ドル(+19.90)。

*18日のNY原油は、狭いレンジでもみ合った後、小反発した。64.00ドル(+0.24)。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週報で、米原油在庫が市場の積み増し予想に反して4週ぶりに取り崩しとなったことなどを手掛かりに買いが入り、一時64.16ドルまで上昇した。ただ、ドル高・ユーロ安が加速したため、ドル建て原油は割高感から売りが優勢となった。リビアの内戦危機や、米政府による制裁対象のベネズエラとイランの原油供給が細る中、石油輸出国機構(OPEC)が現行の協調減産措置を6月末で打ち切るのではないかとの思惑も重石になった。ロイター通信によると、共同石油統計イニシアチブ(JODI)はこの日、2月のサウジアラビアの原油輸出量が日量697万7000バレルと、前月の725万4000万バレルから減少したと報告。また、18日までの1週間の米国内石油掘削リグ稼働数が前週比で8基減少したとの報もあって、下げは小幅に留まった。

*18日のシカゴトウモロコシほぼ変わらず。358.50セント(+0.25)。連休を控えたポジション調整の買いに支えられ。作付けの遅れは材料視されなかった。

シカゴ大豆は反発。880.50セント(+1.50)。連休を前にショートカバーやポジション調整の買いが入った。市場はなお、米中貿易協議に進展の兆しがないか注視している。両国の貿易戦争の影響で米国産大豆の昨年の輸出は減少したが、合意に至れば中国向けの輸出が増加する可能性がある。


*18日のNYダウは、良好な米経済指標や企業決算に支えられ、反発した。2万6559.54ドル(+110.00)。19日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場。取引は週明け22日に再開される。3月米小売売上高は前月比1.6%増と市場予想の0.9%増を大きく上回った。また、週間新規失業保険申請件数も約50年ぶりの低い水準に改善した。米景気の先行きへの安心感が広がり、買いが優勢となった。同日発表された企業決算が総じて堅調な結果だったことも、相場の支えとなった。複合企業ハネウェル・インターナショナルの1〜3月期決算は、航空機向け機器の需要拡大を追い風に、1株当たり利益は市場予想を上回った。保険大手トラベラーズも自然災害の保険金支払いが減少し、純利益は19%の増益となった。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社のうち決算発表を終えた77社の77.9%が市場予想を上回る利益を上げ、過去平均の65%を上回っている。


【19日の経済指標】
中・墨・豪・NZ・南ア・英・欧・加・米 休場 
08:30   (日) 3月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  0.2%  
08:30   (日) 3月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]  0.7%  
08:30   (日) 3月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く) [前年同月比]  0.4%   
21:30   (米) 3月 住宅着工件数 [年率換算件数]  116.2万件  123.4万件
21:30   (米) 3月 建設許可件数 [年率換算件数]  129.1万件  129.9万件 


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4月18日(木)
【4月17日の海外相場および市況】
ny0417

*17日のNY外国為替市場のドル円相場は、112円近辺で小動きに推移した。112円01〜11銭。2019年1〜3月期の中国国内総生産(GDP)は、実質ベースで前年同期比6.4%増加。これは前期と同水準で、4四半期ぶりに成長減速に歯止めがかかった。また、3月の同国鉱工業生産、小売売上高もそれぞれ8%台の高い伸びを示し、ややドル買いが優勢となった。2月米貿易統計では、モノの取引に限った対日貿易赤字は前年同月比7.9%増となったほか、国際収支ベースで見たモノとサービスを合わせた貿易赤字が8カ月ぶりの規模に縮小したことなどが明らかになったが、相場はほとんど反応しなかった。全国12地区の連銀景況報告(ベージュブック)は、3月から4月上旬の景気が「わずかから緩やか」に拡大し、一部の地区では経済活動が強くなっていると指摘されていた。相場は小幅に円安・ドル高方向に振れたが、引き続きレンジ内取引にとどまった。

*17日のNY金は、良好な中国経済指標に圧迫された半面、対ユーロでのドル安に伴う割安感による買いに支えられ、ほぼ横ばいとなった。1276.80ドル(-0.40)。2019年1〜3月期の中国国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比6.4%増加と伸び率は前期と同じで、今年の政府目標(6.0〜6.5%)の範囲内となった。3四半期続いた減速から横ばいに転じたことで、世界経済の減速懸念が幾分後退。安全資産とされる金は売りが優勢となった。ただ、相場の下値は限定的。外国為替市場でドルが対ユーロで下落したため、ドル建て金に割安感が生じ、安値圏では買い戻しが入りやすかった。

NY白金は3日ぶり反発。891.30ドル(+7.10)。中国の経済指標改善が好感された。パラジウムは大幅高。1378.60ドル(+50.20)。

*17日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報を受けて反落した。63.76ドル(-0.29)。米石油協会(API)が前日発表した統計では、最新週の国内原油在庫は前週比310万バレル減と、市場予想の170万バレル増に反して大
幅な取り崩しだった。米国内の在庫たぶつき懸念が後退していたが、EIAが発表した在庫週報では、米原油在庫は140万バレル減と、取り崩し幅はAPI週報を下回った。また、ガソリン在庫も120万バレル減と、市場予想の210万バレル減よりも小幅な取り崩しにとどまったことから、相場はマイナス圏に転落した。ただ、1〜3月期の中国国内総生産(GDP)が実質ベースで前年同期比6.4%増と、成長率は前期(6.4%)と同水準となり、3四半期続いた減速から横ばいに転じたことは、同国エネルギー需要の先細りに対する懸念が和らぎ、サポート要因となった。

*17日のシカゴトウモロコシは続落。358.25セント(-0.75)。天候改善で米国の農家の作付けが進展するとの観測から売られた。

シカゴ大豆は続落。879.00セント(-9.00)。アルゼンチンは、大豆の収穫高が5590万トンと予想されている。同国の生産高は、昨年干ばつにより減少した後、増加している。農業調査会社セレレスは、ブラジルの大豆の収穫高予想を1億1580万トンとし、前回予想の1億1380万トンから上方修正した。

*17日のNYダウは、IBMの低調な決算を受けて小反落した。2万6449.54ドル(-3.12)。17日に発表された中国1〜3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増加と前期と同水準となり、3四半期続いた減速に歯止めがかかった。また、3月鉱工業生産と小売売上高もそろって改善し、世界経済の減速懸念が和らいだ。しかし、ダウ構成銘柄であるIBM株が急落したため、NYダウは売りが優勢となった。IBMの1〜3月期決算は5%減益となり、売上高も市場予想以上に減少した。また、ヘルスケア関連への売りも続いた。2020年の米大統領選に向けて、民主党議員が提唱する国民皆保険制度が経営の足かせになるとの不安が台頭し、医療保険大手株に売りが広がった。


【18日の経済指標】
(墨)休場
10:30   (豪) 3月 新規雇用者数  0.46万人   
10:30   (豪) 3月 失業率  4.9% 
17:30   (英) 3月 小売売上高 [前年同月比]  4.0% 
17:30   (英) 3月 小売売上高(除自動車) [前年同月比]  3.8%
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
21:30   (米) 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数  13.7  10.0 
22:45   (米) 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)  52.4 
22:45   (米) 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)  55.3
22:45   (米) 4月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)  54.6  
23:00   (米) 2月 企業在庫 [前月比]  0.8%  0.3% 
23:00   (米) 3月 景気先行指標総合指数 [前月比]  0.2%  0.4% 

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4月17日(水)
【4月16日の海外相場および市況】
ny0416

*16日のNY外国為替市場のドル円相場は、新規材料不足の中、112円近辺で小動きに推移した。111円96銭〜112円06銭。米中および日米の貿易協議の行方に注目が集まる中、模様眺めが強まった。3月米鉱工業生産は予想を下回る結果となったものの、影響は限定的だった。エバンス・シカゴ連銀総裁やローゼングレン・ボストン連銀総裁などによる利上げの可能性を示唆する強気な発言で、米長期金利が上昇したことがドル円を支えた。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、「中国との貿易協議は非常に良い進展が続いている」と述べた。日米の新たな貿易協定交渉の初会合はこの日、ワシントンで2日目の協議に入った。初日の協議では、農産品や自動車など全品目の関税撤廃・削減の本格的な交渉に向け、両国はそれぞれの立場を説明したもよう。

*16日のNY金は、世界的な景気減速に対する過度の懸念が後退する中、続落した。1277.20ドル(-14.10)。2018年12月下旬以来約3カ月半ぶりの安値となった。世界経済の成長減速に対する過度の懸念が後退し、日米欧などの主要な株価が堅調に推移したため、安全資産である金は売りが強まった。米中貿易交渉の妥結期待も下押し要因。外国為替市場ではドルがユーロに対して堅調に推移し、ドル建て金には割高感が強まった。

NY白金は金に連れて続落。884.20ドル(-10.30)。
パラジウムも続落。1328.40ドル(-6.30)。

*16日のNY原油は、世界的な供給不安が広がる中、反発した。64.05ドル(+0.65)。リビアでは東部を拠点とする軍事組織と西部の暫定政府の戦闘が続いており、再び深刻な内戦に突入する恐れが出ている。リビア国営石油会社のサナラ会長は12日までに、同国の原油生産が「全面的に停止する可能性がある」と警告。さらに、米国がイランやベネズエラに対して制裁を強化しているため、石油輸出国機構(OPEC)に加盟するこれら3カ国の原油供給が一段と減少するのではないかとの懸念が強まった。4月のイランの輸出量は日量ベースで今年の最低水準に落ち込んだ可能性がある。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル高となり、ドル建て原油は割高感が重石となった。

引け後に発表された米石油協会(API)による前週の原油在庫は、市場予想(170バレル増)に反して310万バレル減となった。

*16日のシカゴトウモロコシは反落。359.00セント(-3.75)。テクニカル要因による売りに加え、潤沢な在庫に圧迫された。米農務省の15日の発表では、米国産トウモロコシの作付け進捗率は3%と、この時期の5年平均の5%に比べ出遅れている。デルタ地域や中西部の一部で降雨が作付けを遅らせており、さらなる降雨が今週予想されている。ただ、イールドを減らさずに作付けする時間がまだ残されているため、市場は懸念していないという。

シカゴ大豆は反落。888.00セント(-10.75)。米中貿易協議に関する新たな情報に乏しいことが相場を圧迫した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はフォックス・ビジネスに対し、中国との貿易協議は今週も続くと述べた。

*16日のNYダウは、市場予想を上回る大手企業の決算が相次いだことから、反発した。2万6452.66ドル(+67.89)。この日はバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ユナイテッドヘルス・グループが1〜3月期決算を発表。いずれも市場予想を上回る内容だった。


【17日の経済指標】
07:45   (NZ) 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比]  1.9%   
08:50   (日) 3月 貿易統計(通関ベース、季調前)  3349億円 
08:50   (日) 3月 貿易統計(通関ベース、季調済)  1161億円  
11:00   (中) 3月 小売売上高 [前年同月比]  8.2%  8.4% 
11:00   (中) 3月 鉱工業生産 [前年同月比]  5.3%  6.0% 
11:00   (中) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前期比]  1.5%  1.4% 
11:00   (中) 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) [前年同期比]  6.4%  6.3% 
13:30   (日) 2月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比]  -1.0%    
17:00   (南ア) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  4.1%   
17:00   (欧) 2月 経常収支(季調済)  368億ユーロ   
17:00   (欧) 2月 経常収支(季調前)  93億ユーロ   
17:30   (英) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.9%   
17:30   (英) 3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]  1.8%
17:30   (英) 3月 小売物価指数(RPI) [前年同月比]  2.5%   
17:30   (英) 3月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]  2.2% 
18:00   (欧) 3月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比]  1.4%   
18:00   (欧) 3月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比]  0.8% 
20:00   (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 
20:00   (南ア) 2月 小売売上高 [前年同月比]  1.2% 
21:30   (米) 2月 貿易収支  -511億ドル  -538億ドル 
21:30   (加) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.5%   
23:00   (米) 2月 卸売在庫 [前月比]  1.2%  0.5%
27:00   (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック) 

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*TOCOM TV 出演
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4月16日(火)
【4月15日の海外相場および市況】
ny0415

*週明け15日のNY外国為替市場では、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、112円近辺で小動きに推移した。111円99銭〜112円09銭。ムニューシン財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と発言。ただ、合意事項を履行するための仕組みなども含めて「まだ多くの課題が残っている」と言及したことから、協議の行方を見極めようと様子見姿勢が強まり、112円を挟んだ小幅レンジ内での取引となった。4月のNY州製造業景況指数は10.1と3月の3.7から改善し、市場予想の6.7も上回ったが、ドル円相場の反応は限定的だった。

*週明け15日のNY金は、米中貿易協議の進展を背景に反落した。1291.30ドル(-3.90)。ムニューシン財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と表明。これを受けて、米中貿易協議が妥結に向けて前進しているとの見方が広がったため、安全資産である金には売りが強まった。また、金相場は先週、心理的な節目である1300ドルの水準を下回っていたため、テクニカル要因からも売りが優勢となった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで弱含みに推移し、ドル建て金は割安感から買い支えも入り、下げ幅は限定的だった。

NY白金は金に連れて反落。894.50ドル(-4.00)。
パラジウムも反落。1334.70ドル(-15.50)。

*週明け15日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)による増産観測が圧迫材料となり、反落した。63.40ドル(-0.49)。ロシアのシルアノフ財務相は13日、米国とのシェア競争でロシアとOPECが増産を決定する可能性があるとの見解を表明。仮に増産すれば、相場は最長1年間40ドルないしそれを下回る水準まで下落するかもしれないとの見方を示した。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は6月の25〜26日に会合を開き、協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、ここにきて増産に方針転換する可能性も取り沙汰され、市場では需給緩和懸念が強まった。OPEC関係筋も先週、米国の経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、価格の上昇が続くようであれば、7月から増産に踏み切る可能性があると言及。OPEC側のこうした発言も引き続き相場を下押しした。ただ、米国が制裁を強化する兆しの中でイランとベネズエラの産油量が減少している状況や、リビアの原油生産が内戦再発で停止する可能性があることから、下げは抑制された。

*週明け15日のシカゴトウモロコシは続伸。362.75セント(+1.75)。米気象予報会社によると、デルタ地方とプレーンズ東部、中西部では今週、一層の降雨が予想されている。ただ、生産者はなおも作付けを迅速に行うための大型農機を使うことができるため、作付け遅れ懸念に基づく相場押し上げは限定的という。

シカゴ大豆は上伸。898.75セント(+3.50)。ムニューシン財務長官は、米中協議には多くの進展があるが、するべきことは多いと語った。

*週明け15日のNYダウは、米金融大手ゴールドマン・サックスの決算が冴えない内容だったことを受け、反落した。2万6384.77ドル(-27.53)。ゴールドマンが発表した2019年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比2割減と不振。総収入も12%減と市場予想を下回った。1〜3月期は金融市場の変動率が低く、投資家の債券・株式取引が低調でトレーディング部門の収益が落ち込んだことが響いた。シティグループも総収入が市場予想を下回った。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の純利益は前年同期比2.1%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。今週発表予定の企業では16日のネットフリックスやIBM、ユナイテッドヘルス・グループ、18日のハネウェル・インターナショナルなどの決算が注目されている。


【16日の経済指標】
10:30   (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
13:30   (日) 2月 第三次産業活動指数 [前月比]  0.4%  
16:00   (トルコ) 2月 鉱工業生産 [前月比]  1.0%   
17:30   (英) 3月 失業保険申請件数  2.70万件   
17:30   (英) 3月 失業率  2.9%   
17:30   (英) 2月 失業率(ILO方式)  3.9%
18:00   (欧) 2月 建設支出 [前年同月比]  -0.7%   
18:00   (独) 4月 ZEW景況感調査(期待指数)  -3.6   
18:00   (欧) 4月 ZEW景況感調査  -2.5 
22:15   (米) 3月 鉱工業生産 [前月比]  0.0%  0.3% 
22:15   (米) 3月 設備稼働率  79.1%  79.2% 
23:00   (米) 4月 NAHB住宅市場指数  62  63 


第207回 『おしえて陳さん』 
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*TOCOM TV 出演
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4月15日(月)
【4月12日の海外相場および市況】
ny0412

*週末12日のNY外国為替市場は、米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となり、112円台に上昇した。111円96銭~112円06銭。この日は米金融大手の決算内容などを好感して株買い・債券売りが進行し、安全通貨である円を売ってドルを買う動きが強まった。中国税関総署が12日発表した3月の貿易統計で、輸出が前年同月比14.2%と市場予想を大幅に上回り、同国経済が安定する兆候が見られたこともドルを押し上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)によるドイツ大手銀行DZバンクの一部事業買収に関連し、買収資金調達を見越した円売り・ユーロ買いが入ったとみられ、円が対ユーロで大幅下落し、ユーロで円が大きく売られた流れがドル円にも波及したもよう。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドのドル買い・円売りは7万1520枚(前週比+8779枚)と増加した。総取組高は16万5736枚と前週比8898枚の増加。


*週末12日のNY金は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感による買い支えが入ったものの、利益確定売りも出て、ほぼ横ばいとなった。1295.20ドル(+1.90)。心理的な節目である1300ドルを割り込んで越週するのは、3週連続となった。外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建て金は割安感から買われ、一時1299.10ドルまで上昇した。ただ、高値圏では利益確定売りが出て上げ幅を縮小。米銀行大手の好決算などを受けてNYダウが上昇したため、安全資産としての金需要は減退した。この日発表された3月の中国の貿易統計で輸出が市場予想を大きく上回ったことも、世界経済の減速懸念を和らげたため、金相場には圧迫要因となったようだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的な姿勢や世界経済の減速懸念がサポート要因になった。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの金買い越しは10万5364枚(前週比+1万0808枚)と増加した。総取組高は44万7539枚と前週比73695枚の増加。


白金は反発。898.50ドル(+3.20)。パラジウムも高い。1350.20ドル(+17.60)。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの白金買い越しは3万1844枚(前週比+8489枚)と増加した。総取組高は7万4605枚と前週比6541枚の増加。


*週末12日のNY原油は、国際石油市場の供給逼迫観測の強まりを受けて反発した。63.89ドル(+0.31)。11日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、リビア国営石油会社(NOC)のサナラ会長が、内戦の再発によって同国の原油生産が全面的に停止する可能性があると語ったと報道。これを受けて、相場は一時64.65ドルの高値を付けた。前日には、国際エネルギー機関(IEA)が月報で、ベネズエラの3月の産油量が米制裁や経済崩壊、さらに停電の影響で大幅に減少したと報告しており、石油輸出国機構(OPEC)に加盟する両国の生産体制の混乱により、国際市場への原油供給が逼迫するのではないかとの見方が広がった。3月の中国輸出の回復でエネルギー需要の減退懸念が和らいだことや、シェブロンによるアナダルコ・ペトロリアムの買収発表も相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は6月の会合で、協調減産を継続するかどうかを決める。OPECの盟主サウジアラビアは減産継続を希望しているが、産油国の複数の関係者は、供給面の混乱が続けば7月から増産にかじを切る可能性を示唆した。


CFTC建玉4月9日時点:ファンドの原油買い越しは51万6662枚(前週比+3万5301枚)と増加。総取組高202万1814枚と前週比4万6805枚の増加。

*週末12日のシカゴトウモロコシは反発。361.00セント(+1.00)。米中西部の一部で、天候不良により作付け作業が遅れることへの懸念が支援材料だが、アルゼンチンやブラジルでの豊作見通しが上値を抑えた。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドのトウモロコシ売り越しは12万9238枚(前週比+2万4127枚)と増加した。総取組高は174万8710枚と前週比7万5147枚の減少。


シカゴ大豆は横ばい。895.25セント(変わらず)。天候不良をめぐる懸念を背景にトウモロコシや小麦相場高が支援材料になった。ただ、トウモロコシの作付けが遅れ、米国の農家が一部の畑で、トウモロコシから大豆の栽培に転換する可能性がある。

CFTC建玉4月9日時点:ファンドの大豆売り越しは3万8643枚(前週比-5397枚)と減少。総取組高は76万7938枚と前週比3万0836枚の増加。


*週末12日のNYダウは、米金融大手の決算を好感して大幅反発した。2万6412.30ドル(+269.25)。金融大手JPモルガン・チェースが朝方発表した2019年1~3月期決算は、金利収入の大幅な伸びが寄与し、純利益が前年同期比5.4%増の91億7900万ドルとなった。1株当たり利益も市場予想を上回った。ウェルズ・ファーゴの決算も堅調だったことから、市場では今後発表が本格化する企業決算への期待が高まった。新たな動画配信サービスの発表が材料視されたウォルト・ディズニーも買われ、ダウの上昇を主導した。中国税関総署が12日発表した3月の貿易統計で、輸出が前年同月比14.2%増と市場予想を大幅に上回ったことも好感された。


【15日の経済指標】
16:00   (トルコ) 1月 失業率  13.5%   
21:30   (米) 4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数  3.7  6.7 


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4月12日(金)
【4月11日の海外相場および市況】
ny0411

*11日のNY外国為替市場では、好調な米経済指標を受けてドルが買われ、111円台後半に上昇した。111円61〜71銭。6日までの1週間の新規失業保険申請は、季節調整済みで19万6000件と前週比8000件減少し、市場予想の21万1000件を下回った。申請件数は1969年10月4日(19万3000件)以来約49年半ぶりの少なさとなった。また、3月米卸売物価指数(PPI)も季節調整後で前月比0.6%上昇し、上昇率は昨年10月以来5カ月ぶりの大きさとなった。

*11日のNY金は、対ユーロでのドル高先行を背景に売られ、反落した。1293.30ドル(-20.60)。心理的な節目の1300ドルを割り込んで引けた。6日までの1週間の新規失業保険申請件数は季節調整済みで前週比8000件減の19万6000件と、市場予想の21万1000件を下回り、約49年半ぶりの少なさとなった。また、3月米卸売物価指数(PPI)は季節調整後で前月比0.6%上昇、エネルギーと食料品を除いたコア指数は0.3%上昇し、いずれも市場予想を上回った。良好な雇用環境と物価の上振れを示す指標の発表を受け、対ユーロでドル高が先行し、ドル建金は割高感から売られた。また、英国の欧州連合(EU)離脱が10月末まで延期されたことで、安全資産としての金には売りが強まった。

NY白金は反落。895.30ドル(-13.60)。
パラジウムは5日ぶりに反落。1332.60ドル(-30.60)。

*11日のNY原油は、石油輸出国機構(OPEC)が増産に転じる可能性の浮上や米国内の原油在庫増加などに圧迫され、反落した。63.58ドル(-1.03)。ロイター通信によると、OPEC関係筋は11日までに、米国による経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、原油価格の上昇が続くようであれば、OPECは7月から増産に転じる可能性があると述べた。世界的な需給緩和懸念が台頭したため、売りが強まった。協調減産を延長するかどうかを決めるOPEC総会およびOPEC加盟・非加盟の有力産油国会合が6月25、26両日に開催される予定であるため、減産延長の是非を差し置いて増産の可能性が浮上したことが嫌気された。米エネルギー情報局(EIA)が発表した前週の国内原油在庫は700万バレル増で、17カ月ぶりの高水準に膨らんだ。また、米産油量は日量1220万バレルと過去最高水準を維持し、ロシアやサウジアラビアを上回り世界首位になった。

*11日のシカゴトウモロコシは反落。360.00セント(-1.75)。週間輸出成約高が予想を下回ったのに加え、潤沢な旧穀在庫予想が米国の作付け遅れに対する懸念を弱める可能性が重石となった。ただ、主要生産地のサウスダコタ、ミネソタ両州で、吹雪により春の作付けが遅れる恐れが出ている。

シカゴ大豆は反落。895.25セント(-6.75)。米国の週間輸出成約高が予想を下回ったほか、南米の大豆収穫高見通しの上方修正が圧迫要因となった。

*11日のNYダウは、米金融大手の決算発表を控えて様子見から小反落した。2万6143.05ドル(-14.11)。3月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。また、週間新規失業保険申請件数も約49年ぶりの低い水準。世界経済の減速懸念がくすぶる中、良好な米指標を受けてダウは買いが先行した。しかし、金融大手の2019年1〜3月期決算を見極めようとの様子見姿勢が強まり反落に転じた。調査会社リフィニティブによると、米主要企業500社の純利益は前年同期比2.5%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。トランプ政権の法人税減税の効果が薄らぐほか、米中通商摩擦の影響などが懸念されている。


【12日の経済指標】
未定   (中) 3月 貿易収支(米ドル)  40.8億ドル  109.5億ドル 
未定   (中) 3月 貿易収支(人民元)  344.6億元 
18:00   (欧) 2月 鉱工業生産 [前月比]  1.4%   
18:00   (欧) 2月 鉱工業生産 [前年同月比]  -1.1%   
21:30   (米) 3月 輸入物価指数 [前月比]  0.6%  0.4% 
21:30   (米) 3月 輸出物価指数 [前月比]  0.6%   
23:00   (米) 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値  98.4  98.0


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4月11日(木)
【4月10日の海外相場および市況】
ny0410

*10日のNY外国為替市場では、インフレ加速の兆候が確認されなかったことから円買い・ドル売りが優勢となり、111円前半に軟化した。110円97銭〜111円07銭。3月米消費者物価指数(CPI)は、前月比0.4%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回り、エネルギーと食料品を除いたコア指数が前月から0.1%上昇。市場予想(0.2%上昇)を下回った。インフレが抑えられていることが確認され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ休止のさらなる根拠になるとの見方が広がった。また、欧州中央銀行(ECB)がこの日の定例理事会で、少なくとも年内は政策金利を据え置く方針を確認したことから、ユーロが一時対円、対ドルで大幅下落し、ドル円は111円を下回った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表された後は円買い・ドル売りが一服した。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利上げを見送る方針を示し、参加者らが世界経済を取り巻く不確定要因や米国内のインフレ圧力の弱さも認識していたことが明らかになったものの、特に目新しい内容ではなかったため、ドルには買戻しが入った。

*10日のNY金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見から小幅高となった。1313.90ドル(+5.60)。欧州中央銀行(ECB)はこの日、定例理事会を開き、「少なくとも2019年末まで」政策金利を据え置く方針を改めて確認。ドラギECB総裁は記者会見で金融機関の経営を圧迫するマイナス金利政策について、市中銀行の負担軽減策の要否をめぐり今後検討する考えを表明した。これを受けて、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建て金は割高感から下押された。しかし、その後はドルが売り戻され、割高感が後退したことから、金相場は小幅プラス圏に回復した。ただ、FOMC議事要旨(3月19〜20日開催分)の公表を午後に控えて内容を見極めたいとの思惑が強まったため、上値は抑えられた。3月米消費者物価指数は前月比0.4%上昇。ただ、米国や世界経済の減速を背景にインフレは引き続き抑制されているとの見方から強材料視されなかった。

引け後に公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、金融政策の柔軟性を維持する必要性を示しながらも、年内の利上げ予想を中央値でゼロにした。利上げに対して忍耐強い姿勢を保つことが確認された。ただ、目新しい内容ではなく、電子取引は1311.15ドル(-2.75)に反落している。

*NY白金は反発。908.90ドル(+9.60)。
パラジウムは4日続伸。1363.20ドル(+0.60)。


*10日のNY原油は、米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計でガソリン在庫の大幅な取り崩しが明らかになったことなどを受け、反発した。64.61ドル(+0.63)。EIAが発表した5日までの1週間の石油在庫統計では、原油在庫が700万バレル増と、市場予想(同40万バレル減)に反して大幅な積み増しだった。これは2017年11月以来の高水準。一方、ガソリン在庫が前週比770万バレル減と、市場予想の150万バレル減を大きく上回る取り崩しとなった。夏のドライブシーズンに向けてガソリン(在庫の減少)が注目されて買いが優勢となったが、原油在庫の増加が上値を抑えた。また、石油輸出国機構(OPEC)がこの日発表した月報で、米国による制裁を受けているベネズエラの3月産油量が日量100万バレルを下回ったことが判明したことも支援材料だった。OPEC主導による協調減産効果への期待に加え、リビアでの内戦危機やアルジェリアでの内政混乱なども引き続き原油相場を押し上げる要因となった。

石油輸出国機構(OPEC)が10日公表した月報によると、ベネズエラの3月の産油量は日量96万バレルと、前月に比べ約50万バレル減少した。米国による制裁措置と停電により、長期的に見ても低水準に落ち込んでおり、世界的な減産への影響が広がり、供給はさらに逼迫する見通し。今回の月報で示されたデータを受け、6月の協調減産期間終了後も措置を延長すべきかをめぐり議論が行われる可能性がある。OPECは減産措置継続の方針を示してきたが、あるロシア高官は今週、増産を望む意向を示唆した。OPEC加盟国と非加盟産油国は6月25、26日に会合を開き、協調減産を延長するかを決める見込み。


*10日のシカゴトウモロコシは小幅高。361.75セント(+1.75)。米国産の潤沢な供給により、上値は抑えられた。

シカゴ大豆は上昇。902.00セント(+3.25)。米中貿易協議をめぐる楽観的な見方が強材料だった。

*10日のNYダウは、材料に欠ける中、ほぼ横ばいで終了した。2万6157.16ドル(+6.58)。3月米消費者物価指数(CPI)は、エネルギーと食料品を除いたコア指数が前月から0.1%上昇。市場予想(0.2%上昇)を下回った。インフレが抑えられていることが確認され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ休止のさらなる根拠になるとの見方が広がったが、株価への影響は限定的だった。FRBはこの日、3月に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開。同会合で、世界経済の減速などを背景に、参加者が利上げを「忍耐強く」判断する方向に傾いたことが示された。新たな内容はなかったものの、年内の利上げが必要ないことが強調されていたため、ダウは買いが優勢となった。


【11日の経済指標】
08:01   (英) 3月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数  -28   
08:50   (日) 3月 マネーストックM2 [前年同月比]  2.4%
10:30   (中) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]  1.5%  2.3% 
10:30   (中) 3月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]  0.1%  0.3% 
15:00   (独) 3月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前月比]  0.4%   
15:00   (独) 3月 消費者物価指数(CPI、改定値) [前年同月比]  1.3% 
16:00   (トルコ) 2月 経常収支  -8.1億ドル 
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPI) [前月比]  0.1%  0.3% 
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]  1.9% 
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]  0.1%  0.2% 
21:30   (米) 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]  2.5% 
21:30   (米) 前週分 新規失業保険申請件数 
21:30   (米) 前週分 失業保険継続受給者数

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4月9日(火)
【4月8日の海外相場および市況】
ny0408

*週明け8日のNY外国為替市場では、トランプ大統領による利下げ要求が材料視され、ドル売り・円買いがやや優勢となり、111円台半ばを中心に強含みに推移した。111円45〜55銭。トランプ大統領は5日、米連邦準備制度理事会(FRB)に対して利下げと量的金融緩和を要求。政治から独立して金融政策を担う必要があるFRBへの介入をエスカレートさせたことがドル売り圧力となった。また、3月米雇用統計で非農業部門就業者数が急回復したほか、中国の経済指標が堅調だったことから、世界的な景気減速に対する懸念が後退し、ユーロが対ドルで買い戻され、ドル円も一時111円29銭まで下落した。原油相場が上昇し、資源国通貨が上昇したこともドルを圧迫したようだ。

*週明け8日のNY金は、ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感を受けて続伸した。1301.90ドル(+6.30)。中国人民銀行(中央銀行)が7日明らかにしたところによると、同国の3月末までの外貨準備に占める金の比率は6062万オンスとなり、前月から0.6%拡大した。金の現物需要は依然として底堅いとの強気な見方が広がった。東西に国家が分裂しているリビアが再び深刻な内戦危機に直面していることも安全資産である金買いを後押しした。さらに、この日は外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金に割安感が生じたことも押し上げ材料となり、一時1307.90ドルまで上昇した。ただその後は、10日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を見極めたいとの思惑から、上げ幅を削った。米連邦準備制度理事会(FRB)が3月19、20両日に開催したFOMCでは、年内2回としていた従来の利上げ想定回数を0回に下方修正している。

*NY白金は4日続伸。912.90ドル(+7.50)。
パラジウムも高い。1353.10ドル(+7.20)。


*週明け8日のNY原油は、リビア内で軍事衝突などが発生して中東の地政学的リスクが強まる中、原油供給への警戒感から続伸した。64.40ドル(+1.32)。国家が東西に分裂しているリビアでは、東部を拠点とする軍事組織「リビア国民軍」と西部の暫定政府との軍事衝突が一段と深刻化。リビアが再び深刻な内戦に突入する恐れが浮上する中、中東の地政学的リスクが強まった。また、トランプ大統領がこの日、イランの革命防衛隊を「外国テロ組織」に指定し、イランとの緊張が一段と高まったことも押し上げ材料。前週の米オクラホマ州クッシングの原油在庫が約41万9000バレル減少したとの報も強材料。さらに、石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産効果への期待や、米国による制裁強化でイランとベネズエラの原油供給が滞るのではないかとの懸念も引き続き支援材料となった。加えて、外国為替市場ではドルが対ユーロで下落し、ドル建て原油に割安感が生じたことも原油相場を押し上げた。

*週明け8日のシカゴトウモロコシは続落。360.00セント(-2.50)。米農務省の需給報告を控え、ポジション調整が行われた。ロイター通信がまとめた需給報告に関する市場予想では、2018〜19年度末のトウモロコシの期末在庫は19億9100万ブッシェルと、前月時点の予想の18億3500万ブッシェルから引き上げられる見込み。

シカゴ大豆は小幅続落。898.75セント(-0.25)。米中貿易協議で進展が見られるとの期待は、5日終了した両国の閣僚級協議で詳細に乏しかったことから抑えられた。


*週明け8日のNYダウは、新型旅客機の減産などが嫌気された米航空機大手ボーイングが売り込まれ、4営業日ぶりに反落した。2万6341.02ドル(-83.97)。 ボーイングのミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は5日、インドネシアとエチオピアで墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の生産を一時的に約2割削減すると表明した。業績悪化が見込まれ、売りが広がった。ボーイング株がダウを118ドル分押し下げた。また、複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)も急落。建機大手キャタピラーなど他の資本財株も連れ安となり、ダウは一時178ドル安まで値を下げた。今週から本格化する米企業の1〜3月期決算シーズンを控えた警戒感も相場の重石となった。調査会社リフィニティブによると、主要企業500社の純利益見通しは前年同期比2.3%減と、昨年10月時点(8.1%増)から大幅に下方修正されている。


【9日の経済指標】
22:00   (墨) 3月 消費者物価指数(CPI) [前月比]  -0.03%  ― 
 

第206回 『おしえて陳さん』 
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*TOCOM TV 出演
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