【ニュージーランドドルは、利上げ停止示唆で急落】
ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は24日、政策金利を0.25%引き上げて5.5%とした。5.5%という最終到達水準予想を据え置き、利上げ打ち止めを示唆した。利上げは2021年10月以降12会合連続。政策金利は14年余りぶりの高水準となった。
NZ中銀は声明で、政策金利が現水準の5.5%でピークを迎え、2024年半ばまで同水準にとどまると予想。「消費者物価上昇率が1─3%の目標範囲に確実に戻るようにし、持続可能な最大雇用を支援するため、政策金利は当面制約的水準にとどまる必要がある」とした。
NZ中銀は、インフレを抑制するために1999年以降で最も積極的な利上げを実施してきた。インフレ率は昨年の30年ぶり水準から減速し、第1四半期は6.7%。中銀の目標レンジ(1─3%)に2年以内に到達すると予想されている。
声明は利上げ終了を示唆しており非常にハト派的だった。これを受けてニュージーランドドル円は急落した。
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