【豪中銀、政策金利据え置きも利上げ再開に含み】
*オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、政策金利を4.10%に据え置いた。これまでの利上げの影響を見極めたいとした上で、インフレ抑制に向け追加引き締めが必要になる可能性もあると指摘した。
豪中銀は4月に引き締めを休止した後、5月と6月に予想に反して利上げを行った。インフレ率が依然高すぎで、高水準のインフレ期待が定着する恐れがあるとの認識を示していた。
しかし、5月のインフレ率が予想以上に鈍化したことや、これまでの利上げによる効果がまだ完全に表れていないことから市場は金利据え置き予想に傾いていたが、事前調査では、据え置きと利上げ予想が割れていた。
金融市場では8月に約50%の確率で政策金利が4.35%に引き上げられると予想し、4.6%への追加利上げの確率は低下した。
7月下旬発表の第2四半期のインフレ統計を受けて8月に利上げが実施される可能性が十分にあるとの見方が多いようだ。
豪中銀の発表を受けて豪ドルは急落したが、その後、発表前の水準に戻した。
翌5日は、追加利上げ見通しから水準を切り上げている。豪ドル円は、8月会合まで堅調に推移しそうだ。
豪中銀の発表を受けて豪ドルは急落したが、その後、発表前の水準に戻した。
翌5日は、追加利上げ見通しから水準を切り上げている。豪ドル円は、8月会合まで堅調に推移しそうだ。
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