【日経225テクニカル分析】
日経225は先週末10日に一目均衡表の雲を割り込んで引けた。すでに、転換線と基準線を下回り遅行線も実体とデッドクロスして下落しているから”三役逆転”となって下落基調が強まるだろう。しかも、5月19日の安値1万3908円と8月8日の安値1万4683円を結ぶ上昇トレンドラインも下回ったため、上昇相場にヒビが入った可能性が高い。
一方、年初来の安値1万4683円(8月8日)と年初来の高値1万6453円(9月25日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、高値から0.38倍押し=1万5780円、0.5倍(半値)押し=1万5568円、0.62倍押し=1万5356円となり、13日の安値1万4803円と14日の安値1万4793円は0.62倍押しのラインにサポートされて反発している。RSI(14日)も30%にタッチしたことから、短期的には反発する可能性が高い。
しかし、50日、100日、200日といった主要な移動平均線を見ると、現在これらをすべて下回っており、移動平均線の面からも上昇基調は崩れていると言えるだろう。MACDもデッドクロスの後に下落してゼロラインを割り込んだ。短期的に反発しても上値は限定的で、戻りは売られる可能性が高い。
なお、戻りの目安は、通常ブレイクしたトレンドラインに接近する(プルバックという)可能性が高いことに加え、雲の水準を考慮すると1万5300円~1万5500円レベルだろう。
*日経225日足
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