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カテゴリ: ゴム

【中国需要の回復を背景にゴムは下げ止まりから値固めへ】

「ゴム」といえば自動車のタイヤが主要な需要を占めるため、自動車販売がこれから回復するかどうかにかかっているだろう。

日本と欧米英の2020年4~6月期の実質GDPは、大きく落ち込んだ。
一方、4~6月期の中国のGDPは対前年比でプラスとなった。

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日本の財務省が8月28日に発表した7月の貿易統計によれば、日本の輸出は前年同月比19.2%減、輸入は22.3%減だった。ただ、最大の貿易相手国である中国への輸出は、前年同月比で8.2%増となっている。なお、対米輸出は対前年比19.5%減。

日本の輸出が対前年で増えているのは、主要国のうちでは中国だけ。

7月の対中自動車輸出は、対前年比19%増と、中国の自動車市場の回復を反映したものとなった。

中国汽車工業協会によると、7月の新車販売台数は前年同月比16.4%増。5月以降、3カ月連続で同10%超の増加が続いている。

中国汽車工業協会が集計した8月の国内自動車販売台数は5カ月連続の増加となった。
電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)も2カ月連続で増加した。

中国では新型コロナウイルスの感染拡大が抑えられ、国内需要が回復しているということが示された。

こうした観点からゴム相場を見るなら、自動車販売の回復に連れて需要も盛り返すと見るほうが妥当だろう。

大阪ゴムRSS相場は、期近主導で上昇し、8月31日には期先が205.5円と今年1月20日以来の高値水準に達した。

過熱感から9月に入ってからは上海市場の上昇が弱かった事、人民元が上昇した事、上海株が軟調だった事などが影響して下落に転じ、177円台と180円を割り込む急騰前の水準に戻った。

テクニカル的には170円台に200日移動平均線があるため、この水準はサポートされそうだ。
当面の間、ゴムは175~185円のレンジで値固めとなりそうだ。

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【東京ゴムテクニカル分析】

東京ゴムは、テクニカル的に強弱入り混じる状況が続いている。

大勢的には200日移動平均線を上回っていないことから、下落相場が続いている。しかし、11月に入って何度か、これを一時的に上回る場面もあった。これは今年の大発会で200日線を下回って以来の変化だ。

10月中旬には50日移動平均線を上回り、11月下旬には100日移動平均線を上回って、下値を固めつつある。現在、50日移動平均線が横ばいから上向きに転じつつあるため、50日線と100日線に挟まれた193~196円のゾーンは強力なサポートゾーンになるだろう。

一目均衡表を見ると、転換線と基準線を下回っているが、50日線の下側には雲があり、これが下値をより強固にしているといえる。遅行線は実体を上回っていないので、まだ上昇のモメンタムが生じていないが、雲のねじれの時間帯を迎えたので、現在の弱基調が変化する可能性はある。RSI(14日)は50%で中立状態。

年初来高値の266.3円(1月6日)と年初来安値の173.8円(10月3日)にフィボナッチリトレースメントを当てはめると、安値から0.38倍戻し=209円、0.5倍(半値)戻し=220円、0.62倍戻し=232円となり、11月に200日移動平均線越えを試したところは、0.38倍戻しラインの抵抗を受けて押し返されたといえる。よって、上昇相場へ発展するには、200日移動平均線越えよりも、まずは0.38倍戻しラインを越えることが必要だろう。

また、0.5倍戻しのラインを越えれば6月の高値220円を上回り、チャートパターン的にはトリプルボトムが形成されるので、底入れしたと判断されるだろう。

*東京ゴム日足

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