【8月29日海外市況】
*週末29日のニューヨーク外国為替市場では、米個人消費支出(PCE)物価指数がほぼ予想通りの内容となる中、1ドル=146円台後半を中心に小動きした。147円00~10銭と、前日同時刻(146円91銭~147円01銭)比09銭の円安・ドル高。7月米PCE物価指数は前年同月比2.6%上昇と、市場予想と一致。トランプ関税による物価高は根強さが残るものの、想定の範囲内に収まったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)は「9月利下げに向かう」との見方が広がり、日米金利差を意識した円買い・ドル売りが進んだ。日銀の年内の利上げ観測も円買い・ドル売りを促した。
*週末29日のニューヨーク株式相場は、半導体銘柄などが売られて、4日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比92.02ドル安の4万5544.88ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は249.61ポイント安の2万1455.55で引けた。ダウ平均は前日に史上最高値を更新して終了。さらに米市場は週明け9月1日はレーバーデー(労働者の日)で休場となるため、この日は利益確定や持ち高調整の売りが出やすかった。
*週末29日のNY金先物相場は、米利下げ期待を背景に買い進まれ、4日続伸した。前日比41.80ドル(1.20%)高の1オンス=3516.10ドル。中心限月の清算値ベースで最高値を更新した。週間では2.86%高。7月米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.6%上昇した。伸び率は前月から横ばいとなり、市場予想と同水準。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.9%と、予想と一致した。一方、米ミシガン大学が午前発表した消費者調査によると、8月の景況感指数(確報値)は58.2となり、前月確報値(61.7)から低下。予想を下回った。これらの統計を受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が9月16、17日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くとの観測が拡大。金利を生まない資産である金の投資妙味が強まり、金は買われた。FRBのウォラー理事は28日の講演で、労働市場の鈍化を踏まえ、9月のFOMCでは0.25%の利下げを支持すると言明した。
*NY白金は続伸。は前日比8.80ドル(0.65%)高の1オンス=1370.50ドル。中心限月の清算値ベースで7月下旬以来約1カ月ぶりの高値を付けた。パラジウムは反落。前日比2.40ドル(0.21%)安の1124.00ドル。
*週末29日のNY原油先物相場は、需給緩和懸念などを背景に売られ、3日ぶりに反落した。前日比0.59ドル(0.91%)安の1バレル=64.01ドル。月間では7.58%安だった一方、週間では0.55%高。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は来週7日、10月の生産方針を決定する会合を予定している。OPECプラスは増産を進めることで市場シェア回復を目指しており、需給の緩みを意識した売りが優勢となった。また、米国では夏のドライブシーズンが終盤を迎えることで需要鈍化にも警戒感が広がり、原油の重しとなった。
*シカゴトウモロコシは続伸。前日比10.25セント(2.50%)高の1ブッシェル=420.25セント。輸出需要や米中西部生産地帯での病害を巡る懸念に加え、テクニカルな買いが相場を支えた。活発な輸出も好感された。
シカゴ大豆は続伸。前日比6.50セント(0.62%)高の1ブッシェル=1054.50セント。不安定な商いとなる中、テクニカルな買いが入り、上伸した。ただ、中国からの需要不足が相場を圧迫した。
【1日】
米・カナダ休場
10:45 中国 8月 Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)49.5 49.7
16:00 トルコ 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 45.9
16:00 トルコ 4-6月 期四半期国内総生産(GDP)(前年比) 2.0%
16:55 ドイツ 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 49.9
17:00 ユーロ 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 50.5
17:30 英 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 47.3
18:00 EU 7月 失業率 6.2%
24:00 メキシコ8月 製造業購買担当者景気指数(PMI) 49.1
【8月28日海外市況】
【8月28日海外市況】
*28日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下を受けて円買い・ドル売りが加速し、1ドル=147円近辺に下落した。146円91銭~147円01銭と、前日同時刻(147円35~45銭)比44銭の円高・ドル安。日銀の年内の利上げ観測に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの見方が根強い中、円買い・ドル売りが優勢となった。29日に発表される7月の米個人消費支出(PCE)物価指数が注目されている。4~6月期米実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増だった。設備投資や個人消費が上振れし、速報値(3.0%増)から上方修正され、市場予想(3.1%上昇)を上回った。
*28日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測を背景に続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比71.67ドル高の4万5636.90ドルで終了し、史上最高値を更新。ハイテク株中心のナスダック総合指数は115.02ポイント高の2万1705.16で引けた。市場では、これまでのFRB高官らの発言などを手掛かりに9月の金融政策会合での利下げ期待が維持されている。金融緩和再開で景気が下支えされるとの期待感に加え、朝方発表された4~6月期米実質GDP(国内総生産)改定値が底堅かったことも買い安心感につながった。実質GDP改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増と、市場予想(3.1%増)を上回った。
*28日のNY金先物相場は、対ユーロでのドル安などを背景に買われ、3営業日続伸した。前日比25.70ドル(0.75%)高の1オンス=3474.30ドル。米メディアによると、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は28日、トランプ大統領による住宅ローン不正疑惑を理由とした解任通告が違法だとして、職務継続の確認を求める訴訟を起こした。レビット米大統領報道官は28日の記者会見で、クック理事がトランプ大統領の解任通告について違法だとして提訴したことについて、「トランプ氏には解任しなければならない理由がある」と強調した。クック理事の解任により、FRBの独立性が脅かされれば、ドルの信認低下につながるとの警戒感から対ユーロではドル売りが優勢。ドル建て金に割安感が生じ、金が買われた。FRBが9月にも利下げに動くとの期待も引き続き金の支援材料。
金ETF、967.94トン(+5.44)。
*NY白金は反発。前日比13.70ドル(1.02%)高の1オンス=1361.70ドル。
パラジウムは上伸。前日比21.90ドル(1.98%)高の1126.40ドル。
*28日のNY原油先物相場は、トランプ米大統領のロシア・ウクライナ情勢に関する声明の発表を控え、続伸した。前日比0.45ドル(0.70%)高の1バレル=64.60ドル。ハンガリーの石油・ガス大手MOLのヘルナディ会長は、ウクライナによるロシアの石油施設攻撃に伴い停止していた「ドルジバ・パイプライン」経由のロシア産原油輸送が、早ければ27日か28日に再開する可能性があると述べた。これを受け、ロシア産原油が市場に流入し需給緩和につながるとの観測が相場の重しとなり、朝方は売りが先行した。ウクライナのメディアによると、首都キーウで28日、ロシア軍による大規模な攻撃があり、少なくとも19人が死亡した。一方、ウクライナ軍は夜間にロシアの石油精製所2カ所をドローンで攻撃したと述べた。これを受け、レビット米大統領報道官は28日、トランプ氏が同日中に状況について声明を出すと記者団に語った。一連の報を受け、供給混乱への警戒感が浮上。相場は買い戻しで反応し、一時64.70ドル近辺まで上昇した。
*シカゴトウモロコシは3日ぶり反発。前日比4.00セント(0.99%)高の1ブッシェル=410.00セント。堅調な輸出データが相場を支援した。米国産新穀トウモロコシの生産高は順調に過去最高達成に近づいているほか、大豆も豊作が見込まれている。
シカゴ大豆は小反発。前日比0.50セント(0.05%)高の1ブッシェル=1048.00セント。米国産新穀トウモロコシの生産高が過去最高達成に順調に向かっているほか、大豆も豊作が見込まれている。まずまずの輸出量にもかかわらず、中国勢は市場から遠のいており、相場の上値を引き続き抑えている。
【29日】
08:30 日本 7月 有効求人倍率 1.22 1.23
08:30 日本 8月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) (前年同月比) 2.9% 2.5%
08:50 日本 7月 鉱工業生産・速報値 (前年同月比) 4.4% -0.4%
08:50 日本 7月 小売業販売額 (前年同月比) 1.9% 1.7%
08:50 日本 7月 百貨店・スーパー販売額(既存店) (前年同月比) -0.1%
14:00 日本 7月 新設住宅着工戸数 (前年同月比) -15.6% -11.6%
14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯 33.7
16:55 ドイツ 8月 失業者数 (前月比) 0.20万人 1.00万人
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南ア 7月 貿易収支 220億ランド
21:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、速報値) (前年同月比) 2.0% 2.1%
21:30 米 7月 卸売在庫 (前月比) 0.2%
21:30 米 7月 個人所得 (前月比) 0.3% 0.4%
21:30 米 7月 個人消費支出(PCE) (前月比) 0.3% 0.5%
21:30 米 7月 個人消費支出(PCEデフレーター) (前年同月比) 2.6% 2.6%
21:30 米 7月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) (前月比) 0.3% 0.3%
21:30 米 7月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) (前年同月比) 2.8% 2.9%
22:45 米 8月 シカゴ購買部協会景気指数 47.1 45.2
23:00 米 8月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値 58.6 58.6
【金はジャクソンホール会合受けて急上昇】
【金はジャクソンホール会合受けて急上昇】
*先週のNY金(12月)は、早期の米利下げ観測の高まりを背景に大幅反発し、週の終値はオンス=3418.50ドル。これは8日に付けた史上最高値(3491.30ドル)以来2週間ぶりの高値水準で、週間では1.06%上昇となった。
*米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週22日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、利下げの検討を「慎重に進められる状況にある」と述べた。市場は、政策金利の引き下げに後ろ向きな姿勢が示されるのではないかと警戒を強めていたが、「予想よりもハト派的」と受け止められた。9月17日のFOMCまでに、雇用統計とインフレ指標がそれぞれ発表されるため、結果次第では0.5%に利下げも想定されるとの見方も出ているようだ。
*ただ、パウエル議長は、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの可能性を示唆したものの、インフレは引き続き脅威であり、今後の利下げは「慎重に進める」という認識を示し、利下げを確約はしなかった。そのため、相場が3400ドル台に乗せると、上昇の勢いが鈍化した。
*週明け25日は、先週末の急上昇を受けた利益確定売りが出て反落。前週末比1.00ドル(0.03%)安の1オンス=3417.50ドル。パウエル議長の発言で9月利下げは確実となったが、その先の利下げペースについては不透明なままで、今後の経済指標、とりわけ9月5日の8月雇用統計や、12日の消費者物価指数(CPI)や、それに続く卸売物価指数(PPI)の結果を見て判断されよう。
*トランプ大統領がクック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を発表した。トランプ氏はクック理事に対し、住宅ローンを不正取得したとして辞任を求めていた。同理事は7月29、30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きに賛成している。そのため、利下げに反対する委員への圧力と受け止められている面もある。後任にトランプ氏の意向に沿うハト派の理事が就任すれば、利下げムードはさらに高まる。なお、クック理事は解任を拒否しており、法廷闘争に入ることになった。
*大統領の介入によるドルの信任が低下する一方、欧州中央銀行(ECB)は利下げ打ち止めを示唆しており、ユーロが対ドルで上昇する可能性が高まっている。ジャクソンホール会議でECB政策委員会のナーゲル・ドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁、レーン・フィンランド中銀総裁、カザークス・ラトビア中央銀行総裁が相次いで追加利下げは不要との認識を示した。ドル安基調に支えられ、NY金は目先、3450~3500ドルのレンジに水準を切り上げそうだ。また、OSE金もそれに連れて上昇し、最高値(1万6326円)を更新する可能性が高まってきた。
情報提供:株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
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【8月26日海外市況】
【8月26日海外市況】
*26日のニューヨーク外国為替市場では、トランプ米大統領による米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事の解任発表を受け、円買い・ドル売りがやや優勢となり、1ドル=147円台前半に下落した。147円39~49銭と、前日同時刻(147円70~80銭)比31銭の円高・ドル安。トランプ米大統領は25日、クックFRB理事が住宅ローンに関して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明。一方、クックFRB理事は26日、トランプ大統領の解任通告に対し、「権限はない」として提訴する意向を明らかにした。利下げに慎重なパウエルFRB議長の辞任を繰り返し要求しているトランプ氏が、FRBへの圧力を強めたため、中央銀行の独立性や金融政策運営の信認への懸念が再燃。ドルは円やユーロなど対主要通貨で売られやすかった。ただ、クックFRB理事解任問題が法廷闘争に発展する可能性もあり、金融市場への影響を見極めようと静観する向きも多く、値幅は限られた。7月米耐久財受注額は前月比2.8%減と、市場予想の4.0%減を上回った。8月米消費者景気信頼感指数は97.4と、前月(98.7=改定値)から低下。ただ、市場予想の96.2を上回った。
*26日のニューヨーク株式相場は、米半導体大手エヌビディアの決算発表を控え、様子見ムードが広がる中、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比135.60ドル高の4万5418.07ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は94.98ポイント高の2万1544.27で引けた。エヌビディアは1%超上伸。同社は四半期決算を27日発表する。一方でトランプ米大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、解任すると表明。中央銀行の独立性を巡る懸念が強まり、投資家心理の重荷となった。ただ、トランプ氏によるクック理事の解任が合法かどうかは今のところ不明で、投資家らは今後の動向を見極めたいとの思惑も根強かった。米民間有力調査会社コンファレンス・ボード(CB)がこの日発表した8月の消費者景気信頼感指数は97.4と、市場予想の96.2を上回った
*26日のNY金塊先物相場は、安全資産としての金需要が意識され、反発した。前日比15.50ドル(0.45%)高の1オンス=3433.00ドル。トランプ米大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明。クック氏宛てに通告した署名入りの書簡をSNSで公表した。これを受け、中央銀行の独立性を巡る懸念が広がり、安全資産としての金買いが先行した。FRBの人事を巡っては、トランプ氏は、利下げ判断が遅すぎるとパウエルFRB議長を批判し、辞任を繰り返し要求。クック氏の後任には利下げを推進する人物を充てる可能性がある。パウエル氏が前週末の講演で利下げ検討を示唆したこともあり、依然として利下げ期待が高まっており、引き続き相場を支援した。
金ETF、959.92トン(+1.43)。
*NY白金は反発。前日比10.60ドル(0.79%)高の1オンス=1349.40ドルとなった。
パラジウムは続落。前日比3.30ドル(0.30%)安の1094.40ドル。これは中心限月の清算値ベースで6月下旬以来約2カ月ぶりの安値水準。トランプ米
*26日のNY原油先物相は、ロシア産石油の供給混乱懸念がくすぶる中、反落した。前日比1.55ドル(2.39%)安の1バレル=63.25ドル。トランプ米大統領がウクライナとロシアの和平実現に向けて仲介に動く中、両国は互いに好条件を引き出すために攻撃を継続。ロシア産原油の供給混乱懸念は根強いものの、前日までの買いが一服し、この日は朝方から利食い売りが先行した。トランプ氏は今月、ロシア産石油の購入を増やしているインドに対し、既に発表済みの25%の関税に上乗せし、最大で50%の関税を課す大統領令に署名。追加関税の発動が翌27日に迫る中、経済やエネルギー需要への影響を警戒し、相場は終日マイナス圏を推移した。
*シカゴトウモロコシは反落。前日比2.75セント(0.67%)安の1ブッシェル=409.50セト。豊作観測が相場の頭を押さえた。農家は大量の新穀の収穫に備えて旧穀を処分しており、売り圧力が生じている。
シカゴ大豆は反発。前日比1.75セント(0.17%)高の1ブッシェル=1049.50セント。豊作観測を背景に供給量が引き続き焦点となっている。米農務省は大豆の作柄について、「優」「良」の割合を前週の68%から69%に引き上げた。
【27日】
10:30 豪 7月 消費者物価指数(CPI) (前年同月比) 1.9% 2.3%
15:00 ドイツ 9月 GFK消費者信頼感調査 -21.5 -21.5
20:00 米 MBA住宅ローン申請指数 (前週比) -1.4%
21:00 メキシコ 7月 貿易収支 5.14億ドル







